1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 3 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 13 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:二木 康太(3勝2敗0S) 敗戦投手:武田 翔太(2勝3敗0S) 本塁打 |

◆ロッテは1-0で迎えた2回表、荻野と鈴木の適時打などで3点を挙げる。そのまま迎えた4回には井上、レアード、中村奨の3者連続適時打で4点を加え、試合を優位に進めた。投げては先発・二木が7回1失点の好投で今季3勝目。敗れたソフトバンクは先発・武田が8失点と乱調だった。
◆ソフトバンク先発武田翔太投手が2試合続けて8失点でKOされた。初回、先頭荻野を四球で歩かせ先制点につなげた。2回には3点、4回には2死二、三塁から中村奨に2点中前適時打を許し8失点。4回持たず91球、10安打、3四球で降板となった。 武田は「直球も変化球も、ストライクとボール球がはっきりとしてしまった。自分の調子がどうとかではなく、8失点という結果をしっかりと受け止めないといけない。前回、前々回もチームに迷惑をかけた。本当に申し訳ない」とコメントした。 前々回1日楽天戦はわずか26球で危険球退場。中1日で3日楽天戦に先発したが3回2/3で8失点だった。
◆ロッテは1回、内野ゴロの間に1点を先制。2回にも、荻野貴、鈴木の連続適時打などで3点を追加し序盤をリードした。 ロッテは4回には3連続適時打で4点を追加。5回にも1点を追加した。先発二木はソフトバンク打線を6回まで無得点に抑えた。 大量リードのロッテが4連勝を収め、貯金1とした。二木は3勝目。ソフトバンクは3連敗を喫し、対ロッテ4連敗となった。 ソフトバンク武田が3敗目。
◆ソフトバンク武田翔太投手(26)が、2試合連続で8失点KOを食らい、中継ぎに配置転換される可能性が出てきた。初回に先制されると2回に3失点。4回には2死二、三塁から中村奨に2点適時打を浴び、8点目を失ったところで交代した。91球で10安打、3四球。4回持たなかった。 武田は「調子がどうではなく、8失点という結果をしっかりと受け止めないと。前回、前々回もチームに迷惑をかけた。本当に申し訳ない」と肩を落とした。工藤監督は来週も5試合ということもあり「少しリリーフに回る可能性もある。違う方法を考えていきたい。彼には頑張ってもらわないといけない」と、2軍降格ではなく中継ぎで再生する考えを明かした。昨季も途中から中継ぎに転向し、第2先発として活躍した。 1日の楽天戦はわずか26球で危険球退場。3日に中1日で再び先発したが8失点を喫した。そこから今回は中6日で、仙台遠征に同行せず万全を期したはずだった。筑後での調整中には「フォームでうまくいかない部分は分かっているんですけど、体がついてこない」と、話していた。この日の試合後も「イメージと合っていなかった。いい形を取り戻したい」ともどかしそうに話した。 チームは今季2度目の3連敗。ロッテには工藤政権初、13年8月以来6年ぶりの4連敗を喫し、今季1勝6敗となった。工藤監督は「ロッテに苦手意識があるとは思っていない。明日、頑張ります」と気持ちを切り替えた。【石橋隆雄】
◆ロッテの2番鈴木大地内野手が流れを呼び込んだ。ソフトバンクに13安打9得点で大勝。チームに勢いをつけたのは、6日の日本ハム戦から2番に座る鈴木だ。初回、先頭の荻野が四球で出塁するとすかさずエンドランを仕掛け、一、二塁間を抜く右前打。無死一、三塁とし先制点につなげた。「僕は引っ張りですし、エンドランだったんでタイミングよくいいところに飛んでくれた」。その後も2回、5回と適時打を続けた。 2番に座って以降の4試合で打率は3割7分5厘。選手会長の好調とともにチームは4連勝と波に乗る。「今やれることを全力で100%やろうと。目先の目標は立ててないので、今日1日、1試合しっかりやりきろうと思ってやっている。また明日もしっかりやりきろうと思う」。チームは開幕戦以来の貯金で2位タイに浮上した。今季ソフトバンク相手に6勝1敗と相性がいい。
◆ソフトバンク2年目196センチ右腕、椎野新が7回から今季初登板で2イニングを無失点に抑えた。 最後は2者連続三振に仕留めるなど「2軍でやってきたことは出せた」と笑みを浮かべた。この日1軍登録されたばかりで、いきなり巡ってきたチャンスで結果を出した。2軍では152キロをマーク。この日も151キロを出し「ひとつの武器になるし、スピードにはこだわりたい」と胸を張っていた。
◆ロッテは今季好相性のソフトバンクに対し、序盤から攻勢に出た。一回無死一、三塁から角中の一ゴロで先制すると、二回は荻野、鈴木の連続適時打と角中の犠飛で3点を追加。フルカウントから武田のグラブをはじく、適時内野安打を放った荻野は「バットに当てることだけを考えていった」と力を込めた。 四回には井上、レアード、中村奨に3者続けて適時打が飛び出し、4点を加えた。前回4月18日の対戦でも、三回で5点を奪った武田を再びKO。不振で6番に打順を下げている中村奨は、スライダーを中前に運んで2点適時打とし、実に21打席ぶりの安打となった。復調が待たれる好打者は「頑張るだけ。一打席一打席、しっかり集中してやるだけ」と必死の思いを口にした。
◆ロッテの二木は味方の大量援護にも助けられ、7回を5安打1失点で3勝目を挙げた。92球で今季最長のイニングを投げ、ソフトバンク戦は3戦3勝。「首位のチームに勝てているのは、自分もそうだし、チームにとってもいいこと」と満足そうだった。 打ち気にはやるソフトバンク打線に対し「泳がせたり、真っすぐで詰まらせたりできた」と緩急をうまく使い、フライアウトを重ねた。「点差があったので、ストライクゾーンで勝負していった」と打線に感謝した。 井口監督 「二木は低めに集めていたし、いい投球だった。打線も序盤に点を取ってくれた」 中村奨(四回に21打席ぶりの安打となる2点適時打) 「一本一本、打っていくしかない。迷惑をかけているので、何とかしたい」 松田(ドラフト7位新人。プロ初打席は右飛) 「緊張はしなかった。ヒットになれば最高だったけれど、自分は持っていないですね」
◆ソフトバンク2年目の椎野は、七回から2回を投げ3三振を奪って無失点。この日昇格したばかりで、昨年10月のクライマックスシリーズ(CS)以来の登板だったが「すんなり入れた。2軍でやってきたことが出せた」と話した。 196センチの長身から投げ下ろす速球が持ち味で、約1カ月前からストレッチを習慣づけたことで「股関節の可動域が広がって体重移動がしやすくなった」。最速は152キロと入団時から10キロ近く更新。この日も150キロ近い直球で押し「一つの武器として勝負できるかな」と自信を深めた。
◆8、9日の楽天戦で2試合連続のサヨナラ負けを喫した悪い流れを断ち切れず、今季2度目の3連敗を喫した。四回途中8失点で3敗目の武田は「ストライクとボール球がはっきりしてしまった」と反省。登板した2試合連続で8失点の右腕について工藤監督は「すこしリリーフに回る可能性もある」と、救援で登板しながら調整させる考えを示した。
◆本塁打はゼロだったが、こつこつと13安打を放って9得点で快勝。首位・ソフトバンクに6勝1敗とし、2位タイに浮上した。6日から2番に座る鈴木が3安打2打点。一回は無死一塁からのエンドランで右前に転がし、一、三塁と好機を拡大。先制点につなげ「いいところに飛んでくれた」。二回と五回には適時打。チームは4連勝で、待望の貯金生活に突入し「いい戦い方ができている」とうなずいた。 今季のソフトバンク戦で3戦3勝のロッテ・二木 「点差があったので、ストライクゾーンで勝負していった」 4連勝にロッテ・井口監督 「いい形で勝てたのは自信になる」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
20 | 14 | 2 | 0.588 (↓0.018) | - (-) |
107 | 154 (+1) | 129 (+9) | 44 (+1) | 36 (+1) |
0.259 (↓0.002) | 3.140 (↓0.16) |
2 (1↑) |
日本ハム |
17 | 16 | 2 | 0.515 (↑0.015) | 2.5 (↑1) |
108 | 132 (+7) | 135 (+5) | 20 (+2) | 14 (-) |
0.245 (↑0.003) | 3.730 (↓0.04) |
2 (1↑) |
ロッテ |
17 | 16 | 1 | 0.515 (↑0.015) | 2.5 (↑1) |
109 | 143 (+9) | 141 (+1) | 40 (-) | 31 (-) |
0.243 (↑0.004) | 3.700 (↑0.08) |
2 (-) |
楽天 |
17 | 16 | 1 | 0.515 (↓0.016) | 2.5 (-) |
109 | 173 (+6) | 154 (+8) | 41 (+3) | 11 (+1) |
0.259 (↑0.002) | 4.260 (↓0.13) |
5 (-) |
西武 |
15 | 18 | 1 | 0.455 (↓0.014) | 4.5 (-) |
109 | 176 (+5) | 188 (+7) | 38 (+1) | 38 (-) |
0.247 (↓0.002) | 4.890 (↓0.08) |
6 (-) |
ORIX |
13 | 19 | 3 | 0.406 (↑0.019) | 6 (↑1) |
108 | 111 (+8) | 142 (+6) | 29 (+4) | 32 (+1) |
0.223 (↑0.001) | 3.760 (↓0.07) |
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