1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 8 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 6 | 1 | 2 |
勝利投手:高橋 礼(7勝1敗0S) (セーブ:森 唯斗(2勝3敗19S)) 敗戦投手:井納 翔一(3勝3敗0S) 本塁打 |
◆ソフトバンクは1-1で迎えた3回裏、内川聖一のソロで勝ち越す。続く4回にはグラシアルのソロ、6回には松田宣の適時打でリードを広げた。投げては、先発・高橋礼が7回1失点の好投で今季7勝目。敗れたDeNAは9回に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。
◆ソフトバンク松田宣浩内野手(36)が6回2死二塁で05年ドラフト同期のDeNA藤岡と対決。低めのカットボールをしぶとく中前へ適時打を放った。 「同期の藤岡との対戦だったので、わくわくして打席に入った。2死から追加点が取れたのはよかった」。05年ドラフトでは松田宣が希望枠で、藤岡が3巡目で入団した。高卒も合わせ9人がソフトバンクに入団したが、プロ14年目として今季も現役を続けているのは2人だけだ。 また、この日は地元テレビ局KBC九州朝日放送の朝の情報番組「アサデス」デーとして開催。スポーツコーナーの女性キャスターがセレモニアルピッチを行い、歴代のキャスターも集結。松田宣の夫人も参加し、長男は左打席で空振りし、父親譲りのケンケンで打席の中をクルクル回っていた。
◆競輪のオッズパーク杯ガールズグランプリ2018女王の児玉碧衣(24)が15日、「オッズパークドキドキスペシャル」として開催されたソフトバンク-DeNA2回戦(ヤフオクドーム)で始球式に臨んだ。 投球は大きくそれてしまい、児玉は「人生最大の心拍数でした。レースより緊張した。自己採点で50点」と感想を口にした。それでも、子どもの頃からソフトバンクの大ファンというだけに「また、今年のガールズグランプリで優勝して、また来年も始球式に出たい」と笑顔で話していた。 児玉はバレーボールの経験があるが、野球の球は1度も投げたことがなかったという。5月9日に日刊スポーツの企画で元ソフトバンクのエース摂津正氏(37)と対談した際、キャッチボールをして投球指導を受けた。腕の振り、腰の回転などフォームをチェックされ、摂津氏から「うん、これで大丈夫」と太鼓判を押されていた。 オッズパークドキドキスペシャルは今年が4回目となる。毎回、ガールズグランプリの女王が始球式を行っており、16年は小林優香、17年は梶田舞、18年は石井寛子が大役を務めた。
◆DeNAは1回、相手失策で1点を先制。ソフトバンクはその裏、内野ゴロの間に同点。3回に内川の6号ソロで勝ち越し。 ソフトバンクは4回にグラシアルの15号ソロで1点を追加。6回にも松田宣の適時打で1点を加え、リードを広げて終盤に入った。 DeNAは9回、ロペスの12号ソロと佐野の適時打で1点差に迫ったが及ばず。ソフトバンク高橋礼が7勝目。森は19セーブ。DeNA先発の井納は3敗目を喫した。
◆DeNAのリードオフマン神里和毅外野手が、首位打者に肉薄だ。チーム唯一の3安打を放ち、トップを走る中日高橋の3割3分6厘に次ぐリーグ2位の3割2分9厘。 前日14日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は無安打だったが、初対戦のサブマリン高橋礼から結果を残した。「タイミングを合わせて、うまく対応できた」。ラミレス監督は「12球団で一番当たっている選手。驚くことはない」とうなずいた。
◆DeNA井納翔一投手が、鬼門の初回につかまった。1点のリードをもらった1回。先頭から1死を奪ってからだった。 左翼への二塁打と、四死球で1死満塁のピンチを招くと、併殺崩れの間に同点を許した。前回登板の8日西武戦(横浜)は勝ち投手となったが、初回に2失点を喫していた。「入り方には気を付けたい」とテーマに掲げていた中で「勝負を急ぎ力んでしまいました」と流れを引き寄せられなかった。 リズムは中盤以降も修正できなかった。3回に内川、4回にはグラシアルに1発を浴び、6回途中を4安打4失点で今季3敗目。「全体的に変化球が思うように投げられず、自分有利のカウントにもっていくことができませんでした」と反省の言葉を口にした。これでチームはプロ野球初となる通算5000敗。不名誉な数字を福岡の地で刻む形となった。 ▽DeNAラミレス監督(井納について)「そんなに悪くない。内容については計算していた」 ▼DeNAが今季34敗目を喫し、プロ野球史上初の通算5000敗を記録した。初黒星は大洋時代の50年3月11日阪神戦で、通算成績は4024勝5000敗290分け。DeNAは2リーグ制となった50年に誕生したが、1リーグ時代の36年からある巨人、阪神、中日、オリックスよりも先に5000敗を記録した。
◆ソフトバンク高橋礼投手が「筒香斬り」でチームトップの7勝目を挙げた。 3回にインハイへの138キロで空振り三振。6回にも高めに140キロボール球を投じ、連続三振を奪った。「低めを見せた後に、高めで空振りを取れたのはうれしい。自分の自信の持てるボールになった」。日本を代表するスラッガーを手玉に取った。 初回の反省を試合中に生かした。筒香、ロペスへの四球などで満塁のピンチを招き、味方の失策で先制点を許した。「打たれないようにコースを狙って、四死球で(走者を)ためるのは良くない。持ち味は強いボール」。気持ちを切り替え、球威で勝負する意識を大事にした。勢いを出すためにフォームを微修正。2回以降は無四球3安打に抑えた。 先発投手に決定権のある試合前練習のBGMで「尾崎豊メドレー」を流した。「やっぱりベテランの方に活躍していただきたい」。高橋礼自身はあまり聞かない曲だが、年上の先輩たちに「高めの配球」で鼓舞。狙い通り? に内川が決勝弾を打つなどベテラン野手から援護をもらい、満足そうだった。【山本大地】
◆ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手が守備のミスをバットで取り返した。 一塁で先発出場も1回2死満塁でタイムリーエラー。「久しぶりの一塁守備だったので、最初は難しさはあった」。先制を許したが4回には貴重な追加点となる15号ソロを放った。これで交流戦トップとなる6本塁打。「特別なことはしていない。いつも通りに準備しているだけ」と謙虚に振り返った。
◆ソフトバンク内川聖一内野手(36)が決勝の6号ソロを放ち、チームを交流戦首位タイに戻した。3回2死で井納の緩いカーブに泳がされずグッと我慢した。すくい上げた打球は大きなアーチを描き左翼ポール際に消えた。 「うまく止まれた。打った後はホームランバッターにでもなったんじゃないかと勘違いするようなきれいな当たりだった」と久しぶりの納得の一打だった。 この日は一塁ではなく16年9月28日ロッテ戦以来の指名打者で出場した。デスパイネ加入後の17年以降初めて。「ただ打つだけにならないように。代打を4回より試合の流れをつかみながら」と守備中はベンチ内で立つなどスイングルームでの準備以外にも気をつけた。 開幕から状態が上がらずここまで61試合で打率2割4分2厘、17打点。交流戦の成績も打率1割台と低迷が続く。この日は一塁には好調のグラシアルが就き、左翼には本来指名打者のデスパイネが守った。18日からのセ本拠地6連戦を見越したもので、内川の厳しい立場を浮き彫りにした。「みなさん、ご存じの通り数字があまり上ではないので。球をつかまえきれていない。僕が打っていれば勝っていた試合も何試合もある」と責任感の強い男は悔しい思いを明かした。 工藤監督は「内川はずっと一塁。疲れもないことはない。グラシアル、デスパイネと3人でうまく回していけば」と説明。デスパイネは1回に左腕に死球を受け途中交代した。グラシアルは慣れない一塁で初回に失策をした。故障で離脱したここ2年と違い、36歳の内川は軽快な守備を見せている。6月からは3番起用も増えている。「悪いなりに何とかしないといけない」。交流戦は残り7試合。2年ぶりの勝率1位へ、内川の復調が鍵を握る。【石橋隆雄】
◆DeNAは、プロ野球史上初の通算5000敗目を喫した。下手投げの高橋礼の速球に各打者が差し込まれ、七回まで散発4安打に抑えられた。ラミレス監督は「スピード表示よりはるかに球が速く見える。かなり厳しかった」とお手上げだった。 九回はロペスのソロなどで相手守護神の森を攻め立て、1点差に追い上げたが、最後はこの日3安打の神里が三ゴロ併殺打。ラミレス監督は「勝つためには序盤にいかに点を取るか。それが明日(16日)の鍵になる」と話した。(ヤフオクドーム)
◆ソフトバンクの内川が1-1の三回に、9試合ぶりの本塁打となる6号ソロを放った。内角低めの変化球をすくい上げ、高々と舞った一発に「ホームランバッターになったんじゃないかと勘違いするくらい。たまにはこういうのもいいかな」と笑顔だった。 前日までの10試合の打率が1割6分2厘と調子を落としていた。疲労も考慮され、今季初めて指名打者で起用された。「思い切って打っていかないと」と、開き直った中で好結果を残し「久しくああいう打球はなかった」と手応えを口にした。
◆DeNA・楠本泰史外野手がソフトバンク2回戦(ヤフオクドーム)の一回の左翼守備で左手首を負傷し、二回の守備から交代。福岡市内の病院で診察を受けた。16日以降の試合出場は、経過を見て判断する。
◆DeNAは九回に2点を返したが1点及ばず、今季34敗目(29勝)。プロ野球史上初となる球団通算5000敗(4024勝)に達した。 ソフトバンク先発・高橋礼の前に、打線が7回4安打1得点と沈黙。ラミレス監督は「クローザーから点を取るのは気分がいいが、勝つためにはいかにして序盤に点をとるかが大事」と嘆いた。見慣れぬサブマリンに2三振を喫した4番・筒香はその球筋について「奥行きがあって、いろんな軌道がある。錯覚が起きやすい」と振り返った。 筒香はこの日3三振で、ここ5試合で15打数2安打11三振と不振が続く。「良くなっている兆候はある」と指揮官。主砲の完全復調を願うばかりだ。 (佐藤春佳)
◆お立ち台ではにかむ笑顔は、すっかりおなじみになった。テンポ良く投球したソフトバンクの2年目右腕、高橋礼投手(23)がチームトップの7勝目を挙げた。 「初対戦だし、自分の投球ができれば抑えられると言い聞かせました」 一回に2四球と乱れて味方の失策で失点も、二回以降は別人だ。7回4安打1失点(自責0)。三、六回には筒香から2打席連続三振。ともに高めの直球で空振りを奪い「自分の球に自信が持てました」と胸を張った。 「真ん中高めの強い球が強み。それを生かそうと思いました」 慎重になり過ぎた一回を反省して原点へ。工藤監督も捕手の甲斐を通じて「打者を見すぎず、ミットだけ見て思い切り投げるように」と指示。サブマリンは「前に出られるように右足の蹴りを強く」とフォームも修正して立ち直り、チームは交流戦の首位に並んだ。 試合前の練習で尾崎豊のメドレーが流れた。BGMは先発投手のリクエスト。前回は長渕剛を選んだ。1980年代のヒット曲は95年生まれには不似合いだ。「知らないですよ」と照れ笑いの裏には「ベテランの方に活躍してもらいたいから」という願いがあった。見事に内川の決勝弾で白星を手にして感謝した。 「僕のときは援護が多くて投げやすい環境にしてもらっています。あとは、6月15日は千葉県民の日なので。いい投球ができてよかったです」 千葉県が誕生した日に地元のアピールも成功した。65イニングで規定投球回にも到達。「僕は規定に乗るか乗らないか。千賀さん(86回)や大竹(77回)を見て奮い立ちます」と謙虚な23歳が、堂々のチーム最多勝だ。 (安藤理) 高橋礼についてDeNA・坪井打撃コーチ 「セ・リーグにいないタイプ。(同じ下手投げの)昔の渡辺俊や牧田みたいに、球速より速く感じる球に対応できなかった」
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ソフトバンク |
7 | 3 | 1 | 0.700 (↑0.033) | - (↓1) |
7 | 44 (+4) | 36 (+3) | 20 (+2) | 11 (-) |
0.232 (↓0.003) | 3.030 (↑0.1) |
2 (1↓) |
日本ハム |
7 | 3 | 1 | 0.700 (↓0.078) | 0 (-) |
7 | 45 (+5) | 42 (+8) | 8 (+1) | 6 (-) |
0.263 (↓0.007) | 3.240 (↓0.45) |
3 (-) |
巨人 |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↑0.036) | 0.5 (↓1) |
7 | 56 (+8) | 39 (+5) | 16 (+2) | 10 (+1) |
0.272 (↑0.002) | 3.280 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
6 | 4 | 0 | 0.600 (-) | 1 (↑0.5) |
8 | 41 (-) | 41 (-) | 9 (-) | 2 (-) |
0.266 (-) | 3.940 (-) |
5 (1↑) |
ORIX |
6 | 4 | 0 | 0.600 (↑0.044) | 1 (↑1) |
8 | 36 (+3) | 37 (+2) | 5 (-) | 11 (+3) |
0.238 (↑0.003) | 3.640 (↑0.19) |
6 (1↓) |
DeNA |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↓0.055) | 1.5 (-) |
7 | 41 (+3) | 41 (+4) | 12 (+1) | 3 (-) |
0.260 (↓0.002) | 3.790 (↓0.07) |
7 (-) |
西武 |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 2.5 (-) |
7 | 54 (+5) | 54 (+6) | 9 (-) | 10 (-) |
0.268 (↓0.009) | 4.590 (↓0.04) |
8 (1↑) |
中日 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (-) | 3 (↑0.5) |
8 | 43 (-) | 37 (-) | 5 (-) | 3 (-) |
0.250 (-) | 3.630 (-) |
9 (1↓) |
阪神 |
4 | 6 | 1 | 0.400 (↓0.044) | 3 (-) |
7 | 46 (+2) | 43 (+3) | 6 (-) | 10 (+1) |
0.240 (↓0.004) | 3.160 (↑0.2) |
10 (-) |
ヤクルト |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↑0.067) | 3 (↑1) |
8 | 48 (+6) | 48 (+5) | 9 (+1) | 5 (-) |
0.238 (↑0.001) | 4.470 (↓0.07) |
11 (-) |
ロッテ |
3 | 7 | 0 | 0.300 (-) | 4 (↑0.5) |
8 | 35 (-) | 56 (-) | 7 (-) | 5 (-) |
0.228 (-) | 5.360 (-) |
12 (-) |
広島 |
2 | 7 | 1 | 0.222 (-) | 4.5 (↑0.5) |
8 | 32 (-) | 47 (-) | 7 (-) | 6 (-) |
0.198 (-) | 4.150 (-) |
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