1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | 0 | 2 | 9 | 12 | 2 | 2 |
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 2 | 1 |
勝利投手:ニール(6勝1敗0S) 敗戦投手:ボルシンガー(3勝4敗0S) 本塁打 |
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◆西武は1-1で迎えた5回表、木村の犠飛などで2点を挙げ、勝ち越しに成功する。続く6回には森と中村の連続適時打、外崎の2ランで一挙4点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・ニールが7回途中1失点の好投で今季6勝目。敗れたロッテは、投手陣が振るわなかった。
◆ロッテは1回、マーティンの6号ソロで先制した。先発ボルシンガーは3回まで毎回走者を出しながらも無失点。 西武は同点の5回に2点を奪い、勝ち越し。6回には外崎の18号2ランなどで4点を加点し、一気に突き放した。 西武が9回に山川の6試合ぶりとなる33号2ランで突き放しカード3連勝。ニールが6勝目。ロッテは自力優勝の可能性が消滅。ボルシンガーは4敗目。
◆ケガに悩まされてきたロッテ荻野貴司外野手が、10年目で初の規定打席に到達した。 9回、この日の5打席目に立ち、今季443打席とした。現在リーグ4位の打率3割7厘。初の球宴に出場するなど、今季はキャリアハイの成績を残している。「ケガをしながらここまでやって来られた。周りの人に感謝したい。うれしいのはうれしいが、まだ先があるので」と気を引き締めた。
◆西武の先発ザック・ニール投手が自身5連勝で、6勝目を挙げた。初回に先制ソロを浴びるも、シンカーとチェンジアップがさえ渡り、2回以降は安定。 チームを3連勝へ導いた。球団史上、外国人の5連勝は15年サファテ以来。「初回のマーティンのホームランだけ、芯に当てられたかなと思う。自分の調子もここのところ上がっている。全体的によかった」と納得の表情を見せた。
◆西武7番山川穂高内野手が33号2ランを放った。快勝ムードの9回にバックスクリーン左へ6試合ぶりにアーチを描いた。 不調のため、前日に4番から打順変更。「悔しいけどプロとしては当然」と受け入れ2試合目に汚名返上の1発を放った。しばらくは7番起用が続く見込みだが「4番も取り戻したいし、ホームラン王も打点王も優勝も全部取りたい」と完全復活を目指す。
◆山賊が誇るリードオフマンが口火を切った。西武秋山翔吾外野手(31)が2点リードの6回先頭の打席、カウント2-2から2球ファウルで粘り、低めの直球を左前へ運んだ。 2番源田が送って3番森の適時二塁打で生還。絵に描いたような攻撃に、打線の勢いは増す。4番中村の適時打に外崎の2ランを呼び込み、この回4安打で4点。秋山は「追加点のチャンスはつくったけど、もう少し仕事がしたい」というのは本音だ。 5打数1安打。自分に課すハードルが高い分、満足はしない。ただ試合に出ている存在意義は示し続けている。この試合、701試合連続フルイニング出場とし歴代単独2位となった。14年9月6日から続く記録に「反省すればきりがない試合はたくさんある」それでも。81得点はパ・リーグ1位。堂々たる結果だ。 10試合連続初回に失点を喫する負の流れも、今の山賊打線はモノともしない。金子侑が復帰し、けが人続出の危機から脱した。5試合連続2桁安打は今季最長を更新。山の日翌日の振り替え休日も、休むことなく打ちまくった。主力が欠けたときも秋山はグラウンドに立ち続け、代役の若手には「今がチャンスだ」とハッパを掛けた。チームの底上げを願ってこそだった。 連続記録の1位は1492試合の金本知憲。「そこは難しい。イチローさんの4000本安打と同じくらい難しいと思います」とさすがに白旗を上げる。でも「出ていいと思われるうちは譲るつもりはない。誰かがマネできないことをやるのがプロですから」というのも本音。5ゲーム差で追う首位ソフトバンクを見据え、今日も1番中堅で先頭に立つ。【栗田成芳】
◆ロッテは西武相手に3連敗で自力優勝の可能性が消滅した。 井口監督は「そういうのはどうでもいい。自分たちの野球をやるだけなので」と言葉を絞り出した。 先発ボルシンガーは5四球を与えるなど、制球に苦しみながらも5回まで3失点(自責1)。粘りの投球を見せたが、守りが足を引っ張った。1点リードの4回無死一塁、山川の遊ゴロを捕球し併殺を狙った平沢の二塁送球が悪送球。無死二、三塁とピンチを広げ、直後に内野ゴロで同点とされた。 さらに5回1死満塁では、レアードが山川の三ゴロに手が着かず落球。勝ち越しを許した。その後登板した中継ぎ陣もそれぞれ失点し点差を広げられた。井口監督は「(序盤は)2回ともミスで失点してしまったのでもう少し守り勝たないといけない」と悔やんだ。
◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(31)が12日、西武20回戦(ZOZOマリン)に先発。5回105球、6安打5四球3失点(自責点1)で降板した。 「四球が多くなってしまったのはいただけないが、先発として最低限、接戦にもっていけていたし、何とか粘って投げることができたんじゃないかと思う」 一回から毎回安打を許して、常に走者を背負うピッチング。それでも、二回は無死一塁から外崎を注文通りの併殺に仕留め、三回2死二、三塁のピンチで前日決勝本塁打を放った栗山を右飛に打ち取るなど、我慢の投球を続けた。 しかし、1点リードの四回無死一塁から、山川の遊ゴロで平沢が二塁へ悪送球。二、三塁とピンチを広げ、木村の遊ゴロの間に同点に追いつかれた。 さらに五回、1死満塁から併殺コースに転がった三ゴロを、今度はレアードがファンブル。1点を勝ち越され、なお満塁から中犠飛でさらに1点を失った。 ボルシンガーは今季6回が最長で、直近4試合とも5回で降板していた。中10日での先発ということもあり、井口監督は「いけるだけ長く投げてほしい」と話していたが、この日も5回までに105球を要しマウンドを降りる結果となった。 昨季チームトップの13勝(2敗)を挙げた右腕だが、今季は6月までわずか1勝と出遅れ。7月3日に2カ月半ぶりの白星を挙げたが、ここまでわずか3勝と思うように勝ち星を積み上げられない日々が続く。
◆ロッテの荻野貴司外野手(33)が12日、西武20回戦(ZOZOマリン)に「1番・中堅」で出場し、4打数1安打。今季打席数が443となり、プロ10年目で初めて年間規定打席に到達した。 「けがをしながらもここまでやったこれたので、周りに感謝したい。うれしいのはうれしいけど、まだ先があるので頑張っていきたい」 2010年にトヨタ自動車からドラフト1位で入団。卓越した運動能力を持ちながらも、1年目は右膝外側半月板の手術を受け離脱。以降も肉離れや肩の脱臼、複雑骨折など毎年、度重なる故障に見舞われ、これまで13年の397打席が最多だった。 今季は開幕こそ不調でD1位・藤原(大阪桐蔭高)にスタメンの座を譲ったが、4月16日からはしっかりと「1番・中堅」に定着。12日の時点ですでに、いずれも自己最多となる443打席、121安打、7本塁打、34打点をマークしている。オールスターにも初出場し、5月には国内FA権も取得した。
◆ロッテは12日、西武20回戦(ZOZOマリン)に9-2で敗戦。4日から4連勝で2カ月半ぶりの貯金生活に突入したが、直後に4連敗で借金3に逆戻りし、自力優勝の可能性が消滅した。 先発のボルシンガーは毎回走者を背負う苦しい投球で5回3失点で4敗目。守りでも2度の併殺を狙える内野ゴロを遊撃手の平沢が悪送球、三塁手のレアードがファンブルと2失策でピンチを広げた。代わったチェン、酒居、唐川もそろって打たれ9失点で大敗した。 不調の井上を外し、起爆剤として期待した加藤を5月12日以来にスタメン起用した打線だったが、ニールを打ちあぐねた。再三のチャンスをつくったが、終わってみれば9安打を放ちながら、2得点に終わった。 井口監督は「ボルシンガーは制球は乱れながらも何とか抑えていた中で、ああやって守備のミスで失点してしまったので、もう少し守り勝たないといけないと思う。(自力優勝が消滅したが)それはどうでもいい。自分たちの野球をしっかりやるだけ」と語った。
◆ロッテは投打に精彩を欠き、4連敗で自力優勝の可能性が消えた。四回に平沢、五回にレアードの失策が失点につながり、六回以降は中継ぎ陣が打ち込まれた。井口監督は「もう少し守り勝たないといけない」と渋い表情だった。 首位ソフトバンクには引き離されて5位だが、2位西武とはまだ3・5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)出場のチャンスは十分にある。「とにかく自分たちの野球をやっていくだけ」と気持ちを切り替えた。
◆西武のニールは七回途中1失点と好投して5連勝で6勝目を挙げた。4月9日の楽天戦で来日初黒星を喫した後は負けがなく「いつも打線が援護してくれて、やりやすい」と感謝した。 立ち上がりに2番のマーティンに本塁打を浴びた。これでチームは10試合連続で一回に失点を喫する苦しい展開だったが、その後は毎回のように走者を出しながらも得点を許さず打線の逆転を呼び込んだ。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
59 | 45 | 4 | 0.567 (↑0.004) | - (-) |
35 | 451 (+6) | 412 (+3) | 144 (+2) | 90 (-) |
0.250 (-) | 3.480 (↑0.01) |
2 (-) |
西武 |
54 | 50 | 1 | 0.519 (↑0.004) | 5 (-) |
38 | 545 (+9) | 519 (+2) | 125 (+2) | 107 (-) |
0.259 (-) | 4.370 (↑0.03) |
3 (-) |
楽天 |
53 | 50 | 3 | 0.515 (↑0.005) | 5.5 (-) |
37 | 464 (+3) | 442 (+2) | 107 (-) | 38 (-) |
0.252 (-) | 3.930 (↑0.02) |
4 (1↓) |
日本ハム |
52 | 51 | 4 | 0.505 (↓0.005) | 6.5 (↓1) |
36 | 443 (+3) | 440 (+6) | 74 (+1) | 42 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.780 (↓0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
50 | 53 | 3 | 0.485 (↓0.005) | 8.5 (↓1) |
37 | 479 (+2) | 468 (+9) | 128 (+1) | 68 (-) |
0.249 (-) | 4.040 (↓0.03) |
6 (-) |
ORIX |
47 | 54 | 5 | 0.465 (↓0.005) | 10.5 (↓1) |
37 | 388 (+2) | 462 (+3) | 71 (-) | 95 (-) |
0.240 (-) | 3.960 (↑0.01) |
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