1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 5 | 11 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3X | 6 | 8 | 1 | 1 |
勝利投手:増井 浩俊(1勝1敗17S) 敗戦投手:R.マルティネス(0勝2敗1S) 本塁打 |
◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは2点を追う9回裏、西野の押し出し四球と吉田正の内野ゴロの間に得点を挙げ、同点とする。なおも続く好機でロメロが適時打を放ち、試合を決めた。敗れた中日は、9回に福田の適時打でリードを奪うも、5番手のR.マルティネスが誤算だった。
◆先発はオリックス荒西、中日山井。オリックスは初回、無死一、二塁のチャンスをつくるも得点できず。中日も3回まで無得点。 中日は6回1死満塁のチャンスを作るも得点を奪えず。オリックスは6回まで1安打で無得点。先発荒西は6回無失点で降板。 9回に2点を勝ち越されたオリックスは押し出しと内野ゴロで同点とすると、ロメロの左前打でサヨナラ勝ち。連敗を3で止めた。増井が1勝目。中日R・マルティネスが2敗目。
◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手がサヨナラ打を放ち、劇的勝利を飾った。 2点ビハインドで迎えた9回の攻撃。先頭の大城が口火となる中前打で出塁し、1死満塁のチャンスをつくった。西野の押し出し四球、吉田正の二ゴロの間に同点の走者が生還。最後はロメロが中日マルティネスの変化球を左前に運んだ。「自分の前の選手がなんとかしてくれたので、こういう結果につながりました」と喜んだ。 3点を追う7回にも反撃の一打を放った。先頭打者で、右翼越えの7号ソロ。チームは一時同点に追いついた。「3点負けてた場面でなんとか本塁打にすることができて、それがサヨナラにつながったと思います」。2度底力を発揮し、これで連敗も「3」でストップ。お立ち台の最後には「アシタモガンバロウ。サイコー!」と日本語で叫んだ。頼れる助っ人が乗ってきた。【古財稜明】
◆中日新守護神R・マルティネス投手が来日初セーブ2日後に炎上した。2点リードの9回に5番手で登板。2安打1四球で1死満塁のピンチを背負う。押し出し四球、さらに内野ゴロで同点。最後はロメロにサヨナラ左前打を許した。 「もう少しストライクを投げていれば、こうならなかった。(3連投の)疲れはない。いつもと同じ気持ちでマウンドに上がった」。22歳の新守護神は肩を落とした。 球界最年長投手の41歳山井が6回無失点と好投。3点リードの7回先頭のロメロに7号ソロを被弾し降板。リリーフが失点し同点に追いつかれた。9回表に福田の2点打で勝ち越したが、そのリードを守れず、今季5度目のサヨナラ負け。与田剛監督は、山井続投の選択肢を問われると「私が決めること」と語気を荒らげる場面もあった。「選手を使うのはこちらの責任」と、敗戦を背負って球場を離れた。
◆オリックス プロ初先発したドラフト3位ルーキー荒西が6回無失点の好投も、初勝利はお預けとなった。 2回以降毎回走者を出しながらも、強気の投球で得点を許さなかった。6回は1死満塁から藤井を内野ゴロ、京田は内角直球で見逃し三振を奪い、窮地を脱した。「初先発で多少の緊張はありましたが、初回から全力で腕を振っていこうと思っていた。直球の調子自体は良かったですし、走者を出してからもなんとか粘ってゼロで抑えることが出来て良かった」と語った。
◆オリックスのD3位・荒西祐大投手(ホンダ熊本)が13日、中日戦(京セラ)でプロ初先発。6回を投げ、8安打無失点に抑えた。 一回は三者凡退に仕留めるが、二回以降は毎回走者を背負った。だが、本塁は踏ませず、六回二死満塁では京田を内角144キロの直球で見逃し三振に斬り、雄叫びを挙げた。 108球の熱投。しかし、打線の援護がなく、プロ初勝利は次回登板にお預けとなった。
◆中日の福田が3打数2安打4打点、2四球と活躍した。11日に1軍へ戻ったばかり。「結果はそんなに良いとも悪いとも思わないが、ちゃんと試合に入っていけてるのでその点はいい」と淡々と話した。 七回は2点打を放ち、同点の九回も一時は勝ち越しとなる2点二塁打。右手首故障から復帰後は指名打者として出場しており「代打とは違うので先発のつもりで準備している」。チームが逆転サヨナラ負けを喫し、笑顔はなかった。
◆救援陣が崩れ、同一カード3連戦3連勝はならなかった。九回に2点を勝ち越した直後、R・マルティネスが乱れた。押し出しを含む2四球と制球が定まらず、最後はロメロにサヨナラ打を浴びて3失点。「もうちょっとストライクが取れていれば、こんなことにならなかった」と悔やんだ。七回も本塁打を浴びて降板した山井に続いた岡田、祖父江が不調で、リードを守れなかった。
◆プロ初先発したD3位・荒西祐大投手(ホンダ熊本)は6回8安打無失点。108球の熱投を見せたが、打線の援護がなく、プロ初勝利は次回登板にお預けに。ただ「味方が1点取ってくれるまで絶対ゼロに抑えようと思っていた」と気迫の投球を見せ、西村監督も「次につながる投球だった。荒西にしても竹安にしても若い投手が出てきている。楽しみ」と期待を寄せた。
◆白球が左翼前に弾むと、一塁ベンチからナインが飛び出した。何度も食らいついた。最後まであきらめない。オリックス・ロメロのバットが、それを体現した。反撃の7号ソロに、サヨナラ打。苦しい連敗の先に、歓喜のウオーターシャワーが待っていた。 「サムイ...。最近、調子が良くて使い続けていた打撃手袋が、水とスポーツドリンクで濡れてダメになってしまった。なんとかあしたまでに乾かさないとね」 うれしい悩みもできたが、それほど大興奮の結末だった。 同一カード3連敗目前-。3-5と2点を勝ち越された直後の九回、7番・大城から始まった。安打、相手の失策、四球などで同点とし、なおも2死二、三塁。「相手のリリーフも連投で疲れていると思っていたし、それまでの打者がつないでくれるという気持ちで待っていた」と打席が巡ってきた。敬遠も頭をよぎったが、「自分と勝負してくると分かったときに打つと気持ちを入れた」とスイッチオン。R・マルティネスのフォークを左前に弾き返した。 0-3の七回には右翼2階席へ追撃の一発。ナインも助っ人に続き、3得点で追いついた。必死に反撃した攻撃陣に、西村監督は「みんな、最後まであきらめない気持ちでやってくれた」と評価。連敗も「3」で止め、「あしたからが大事になる。乗っていかないと」とうなずいた。 14日からは阪神との3連戦(京セラ)。ここまで27勝27敗2分けとがっぷり四つの「関西ダービー」初戦の相手先発は、昨季までチームメートだった西だ。指揮官は「タイガースにはなんとか勝っていかないといけない」と力を込めた。古巣斬りはさせない。チーム全員で、虎を退治する。 (西垣戸理大)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ソフトバンク |
6 | 2 | 1 | 0.750 (↑0.036) | - (↓0.5) |
9 | 36 (+3) | 28 (-) | 15 (+1) | 9 (+1) |
0.242 (↓0.007) | 2.930 (↑0.35) |
2 (1↓) |
日本ハム |
6 | 2 | 1 | 0.750 (-) | 0 (-) |
9 | 35 (+2) | 30 (+2) | 6 (-) | 4 (-) |
0.269 (↓0.014) | 2.660 (↑0.31) |
3 (-) |
巨人 |
6 | 3 | 0 | 0.667 (↑0.042) | 0.5 (↓0.5) |
9 | 44 (+8) | 29 (+2) | 14 (+2) | 8 (+2) |
0.272 (↑0.007) | 3.080 (↑0.26) |
4 (-) |
DeNA |
5 | 4 | 0 | 0.556 (↓0.069) | 1.5 (↓0.5) |
9 | 33 (+1) | 33 (+3) | 9 (+1) | 3 (-) |
0.268 (↓0.013) | 3.690 (↑0.04) |
5 (-) |
楽天 |
5 | 4 | 0 | 0.556 (↓0.069) | 1.5 (↓0.5) |
9 | 30 (+3) | 39 (+11) | 2 (-) | 2 (-) |
0.250 (↑0.009) | 4.160 (↓0.86) |
6 (-) |
阪神 |
4 | 4 | 1 | 0.500 (↓0.071) | 2 (↓0.5) |
9 | 40 (-) | 34 (+3) | 6 (-) | 9 (-) |
0.246 (↓0.017) | 3.040 (↓0.04) |
7 (1↑) |
ORIX |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 2 (↑0.5) |
10 | 27 (+6) | 31 (+5) | 4 (+1) | 8 (+4) |
0.237 (↑0.002) | 3.930 (↓0.16) |
8 (1↓) |
西武 |
4 | 5 | 0 | 0.444 (↓0.056) | 2.5 (↓0.5) |
9 | 38 (+2) | 47 (+8) | 8 (+1) | 10 (+1) |
0.265 (↓0.013) | 4.940 (↓0.26) |
9 (1↑) |
ヤクルト |
3 | 5 | 0 | 0.375 (↑0.089) | 3 (↑0.5) |
10 | 41 (+11) | 32 (+3) | 8 (+1) | 5 (+2) |
0.229 (↑0.017) | 3.490 (↑0.07) |
10 (1↓) |
中日 |
3 | 6 | 0 | 0.333 (↓0.042) | 3.5 (↓0.5) |
9 | 39 (+5) | 36 (+6) | 4 (-) | 2 (-) |
0.257 (↑0.006) | 3.940 (↓0.29) |
11 (1↑) |
ロッテ |
3 | 6 | 0 | 0.333 (↑0.083) | 3.5 (↑0.5) |
9 | 34 (+3) | 52 (+1) | 6 (-) | 5 (-) |
0.232 (↓0.007) | 5.630 (↑0.58) |
12 (1↓) |
広島 |
2 | 6 | 1 | 0.250 (-) | 4 (-) |
9 | 30 (+2) | 36 (+2) | 6 (-) | 5 (+2) |
0.198 (↓0.009) | 3.360 (↑0.32) |
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