巨人(★1対8☆)ヤクルト =リーグ戦17回戦(2019.07.25)・長良川球場=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:山田 大樹(3勝0敗0S)
敗戦投手:ヤングマン(3勝3敗0S)

本塁打
【ヤクルト】バレンティン(20号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトが快勝。ヤクルトは2回表、青木とバレンティンの連続適時打などで一挙5点を先制する。5-1で迎えた5回には、バレンティンのソロが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・山田大が5回1失点で今季3勝目。敗れた巨人は、先発・ヤングマンが誤算だった。

◆巨人テイラー・ヤングマン投手(29)が、2回途中5失点でKOされた。 0-0で迎えた2回2死一塁、カウント3-1から広岡に四球を与えると、投手の山田大にも連続四球。2死満塁から山田哲に粘り負けし、痛恨の押し出し四球で先制され、山崎にも押し出し四球を与えた。青木、バレンティンの連続適時打でこの回5点を奪われ、マウンドを降りた。 来日ワーストの1回2/33安打5失点での降板に、ヤングマンは「申し訳ないとしか言葉が出てこない。全部自分が投げるという気持ちで、マウンドに立ったがふがいない形になってしまった。チームに申し訳ないし、昨日に続き、中継ぎに迷惑をかけてしまった」とコメントした。

◆燕打線の4番はオレだ!ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が、17年7月以来となる4戦連発をマークした。5回、先頭で巨人鍵谷のフォークを拾った。 逆風だったが、打球は左翼席上段へ。絶好調で、この日も練習で「(本塁打は)余裕」と笑顔だった。6月21日ロッテ戦以来、約1カ月ぶりの4番に「シンジラレナイ」と驚いていたが「甘く入ってきた球を完璧に捉えることができました」と話した。

◆ヤクルトが、2回に打者一巡の猛攻で一挙5点を先制した。 巨人先発ヤングマンの立ち上がりを突いた。1死で6番中村が左前打。広岡、山田大、山田哲、山崎が4者連続四球で2点。2死満塁で、青木がカウント3-1から直球を中前打とし、さらに1点追加。「ストライクとボールがはっきりしている状態だったので、狙い球をしっかり絞ってコンパクトに打ちました」と話した。 さらに6月21日ロッテ戦以来の4番に入ったバレンティンがスライダーを捉えて中前打で続き、2点を追加。「いい流れで回ってきたので、大振りせずコンパクトに後ろにつなぐ気持ちで打ちました」と話した。

◆ヤクルトは2回2死一塁から4連続四球と青木、バレンティンの適時打で5点を先制。巨人は3回に丸の適時打で1点を返した。 ヤクルトは5回にバレンティンの20号ソロで1点を追加した。先発山田は5回6安打1失点で2番手の久保につないだ。 ヤクルトは9回に中村、太田の適時打で2点を追加した。7回から梅野、ハフ、五十嵐とつなぎ2連勝。巨人は2連敗となった。ヤクルト山田大樹が3勝目。巨人ヤングマンは3敗目。

◆ヤクルトは2回、青木の適時打とバレンティンの2点適時打などで5点を先取した。5回にバレンティンの4試合連発となるソロで加点。山田大が5回1失点で3勝目を挙げた。巨人はヤングマンが4者連続四球を与えるなど自滅した。

◆巨人陽岱鋼外野手(32)がヤクルト17回戦(岐阜)の守備中に腰に違和感を覚え、4回表の守備から途中交代した。 26日に出場選手登録を抹消される。

◆絶好調のヤクルト・ウラディミール・バレンティン外野手が17年以来の4戦連続本塁打を放った。 5回、巨人鍵谷のフォークボールを拾い、逆風を突いて左翼席上段へ届く20号ソロ。6月21日ロッテ戦以来の4番に「シンジラレナイ」と驚いていたが、通算8度目の20号到達は球団助っ人最多だ。初回にはバックスクリーン中央の旗を指摘する冷静さも。5月に痛めた右肩が万全になり「余裕です。エブリデー打ちたい」と笑った。

◆巨人先発ヤングマンが2回に4連続四球と2本の適時打で5失点し、2軍降格が決まった。 原辰徳監督は「想像できない状況。何もフォローできない。使った私が悪い」と責任を背負い込んだ。打線は4番岡本が3回1死一、二塁で併殺打に倒れるなど無安打で、チームも43イニング本塁打なしで連敗。指揮官は「逆境に強い4番になることが大事なこと」と奮起を促した。2失点のマシソンも2軍で再調整する。

◆巨人先発ヤングマン投手が2回に4連続四球と2本の適時打で5失点し、2軍降格が決まった。 原辰徳監督は「想像できない状況。何もフォローできない。使った私が悪い」と責任を背負い込んだ。打線は4番岡本が3回1死一、二塁で併殺打に倒れるなど無安打で、チームも43イニング本塁打なしで連敗。指揮官は「逆境に強い4番になることが大事なこと」と奮起を促した。2失点のマシソンも2軍降格し、クックらが昇格するとみられる。

◆巨人のテイラー・ヤングマン投手(29)が25日、ヤクルト17回戦(岐阜)に先発。5月30日の阪神戦(甲子園)以来、約2カ月ぶりの1軍登板だったが、二回途中3安打5失点で5四球を与え、降板した。  「(ファームでは)制球力を高めることを意識してきた。ベストを尽くす。少しでもチームの力になれるように頑張りたい」  試合前にはこう口にしていた右腕は一回、先頭の山田哲に四球を与え、二盗を許すなどして1死二塁。その後は、青木を143キロの高めの直球で空振り三振、バレンティンを123キロのスライダーで右犠飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。  だが、二回2死一塁から8番・広岡に四球を許すと、9番で投手の山田大、1番・山田哲、山崎と4者連続で四球を与え、2失点。続く青木に中前適時打、バレンティンには2点中前打とされ、61球でマウンドを高木に譲った。  制球が定まらず、自滅した形となった助っ人右腕。先発としての仕事を果たせなかった。

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)が4試合連続となる20号ソロ本塁打を放った。  バレンティンは4点リードの五回、先頭で打席に立つと、カウント2-1から鍵谷の甘く入った変化球を左翼スタンド上段へ運んだ。  小川監督の約1カ月ぶりとなる4番起用に応えたバレンティンは「甘く入ってきた球を完璧に捉えることができました」と本塁打を喜んだ。

◆巨人・沢村拓一投手(31)が25日、ヤクルト戦(岐阜)で好投した。  5点ビハインドの六回に4番手としてマウンドに上がった右腕は、力強い直球を制球し、2回無安打無失点。3三振を奪う快投を見せた。  先発のヤングマンが5月30日の阪神戦(甲子園)以来の先発となったが、二回に押し出し2つを含む4連続四球などの乱調で降板。中継ぎ投手が継投する展開となっていた。

◆巨人・高木京介投手(29)が25日、ヤクルト17回戦(岐阜)の二回2死一、二塁から2番手で登板。制球を乱して降板した先発のヤングマンの後を受け、2番手として登板し、好投した。  この日、1軍に昇格したばかりの左腕。力強い直球と変化球を両サイドに集め、相手に行った流れを断ちきり「1軍に上がってきてすぐの登板でしたが、これ以上点をとられるわけにはいけない場面だったので、失点せずに次の投手につなげられたのはよかった」と汗をぬぐった。2回1/3で30球を投げ、1安打無失点。好投を見せて、バトンを渡した。  それでも「少しコントロールがアバウトになってしまったので、次にむけて修正したい」と反省も忘れなかった。次来る機会をブルペンで待つ。

◆ヤクルト・山田大樹投手(30)が5回6安打1失点の好投で自身3連勝を飾った。チームは連勝で、後半戦初のカード勝ち越しを決めた。  山田大は毎回ランナーを許したが、要所を締める投球を見せた。5点リードの三回は1死一、三塁の場面で丸に適時打を打たれたが、続く岡本を遊ゴロ併殺に抑え最小失点で切り抜けた。五回も四球と安打で1死一、三塁のピンチを招いたが、丸を今度は見逃しの三振、岡本をニゴロに抑えお役御免。救援陣にマウンドを託した。  打線は二回、2死満塁から連続四球で、なおも満塁から青木が中前適時打、続くバレンティンが中前2点打を放ち一挙5点を奪い左腕を援護した。  ヒーローの山田大は「必死に投げている結果がついてきて嬉しいです。いつも通り低めに丁寧に投げました。もうちょっとリズムよく投げなくてはいけなかった。そこが僕の反省点です」とコメントした。

◆ヤクルトの山田大が5回を1失点にまとめ、自身3連勝で3勝目を挙げた。「最低限の仕事はできたけど、もっと投げないといけなかった」と控えめに話した。  毎回走者を背負ったが、低めへ球を集めて粘った。三回、1点を失ってなおも1死一、二塁のピンチで岡本を遊ゴロ併殺打に打ち取った。五回1死一、三塁では丸を見逃し三振、岡本を二ゴロに仕留めた。前回登板の17日に続いて巨人から白星を挙げ「必死に投げて、結果が付いてきてうれしい」と笑みを見せた。 巨人・宮本投手総合コーチ(四球で自滅したヤングマンに) 「やっぱり投手に対しての四球は出してはいけない」 ヤ 青木(二回にヤングマンから中前適時打) 「ストライクとボールがはっきりしている状態だったので、狙い球をしっかり絞ってコンパクトに打った」 小川監督(4試合連続本塁打のバレンティンに) 「本人も絶好調と言っているので4番に戻した」 ヤクルト・田畑投手コーチ(3連勝の山田大に) 「試合前のブルペンでは球が浮いていたが、修正して丁寧に投げてくれた」

◆巨人は打線が9安打しながら3併殺打の拙攻でわずか1得点に終わった。4番の岡本が無安打に抑え込まれ、原監督は「逆境のときに4番打者が頼れるという部分をね。若い選手だけに肥やしを与えておこうと」とあえて奮起を促した。  5点を追う三回に1点を返してなおも1死一、二塁で遊ゴロ併殺打に倒れた岡本は「投手の方が苦しいと思う。野手の方で頑張らないと」と責任感をにじませた。

◆巨人の陽岱鋼が守備中に腰に違和感を覚えたため、四回の守備から退いた。26日からファームに合流することになり「思ったより痛みが引かなかった」と話した。

◆巨人は前日の古川に続き、2戦連続で先発投手が早い回に崩れた。原辰徳監督(61)は、自らを責めた。  「(ヤングマンは)想像できない状況になってしまった。申し訳ない。チームに迷惑をかけた。あれ以上、何もフォローできない。使った私が悪いのよ」  5月30日の阪神戦以来の先発となった助っ人右腕は、5四球の大乱調だった。二回2死一塁から押し出し2つを含む4連続四球を与え、この回途中3安打5失点で降板。再び2軍降格となり、「リズムが崩れて取り戻すことができなかった」と、うなだれた。  2位に9・5ゲーム差をつけてスタートした後半戦は3勝6敗。2カード連続の負け越しで2位DeNAとのゲーム差は5・5に縮まった。(谷川直之)

◆岐阜城を臨む長良川球場で主軸が仕事をした。2点リードの二回2死満塁。ヤクルト・青木宣親外野手(37)がヤングマンの甘い直球を捉えて、中前に運んだ。  「ストライクとボールがはっきりしている状態だったので、狙い球を絞って打った。一気にいけたのが良かった」  この日、出場選手登録が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。今季が3年契約の2年目。試合前に「そういえばダルビッシュに連絡したら『米国で待っています』と返ってきたけど、知っていたのかな」とジョークを飛ばしたベテランが、貴重な一打でチームに勢いをつけた。  約1カ月ぶりに4番に入ったバレンティンも続いた。直後に2点中前打を放つと、五回は先頭で20号ソロ。2017年7月以来、自身2年ぶりの4戦連発で球団新となる8度目の20本塁打に到達した。「光栄なこと。(5月に痛めた)右肩の状態が良いのがスイングに影響している。エブリデー。アシタ、ゴ(戦連発)」と絶好調だ。  最高気温34・4度を記録した岐阜で、後半戦初の1カード3連戦の勝ち越し。小川監督は「効率的な攻撃だった。(3、4番が)集中力が必要な場面で打ってくれた」とうなずいた。岐阜城は戦国時代に織田信長が居城とし、天下統一を目指した城。最下位からの下克上へ、巨人相手の勝ち越しを契機にする。(長崎右)

◆やばい-。  巨人に警告を発するときがきたね。先発投手をなんとかしないと、いかん。2位以下とのゲーム差が開いているからと、余裕をかましている場合ではなくなったよ。  前日24日の古川に続き、ヤングマンも序盤にビッグイニングを献上した。ローテーションを埋める投手を、早く見つけたい。それはわかる。当然のことでもある。  ただし、だ。ひょっとしたら...、やってくれるかも...などと、希望的観測で起用しているようにしか見えない。春先ならいざしらず、もう、そんな時期ではない。  少なくとも五回まで、試合をつくれる。その確信を持てる投手だけ、送り出すべきだよ。それが見当たらないなら、リリーフ陣の中から配置転換することを考えた方がいい。どうせなら田口を、なんならマシソンでも、先発させてみたらどうだろう。  前日も指摘した通り、先発が早々に試合を壊すと、打線にも影響する。バッティングが雑になり、走者が出ても淡泊な拙攻を繰り返し、やがては軒並み、スランプに陥る危険性がある。そうならないよう、早急に手を打つ必要があるよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
51371 0.580
(↓0.006)
-
(-)
54426
(+1)
358
(+8)
116
(-)
54
(+1)
0.265
(-)
3.750
(↓0.05)
2
(-)
DeNA
46433 0.517
(↑0.006)
5.5
(↑1)
51380
(+6)
367
(-)
107
(-)
28
(-)
0.247
(-)
3.620
(↑0.04)
3
(-)
広島
45453 0.500
(↑0.006)
7
(↑1)
50363
(+11)
375
(+4)
87
(+3)
52
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.460
(↑0.02)
4
(-)
阪神
41465 0.471
(↓0.006)
9.5
(-)
51337
(-)
371
(+6)
60
(-)
63
(-)
0.248
(↓0.001)
3.440
(↓0.02)
5
(-)
中日
41490 0.456
(↓0.005)
11
(-)
53344
(+4)
352
(+11)
53
(+2)
47
(-)
0.259
(↓0.001)
3.830
(↓0.09)
6
(-)
ヤクルト
37532 0.411
(↑0.007)
15
(↑1)
51408
(+8)
462
(+1)
99
(+1)
36
(+1)
0.240
(-)
4.580
(↑0.04)