ヤクルト(★0対9☆)巨人 =リーグ戦4回戦(2019.04.23)・明治神宮=
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巨人
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ヤクルト
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勝利投手:山口 俊(4勝0敗0S)
敗戦投手:原 樹理(2勝1敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(6号・9回表ソロ)

  DAZN
◆巨人が4連勝。巨人は初回、1死三塁からビヤヌエバの犠飛で先制する。1点を追加して迎えた4回表には、亀井の適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山口が8回1安打無失点の快投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆ヤクルト原樹理投手(25)が今季巨人戦初登板。昨季同カードは完封試合を含む1勝1敗の五分で、7月26日の2回から15イニング連続無失点中。今日も巨人打線を抑えて、自身の開幕連勝を伸ばせるか。

◆巨人亀井義行外野手が鮮やかなエンドランを決めた。 2点リードの4回1死一塁、ヤクルト原の内角に切り込むスライダーを右翼線へ運んだ。一塁走者のビヤヌエバを一気に本塁に迎え入れる一打に「いいところに飛んでくれました。ビヤが頑張って走ってくれた」と貴重な追加点をもたらした。

◆巨人の守護神ライアン・クック投手(31)が23日、右肘の違和感で出場選手登録を抹消された。 宮本投手総合コーチは「肘に違和感があるので不安を取り除くために検査に行くということ。僕の中では10日で戻ってくると考えています」と説明。来日1年目のクックは、ここまで8試合に登板し、6セーブをマーク。代役は9試合連続無失点中の中川を配置し、中継ぎ要員として野上を1軍昇格させる。

◆巨人が4連勝を飾った。山口は球威、制球とも抜群で8回を1安打無失点とし、無傷の4勝目。1回にビヤヌエバの犠飛で先制し、その後も亀井の適時二塁打、小林の2点打などで着実に加点した。ヤクルトは投打に精彩を欠いた。

◆ヤクルトで巨人山口俊投手から唯一の安打を放ったのが6回に代打で登場した上田剛史外野手。「真っすぐで押されている感じもあったし、変化球も良いところに決まってたので。とにかく積極的にいこうと思ってました」。 2球目の145キロ直球をたたき、投手のグラブをはじく内野安打とした。「あれが8回や9回だったら意識してましたけど、まだ6回だったんで。何とか自分ができることをしようという気持ちだけでした」と振り返った。

◆ヤクルト先発原樹理投手が6回6安打3失点で今季初黒星を喫した。 クオリティースタートを達成しているが、投げた6回のうち4度も先頭打者を塁に出し、そのうち3度で失点した。「スライダーの曲がりが大きかった。もう少し早く気づけて、使えたらよかった。今日は僕のせいで負けた。僕の責任です」と話した。

◆オリックスから加入した巨人中島宏之内野手が、12打席目で移籍後初安打を放った。 8回1死一塁から代打で登場し、左翼フェンス直撃の二塁打でチャンスを広げた。「やっと出て良かったです。早く打ちたいと思っていた。『捕らんでくれ』と思いました」と喜んだ。

◆15年育成ドラフト1位で入団した巨人増田大輝内野手が、9回にプロ初打席初安打を放った。 9回2死一、二塁から三遊間を破り、左前適時打でプロ初打点もマーク。「フォークが甘く入ってきたので仕留められて良かったです。4年間の道のりは長かった」と喜んだ。受け取った記念球は「会った時に渡したい」と両親に贈る。原監督は「きっぷのいいプレーヤーだね、彼は。守備もうまい」と評価した。

◆「恐怖の8番」巨人小林誠司捕手が、19日の阪神戦に続き今季2度目の4安打で、規定打席未到達ながら打率を4割1分5厘に上げた。8回に2点左前適時打、9回も左前適時打で計3打点。「しっかり継続したいです。今だけにならないように頑張りたい」と言い、原監督は「すごい8番バッターですね」と驚いた。

◆巨人が超・速攻でヤクルトとの首位攻防の初戦を圧勝した。 1回に1番坂本勇人内野手(30)がヤクルト原の初球を中越え二塁打し、開幕から20試合連続出塁でチャンスメーク。丸の進塁打とビヤヌエバの右犠飛で、試合開始から5球で先制した。4回までに3点リードを奪うと、終盤に6得点をダメ押し。9得点を量産した。先発山口俊投手(31)も8回無失点で4勝目をマーク。3試合連続の無失点勝ちと投打がかみ合い、首位固めに入る。狙い澄まして...バーン! とすっ飛ばした。坂本勇がプレーボールと同時に優勢に持ち込んだ。ヤクルト原の142キロど真ん中の直球をレベルスイングではじき返した。「1番になってから、なかなか初球を仕留められなかった。意識して狙っていった。ツーベースになったのが良かった」と薄暮のダイヤモンドへと爽快に駆けだした。丸の二ゴロで三塁へ進み、ビヤヌエバの右犠飛で悠々と生還した。 リードオフマンの主将が文字通り背中で示し続けている。2番で開幕し、吉川尚の離脱をうけ、16日広島戦から1番に入った。「何番でも一緒。みんなでつないでという意識は変わらない」。この日を含め、6試合連続で1番に入り、5勝1敗と上げ潮の原動力を担っている。28安打はリーグトップで打率3割5分9厘をキープ。丸、ビヤヌエバ、岡本と続く強力打線の"顔"を堂々と張る。 プロ13年目、主将5年目のキャリアを積み重ね、周りの景色も様変わりした。ベンチ入りメンバーの生え抜きで年上は阿部、亀井の2人だけ。12年の最後の日本一を知るのはごくわずか。4安打猛打賞の小林、プロ初安打の増田大、9回6号ソロを放った丸も日本一を知らない。当時、必死に追いかけた阿部、村田の背中から「レギュラーが泥臭く、熱くプレーする姿はチーム全体に広がる」と学んだ。 2位ヤクルトとの首位攻防、第1戦は9得点で圧勝に持ち込んだ。好投した山口には登板の数日前に「俊さんの四球は全然大丈夫。バーン、バーンっていくからテンポが悪いとは感じませんよ。気にしないでいつも通りいきましょう」と、さりげなく背中を押した。打線も投打もつなぐ坂本勇が意気揚々と首位巨人をけん引する。【為田聡史】 ▽巨人原監督(1回の坂本勇の初球二塁打について)「あれでノーヒットで点数が取れたわけだからね。最初のツーベースでね」

◆ヤクルト打線にブイブイ言わせた。巨人山口俊投手(31)が8回1安打無失点で、リーグトップの4勝目を挙げた。 6回1死に上田の投ゴロをはじき、初安打を許した。開幕4連勝ながら2年連続のノーヒットノーランを逃し「捕れたボールだったのでちょっと悔しい」と苦笑い。「1人1人抑えることができた」と納得顔でフラッシュを浴びた。 九州男児らしくどっしりとした風貌に似合わず、ひそかな悩みがある。「そろそろ今年は『弱気』を卒業したいですね」。150キロを超える直球とフォークを武器に13年間プロの世界で戦い抜いてきた。それでも「何かを信用して突き詰めていかないと」と自問した。前回登板の16日広島戦では6四球。「どこかで打たれちゃいけないという気持ちの部分が大きい」と心の乱れが結果に出た。 悩み解決のヒントは自身の中にあった。昭和生まれの右腕は今年で32歳を迎えるが「今も気持ちは20歳のまま。若い子にも負けたくない。たまに話についていけない時もあるけど(笑い)」と初心を忘れない。がむしゃらに腕を振ったあの頃のように、この日は力強い直球で迷いなく押し切った。次回は中5日で29日DeNA戦(東京ドーム)に先発するため、完封目前も101球で降板。「また次もいい調整をして頑張ります」と頼もしく次戦を見据えた。【桑原幹久】

◆巨人は20日阪神戦から3試合続けて継投による完封勝ち。巨人の3試合連続完封勝ちは17年4月16~19日以来だが、17年は2試合目の18日に菅野が完投。完投なしの3試合連続完封リレーは球団史上初めてだ。 これで山口は今季初登板の2日阪神戦から4戦4勝。シーズン初登板から4戦4勝は自身初めてで、巨人では10年内海以来12人、14度目。菅野がやっていない「開幕4戦4勝」を山口が記録した。

◆巨人のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)が23日、平成最後の「TOKYOシリーズ」となるヤクルト4回戦(神宮」に「3番・三塁」で先発出場。一回1死三塁の1打席目に先制の右犠飛を放った。  「最低限、犠牲フライという気持ちで打席に入りました。先制点となってよかったです」  相手先発・原が投じた2球目、142キロのシュートを捉えた打球は、三走・坂本勇が生還するには十分な距離。これが、来日63打席目で初の犠飛となった。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が23日、平成最後の「TOKYOシリーズ」となるヤクルト4回戦(神宮)に「5番・右翼」で先発出場。2点リードの四回1死一塁から右翼線への適時二塁打を放った。  「いいところに飛んでくれました。ビヤが頑張って走ってくれたね!」  相手先発・原が投じた4球目。一走・ビヤヌエバがスタートを切り、亀井が127キロのスライダーを捉えた。

◆巨人・小林誠司捕手(29)が23日、ヤクルト4回戦(神宮)に「8番・捕手」でスタメン出場し、今季2度目の猛打賞を記録した。  三回と五回に中前打を放ち、六回の一邪飛ののち、八回1死二、三塁で迎えた第4打席では、ヤクルト3番手の左腕・中尾から会心のライナーを左前へ運ぶ2点打。この試合3本目の安打で、前回出場した19日の阪神戦(甲子園)での4安打に続く今季2度目の猛打賞をマークした。規定打席には到達していないものの、打率は・400に乗った。

◆巨人・丸佳浩外野手(30)が23日、平成最後の「TOKYOシリーズ」となるヤクルト4回戦(神宮)に「2番・中堅」で先発出場。5点リードの九回先頭の5打席目に左翼席への6号ソロを放った。  この回からマウンドに上がった田川が投じた2球目を捉えた打球は、大きな放物線を描いて、スタンドイン。4月17日の広島戦(リブワーク藤崎台)以来、4試合ぶりの一発で駄目を押した。

◆巨人・増田大輝内野手(25)が23日、ヤクルト4回戦(神宮)でプロ初打席適時打をマークした。  八回から代走で途中出場し、遊撃の守備に就いた。6点リードの九回2死一、二塁ではプロ初打席へ。ヤクルトの4番手右腕・田川の5球目、スライダーを左前へ転がし、うれしいプロ初安打を適時打で飾った。  俊足堅守を売りとする25歳は、2015年の育成ドラフトで、独立リーグ、四国アイランドリーグ・徳島から1位指名され、入団。17年に支配下登録をされ、19日に初昇格を果たした。

◆ヤクルトの原は6回3失点で今季初黒星を喫し「今日は僕のせいで負けた」と責任を背負った。  先頭打者の出塁を許した一、三、四回はいずれも失点。三回は1死二塁から2暴投での失点だった。「調子は悪くなかったが、先頭打者を慎重に攻めなければならなかった」と反省。小川監督は「もったいない内容の失点」と残念がった。

◆ヤクルトは打線が3安打と振るわず、今季2度目の零敗を喫した。五回まで無安打で、山口からは六回に代打の上田が記録した内野安打しか打てなかった。  山口に3三振を喫した青木は「全部いいところに投げられてしまった。球威も制球も良かった」と潔く話した。

◆オリックスを自由契約となって加入した中島が、八回1死一塁から代打で出場。左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、好機を広げた。ベンチで祝福された36歳のベテランは移籍後12打席目での初安打に「やっと出てよかった。早く打ちたかった。(打球を)捕らんでくれー、と思っていました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

◆育成出身の4年目・増田大がプロ初安打。八回に代走で出場し、九回2死一、二塁で初打席を迎えると、田川の132キロのフォークボールを左前へ。適時打で初打点も記録した。徳島・小松島高から進んだ近大を中退後にとび職に就くなど異色の経歴を持ち、2017年に支配下契約を勝ち取った苦労人。徳島に子供と住む妻・優香さんからは、2週に1度ほど野菜多めの手作り料理が送られてくる。単身赴任のパパは「『(記念球は)会ったときに渡すから』と言いたい。やっと自信を持って渡せる」と胸を張った。

◆ヤクルトは完敗で平成最後のTOKYOシリーズ初戦を落とした。3安打で今季2度目の零封負け。打線が六回1死まで無安打に抑えられ、小川監督は「(山口は)良かったですね。打てなかったわけだから」と冷静に振り返った。  先発の原は6回6安打3失点。指揮官は「6回のうち先頭を4度出して、3回が失点につながった。(3失点の)結果をみれば粘ったといえるかもしれないが、失点の内容がもったいない」と厳しかった。  これで最近5試合は1勝4敗となり、首位・巨人と1・5ゲーム差に開いた。山口の前に3三振を喫した青木は「全部いいところに投げられた。球威も制球も良かった。明日(24日)は何とか取れるようにしたい」と前を向いた。 (長崎右)

◆巨人・山口俊投手(31)は23日、ヤクルト4回戦(神宮)で8回101球を投げて1安打無失点で、開幕から4戦4勝をマーク。ハーラー単独トップに立った。六回1死から投手内野安打とされるまで無安打無失点の好投。チームを3試合連続の無失点勝利に導いた。  神宮の燕党から、ため息が漏れる。わずか1安打。山口が強打の燕打線を寄せ付けなかった。  「前回から状態はすごくいい。自分の調子と、(小林)誠司がいいところでインコースを配球してくれたので、理想のように抑えられました」  最速150キロの真っすぐでストライクを先行。今季から「同じ直球にしても強弱をつけたり。投げ分けすることで1つの球種が2つ、3つになると思う」と同じ球種でも緩急をつける。フォークボールもカウントを取る球にも決め球にも使い、的を絞らせなかった。  「やっぱり(相手打線が)線としてつながらなかったので。(走者を)出しても、しっかり点で抑えられた」  六回1死まで無安打の快投。上田に高いバウンドの打球を自身の頭上に打たれての内野安打が唯一の被安打だった。「捕れたボールだったので、ちょっと悔しい」。それでも青木から3打席連続三振を奪うなど、上位打線に仕事をさせず。次回は中5日で29日のDeNA戦(東京ドーム)に登板する可能性が高く、8回101球で降板。球団では2010年の内海以来となる開幕4戦4勝で、チームを3戦連続の無失点勝利に導いた。  熱気が好投を支える。「体の中に汗をためておきたくない」との理由で、休養日は遠征先でもサウナや岩盤浴で汗を出すのがルーティン。サウナに10分入って水風呂につかるのを3セットほど行い、無理にでも発汗させる。東京都内の自宅付近のサウナがある施設にも通う。  「チームが勝つのが一番なので、よかった」と山口。G党を熱くさせ、心地よい汗を拭った。 (赤尾裕希) 山口について巨人・宮本投手総合コーチ 「(降板は)次もあるからね。コントロールがよかった。中軸もタイミングが合っていなかった」

◆巨人は23日、首位攻防となったヤクルト4回戦(神宮)に9-0で大勝し、4連勝でセ・リーグ首位の座をキープした。8番打者として先発した小林誠司捕手(29)が、前回スタメンだった19日の阪神戦(甲子園)に続く"2試合連続"の4安打3打点で引っ張り、打率は4割超え。平成元年生まれのイケメン捕手が、平成最後の東京対決「TOKYOシリーズ」初戦の勝利をもたらした。  迷いなく振り抜いた打球が、加速するように三遊間を抜けた。九回2死一、二塁から、8番・小林のこの日4安打目となる適時打で8点目。"伏兵"の大暴れに、神宮の三塁側はベンチもファンも大騒ぎだ。  「(先発の山口)俊さんがすごくいい投球をしてくれたので、いいリズムで入れたと思います。さすが俊さんでした、きょうは」  0・5ゲーム差の首位攻防第1戦は、巨人がヤクルトを圧倒した。14安打9得点。序盤から小刻みに加点し、八、九回に突き放した。大勝の中心にいたのは小林だ。山口を8回1安打無失点に好リードし、チームは3戦連続の無失点勝利。それ以上に、バットが乗りに乗っている。  今季1号アーチなど自身初の4安打3打点をマークした19日の阪神戦(甲子園)以来、3試合ぶりのスタメンマスクで、再び4安打3打点。規定打席には22打席足りないが、41打数17安打で打率は・415に急上昇した。ここまで四球はゼロ。積極的な姿勢が安打量産につながっている。  "春の珍事"とは言わせない。オープン戦で27打数2安打だった昨季は、開幕後に絶好調。規定打席に到達した4月24日には打率・375でリーグ1位に立ったこともあった。だが5月以降は不振にあえぎ、最終的には打率・219。昨季の悔しさを経験しているだけに「今だけにならないように頑張ります」と浮かれることはなかった。  この3連戦は平成最後の東京対決「TOKYOシリーズ」。平成元年生まれの小林は、若い頃は昭和54年生まれの先輩、阿部から「ゆとり世代」と性格を評されたこともあったが、チーム内では痛みに強い"タフマン"として知られる。  2016年6月の試合では死球を受け、左肩甲骨棘(こっきょく)下窩骨折。だが本人は特に気に留めず、次の日も試合に出場していた。その翌日の試合前の練習でまともにバットを振ることができず、初めてトレーナーに相談。「誠司がそういうなら、ただ事じゃない」と促されて、数日後にようやく病院で検査を受け、骨折だったことが判明した。甘いマスクの裏には、骨が折れてもグラウンドに立つほどのガッツが隠されている。  3度目の就任となった昨秋から、小林に手取り足取りで打撃指導を続ける原監督も「すごい8番バッターですね」と目を見開いた。4連勝で、2位ヤクルトとの差を1・5ゲームに拡大。「令和」の新時代を前に、強い巨人が復活の気配を漂わせている。 (谷川直之)

◆巨人・山口はテークバックまで力が抜けたフォームで、球をリリースする瞬間に力が入る。これが球が切れる要因だ。味方の大量得点があって八回で降板したが、ほぼ完投といっていい。チームにとっては、これが何よりありがたい。  キャンプからよく投げ込んでいた。あまり投げ込みをしない投手が増えている中で、珍しく球数をほうってボールを強くしていく投手。キャンプからやってきたことが証明されている。  攻撃では2番・丸のしたたかさが目についた。一回に1番・坂本勇が初球を打って二塁打。丸は強振するかと思いきや、二ゴロで簡単に走者を三塁へ進めた。そしてビヤヌエバの右犠飛で先制。ヤクルト・原は立ち上がりに嫌な1-3番だと感じただろう。その裏に山口の投球を見せられて、これ以上は点をやれないと力みが入ったと思う。  課題はこの日、右肘の違和感で出場選手登録を外れたクックの穴をどうするか。先発陣に求められるのは完投能力だが、火曜日の山口、金曜日の菅野とカードの初戦に完投できる投手がいる巨人は、やはり強い。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1370 0.650
(↑0.018)
-
(-)
123103
(+9)
71
(-)
30
(+1)
6
(-)
0.278
(↑0.005
3.270
(↑0.18)
2
(-)
ヤクルト
1291 0.571
(↓0.029)
1.5
(↓1)
121113
(-)
100
(+9)
24
(-)
8
(-)
0.248
(↓0.005)
4.180
(↓0.08)
3
(-)
中日
1190 0.550
(↓0.029)
2
(↓1)
12388
(+2)
67
(+3)
19
(+2)
16
(-)
0.281
(↓0.004)
3.320
(↑0.02)
4
(1↑)
広島
9120 0.429
(↑0.029)
4.5
(-)
12273
(+3)
101
(+2)
17
(+1)
7
(-)
0.226
(↑0.002)
3.920
(↑0.1)
4
(-)
DeNA
9120 0.429
(↓0.021)
4.5
(↓1)
12282
(+3)
91
(+8)
25
(+1)
4
(-)
0.240
(↓0.001)
3.840
(↑0.05)
6
(-)
阪神
8131 0.381
(↑0.031)
5.5
(-)
12183
(+8)
112
(+3)
17
(+1)
10
(+3)
0.240
(↑0.005)
4.180
(↑0.11)