1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 12 | 1 | 4 |
ヤクルト | 3 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 8 | 0 | 3 |
勝利投手:小熊 凌祐(1勝2敗0S) (セーブ:鈴木 博志(0勝1敗14S)) 敗戦投手:高梨 裕稔(4勝4敗0S) 本塁打 |
◆中日が乱打戦を制した。中日は4点を追う4回表、高橋と堂上のソロで2点差に迫る。続く5回には、高橋の2点適時打とモヤの3ランで一挙5点を奪い、逆転に成功した。投げては、2番手・小熊が今季初勝利。敗れたヤクルトは、先発の高梨が9失点と乱調だった。
◆4月終了時の中日高橋周平内野手(25)は猛打賞が2度しかなかったが、5月は3安打以上が7度。セ・リーグの月間最多猛打賞は51年9月川上(巨人)ら6人がマークした8度で、高橋がセ・リーグ記録へあと1度に迫った。
◆中日高橋周平内野手(25)が、セ・リーグ記録となる月間8度目の猛打賞をマークした。 2回1死の初打席で左翼へ二塁打を放ち、4回先頭での第2打席で左翼スタンドに3号ソロ。5回1死満塁では二塁・山田哲のグラブをはじいて中前に達する2点適時打で、6-6と試合を振り出しに戻した。 月間8度の猛打賞は、過去に巨人川上哲治、オリックス・イチローらがマークし、中日でも昨年8月にビシエドが記録している。
◆ヤクルトは1回に村上の2点適時二塁打で先制。3回には青木、山田哲、バレンティンの3者連続ソロでリードを広げた。 中日は4回に高橋、堂上のソロで2点差に迫り、5回にモヤの3ランなどで5点を奪い逆転。ヤクルト高梨は5回9失点で降板。 中日は9回に大島の適時打で1点を追加。継投で反撃をしのぎ、3連勝を決めた。小熊が初勝利。鈴木博が14セーブ目。ヤクルトは逆転負けで11連敗となった。高梨が4敗目。
◆「セカンドコリジョン」を巡ったリクエストが行われた。6回裏無死一塁、ヤクルト坂口の打球をほぼ二塁ベース上で中日の遊撃、堂上直倫が捕球。 捕球しながらベースを踏み、そのまま一塁転送して併殺を狙ったが、一塁走者の宮本のスライディングにより転倒。二塁封殺のみで1死一塁の判定となった。この判定に対して、中日与田剛監督がリクエストを要求。併殺崩しのスライディングだったか、リプレー検証が行われた。 検証中は神宮のビジョンに映像が流され、堂上が倒れる姿が何度も映し出されたため、球場がざわついた。 検証の結果、進塁を狙ったスライディングと判断され、判定通り1死一塁で試合が再開された。
◆中日堂上直倫内野手(30)が、自身初となる1試合2アーチを放った。3点を追った2回2死二塁で、ヤクルト高梨から左翼スタンドに4号2ラン。 3-6の4回1死で、またも高梨から中堅ハックスクリーンに5号ソロをかけた。25日のヤクルト11回戦(神宮)でも3号弾を放っており、2試合連発も自身初となった。
◆3回にヤクルト青木宣親外野手、山田哲人内野手、バレンティン外野手が3者連続弾を放った。口火を切ったのは青木だった。中日清水の143キロの外角球をライナーで左中間席へと放り込んだ。「とにかく塁に出る気持ちで最高の結果になった」。 山田哲も続いた。初球、内角140キロ直球をかち上げた。高々と上がった放物線は左翼ポール際スタンドに飛び込んだ。「内角をうまくさばくことができた」と手応え十分の1発。 最後はバレンティンが「前の2人の流れに乗って打てたよ」と、ど真ん中の失投をバックスクリーンへとぶち込んだ。 これで6-2とリードを4点に広げたが、先発の高梨が大乱調。5回9失点と大崩れし、逆転されて後半戦に突入した。
◆ヤクルトは3回に青木宣親外野手→山田哲人内野手→バレンティン外野手が3者連続本塁打。ヤクルトの3者以上の連続本塁打は、この3人が今年の4月25日巨人戦で記録して以来、15度目。 同一トリオで2度の3者連続本塁打は05年4月16日ロッテ戦、同年7月3日オリックス戦で記録した松中→城島→ズレータ(ソフトバンク)以来4組目。セ・リーグのトリオは初めてで、4組とも同一シーズンに2度記録している。2桁連敗中のチームが3者連続本塁打を記録したのは初めてだったが、ヤクルトは逆転負けで11連敗。3者連続本塁打が飛び出して負けたのは15年7月25日楽天以来で、ヤクルトは99年4月30日横浜戦以来、20年ぶり4度目。
◆24日に1軍に昇格した中日モヤ外野手が、3試合目で今季1号を放った。 初回の右翼守備でヤクルト村上の打球を捕れず、2点先制打にしてしまったが、打撃で挽回。5回に高橋の同点打に続き、高梨から決勝の3ランを右翼席にたたき込んだ。「甘いボールを待って、うまく捉えられた。今シーズン初ホームランだし、いいところで打ててとてもうれしい」と胸を張った。
◆快記録、でも勝てない...ヤクルトの連敗が11に伸びた。中日戦(神宮)の3回、青木宣親外野手(37)の8号ソロを皮切りに、山田哲人内野手(26)の11号ソロ、ウラディミール・バレンティン外野手(34)の12号ソロと3連発が飛び出した。3人は4月25日の巨人戦(神宮)でも菅野から3連発を記録している。セ・リーグでは初となる「1シーズン2度の同トリオでの3連発」を決めるも、壮絶な打撃戦に屈した。勝てない。セ・リーグ初のド派手な記録を打ち立ててもだ。ヤクルトが長いトンネルから抜け出せない。17年7月以来の11連敗。まさかの敗戦に小川監督は「守りきれなかったというところ」と力なく答えた。 勝利の女神はほほえんだ、ハズだった。3回。3者連続の本塁打で猛アプローチを仕掛けた。先陣を切ったのは青木。中日清水の外角球を一息で振り抜いた。ライナーで左中間席に放り込むと、山田哲が続いた。初球の内角の直球をかち上げ、左翼ポール際へとぶち込んだ。 締めはバレンティン。「前の2人の流れに乗って打てたよ」と吸い込まれるように失投がど真ん中に入ってきた。逃さずにバックスクリーンへとたたき込み、ベンチ前で青木とおなじみの「シャキーン」ポーズで決めた。4月25日の巨人戦以来のそろい踏み。同一シーズン同一選手の3連発はリーグ初だった。 それでも砕け散った。先発高梨が大炎上した。5回9失点。自軍の3本塁打を上回る4被弾で女神が逃げた。2回に2ラン、4回に2本のソロを浴び、2点差に迫られた。しかし、5回も続投。1死満塁で同点の2点適時打を許し、なおも1死一、三塁でモヤに勝ち越しの3ランを浴びた。中継ぎ陣は50試合を終えてハフ、マクガフのリーグ最多の25登板を筆頭に、トップ10に5選手が入り、ブルペン陣の負担は大きい。疲労への配慮が小川監督に「結果的に判断を間違えた」と継投の一手を鈍らせた。 9試合ぶりの先制点を挙げるも投手陣が崩壊。投打がかみ合わない中で、光明があるならば19日のDeNA戦以来、6試合ぶりの無失策。青木が掲げる、選手1人1人が出来ることを「MAX」でやるという意識は出ている。山田哲は「本当にびっくりするほどかみ合っていない。でも雰囲気は悪くない」と前を向く。降り続く2週間の長雨。神宮のスタンドに揺れる傘の下から「頑張れ!」の声が飛ぶ。【島根純】 ▽ヤクルト高梨(5回9失点で4敗目)「点を取ってもらったのに野手の方に申し訳ない。序盤にいい流れで点を取ってもらって、その流れを崩してしまった」 ▽ヤクルト田畑投手コーチ(投手陣に)「せっかく野手が打ってくれたのに申し訳ない。ピッチャーがリードを保ったままつなげないといけなかった」
◆周平が打撃の神様、イチローに並んだ! 中日高橋周平内野手(25)が、プロ野球記録となる月間8度目の猛打賞をマークした。 2回の第1打席で高梨から左翼へ二塁打を放つと、4回先頭の第2打席は3号ソロ。2点を追う5回1死満塁の第3打席は、二塁山田哲のグラブを弾いて中前に達する同点打を放ち、モヤの決勝3ランにつなげた。 「結果を出せているから、いいのではないですか」。高橋はまず、今季初の同一カード3連勝につながった結果を喜んだ。個人記録は「そこは気にはしていません。1日1本打つのは難しいので」と振り返った。 ただプロ野球史を振り返れば、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。セでは1951年(昭26)9月の巨人川上哲治、54年3月の中日西沢道夫ら、パでは96年8月のオリックス・イチローら。中日は今月、28日からのDeNA3連戦、31日の巨人戦と4試合を残しており、現在の好調ぶりならプロ野球記録を更新する可能性は十分ある。 4月の猛打賞は2度で、23試合で月間打率は2割2分1厘。20日ヤクルト戦から30日巨人戦までの9試合はヒット2本と、下旬はバットが沈黙した。当時と比べ「打席の中の感覚が違います」と、5月は確かな自信とともに打席に立つ。 ヤクルト、オリックスの3球団が競合した11年ドラフト1位。8年目の今季、与田監督から直々に、キャプテンに指名された。「(チームを)引っ張るというより、そういうふうに見られている意識をしっかり持って。あとは元気を出し、明るくやりたい」と自覚して乗り出したシーズン。記録に残る打者になろうとしている。【堀まどか】
◆ヤクルトが11連敗。小川淳司監督のコメント。 「守りきれなかったというところ」 先発高梨が大炎上し5回9失点。自軍の3本塁打を上回る4被弾で女神が逃げた。2回に2ラン、4回に2本のソロを浴び、2点差に迫られた。しかし、5回も続投。1死満塁で同点の2点適時打を許し、なおも1死一、三塁でモヤに勝ち越しの3ランを浴びた。中継ぎ陣は50試合を終えてハフ、マクガフのリーグ最多の25登板を筆頭に、トップ10に5選手が入り、ブルペン陣の負担は大きい。疲労への配慮が小川監督に「結果的に判断を間違えた」と継投の一手を鈍らせた。
◆中日が逆転勝ちで今季初の同一カード3連勝。与田剛監督のコメント。 「打線に感謝の日です。きょうみたいなゲームをものにできたのは大きいですね」
◆中日高橋周平内野手(25)が、プロ野球記録となる月間8度目の猛打賞をマークした。 ▼高橋が3安打。猛打賞は3試合連続で今月に入って8度目。月間8度の猛打賞は18年8月ビシエド(中日)以来12人目で、プロ野球記録に並んだ。 過去11人が記録した月は4月2人、6月1人、8月6人、9月2人で、5月に8度は初めて。中日は今月4試合を残しているが、史上初の月間9度の猛打賞を達成できるか。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が26日、中日12回戦(神宮)に「5番・一塁」で先発し、先制の2点二塁打を放った。 0-0の一回、2死一、二塁から内角高めの直球を振り抜き、右中間を破った。チームとしては9試合ぶりの先制点で、4試合ぶりの適時打となった。19歳の大砲は「内容よりも走者を返すことだけに集中して打ちました。先制できてよかったです」と語った。 その後、2死二塁から大引にも適時打が飛び出し「村上が先制打を打ってくれたので楽な気持ちで打席に入れました。村上に感謝です」とベテランも頼もしかった。
◆再び、3連発の花火が神宮球場に上がった。 三回、先頭の青木が左翼席に8号ソロを放つと、山田哲も左翼席に11号ソロ。さらに続くバレンティンも中越えに12号ソロを放った。 4月25日の巨人戦(神宮)で菅野から放って以来の青木、山田哲、バレンティンの3者連続本塁打が生まれた。 「とにかく塁に出る気持ちで打席に入りました。最高の結果になってよかったです」と青木が話せば山田哲は「内角でしたがうまくさばくことができました」と満足そうに振り返った。バレンティンも「前の2人の流れに乗っていけたよ」と豪快なスイングで球場につめかけたファンを魅了した。
◆ヤクルトの村上が一回2死一、二塁から先制の2点二塁打を放った。2ストライクからの内角直球を詰まりながらも右中間へ運び「内容よりも走者をかえすことだけに集中して打った」と話した。 打線がつながらずに連敗が続く中、先制は9試合ぶり。適時打自体も4試合ぶりだった。熊本・九州学院高出身で2年目の大砲候補は25日に先発を外れたが、この日は「5番・一塁」で先発出場。起用した小川監督の期待に応えた。
◆ヤクルトは中日に競り負け14連敗を喫した2017年7月以来の11連敗を喫した。 長いトンネルから抜け出すことができず、とうとう連敗が11となった。打線は一回、村上が2点二塁打を放ち9試合ぶりに先制。さらに三回、4月25日の巨人戦(神宮)以来となる青木、山田哲、バレンティンの3者連続本塁打でリードを広げた。しかし五回に先発の高梨が中日打線に捕まり一挙5点を奪われ逆転を許した。 裏の攻撃で1点差に詰め寄ったが、その後は得点を挙げることができず敗戦した。
◆中日の2年目・清水は一、三回に3点ずつを失い、3回6失点で降板した。打線が逆転したため敗戦投手は免れたが「自分の実力不足。最初からクリーンアップに打たれて学ぼうと思っていったが、やっぱり打たれると悔しい」と表情は暗かった。 この日は直球に強さがなかったと言い、三回は3者連続本塁打を浴びた。清水は「課題が多く出た試合。次、チャンスを与えられたら巻き返したい」と力を込めた。 与田監督(3連勝に) 「打線に感謝の日。今日みたいなゲームをものにできたのは大きい」
◆ヤクルトの小川監督は、太田の出場選手登録を抹消することを明らかにした。この日はベンチ入りしたが、上半身のコンディション不良のため欠場した。
◆打線が爆発し、3連勝を飾った。絶好調の高橋は3戦連続の3安打。今月8度目の猛打賞(1試合3安打以上)をマークしてプロ野球記録に並んだ。二回は二塁打、四回は3号ソロ、五回には同点の2点適時打を放った。月間打率は驚異の・451。不調だった4月から一転し、好調を保つ25歳は「打席の中での感覚が違う」と手応えを口にした。
◆三回に青木から山田哲、バレンティンと3者連続でソロ本塁打を放った。4月25日の巨人戦(神宮)以来の3連発で、しかも同一選手による達成だった。2戦連発で11号の山田哲は「こういうときこそ、積極的にいこうという話をしていた」。だが、勝利に結びつかず「本当にびっくりするほど、かみ合っていない。でも、チームの雰囲気は悪くない」と前を向いた。
◆大型連敗の暗いトンネルから見えかけた光が、幻と消えた。6-6の五回1死一、三塁。先発の高梨がモヤに投じたフォークボールが甘く入り、打球は無情にも燕党が陣取る右翼席に突き刺さった。 「主導権を握れそうで握れなかった。(先発の)高梨はその前から変化があった。3ランが出てしまって...。俺のミス。判断を間違えたというのもあると思う」 疲れ切った表情の小川監督が言葉を振り絞った。14日の広島戦(マツダ)から始まった連敗は「11」まで伸びた。14連敗を喫した2017年7月以来の屈辱だ。 投打の歯車がかみ合わない。一回に村上の2点二塁打などで先制し、三回には青木、山田哲、バレンティンに今季2度目の3者連続本塁打が飛び出したが、高梨が5回9失点と炎上し、リードをすべて吐きだした。 3連発が出た試合の敗戦は、1999年4月30日の横浜戦以来、20年ぶり。総失点250、チーム防御率4・49はリーグワーストで、自慢の打線も同5位の打率・243。43失策は両リーグワーストと攻守で精彩を欠いている。 球場を引き揚げる指揮官に一部ファンから「辞めろ」と厳しい罵声が飛んだ。一方で「次こそ勝ってくれ!」と悲壮な願いも届いた。28日からは首位広島との3連戦。本拠地・神宮で負の連鎖を断ち切る。 (横山尚杜) 自己ワーストの4被弾、9失点で4敗目を喫したヤクルト・高梨 「点を取ってもらったのに野手に申し訳ないし、中継ぎにも迷惑を掛けた」 三回に2戦連発となる8号ソロのヤクルト・青木 「とにかく塁に出る気持ちで打席に入った」 青木、山田哲に続く12号ソロを放ったヤクルト・バレンティン 「前の2人の流れに乗って打てた」
◆ヤクルトは26日、中日12回戦(神宮)に8-10で敗れ、14連敗を喫した2017年7月以来、2年ぶりの大型連敗が「11」まで伸びた。三回に2番・青木、3番・山田哲、4番・バレンティンの3者連続本塁打が飛び出したが、投手陣が打ち込まれて、逆転負け。1999-2005年に監督を務め、01年は日本一に導いた若松勉氏(72)=サンケイスポーツ専属評論家=が泥沼脱出へ、3つの緊急提言をした。 3日連続で真夏日を記録した東京。神宮では三回に青木、山田哲、バレンティンの3連発で一時は4点をリードしたが、ヤクルトは敗れた。 泥沼の11連敗。この日のポイントは2点リードの五回1死満塁だった。97球を投げて疲れが見える高梨を続投させたが、5番・高橋、6番・モヤと左打者を続くことを考えれば、左腕・ハフら救援投手を起用すべきタイミングだった。今のチームに必要なのは白星。そのために、私がチームへ3つの提言をしたい。 〔1〕好調の救援投手を勝負どころで惜しみなく投入する もちろん、先発の踏ん張りは不可欠だ。しかし、首脳陣が我慢し、続投が裏目に出れば、野手と投手の信頼関係が崩れる恐れもある。まずは目の前の1勝へ、短期決戦のように救援投手を早めに投入してほしい。 〔2〕リードされたときこそ大振りするな 一回に3点を奪ったヤクルト。5月15日の広島戦(マツダ)以来、9試合ぶりに先制した。ところが五回、中日に逆転された後、打線がつながらなくなった。リードされた展開では、各打者の大振りが気になる。大型連敗中、打者は「俺が打つ!」と気負いやすい。つなぐ意識をもってスイングすべきだ。 〔3〕村上を守備の負担が減る一塁手で起用する 村上は前日25日の中日戦は先発から外れた。今季の失策数(11)を考えての措置だろうが、今は経験を積ませてほしい。この日は「5番・一塁」で先発。村上は三塁手ではスローイングに難があるなど課題は多い。ただ、一塁なら戦力になる。一回に中日・清水から先制の2点二塁打を放った場面では内角高めの速球に詰まらされたが、右中間まで運んだ。 村上は課題である内角の速い球も、ファウルにしながら四球を選ぶ能力を備える。本塁打だけでなく、出塁できる点も魅力だ。まだ19歳。野球技術を吸収しやすい時期だけに、試合経験を積めば、さらに伸びるに違いない。 最後にチームへ。リードされた場面、ベンチでは暗い表情をした選手が目についた。それぞれが悔しい気持ちを持っているのは分かるが、今こそ一人一人、奮い立て-。連敗を止めれば、流れは変わるはずだ。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
28 | 19 | 1 | 0.596 (↓0.013) | - (-) |
95 | 195 (+4) | 181 (+5) | 47 (-) | 29 (+1) |
0.252 (↑0.002) | 3.060 (↓0.05) |
2 (-) |
巨人 |
25 | 20 | 1 | 0.556 (↑0.011) | 2 (↑1) |
97 | 233 (+5) | 187 (+4) | 62 (+2) | 24 (-) |
0.268 (-) | 3.730 (↓0.01) |
3 (-) |
阪神 |
26 | 22 | 2 | 0.542 (↑0.01) | 2.5 (↑1) |
93 | 193 (+7) | 205 (-) | 37 (+4) | 31 (+2) |
0.246 (↑0.001) | 3.570 (↑0.07) |
4 (-) |
中日 |
22 | 25 | 0 | 0.468 (↑0.011) | 6 (↑1) |
96 | 178 (+10) | 180 (+8) | 33 (+4) | 29 (-) |
0.263 (↑0.002) | 3.710 (↓0.05) |
5 (-) |
ヤクルト |
21 | 27 | 2 | 0.438 (↓0.009) | 7.5 (-) |
93 | 229 (+8) | 250 (+10) | 59 (+3) | 21 (-) |
0.243 (-) | 4.490 (↓0.11) |
6 (-) |
DeNA |
19 | 28 | 0 | 0.404 (↓0.009) | 9 (-) |
96 | 182 (-) | 207 (+7) | 55 (-) | 13 (-) |
0.241 (↓0.002) | 4.040 (↓0.04) |
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