DeNA(★8対10☆)中日 =リーグ戦19回戦(2019.08.11)・横浜スタジアム=
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中日
102006100101711
DeNA
05000000381313
勝利投手:又吉 克樹(2勝3敗0S)
(セーブ:ロドリゲス(2勝4敗1S))
敗戦投手:武藤 祐太(0勝2敗0S)

本塁打
【中日】福田 永将(12号・6回表満塁)
【DeNA】筒香 嘉智(22号・2回裏3ラン),筒香 嘉智(23号・9回裏2ラン),ソト(30号・9回裏ソロ)

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◆中日は初回、大島の適時打で幸先良く先制する。その後はリードを許すも、6回表に平田の適時打と福田のグランドスラムなどで一挙6点を奪い、逆転に成功した。投げては、3番手・又吉が今季2勝目。敗れたDeNAは、5点を追う9回に筒香とソトの一発で3点を返すも、反撃は及ばなかった。

◆DeNA筒香嘉智外野手が2、9回に本塁打。筒香の1試合2発は9日中日戦に次いで今季4度目で、通算28度目。 マルチ本塁打の最多記録は王(巨人)の95度だが、DeNAで28度は最多で並んでいた田代を抜き、単独トップとなった。

◆中日は1回に大島の適時二塁打で1点先制。先発は笠原。DeNAは1点を追う2回に筒香の22号3ランなどで逆転。先発は今永。 中日は2点を追う6回に平田の適時打、押し出し四球で同点。福田の12号満塁弾で勝ち越し。DeNA今永は11勝目を逃した。 中日は今季最多タイの17安打を放ち、10得点。引き分けを挟み、連敗を3で止めた。DeNAは投手陣が誤算だった。 中日又吉が2勝目、DeNA武藤が2敗目。

◆「ラミ・マジック」での同一カード3連勝とはならなかった。DeNAは1点を追う2回に一挙5点を奪い、5回終了時点で2点をリード。 だが...。継投に入った6回にまさかの展開となった。2番手武藤と3番手藤岡が計6失点。押し出し四球に加え、福田には満塁弾を浴びた。5点を追う9回に筒香にこの試合2発目の23号2ラン、ソトに30号ソロが飛び出したが、時すでに遅し。アレックス・ラミレス監督は「決して諦めることなく、戦ったが、少し足りなかった。13安打で8得点取れたことはよかったが、リードをキープできなかった。だが、それも野球」と話した。 指揮官は、中日との初戦から仕掛けてきた。筒香を5年ぶりに三塁で起用。主砲は無難な守備に加え、2発と想像以上の結果を残した。2戦目では、ドラフト2位ルーキーの伊藤裕を「5番」でプロ初スタメンで送り出し、プロ1、2号をマーク。この日は、1カ月ぶりのスタメンで起用した桑原が一時逆転の適時打を放った。打つ手はハマりまくりだったが、波に乗り切ることができなかった。 エースが、本調子ではなかった。先発今永が5回8安打3失点。8安打中、7本を1~4番に打たれるなど、狙い打ちされた。ラミレス監督は「コントロールが定まっていなかった。シーズン序盤に比べて疲れはある。前は1イニングに1つは三振を取っていたが、今は2ストライクと追い込んでも、ボールに当てられている。彼にはシーズンを通して活躍してほしい。疲れを含めて我々がコントロールしていかないといけない」とエースを82球で降板させたが、中継ぎ陣が踏ん張り切れなかった。 9連戦も中盤に差しかかった。6戦を終えて3勝3敗。12日からは敵地でヤクルト3連戦。首位巨人とは2ゲーム差に離されたが、ラミレス監督は「他のチームは関係ない。重要なシリーズ。1日、1日を戦っていく」とした。【栗田尚樹】

◆中日福田永将内野手(31)が、地元の神奈川で勝利をけん引した。 6回、阿部の押し出し四球で5-5に追いつき、なお2死満塁の絶好機。左翼席からの「満塁ホームラン、福田!」の声援をBGMに、DeNA3番手藤岡のカットボールを一振りで右翼席へ突き刺した。16年7月3日阪神戦以来、プロ入り2本目のグランドスラム。今季の中日は5回終了時にリードされていた試合で未勝利(39敗1分け)だっただけに、大きな1発となった。 「同点になったので楽に打席入れた。決めてやろうと強い気持ちだった。完璧だった。気持ちよかったです」。8月の月間打率は3割2分3厘、5本塁打。「知り合いも来ていて、うれしい。高校時代からハマスタでの満塁本塁打は初めてです」と選手会長が地元で存在感を見せつけた。 負ければ今季最多の借金12に陥る危機だった。先発笠原がプロ入り後先発で最短の2回5失点KO。それでも諦めなかった。与田監督は「打線がよくひっくり返してくれた。野手の気迫がゲームを作ってくれた」。今季最多タイの17安打。終わってみれば2点差の辛勝に大汗を拭った。【伊東大介】

◆負けて強しだ。DeNA筒香嘉智外野手(27)が9日に続く2本塁打を放ち5打点。自身の通算200号本塁打まであと1本とした。今カードから三塁に入った主砲は、3戦で4発12打点の荒稼ぎ。中日を最後まで追い詰めたが届かず、巨人とのゲーム差は2に開いたものの、骨折で離脱した宮崎の穴を感じさせない攻撃的オーダーで勝負の夏を戦い抜く。 同一カード3連勝とはならなかったが、打線は変わらず活発だった。2回。筒香が「クワ(桑原)が必死になってつないでくれた。自分も続く気持ちで」と3ランを放つなど一挙5点を奪い、5回終了で2点リード。継投に入った6回にまさかの展開となった。2番手武藤と3番手藤岡が計6失点。押し出し四球に加え、福田には満塁弾を浴びた。5点を追う9回に筒香の23号2ラン、ソトにも30号ソロが飛び出した。ラミレス監督は「決して諦めることなく戦ったが少し足りなかった。13安打で8得点取れたことはよかった。それも野球」と淡々と話した。 勝負の時期と踏み、初戦から仕掛けた。筒香を5年ぶりに三塁で起用。無難な守備に加え、2発×2と想像以上の結果を残した。2戦目では、ドラフト2位ルーキーの伊藤裕を「5番」でプロ初スタメンで送り出し、プロ1、2号をマーク。3戦目も1カ月ぶりのスタメンで起用した桑原が一時逆転の適時打を放った。エース今永が誤算で早めの継投を強いられ白星を逃したが、攻めの姿勢を前面に出せた意味は重い。 9連戦も中盤に差しかかった。6戦を終えて3勝3敗。12日からは敵地でヤクルト3連戦。ラミレス監督は「他のチームは関係ない。重要なシリーズ。1日、1日を戦っていく」。筒香を中心に打って打って混戦を突破する。【栗田尚樹】 ▼筒香が2、9回に本塁打。筒香の1試合2発は9日中日戦に次いで今季4度目で、通算28度目。 マルチ本塁打の最多記録は王(巨人)の95度だが、DeNAで28度は最多で並んでいた田代を抜き、単独トップとなった。

◆途中出場した中日の加藤は課題とする打撃で好結果を残した。6月以来の3安打を放ち、打者一巡の六回には1イニング2安打を記録した。  6点を奪った六回は先頭打者で口火を切り「ここ最近ではこういう当たりがなかった。何とかチームが勝って良かった」とほっとした様子。12日からの阪神3連戦に向けては「打てないと捕手を任されない。継続していきたい」と力強かった。

◆DeNAは筒香が2本塁打したが及ばなかった。二回には桑原の2点適時打で逆転した直後に「クワが必死になってつないでくれたので、自分も続く気持ちで打席に向かった」と3ラン。5点を追う九回にも23号2ランを放ったものの、白星には届かなかった。  6日から始まった9連戦は6試合を終えて3勝3敗となり、12日からはヤクルトとの3連戦に臨む。ラミレス監督は「明日(12日)の試合が大事」と気持ちを切り替えた。

◆DeNA・筒香嘉智外野手が22、23号を放った。これで1試合複数本塁打は通算28度目となり、、田代富雄(現チーフ打撃コーチ)を抜き、球団記録を更新した。  9日の同カードで2本塁打を放ち、球団記録に並んでいたとあって、同コーチは「すぐに抜かれるよ」と話していた。そしてこの日に記録を更新されたことで「2日前に言ったじゃん。すぐ抜かれるって」とおどけた。  筒香のこの日の2発はいずれも逆(左翼)方向だったことには「そのうち右(方向)にも打ち出すよ。今、こうだから」と右手を斜め上に伸ばし、状態が上がりつつあると語った。

◆5-5と追い付いた後の六回2死から、福田が右中間席へ運ぶ自身2本目の満塁弾。今月5本目のアーチを地元横浜に架け「強引にいかず、素直な打撃ができた」と笑顔をのぞかせた。チームは今季初めて、五回時に負けている展開からの勝利に成功した。与田監督は「こういう展開をよくひっくり返してくれた」と野手の活躍を評価。連敗を1分けを挟む3で止め、DeNAの本拠地での連敗も5でストップした。

◆先発の今永は5回8安打3失点。勝ち投手の権利を持って降板したが、後続が打たれてチームは逆転負けし、自己最多に並ぶ11勝目はならなかった。2試合連続で5回でマウンドを降りた左腕は「もう1イニング任せてもらえるような投球をしたかったです」と悔しそうな表情。夏場の疲労が心配される中、エースの真価が問われる。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(27)が、今カード2度目の1試合2本塁打をマークしたが勝利には届かず。首位・巨人とのゲーム差は「2」に開いた。  「2本とも感覚的にはいいホームランでした」  二回に3ラン。5点差を追う九回1死一塁では23号2ランを運んだ。9日から「三塁」で先発しているが、5年ぶりの守備位置に戸惑いもなし。左方向への2発で状態の良さをアピールした。  これで1試合複数本塁打は通算28度目。田代富雄(現チーフ打撃コーチ)を抜いて球団記録を更新し、通算200本塁打にもあと1本に迫った。  試合は六回に中継ぎ陣がつかまり6失点。逆転負けを喫した。それでも「そこは、まだまだ。勝負は9月にくる」と、筒香の気持ちは揺るぎない。12日から9連戦ラストカードのヤクルト3連戦(神宮)。ラミレス監督は「相手(巨人の勝敗)は関係ない。自分のチームがどう勝つか」と前を向いた。 (湯浅大) 9日に自身の1試合複数本塁打の球団記録(27度)で筒香に並ばれていたDeNA・田代チーフ打撃コーチ 「2日前に言ったじゃん。すぐ抜かれるって」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
57452 0.559
(↑0.005)
-
(-)
39504
(+7)
424
(+1)
137
(+3)
59
(-)
0.263
(-)
3.800
(↑0.03)
2
(-)
DeNA
56483 0.538
(↓0.006)
2
(↓1)
36453
(+8)
425
(+10)
121
(+3)
31
(-)
0.250
(↑0.001
3.650
(↓0.06)
3
(-)
広島
55503 0.524
(↓0.005)
3.5
(↓1)
35457
(+5)
432
(+6)
107
(-)
66
(+1)
0.253
(-)
3.430
(↓0.02)
4
(-)
阪神
49535 0.480
(↑0.005)
8
(-)
36396
(+6)
459
(+5)
72
(-)
70
(-)
0.250
(-)
3.660
(↓0.01)
5
(-)
中日
47571 0.452
(↑0.005)
11
(-)
38408
(+10)
430
(+8)
69
(+1)
51
(-)
0.262
(↑0.001
4.010
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
41642 0.390
(↓0.004)
17.5
(↓1)
36474
(+1)
549
(+7)
122
(+1)
42
(-)
0.241
(-)
4.660
(↓0.02)