1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 3 | 11 | 16 | 0 | 2 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:種市 篤暉(6勝1敗0S) 敗戦投手:石橋 良太(4勝6敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは3回表、三木とマーティンの適時打で2点を先制する。その後は5回に角中の3ランで加点すると、続く6回には三木の適時打などで3点を奪い、試合の大勢を決めた。投げては、先発・種市が7回無失点の好投で今季6勝目。敗れた楽天は、投手陣が崩壊した。
◆楽天は7回の攻撃中だった午後7時23分、福島県沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生し、試合が中断した。 楽天生命パークのある仙台市宮城野区でも震度4を観測。名幸球審が「状況を確認します。しばらくお待ちください」とアナウンスした後、間もなく試合は再開された。球場施設の無事も確認された。
◆楽天石橋良太投手(28)が6回10安打、自己ワースト8失点でKOされた。 2回に三木、マーティンの適時打で2点の先行を許すと、5回は角中に3ランを被弾。6回も三木とマーティンに2本目の適時打を浴び、勢いを止められなかった。「試合をつくることができず、皆さんに申し訳ないです」とうなだれた。
◆ロッテは3回に三木とマーティンの適時打で2点先行。楽天は3回2死から辰己のチーム初安打と二盗でチャンスをつくるも無得点。 ロッテは5回に角中が7号3ラン。6回に三木の適時打などで3点を加えた。楽天はロッテ種市の前に6回まで10三振で無得点。 ロッテは9回に代打清田の3ランでダメ押し。種市が6勝目。楽天は打線が種市の前に7回散発3安打と沈黙した。石橋は6敗目。
◆楽天-ロッテ17回戦で7回の楽天の攻撃中だった午後7時23分、福島県沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生し、試合が中断した。 楽天生命パークのある仙台市宮城野区でも震度4を観測。球場施設の無事が確認され、間もなく試合は再開された。楽天平石監督は「あれだけ長く大きい揺れを試合中に感じることはなかったと思う。球場に被害はなかったとのことなので(他の地域に)何も(被害が)ないことを願うだけです」と神妙に話した。
◆楽天寺岡寛治投手(26)がプロ初登板を果たした。 8点ビハインドの7回にらマウンドへ。先頭レアードを149キロの直球で右飛に打ち取ると、前の打席で3ランを放っている角中を二ゴロ。井上は高め148キロの直球で豪快に空振り三振に仕留めた。 8回も無失点で切り抜けたが、3イニング目の9回に捕まった。内野安打と二塁打で無死二、三塁とピンチを招くと、代打清田にバックスクリーン左へ3ランを被弾。「ファームでも2回までしか投げていなかったので、最後は完全にバテてしまった。ファームではカーブでカウントを取ることができていたけど、1軍の清田さんクラスになると、あのくらい甘ければもっていかれてしまう」と振り返った。 チームは前日に延長12回を戦って中継ぎ6人を投入していた。平石監督は「(中継ぎを休ませたい)チーム事情で3イニングいってもらったが、1イニング目は良かったと思う。真っすぐに力があったし、スプリットも良かった」とねぎらった。昨季終了後に育成契約を結び、7月29日に支配下に復帰したばかり。本人も「真っすぐでカウントを稼いで、最後に変化球で打たせて取ることはできた。まずは1軍で第1歩を踏み出せた。この経験を次に生かしたい」と前を向いた。
◆楽天のドラフト6位ルーキー渡辺佳明内野手(22)が、大敗の中で爪痕を残した。 8回1死一、三塁。フルカウントから2球ファウルで粘り、直球を中前にはじき返してチームに25イニングぶりの得点をもたらした。「(ロッテ・チェンとは)オープン戦で対戦した時のイメージでスライダーのイメージが強かった。真っすぐを狙いながら、スライダーが来たらファウルにしようと思っていた。あの打席に関しては、思い通りに打てた」と振り返った。 チームは8点ビハインドの苦しい状況だったが、アピールに貪欲な若手にとっては全ての打席が貴重になる。「こういう(大差の)展開だからこそ雑になったらいけない、と。明日につながる打撃をと思っていた。(コンディション不良からスタメン復帰した)ブラッシュが戻ってきて、いつ出られるか分からない状況に戻るかもしれない。代打とか、ポンとスタメンで出た時に仕事ができるようにしていきたい」と前のめりで言った。 得点圏打率は5割4分2厘に上昇。抜群の勝負強さでチームの欠かせないピースとなっている。
◆16安打11失点の大敗の中、楽天平石監督が細部の徹底を求めた。 3回1死二塁から左前打で先制された場面。本塁に投げても間に合わないタイミングだったが、左翼島内の返球が高く浮いて打者走者の二塁進塁を許し、複数失点につながった。 「石橋も(状態は)良くなかったが、また得点圏に進んだことでプレッシャーをかけた」。打線も種市の前に7回で散発3安打10三振。指揮官は「フォークのキレ、精度ともに今までの対戦で一番だったと思うが、真っすぐと(狙いが)どっちつかずになってしまった」と振り返った。
◆4月にプロ初勝利を挙げた思い出の地で、奪三振ショーを繰り広げた。ロッテ種市篤暉投手(20)は6回1死一塁、楽天渡辺佳から外角低めのフォークでこの日10個目の三振を奪っても顔色一つ変えなかった。「三振は狙ってないですけど、2ストライクから変化球が低めにきまっていたのがよかったと思います」。この回先頭の辰己からも三振を奪っており、これで6月13日から23イニング連続奪三振。江夏豊(阪神)や木田勇(日本ハム)の持つ日本人最長記録に肩を並べた。 直球の勢いとともに波に乗った。自己最多の129球を投げ7回を3安打無失点、10奪三振の快投だ。1巡目は直球中心でカウントを整え、最後はコースいっぱいへの変化球。初回から2回にかけて5者連続三振を奪った。「打ちとれていたのでよかったと思う」。1巡目に投げた46球中33球、7割超が直球だった。 10連戦中のチームは前日3日、延長12回5時間9分のロングゲームで8人の投手を投入した。「昨日の延長戦で(多くの投手が)投げていたのでできるだけ多く投げたいと思っていた」。6回111球を投じていたが、志願して7回のマウンドへ。暑さ対策として7度もアンダーシャツを着替えながら三振の山を築いた。 日々の成長が著しい。昨季まで未勝利。開幕は中継ぎで迎えたが、すでにチームトップタイの6勝を挙げる。井口監督は「彼らしい攻めたピッチングだった。チームで一番の投手でもあるのでこれからも負けないように」と若き勝ち頭にさらなる期待を込めた。【久永壮真】 ▽ロッテ吉井投手コーチ(種市について)「どの球もよかった。バッテリーで考えながらやってくれた。今日は長く投げることがミッションだった」
◆楽天は投打に精彩を欠き大敗した。日曜日で2万6000人を超える多くのファンが詰め掛けただけに、平石監督は「一方的な試合になり、たくさんの方に来ていただいたのに申し訳ない」とおわびの言葉を口にした。 10連戦の6試合目。延長十二回で引き分けた前日3日の試合で多くの救援投手を起用したこともあり、8失点した石橋をなかなか代えられなかった。平石監督は「本当だったら代えたいところだけど、どんどん投入できない状況だった」と説明した。
◆楽天-ロッテ17回戦(楽天生命パーク)で七回の楽天攻撃中に地震が発生し、一時プレーが中断された。福島県沖を震源とする地震で、球場がある仙台市宮城野区も震度4の揺れを観測。球場スタッフが施設の安全を確認した後、約2分後に試合は再開された。
◆角中が2-0の五回2死一、二塁で、7月23日以来となる7号3ランを右翼席中段に運んだ。今季は左太ももの肉離れもあり、ここまで打率・232と苦しんでいるが、7月31日のオリックス戦から5試合連続安打をマーク。「前の打席は自信を持って見逃したが、三振になってしまった。この打席では、しっかり振っていこうと思っていた」。2012、16年の首位打者が調子を上げてきた。
◆青森・三沢市出身のロッテ・種市篤暉投手(20)が7回3安打無失点。敵地・楽天生命パークで自己最多タイに並ぶ10奪三振で今季6勝目を挙げた。 「三振は狙っていなかったが、2ストライクからうまく決まった。(捕手の)柿沼さんがベンチで話し掛けてくれるので、自分でも意識して投げられた」 一回1死の渡辺佳から、圧巻の5者連続三振を奪った。二回のブラッシュに対しては、4球のうち3球がフォークボールで空振り三振。最速149キロの直球と鋭い変化球で三振の山を築いた。 八戸工大一高出身。4月29日に初勝利を挙げた杜の都で再び躍動した。二木と並ぶチーム最多の6勝を挙げた20歳に井口監督も「今、チームで一番いい投手」と信頼を寄せた。次期エース候補は、「一つでも多く勝てるように、試合をつくっていきたい」と自覚をにじませた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
55 | 43 | 4 | 0.561 (↓0.006) | - (-) |
41 | 425 (+3) | 393 (+4) | 137 (+1) | 85 (-) |
0.250 (-) | 3.510 (↓0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
52 | 45 | 4 | 0.536 (↑0.005) | 2.5 (↑1) |
42 | 430 (+4) | 408 (+3) | 70 (-) | 41 (-) |
0.255 (↑0.001) | 3.760 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
49 | 47 | 3 | 0.510 (↓0.006) | 5 (-) |
44 | 424 (+2) | 411 (+11) | 99 (-) | 37 (+1) |
0.250 (↓0.001) | 3.930 (↓0.08) |
4 (-) |
西武 |
50 | 48 | 1 | 0.510 (↑0.005) | 5 (↑1) |
44 | 513 (+5) | 488 (+4) | 113 (+2) | 103 (-) |
0.258 (-) | 4.400 (-) |
5 (-) |
ロッテ |
47 | 49 | 3 | 0.490 (↑0.006) | 7 (↑1) |
44 | 452 (+11) | 436 (+2) | 120 (+2) | 63 (-) |
0.248 (↑0.001) | 4.030 (↑0.03) |
6 (-) |
ORIX |
43 | 52 | 5 | 0.453 (↓0.004) | 10.5 (-) |
43 | 360 (+4) | 441 (+5) | 67 (-) | 93 (+2) |
0.237 (↑0.001) | 3.990 (↓0.01) |
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