DeNA(★5対8☆)巨人 =リーグ戦8回戦(2019.05.08)・HARD OFF ECOスタジアム新潟=
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巨人
01000070081110
DeNA
3000110005801
勝利投手:菅野 智之(5勝2敗0S)
(セーブ:中川 皓太(1勝0敗1S))
敗戦投手:国吉 佑樹(2勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】ロペス(6号・1回裏2ラン)

  DAZN
◆巨人が逆転勝利。巨人は4点ビハインドで迎えた7回表、坂本勇の適時打などで2点差とする。その後2死満塁から亀井が走者一掃の適時二塁打を放ち、逆転に成功した。投げては、先発・菅野が今季5勝目。敗れたDeNAは先発・大貫が6回1失点と好投するも、救援陣がリードを守れなかった。

◆DeNA大和内野手(30)は今季、巨人を相手に打率4割1分7厘の好成績。今日の相手先発菅野に対しても、今季の初対戦では3打数3安打をマークした。新潟に場所を移す今日はどうか。

◆アイドルグループNegiccoのNao☆がオープニングセレモニーでの始球式を行った。 ワインドアップから投じたボールはツーバウンドで捕手戸柱のミットに収まった。今回で4度目の始球式。新潟のご当地アイドルの登場に球場も「こんばんネギネギー」のかけ声を合唱していた。

◆巨人ホルヘ・マルティネス内野手(26)が、反撃の適時二塁打を放った。 3点を追いかける2回1死二塁、左翼線にポトリと落ちとし、点差を2点に縮めた。「チャンスで回ってきたので、ランナーをかえすバッティングをしようと打席に入った。1点かえせたのは良かったね」とコメントした。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が球団記録に挑む。開幕からの連続出塁が32試合で迎える一戦は「2番・遊撃」でスタメン。77年に王貞治氏の33試合まで、あと1試合と迫っている。試合前の時点でリーグトップの12本塁打、打率3割4分1厘と好調をキープしている。 1回1死の1打席目はDeNA先発大貫の前に空振り三振に倒れた。 3回1死の2打席目は変化球に反応するも中飛。 5回の3打席目は2死一、三塁の好機で打席に入ったが、2ボールからの変化球を打ち上げて遊飛。

◆DeNAの南場オーナーがDeNA-巨人戦の観戦に訪れた。 試合開始前の時点で最下位と低迷する現状に、開口一番「ファンの皆さんに申し訳ないすべり出しになってしまいまして、ご心配をおかけしています」と謝罪。三原球団代表に不振の原因分析を指示し「まだ100試合以上残っています。この苦しい時期があったからこそ強くなれたと言えるような時間であってほしいと思います」と巻き返しを期待した。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が開幕からの連続出塁を33試合に伸ばし球団記録に到達。10日のヤクルト戦(東京ドーム)で記録更新の挑戦権を得た。 開幕からの連続出塁が32試合で迎えた一戦は「2番・遊撃」でスタメン。77年に王貞治の33試合まで、あと1試合と迫っていた。試合前の時点でリーグトップの12本塁打、打率3割4分1厘と好調をキープしていた。 1回1死の1打席目はDeNA先発大貫の前に空振り三振に倒れた。3回1死の2打席目は変化球に反応するも中飛。5回の3打席目は2死一、三塁の好機で打席に入ったが、2ボールからの変化球を打ち上げて遊飛と打ちあぐねた。 安打が出たのは第4打席。4点を追う7回2死一、二塁と再び得点圏に走者を置いた場面でまわってきた。2番手三嶋の139キロカットボールを右前適時打とした。

◆DeNAは1回に宮崎の適時打、ロペスの2ランで3点を先取。巨人は2回にマルティネスの適時打で1点を返す。 DeNAは5回に筒香の適時打、6回にも乙坂の適時打で4点差に広げた。先発大貫は6回1失点の好投。7回から継投に入った。 巨人は7回に打者一巡の攻撃で一挙7点を奪って逆転。菅野が5勝目。DeNAは2番手以降の投手が誤算。5連敗で借金が10になった。3番手国吉が2敗目。

◆巨人が逆転勝ちした。1-5の7回に坂本勇の適時打などで2点差とし、亀井の逆転3点二塁打と代打重信の2点三塁打でこの回一挙7点を奪った。菅野は6回5失点で5勝目を挙げ、中川が今季初セーブ。DeNAは5連敗で借金10。

◆巨人坂本勇人内野手が7回に適時安打を放ち、開幕戦から33試合連続出塁。2リーグ制後、開幕戦からの連続出塁記録は83年スティーブ(西武)の40試合、セ・リーグ記録は97年金本(広島)の35試合だが、巨人で33試合は77年王に並ぶタイ記録となった。 無安打で四死球だけの出塁が、王は2試合連続を含む9試合に対し、坂本勇は4試合だけでまだ2試合連続無安打がない。「開幕戦から」の条件を外した連続試合出塁記録は94年イチロー(オリックス)の69試合、セ・リーグ記録は01年松井(巨人)の65試合。

◆巨人菅野智之投手が味方打線に救われた。1回に3点先制を許し、6回5失点で降板。降板直後に打線が一挙7得点で逆転に成功し、今季5勝目が舞い込み「チームに大感謝です。とにかく感謝しかないです」と頭を下げた。 原監督は「いつもは智之がチームを救っている状態でしたが今日は打撃陣が彼を救った。鶴でも恩返ししますから、たくさんのものを返すでしょう」と評した。

◆巨人亀井善行外野手(36)が得意の新潟で、決勝の逆転3点適時二塁打を放った。 2点差とした7回2死満塁、DeNA国吉の初球外角やや低めの直球にフルスイング。左中間最深部へ飛んだ打球は懸命に追う中堅手のグラブをかすめて落ちた。走者一掃の逆転打に「何とか1球で仕留めたいなと。(抜けてくれと)祈り続けました。最高にうれしかったです」と喜んだ。得点圏打率は1割台と持ち前の勝負強さが鳴りを潜めていただけに「なかなか最近得点圏でふがいなかったので、何とか逆転したいという気持ちで打った結果です。運もよかったかな」とここ一番で結果を出した。 新潟では昨年も4月17日のDeNA戦で決勝の2ランを放っていた。「いいところでホームラン打った記憶があるので、もう1回いいところを見せたいなと思って打ちました。うちのエースに黒星をつけさせることはできないと思い、みんなで頑張りました。今日はみなさん熱い応援ありがとうございました。風邪ひかないようにしてください」とファンへの気づかいで、ヒーローインタビューを締めた。 原監督もベテランの一打に「ここのところ亀ちゃんもストレスがたまっていた状況だったから。ひた向きに野球に取り組む姿勢を我々は見ているから、私自身も彼と同じくらい喜びが出たということでしょうね」と称賛した。

◆DeNAが5連敗で借金10に到達した。4点リードの7回に暗転した。2番手三嶋一輝投手が2死を奪うも、3四球と適時打で3点差に詰め寄られる。 2死満塁でたまらず3番手の国吉佑樹投手に交代するも、押し出し四球で2点差。続く巨人亀井には初球を左中間にはじき返され、走者一掃の逆転3点適時二塁打を浴びた。 守備もかみ合わなかった。7回2死満塁で亀井の左中間の打球に中堅・神里和毅が激走。落下地点にほぼ到達してグラブを伸ばしたが、ほんのわずかに届かなかった。左翼・筒香嘉智も打球を追っており「捕る直前くらいに(筒香の姿が)目に入ってしまって、(ぶつかる可能性があったので)思い切り行けなかった。それでもしっかり行けるくらい、もっと思い切らないといけない。もっと行けばよかった」と少しのためらいを悔やんだ。 こぼれ落ちた白星にラミレス監督は「7回に尽きる。2アウトから四球、ヒット。それも野球の1つかなと思う。負けた試合には何も出来ない。敗戦から学んで次につなげないと」と話した。

◆"セ界のサカモト"が逆転劇を演出した。巨人坂本勇人内野手(30)が開幕からの連続出塁を33試合とし、77年王貞治の球団記録に並んだ。4点を追う7回2死一、二塁から右前適時打。「僕が並べるような方ではないので。毎試合、いい状態で臨めるように継続していければ」。リーグ記録の97年金本知憲(広島)の35試合にあと2と迫ったが、記録より日々の試合に目を向けた。 レジェンドに並ぶ一打が、チームをリーグ20勝一番乗りに導いた。坂本勇の適時打を口火に、亀井の走者一掃の逆転適時二塁打、重信の2点適時三塁打などで一挙7点。「僕はつなげただけでみんなのつなぐ意識があったから。みんなで大量得点を取れたのは良かった」。主将として、打者11人による逆転劇の方が言葉もはずんだ。 志を高く持つことの重要性をソフトバンク王球団会長から教わった。数年前、王球団会長から届いた年賀状に記されていたのは「日本一の大型遊撃手を目指して、頑張ってください」。20代前半だった当時は想像することさえ難しかったが、日々の努力と結果を積み重ね、日本を代表する遊撃手に上りつめた。 主将5年目、優勝を逃し続けた現実を直視し、個人より巨人を先頭で実践する。だから、連続出塁記録にも「それは別に。意識はないです」と意に介さなかった。打率3割3分6厘、12本塁打はともにリーグトップ。どれだけ数字を残しても、さらなる高みを追い求める。【久保賢吾】

◆巨人亀井が得意の新潟で、決勝の逆転3点適時二塁打を放った。原辰徳監督のコメント。 「ここのところ亀ちゃんもストレスがたまっていた状況だったから。ひた向きに野球に取り組む姿勢を我々は見ているから、私自身も彼と同じくらい喜びが出たということでしょうね」 6回5失点で降板の菅野について。 「いつもは智之がチームを救っている状態でしたが今日は打撃陣が彼を救った。鶴でも恩返ししますから、たくさんのものを返すでしょう」

◆DeNAが5連敗で借金10に到達した。アレックス・ラミレス監督のコメント。 「7回に尽きる。2アウトから四球、ヒット。それも野球の1つかなと思う。負けた試合には何も出来ない。敗戦から学んで次につなげないと」

◆きょう8日のDeNA戦(ハードオフ新潟)に先発する巨人・菅野智之投手(29)はダッシュなどで調整した。新潟での登板はプロ1年目の2013年5月11日のDeNA戦以来、約6年(2188日)ぶりとなる。  地方球場で通算10試合で7勝2敗、防御率1・95と好成績を残すエースは「年に1回、場所によっては何年かに1回というところもあるから、楽しみにしてくれてるファンの方もいると思う。試合に勝つってところが一番の使命だと思うので、最少失点で長いイニングを投げることができれば、完投、完封っていう形が一番良いと思う」と勝利する姿を新潟のファンに届けると、誓った。

◆DeNAは8日の巨人戦で、3-1の五回2死から、宮崎が左前打、ソトの中前打で一、三塁とすると、筒香が左前適時打を放ち、好投手の菅野から1点を奪った。  筒香は「(先発の)大貫が頑張っていたので、援護できてよかったです。ボールに逆らわず、しっかりと打ち返すことができました」とコメントした。

◆巨人・坂本勇人内野手(30)が8日、DeNA8回戦(ハードオフ新潟)に「2番・遊撃」で先発出場。七回2死一、二塁の4打席目に右前適時打を放った。  相手の2番手・三嶋が投じた1球目を捉え、開幕から33試合連続出塁を記録。6日のDeNA戦(横浜)で2本塁打を放つなどして、1964年の長嶋茂雄に並ぶ32試合連続出塁としていた。そして、この日の一打で1977年に王貞治が記録した、開幕からの連続試合出塁の球団記録「33」に並んだ。  セ・リーグ記録は97年の金本知憲(広島)の35試合。プロ野球記録は、83年のスティーブ・オンティベロス(西武)の40試合となっている。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が8日、DeNA8回戦(ハードオフ新潟)に「5番・左翼」で先発出場。2点を返し、2点差としたあとの七回2死満塁から、左中間へ走者一掃の3点二塁打を放った。  昨年4月17日に行われた同球場での同戦では、1点を追う六回に逆転の決勝右越え2ランを放っていた。

◆猛攻で、一気に試合をひっくり返した。DeNA-巨人8回戦(ハードオフ新潟)が8日、行われ、巨人は4点を追う七回に一挙7得点で逆転した。  まずは2死一、二塁から坂本が右前適時打。これで、1977年に王貞治が記録した開幕からの連続試合出塁の球団記録「33」に並んだ。続く、丸が四球で出塁すると、代わった国吉から岡本が四球を選んで2死満塁。ここで、亀井が左中間3点二塁打を放ち、逆転に成功した。  さらに、代打・阿部が四球。DeNAはすかさず、石田をマウンドに送ったが、重信が右中間2点三塁打を放ち、さらにリードを広げた。

◆巨人は8日、DeNA8回戦(ハードオフ新潟)に8-5で逆転勝ち。先発したエース・菅野智之投手(29)は6回8安打5失点(自責点4)と苦しんだが、七回に味方が一挙7点を入れる逆転劇を見せ、セ・パ両リーグトップの5勝目を手にした。  「チームに大感謝です」  一回、先頭の神里に左翼線への三塁打を浴びると、続く宮崎に1球目を右前適時打とされ、3球で1点を失った。2死後にはロペスに左越え2ランを被弾。五回には3連打で、六回には失策も絡んでともに1点を失った。  だが、亀井が「うちのエースに黒星をつけさせることはできないと思い、みんなで頑張りました」と振り返ったように、チーム一丸でエースを援護。これには菅野も「とにかく感謝しかないですね。チーム一丸となって戦っていると思いますし、自分も遅れないように頑張ります」と感謝の気持ちを示し、決意を新たにした。

◆DeNAの南場オーナーが出身地の新潟での一戦を観戦した。試合前に報道陣の取材に応じ、最下位に低迷する現状を「ファンの皆さんに申し訳ありません」とわびた。  対応策については「冷静に分析し、現場も必死になって改善に努めている」と話し、チームには「苦しい時にこそ真価が問われる」と巻き返しを期待した。

◆先発の菅野は6回8安打5失点(自責4)と苦しんだが、両リーグトップタイの5勝目を挙げた。一回にロペスの2ランなどで3失点。五、六回にも1点を失ったが、七回に味方の大逆転で勝ち星が舞い込み「チームに大感謝です。一丸となって戦っていると思いますし、自分も遅れないように頑張ります」と頭を下げた。

◆2点差に詰め寄った後の七回2死満塁で、亀井が左中間へ逆転の3点二塁打を放った。打った瞬間から「祈り続けました」という打球が決勝打となり「最高にうれしかったです。奇跡が起きました」。昨年4月の新潟での同カードでも決勝2ランを放っており、「もう1回いいところを見せたいと思って打ちました」と笑みを浮かべた。

◆南場智子オーナー(57)が観戦する中、DeNAは無残な逆転負け。5連敗で借金が今季最多の「10」に達し、アレックス・ラミレス監督(44)は「タフな試合でした。七回に尽きる。2死からあと1アウトが奪えなかった」と首を振った。  菅野を攻略し六回まで5-1とリードしながら、七回に三嶋が1安打3四球で4失点、続く国吉も打者3人に1安打2四球の3失点を許し、一気に7点を奪われた。低迷するチームに劣勢をはね返す余力はなかった。  出身地・新潟での一戦を前に南場オーナーは、編成トップを務める三原一晃球団代表に立て直しを厳命していることを明かした。  「ファンの皆さまに、とにかく申し訳ない。現場が必死に頑張っていますので、どうか少しだけご寛容いただければ」と"謝罪メッセージ"も口にしたが、現段階でのテコ入れは否定した。ただ、この日のような試合を繰り返せば、ファンの我慢も限界に達してしまう。 (湯浅大)

◆セ・リーグ首位の巨人は8日、DeNA8回戦(ハードオフ新潟)に8-5で逆転勝ちし、2連勝でリーグ最速の20勝に到達した。1-5で迎えた七回に坂本勇人内野手(30)が右前適時打を放ち、ここから一挙7得点。1977年に王貞治がマークした開幕からの連続試合出塁の球団記録「33」に並ぶ一打が、反撃ののろしとなり、チームは2位・ヤクルトとのゲーム差を2に広げた。  大振りはしない。つなぐ意識を仲間に示すように、右方向へ流し打った。ビジターながら球場の左半分を埋めた新潟のG党は、坂本勇が鳴らした"反撃の号砲"に歓声を上げた。  「(田中)俊太とヤス(山本)が四球でつないでくれた。僕はつなげただけで、みんなにつなぐ意識があったから。大量得点が取れてよかった」  振り返る言葉にも「つなぐ」意識が満ちていた。エース・菅野が6回5失点。重い空気の中、坂本勇は1-5の七回2死一、二塁で三嶋が投げた外角低めのスライダーを右前に運び、逆転劇の口火を切った。相手投手陣の制球難も手伝い、亀井の左中間3点二塁打で逆転。この回一挙7点を奪って、8-5と試合をひっくり返した。  試合の流れを変えた一打で、坂本勇は1964年の長嶋茂雄を超え、77年に王貞治が記録した開幕からの連続試合出塁の球団記録「33」に並んだ。「僕が並べるような方じゃない」と謙遜したが、球団の枠を超えたレジェンドの記録に到達した。  次に挑戦するのは97年に金本知憲(広島)がマークしたセ・リーグ記録の35試合。プロ野球記録は83年のスティーブ・オンティベロス(西武)の40試合。打率・336、12本塁打、25打点、出塁率・424と絶好調の主将なら金字塔も夢ではないと思わせる。  安定した成績を残せるのも「細かいところを雑にやらない」という信条を掲げ、コンディショニングに手を抜かない日々があるからだ。チームに用意される試合前の食事はビュッフェ形式。特に先攻のビジターの試合前は、そばなど消化が早いものをこだわって選ぶ。  4月末に神宮で行われたヤクルト戦前には、ツナマヨのおにぎりに食指が動き、球団の栄養士に相談。「いつもより油分が多くなるけど、少量なら問題ない」と言われたが万全を期して自重した。ホームとビジターで打席に立つ時間差は5-10分ほど。「毎試合できるだけいい状態で打席立てるように、試合出られるように意識して、継続していきたい」。わずかな違いにもこだわり、食事をトレーに乗せている。  「ああいう点差でも逆転できるのはなかなか難しいですけど、1試合でも多くこういう試合ができるように頑張ります」。主将は記録到達より、リーグ最速で20勝に到達したチームの逆転勝利を喜んだ。フォア・ザ・チームの精神を体現する坂本勇が、首位を走るチームをリードする。(谷川直之) ★指揮官絶賛  原監督は、坂本勇の適時打で大量得点が生まれた七回の逆転劇を絶賛した。「四球でつないでというのは、改めて大事なことだと思った」と、ファウルで粘って四球を選んだ山本らを高く評価。6回5失点の菅野には「いつもは智之がチームを救っている。今日は打撃陣が彼を救った。鶴でも恩返ししますから、彼もまた、たくさんのものを返すでしょう」と巻き返しに期待した。

◆坂本勇のタイムリーから始まった巨人の逆転劇。4打席目で連続試合出塁記録を伸ばした坂本勇の技術とメンタル面は、さすがといえるが、あの7点は明らかに、DeNA投手陣の自滅だ。  2番手の三嶋、3番手の国吉と、いい真っすぐを投げていながら、すぐ変化球に頼り、それが抜けて四球、痛打...。大型打線を恐れすぎて、攻めきれず、投げきれず。4点リードの展開で、逆に追い込まれていた。  打線は菅野から5点を奪った。野手陣からすれば、「何をやっているんだ!?」という心境だろう。実際、七回以降は1人の走者も出なかった。投打の信頼関係にも、影を落としている。  現状を打破するには、逃げずに立ち向かっていくスタイルを取り戻すこと。攻めの姿勢は必ず、バックに伝わる。そこから、投打の絆を取り戻していくしかない。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
20121 0.625
(↑0.012)
-
(-)
110168
(+8)
121
(+5)
44
(-)
18
(+1)
0.264
(↑0.001
3.390
(↓0.02)
2
(-)
ヤクルト
19152 0.559
(-)
2
(↓0.5)
107179
(+7)
156
(+7)
43
(+1)
14
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.990
(↓0.05)
3
(-)
阪神
18162 0.529
(-)
3
(↓0.5)
107141
(+7)
151
(+7)
24
(-)
22
(+2)
0.241
(-)
3.480
(↓0.07)
4
(-)
広島
17171 0.500
(↑0.015)
4
(-)
108119
(+3)
144
(+2)
33
(+2)
18
(+3)
0.233
(-)
3.290
(↑0.04)
5
(-)
中日
15190 0.441
(↓0.014)
6
(↓1)
109124
(+2)
129
(+3)
23
(-)
23
(+1)
0.265
(↓0.002)
3.700
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
12220 0.353
(↓0.011)
9
(↓1)
109126
(+5)
156
(+8)
38
(+1)
7
(-)
0.232
(-)
4.110
(↓0.12)