1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 1 | 0 |
DeNA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 1 |
勝利投手:床田 寛樹(2勝1敗0S) 敗戦投手:京山 将弥(0勝2敗0S) 本塁打 |
◆広島は1-1で迎えた3回表、安部の適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功する。続く4回には、無死満塁の好機から鈴木が走者一掃の適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・床田が9回4安打1失点の力投で今季2勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。
◆開幕から左腕相手によく打つのがDeNAのホセ・ロペス内野手(35)。今季は右投手に対して36打数8安打で打率2割2分2厘も、左投手には13打数9安打、打率6割9分2厘と猛打を見せる。相手先発の広島左腕・床田から今日も安打出るか。
◆DeNA神里和毅外野手(25)が先頭打者本塁打を放った。 1回無死、広島先発床田の2球目、真ん中やや内寄りの143キロ直球を右翼スタンド中段へ今季3号ソロ。「完璧です! 先制されたあとだったので、出塁してチャンスを作る気持ちで打席に向かいました」と話した。
◆DeNA筒香嘉智外野手(27)が右肘に死球を受け、ベンチに退いた。 1-6の4回1死、広島先発床田の初球が右肘に装着していたエルボーガードを直撃。 しばらくうずくまり苦しそうな表情を浮かべた。すぐに治療のためベンチに退き、代走の佐野が送られた。
◆広島が今季初めて初回に「タナキク」の連打でチャンスをつくり、先制した。前日1番を外れた田中広輔内野手が元の打順に復帰。 右前打で出塁し、2番菊池涼介内野手への初球に二盗に成功した。菊池涼の右前打で一、三塁となり、3番野間峻祥外野手が左前適時打を放った。
◆DeNA浜矢広大投手(26)が、楽天から移籍後初登板を果たした。1-3の4回から、先発京山に代わってマウンドへ。 安打と四球などで無死満塁とし、4番鈴木に走者一掃の3点適時二塁打を許した。1回を3安打3失点。 6年目の浜矢は開幕直前の3月26日に熊原との交換トレードで加入。左の中継ぎとして期待されている。
◆広島鈴木誠也外野手(24)が長いトンネルを抜けた。2点リードの4回無死満塁で、走者一掃の右翼線二塁打を放った。2番手浜矢の外角低め直球を、逆らわずに右方向に打ち返す技ありの一打。 この打席まで連続打席無安打の自己ワーストを更新しており、4月6日阪神戦の第5打席以来、23打席ぶりの安打だった。「チャンスでとにかく点につながってよかった」と話した。
◆DeNA筒香嘉智外野手が死球で退場し、連勝も3で止まった。4回1死、広島床田の初球、142キロ直球が肘当てを装着した右肘を直撃。 一塁へ向かう途中でうずくまり苦痛に顔をゆがめた。そのまま代走が送られ、試合途中に横浜市内の病院へ向かった。青山ヘッドコーチは「ガードの隙間に当たったみたい。レントゲンを撮った限りでは骨折はない」と説明。明日以降の出場には「どうかなあ...。1日くらいで済めばいいですが。すべては明日にならないと分からない。調子がいいだけに痛いね」と話した。
◆8番から定位置の1番に戻った広島田中広輔内野手が、2安打1盗塁と奮闘した。 初回右前打を放ち、次打者菊池涼のときに二盗成功。野間の左前打で生還した。4回は中前打で出塁して得点につなげ「こういう試合を続けていきたい」と話した。緒方監督は「(田中広の)勇気ある盗塁から先制点を挙げられたし、特に1、2、4番というところはこれからも軸として頑張ってほしい」と話した。
◆広島が連敗を5で止めた。先発床田が今季2勝目をチーム初の完投勝ちで挙げ、打線は効果的に加点し6点をもぎ取った。緒方孝市監督(50)の一問一答は以下の通り。 -床田が完投 緒方監督 がんばってくれたね。先頭に打たれてバタつくことなく、まさか9回までは考えてなかったけど。相手の打者も(タイミングが)合ってなさそうだったしね。そういった中で、ピッチングコーチが「がんばれますよ」と言ってくれた。9回も引っ張って、しっかり結果出してくれて、大きな自信になる。 -先発陣にいい影響 緒方監督 なかなか先発のメンバーが長いイニングを投げられない中で、ああいう姿を見せてくれた。自分のボールを投げるということに集中して、相手を恐れることなく、いい姿だったと思うよ。 -鈴木が必死に仕事をした 緒方監督 全員が全員、みんなが状態がいいということはないし、誰かが悪かったら誰かがカバーする。誠也もそういうことはわかっている。四球を選ぶところはしっかり選ぶし。 -右打ちで3点打 緒方監督 何とかしようという気持ちだけだったと思う。 -打線がつながった 緒方監督 (1番田中)広輔もしっかりと仕事して、勇気ある盗塁から先制点を挙げられた。とくに1番、2番、4番というところは、これからも軸としてがんばってほしい。
◆広島床田寛樹投手(24)が4安打1失点でプロ初の完投勝利を挙げた。 初回、神里に先頭打者弾を許した後は危なげない内容。8回終了時で116球を投げていたが続投し、今季2勝目を手にした。17年に左肘のトミージョン手術を受け、6日阪神戦で復活星を挙げたばかり。1つ目のウイニングボールは自宅にあり、2つ目は手術を受けた群馬県の病院に送るという。「素直にうれしい」と話した。 佐々岡投手コーチは「7回を終わった時点で完投させようと思った。自信になると思ったが、自分が投げるより緊張した」と話した。
◆広島の4番鈴木誠也外野手が、1週間ぶりの勝利を執念でもぎ取った。3-1の4回無死満塁。カウント1-1からの外角低め直球を右狙いで一塁線に転がし、3点二塁打とした。 自己ワーストを更新していた連続打席無安打は22でストップ。勝利を引き寄せ「チームが勝てたのが一番。バッティングはたまたまです」と話した。 5連敗中のチームを勝たせることしか頭になかった。第1打席は3球三振。3回無死二塁の第2打席は、なりふり構わずスタンスを広げ、ノーステップ打法に切り替えた。しっかり左足を踏みだしバットを強く振り切るのが持ち味だが、自らのスタイルを曲げてまで結果を求めた。緒方監督は「何とかしようという気持ちだけだったと思う」と話す。結局四球を選んだ後、二盗にも成功し、勝ち越し点を呼び込んだ。 8回のチャンスで空振り三振に倒れると、ベンチの壁を思い切り蹴りつけた。調子が悪くても何とかしようとあがき、打てなければ本気で悔しがる。打点を15とし、本塁打(5)とあわせて2冠に返り咲いたが、個人記録に興味はない。4番の役割を正面から受け止める鈴木が、巻き返しのキーマンになる。【村野森】
◆DeNA・筒香嘉智外野手が13日の広島2回戦(横浜スタジアム)の四回、第2打席で死球を受け途中交代した。 一死走者なしで迎えた筒香の第2打席。広島先発・床田が投じた初球、142キロ直球が右肘付近に直撃。肘当てより少し上に直接当たったとみられ、筒香は一塁に歩き出そうとして、激痛に顔をゆがめてうずくまった。 手当のためベンチに下がり、そのまま代走・佐野に交代。普段は多少の痛みは表情に出さない主将のただならぬ様子に、横浜スタジアムには動揺が広がった。
◆13日の広島2回戦(横浜スタジアム)の四回の打席で右肘に死球を受け途中交代したDeNA・筒香嘉智外野手(27)は、試合中に横浜市内の病院に直行。エックス線検査の結果、骨に異常はないとの診断を受けた。 「(登録抹消などは)明日(14日)になってみないと分からない。心配ですね。筒香が引っ張っているチームですから。打撲くらいですめばいいけど...」と青山ヘッドコーチは表情を曇らせた。 筒香は四回の第2打席で、広島先発・床田が投じた初球、142キロ直球が右肘付近に直撃。肘当てでカバーしていなかった右肘の上部に直接当たったとみられ、一塁に歩き出そうとして、激痛に顔をゆがめうずくまった。その後、試合中に自らハンドルを握り横浜市内の病院に向かい検査を受けていた。
◆12日にDeNAの今永に1安打に封じ込まれた広島打線が10安打6得点と奮起した。3番野間は一回の先制打を含む4安打と躍動し「何とか後ろにつないでいこうと思った」と、三回には西川の中犠飛で勝ち越しのホームイン。 四回は無死満塁から鈴木が23打席ぶりの安打となる走者一掃の右翼線二塁打で突き放した。長いトンネルを抜けた4番打者は連敗を5で食い止め「チームが勝てたのが一番」と安堵した。 緒方監督(鈴木に) 「打てなくても四球を選んだり、何とかしようという気持ちが出ていた」 西川(三回に勝ち越し犠飛) 「最初から外野フライでもと思った。(三塁走者の)野間さんのおかげ」 広島・佐々岡投手コーチ(床田に) 「七回が終わった時点で完投させようと思っていた。完投させた方が自信になる」
◆DeNAの京山は3回3失点とまたも役目を果たせなかった。一回は先頭からの3連打であっさり失点。全て追い込んだ後の変化球を攻略され、味方の失策でピンチを背負った三回は粘れずに2点を勝ち越された。その裏の打席には立ったが、続投は許されず「早い回で降板し、チームとリリーフ陣に申し訳ない」と肩を落とした。 デビューから3連勝した昨季と対照的に、開幕から3試合続けて五回のマウンドすら踏めていない。ラミレス監督は「もう少しやってくれると思った」と手厳しかった。 神里(自身2本目の初回先頭打者本塁打) 「先制された後だったので、出塁してチャンスをつくる気持ちだった」
◆「アニバーサリーゲーム」として球団創設70周年を記念する特別ユニホームで臨んだ試合は、神里が一回に今季3号となる先頭弾で一時同点に持ち込んだ。床田の直球を右翼席中段に運び「打った瞬間入るなという感じだった」と振り返った。三回には中前打を放ち、連続試合安打を自己最長の「9」にのばすなど好調を維持。死球で途中交代した筒香の状態が心配されるが「今いるメンバーでしっかり戦っていかないと」と自覚を示した。 3回4安打3失点で2敗目を喫したDeNA・京山 「状態は悪くなかったが、初回に無駄な四球を与えたり、追い込んでから安打を許してしまい、もったいなかった」
◆DeNA・筒香嘉智外野手(27)が13日、広島2回戦(横浜)の四回の第2打席で右肘に死球を受け、途中交代した。その後、自らハンドルを握って試合中に横浜市内の病院に直行。エックス線検査を受け、骨に異常はないと診断されたが、出場選手登録の抹消や欠場の可能性については、14日に判断されることになった。 筒香は広島の先発・床田が投げた初球、142キロの直球を右肘付近に受けた。肘当てで覆われていない上部に当たったもようで、一度歩き出そうとしたが激痛にうずくまり、ベンチに下がった。 青山ヘッドコーチは「明日(14日)になってみないと分からない。心配ですね。筒香が引っ張っているチームですから。打撲くらいですめばいいけど...」と説明した。多少の痛みでは表情に出すことがない主砲だけに、球場内も騒然とした空気に包まれた。 一回の内野安打で11試合連続安打とするなど、いずれもリーグ4位の打率・358、4本塁打、13打点と好調だった筒香。離脱となれば大きな痛手となる。 (佐藤春佳)
◆広島は13日、DeNA2回戦(横浜)に6-1で勝ち、連敗を5で止めた。先発した床田寛樹投手(24)が、プロ初完投で2勝目(1敗)。切れ味のある変化球を武器に、本塁打による1点のみに抑えた。DeNAは連勝が3で止まった。 1軍最低保障年俸(1430万円)の半額にも満たない左腕が、チームを救った。床田が強力打線を1点に抑え、3年目でプロ初完投。自身の今季初勝利後に5連敗と苦しんだチームを救った。 「素直にうれしい」 開幕からローテーションを守り、今季3度目の先発マウンド。127球の力投を見せ、ホッと息をついた。 先制点をもらった直後の一回、先頭の神里に失投を右翼席に運ばれ、気合を入れ直した。「ブルペンから真っすぐがよくなかった」と多彩な変化球をコーナーに散らし、ゴロアウトを積み重ねる。走者を背負ってもピンチの芽を摘み、三回はソト、四回は宮崎を併殺打。続投を志願した九回、この日3つ目の併殺打で試合を締めた。 新人だった2017年4月、登板2試合目でプロ初勝利を挙げたが、1週間後のDeNA戦で左肘の違和感を訴え、長期離脱を余儀なくされた。同年7月に靱帯(じんたい)再建手術を受け、1年以上のリハビリを経て今季復帰。これで早くも2勝目となった。 試合中は不安を感じていたという。「やっと投げられるようになって2戦目で勝てた。新人の時と一緒なので、また3戦目でけがしないように」。しかし、全てを快投で吹き飛ばした。 ただ、5点リードの四回1死では筒香に死球を当て、慌てて帽子を取って謝る場面もあった。直後の五回の打席でDeNAファンから抗議のブーイングを受けるなど遺恨を残す結果となった。リーグ最下位に沈む中、それだけ余裕がなかったともいえる。 ウイニングボールは手術を受けた群馬県の病院に届けるという。もやもや感こそ残ったが、24歳の力強い投球は、まさかの不振に陥ったチームの希望の光となった。 床田について広島・佐々岡投手コーチ 「七回が終わった時点で完投させようと思っていた。完投させた方が自信になる」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ヤクルト |
9 | 5 | 0 | 0.643 (↑0.028) | - (↓0.5) |
129 (-1) | 74 (+11) | 51 (+6) | 15 (+4) |
5.000 (-) | 0.000 (-) |
2 (1↓) |
巨人 |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↓0.052) | 0.5 (↑0.5) |
130 (-1) | 59 (+6) | 49 (+11) | 19 (+3) |
5.000 (-) | 0.000 (-) |
3 (1↓) |
DeNA |
8 | 6 | 0 | 0.571 (↓0.044) | 1 (↓0.5) |
129 (-1) | 66 (+1) | 53 (+6) | 17 (+1) |
4.000 (-) | 0.000 (-) |
4 (-) |
中日 |
7 | 6 | 0 | 0.538 (↑0.038) | 1.5 (↑0.5) |
130 (-1) | 60 (+10) | 45 (+2) | 15 (+2) |
9.000 (-) | 0.000 (-) |
5 (-) |
阪神 |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↓0.028) | 4 (↓0.5) |
129 (-1) | 46 (+2) | 74 (+10) | 8 (+1) |
4.000 (-) | 0.000 (-) |
6 (-) |
広島 |
4 | 10 | 0 | 0.286 (↑0.055) | 5 (↑0.5) |
129 (-1) | 43 (+6) | 76 (+1) | 12 (-) |
5.000 (↑2) | 0.000 (-) |
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