オリックス(☆3対1★)楽天 =リーグ戦2回戦(2019.04.06)・大阪ドーム=
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楽天
0010000001601
ORIX
01010100X3601
勝利投手:東明 大貴(1勝0敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(0勝0敗2S))
敗戦投手:美馬 学(1勝1敗0S)

本塁打
【楽天】茂木 栄五郎(1号・3回表ソロ)
【オリックス】メネセス(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
◆オリックスは2回裏、メネセスのソロで先制する。その後同点となって迎えた4回には、メネセスの犠飛で1点を勝ち越した。投げては先発・東明が6回途中1失点。その後は5投手の継投で逃げ切り、東明は今季初勝利を挙げた。敗れた楽天は、打線が好機を生かしきれなかった。

◆楽天茂木栄五郎内野手(25)が中堅バックスクリーンに同点弾をたたき込んだ。 1点を追う3回1死からオリックス東明の直球を捉えて1号ソロ。「追い込まれていたので、コンパクトなスイングを心掛けました。しっかりたたけましたね」と淡々とした表情で振り返った。

◆楽天が今季初の連敗を喫した。先制された直後の3回に茂木の1号ソロで1度は追いついたが、得点はこの1点のみ。6回には1死二塁からウィーラーの中前打で島内が同点のホームを狙ったが、オリックス西浦の好返球にはばまれた。 平石洋介監督は「あれは相手を褒めるべき。(西浦の)素晴らしいボールだった。悲観する必要はない。毎試合打てれば苦労はしない。明日、しっかり勝ちにいく」と切り替えを強調した。

◆楽天茂木栄五郎内野手(25)が前夜の悔しさをバットで晴らした。6日のオリックス戦の3回、東明の直球をバックスクリーンにたたき込んだ。 先制された直後、一時同点に追いつく1号ソロに「追い込まれてから理想的な打撃ができた。あそこまで飛ぶとは思わなかった」。平石監督も「いいバッティング。あそこに放り込むのは大したもの」と飛距離に目を見張った。 連勝が5で止まった前日5日の試合では、遊撃守備で失点につながる失策があった。「もう打つしかないと思っていた」。1回には1番田中が四球で出塁すると、初球を三塁線に転がしてバント安打を決めた。「浅村さんにチャンスで回して、打線を活性化したかった。試合前から、田中が塁に出たらセーフティーをやろうと2人で話し合って、狙っていた」。今季初の連敗を喫したチームにあって、確かな存在感を示した。【亀山泰宏】

◆オリックスの新外国人メネセスが来日1号の先制ソロを含む全3打点を挙げた。 先頭打者の2回。2ストライクから楽天美馬の見逃せばボールになりそうな外角高めに「積極的にいこう。以前にも高めのつり球が甘くなることがあった」と反応し、ライナーで右翼席へ運んだ。「球場全体を使ってヒットを打つ意識」でその後は中堅、左翼へ犠飛と全方位へ打ち分け、チームを今季初の連勝に導いた。 打順は吉田正と入れ替わる形で3番から4番になった。西村監督は「(吉田)正尚が責任を背負っているようだった。4番で結果が出ず本人も何でだろうと。少しでも上向くところにもっていけるのではと考えた」と説明。プチ改造は奏功し、その主砲にも今季初長打の三塁打を含む初のマルチ安打が生まれた。「そこはうまくいった。よかった」。指揮官は、当面はこの打順で昨季26発の吉田正の復調を待つつもりだ。 もっともメネセスも昨季フィリーズ3Aで4番も務め、打点と本塁打で2冠の実力者。4試合、15打席ぶりの快音で存在感を示した。漫画「ドラゴンボール」の主人公、孫悟空がマイヒーローという助っ人は、日本語で「まいどおおきに」とご機嫌でヒーローインタビューを締めた。【押谷謙爾】

◆オリックスの新外国人、ジョーイ・メネセス内野手(26)が6日、楽天戦(京セラ)に今季初めて「4番・左翼」で出場。二回の先頭で右翼3階席に今季1号ソロを放った。  2ストライクから楽天・美馬が投じた3球目。外角高め142キロの直球を振り抜き、右翼スタンドまで運んだ。待望の今季1号は先制のアーチ。今季はここまで3番で出場を続けていたが、この日は主砲の吉田正と打順が入れ替わり、シーズンでは初めて4番に座った。

◆今季初の「3番」で出場した吉田正は4打数2安打で今季初マルチ。四回には先頭で中堅へ三塁打を放ち、メネセスの犠飛につなげた。「塁に出てつなごうという気持ちです。(3番でも)任されたポジションで自分の役割を果たすだけ」。3、4番の打順を入れ替えた西村監督は「(吉田)正尚は4番で結果が出なくて、全部自分で背負っていた。試合前に話して『きょうは3番で試してみよう』と。これでうまくいけば」と説明した。

◆東明は5回2/3を5安打1失点で今季初勝利。三回に茂木に一発を浴びたが、粘りの投球でゲームをつくった。「とりあえずチームが勝てて良かった。勝ったことがすべて」。ローテーション投手は山岡や山本と若手が中心となっており、中堅の右腕も「若い投手に僕もついて行きたい。結果を出さないとついて行けないので」と刺激を受けていた。

◆先発した美馬は6回5安打3失点で、今季初黒星。メネセスに二回はソロを被弾。四、六回はいずれも犠飛を許し「三塁に走者を置いて、あっさり打たれた」と悔やんだ。チームは5連勝の後の2連敗。平石監督は、2試合で9安打1得点の打線を「そんなに簡単に打てるほど甘くない。マイナスに捉えることはない」とかばった。

◆Kame-hame-Haaa~!! ライナーの打球が右翼3階席まで届いた。今季1号ソロに2本の犠飛。オリックスの新4番・メネセスが、全3得点をたたき出した。人気漫画「ドラゴンボール」の主人公、孫悟空がマイヒーローの助っ人。この日はメネセスがヒーローだ。  「日本に来て、最初のホームランを打って、チームが勝って、本当に興奮しています」  来日初のお立ち台で笑った。今季初めて「4番・左翼」で出場。メネセス以上に打撃不振だった吉田正に代わり打線の核を任されると即、応えた。二回の第1打席で右翼スタンドにアーチ。四回と六回にも犠飛を放ち、今季初の3打点をマークした。試合前まで14打席安打が出ていなかったが「強引にいっていた。いいボールが来るまで我慢して、いいボールだけを振ろう」と切り替え、結果に結びつけた。  西村監督も「うまく機能した。メネセスがしっかり(走者を)かえしてくれた」と評価。初の連勝、初のカード勝ち越しに貢献した新4番に「当分は、というか、あしたはこれでいきます」と手応えを感じた。  来日1年目。日本の文化に早くも順応している。母国のメキシコはスペイン語圏。順番は違うが母音が5つ(AEIOU)。発音も表記通りで日本語に似ており、タクシーなどの道案内に使う「ツギ、ヒダリ」という言葉までマスターした。お立ち台では「マイド、オオキニ」を披露。チームに溶け込んでいる。  「打順は関係はない。8番、9番でも結果を出すことには変わりないよ」。主砲の吉田正が本調子を取り戻すまでは我慢の時。大丈夫。メネセスが引っ張ってくれる。 (西垣戸理大)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
521 0.714
(↓0.119)
-
(-)
135
(-1)
34
(+3)
28
(+7)
12
(+2)
4.000
(-)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
530 0.625
(↓0.089)
0.5
(-)
135
(-1)
40
(+1)
22
(+3)
9
(+1)
2.000
(-)
0.000
(-)
3
(1↑)
西武
440 0.500
(↑0.071)
1.5
(↑1)
135
(-1)
52
(+16)
35
(+3)
9
(+3)
9.000
(↑1)
0.000
(-)
4
(1↓)
日本ハム
341 0.429
(↓0.071)
2
(-)
135
(-1)
27
(+3)
43
(+16)
5
(+1)
2.000
(-)
0.000
(-)
5
(-)
ロッテ
350 0.375
(↑0.089)
2.5
(↑1)
135
(-1)
39
(+7)
52
(+3)
18
(+4)
7.000
(↑1)
0.000
(-)
6
(-)
ORIX
242 0.333
(↑0.133)
2.5
(↑1)
135
(-1)
17
(+3)
29
(+1)
2
(+1)
9.000
(↑1
0.000
(-)