ロッテ(☆4対3★)楽天 =リーグ戦14回戦(2019.07.28)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:益田 直也(3勝4敗18S)
敗戦投手:青山 浩二(2勝4敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(21号・5回表ソロ),山﨑 剛(1号・6回表ソロ)
【ロッテ】中村 奨吾(14号・2回裏2ラン)

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◆ロッテが劇的なサヨナラ勝利。ロッテは2回裏、中村奨に2ランが飛び出し、先制に成功する。3-3となって迎えた9回には、無死満塁から代打・清田が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・益田が今季3勝目。敗れた楽天は、打線が好機を生かしきれなかった。

◆ロッテは2回に中村奨が左翼ラグーンへ14号2ランを放って先制。楽天は1~3回と走者2人を出しながらいずれも無得点。 ロッテは4回、荻野が適時二塁打。だが楽天は5回に浅村の21号ソロなどで2点。6回には山崎のプロ初アーチとなるソロで同点。 ロッテは3-3の9回裏に清田の安打でサヨナラ勝ち。接戦をものにした。益田は3勝目。西武と3位争いをする楽天はロッテに痛い連敗。青山は4敗目。

◆楽天山崎剛内野手(23)がプロ初本塁打となる同点アーチを放った。 6回2死からロッテ東妻の外寄り154キロを逆らわずにはじき返した打球が、そのまま左翼席にスタンドイン。「ホームランは1軍で打ってみたいと思っていました。まさか、入ると思っていなかったのでうれしいです。ホームランもそうですが、同点にできたのがうれしいですね」と声を弾ませた。

◆新外国人マーティンの加入により、ベンチに追いやられているロッテ清田育宏外野手が2日連続の活躍だ。 9回無死満塁の好機に三木の代打で登場。カウント1-1から楽天青山の139キロ真ん中直球をはじき返し、右越えサヨナラ打とした。「2球連続でスライダーがきたので、真っすぐがあるだろうなと。犠牲フライでも十分でしたし、結果ヒットになって打率も上がって最高です」と笑顔を見せた。 27日も代打で同点適時打。この日のお立ち台では「昨日も三木の代打で、今日も三木の代打。三木には申し訳ないですけど、三木のためにも絶対に打ってやろうと集中して打席に入りました」とスタンドを沸かせた。3戦連続のスタメン落ちだが「僕が出られる成績を残してなかったのが悪い。どこかでまたチャンスが来ると思うので、その日のためにしっかりやりたい」と力を込めた。

◆楽天がサヨナラ負けで後半戦初の連敗を喫して4位に後退した。平石監督は「今日は1、2、3回の攻撃でしょう」。残塁は4回までで8を数え、3回無死一、三塁から3者連続三振となった場面では、3割打者の5番銀次に代打を送る采配も見せた。真喜志ヘッドコーチは、直前の2回の守備で三塁山崎からの高めに浮いた一塁送球を捕れなかった場面について「あれは捕らなあかん。(銀次は)引っ張っていかなければいけない選手」と指摘した。

◆楽天山崎剛内野手(23)が2年目でプロ初本塁打を放った。 6回2死からロッテ東妻の外寄り154キロを逆らわずにはじき返し、左翼席に突き刺した。一時同点に追いつく1発に「打った瞬間、入ると思った。ホームランは1軍で打ってみたいと思っていました」とうなずいた。 3回にも左前打。2試合連続のスタメン起用に2試合連続のマルチ安打で応えた。初めてとなる三塁でのスタメン。「メチャクチャ緊張しました」と言いつつ、8回にはベンチに突っ込みながらファウルフライを好捕するなどハッスルプレーを見せた。「(2回に)送球が高く浮いてしまった。打つのも守るのも走るのも、全部アピールしたい。必死にやっていく」と力を込めた。 平石監督も「攻守に走(塁)もですね。いい姿でやってくれている」と評価した。

◆楽天ルシアノ・フェルナンド外野手(27)が1軍に合流した。14年ドラフト4位で入団し、昨季終了後に育成で再契約。 7月31日に支配下復帰を勝ち取った。ここまで2軍でチームトップの13本塁打。平石監督は「ファームの中で打つ方(の選手)で、という中でフェルが一番状態が良かった。育成からはい上がってやってきたことを、ここ(1軍)で思う存分やってほしい」と期待を込めた。 入れ替えでゼラス・ウィーラー内野手(32)が2軍行きとなった。平石監督はウィーラーについて「何とか状態を上げてほしいと思っていたが、なかなか上がらなかった。残り試合は少ないが、何とか(2軍で)状態を上げてもらって、また(1軍に)加わってほしい」と説明。今季107試合に出場し、打率2割3分9厘、17本塁打、63打点だった。

◆楽天の平石監督は12安打で3得点に終わった拙攻を悔やんだ。一回から四回まで得点圏に走者を置きながら決定打を欠き「序盤でうまいことやれば。最後のところがね」と首を振った。  0-2の三回に山崎と浅村の連打で無死一、三塁としたが4番ブラッシュから3者連続三振に倒れた。それでも「4番で点を取れなかったが、全体的には良くなっている」と気持ちを切り替えた。

◆楽天の山崎が2年目でプロ初本塁打を放った。2-3の六回2死無走者で東妻の154キロの速球を逆方向の左翼席にたたき込み「1軍で本塁打を打ってみたいとは思っていた。でも今後も大振りせず、しっかりつなぐ打撃をしたい」と引き締まった表情で話した。  宮崎・日章学園高から国学院大を経て2018年にドラフト3位で入団。5日に今季初昇格を果たし、3度目の先発出場での一発だった。ベンチに入りそうなファウルフライを好捕するなど攻守でアピールし、平石監督は「走攻守の全てで本当にいい姿を見せてくれている」と目を細めた。

◆ロッテの岡が代走で存在感を示した。3-3の九回に先頭打者で四球を選んだ井上と交代すると、中村奨の初球で二盗に成功。柿沼の送りバントでは鋭いスライディングで三塁でセーフとなり、代打清田の適時打でサヨナラのホームを踏んだ。  マーティンが加入し、今後は代走での出番が多くなりそうだ。今季は10盗塁で失敗はゼロ。「走るからにはセーフにならないといけない」と頼もしく語り、井口監督は「あの場面で初球から走ってくれたのは大きかった」とたたえた。

◆ここぞの場面で集中力を発揮した。ロッテ・清田育宏外野手(33)が3-3の九回無死満塁の好機に代打で打席に入り、右中間席へ自身5本目となるサヨナラ打。前日の同点打に続き、2夜連続のお立ち台に上がり、最高の笑顔を見せた。  「昨日も今日も三木の代打。三木のためにも絶対打ってやろうと集中していました」  26日のカード初戦から新外国人のマーティンが1軍合流。押し出される形で、清田は3試合続けて先発メンバーを外れた。「正直悔しいけど、それでも出られるくらいの成績を残していなかった僕が悪い」。悔しい思いを糧に発奮した。  この日、母校の国学院久我山高が28年ぶりの甲子園出場を決めた井口監督は「それ以上に、いい試合ができた」と今季4度目のサヨナラ勝ちを喜んだ。 (浜浦日向) 九回に代走で出て二盗に成功したロッテ・岡 「思い切っていっていいといわれていたので、早めにいこうと思った」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52404 0.565
(↑0.005)
-
(-)
47401
(+9)
369
(+2)
131
(+3)
83
(-)
0.250
(↑0.002)
3.500
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
50414 0.549
(↓0.007)
1.5
(↓1)
48418
(+7)
389
(+8)
68
(+3)
40
(+2)
0.259
(-)
3.800
(↓0.02)
3
(1↑)
西武
47451 0.511
(↑0.006)
5
(-)
50482
(+8)
458
(+7)
109
(+1)
99
(+4)
0.259
(↑0.001)
4.350
(↓0.02)
4
(1↓)
楽天
46452 0.505
(↓0.006)
5.5
(↓1)
50409
(+3)
393
(+4)
95
(+2)
33
(+1)
0.252
(↑0.001
4.010
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
44472 0.484
(↑0.006)
7.5
(-)
50424
(+4)
414
(+3)
115
(+1)
58
(+1)
0.246
(-)
4.090
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
40495 0.449
(↓0.006)
10.5
(↓1)
49328
(+2)
412
(+9)
65
(-)
86
(+1)
0.234
(-)
3.940
(↓0.06)