1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 12 | 0 | 0 |
DeNA | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 13 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- |
◆DeNAは石田と今永が登板。石田は4回2失点、今永は4回1失点とそれぞれ順調な仕上がりを見せた。一方の広島は、大瀬良が3回を投げて6安打3失点。両チームの開幕投手候補で明暗が分かれる結果となった。
◆DeNA筒香嘉智外野手が、2打席連続適時打を放った。初回1死二、三塁から広島先発・大瀬良の直球を右前へ運ぶ先制打。1点リードの3回2死一塁からは、右中間を破る二塁打を放ち、ここで代走を送られた。 2打数2安打2打点の活躍に「体もすごく順調ですし、日に日にボールの感じ方もよくなっている。このままいければ」と振り返った。
◆「今日から俺は」いや、ハマの主砲は「今から」絶好調だ。DeNA筒香嘉智外野手(27)が24日、広島とのオープン戦(宜野湾)で2打数2安打2打点と存在感を示した。 まずは初回1死二、三塁から、大瀬良の直球を右前へ運ぶ先制打。1点リードの3回2死一塁からは右中間を破る二塁打を放った。ここで代走を送られ、お役御免。「体もすごく順調ですし、日に日にボールの感じ方もよくなっている」と充実したキャンプの経過を口にした。 2本目の打球は、まさに主砲そのもの。風に乗れば、柵越えしていた。既にシーズンに入っても、何ら遜色はない。昨季は得点圏打率2割3分7厘と、勝負どころで本来の力を発揮できなかったが、この日は最初の打席から、得点機会を無駄にすることはなかった。ラミレス監督も「安定していると思う。彼のような打者がいるだけで、打順のラインアップにおいて、相手に脅威を与えると思う」と安心感であふれている。 例年と比べてみても、早めの仕上げだ。昨年は5月に打率3割4分1厘、7本塁打の活躍を見せたが、3、4月は打率2割4分1厘。徐々に調子を上げていくタイプだが、10年目の今季は好調をキープしている。「ボールをどう感じるかが、テーマ。ボールを感じる=体の反応なので」と現在の自身の課題だけを見つめて、打席に立っている。 オフには、将来的なメジャー挑戦の夢を口にし、また野球に打ち込む子どもたちを取り巻く環境についての意見でも話題をさらった。その中で"本業"である主砲としての存在感は、さらに輝く一方だ。「順調に来ています」。短い言葉に、充実した様子がうかがえる。【栗田尚樹】
◆DeNAは先発候補の2人が明暗を分けた。広島とのオープン戦に先発した石田健大投手は4回6安打2失点。「探りながら、やっているところがある」と課題を口にした。 2番手の今永昇太投手は同じく4イニングを投げ、3安打1失点。最速は151キロをマークした。「もったいない投球を続けると勝ち星を増やせない。頭が突っ込む癖を直さないといけない」と反省点を挙げたが、ラミレス監督は高評価。「今永はこの3年間で一番いい状態。球のスピンがいい。間違いなく10勝以上する」と絶賛した。
◆DeNA今永が4イニングを投げ、3安打1失点。最速は151キロをマーク。アレックス・ラミレス監督のコメント。 「今永はこの3年間で一番いい状態。球のスピンがいい。間違いなく10勝以上する」
◆広島大瀬良大地投手(27)がオープン戦初戦に先発し、3回6安打3失点だった。 対外試合初登板ということもあり、立ち上がりは勝負球が甘く入った。2番宮崎からソト、筒香、ロペスと続く強打者に4者連続安打を浴びて2失点。3回も2死からソトと筒香の連続長短打で失点した。3回で球数63球を要したが「全体的に追い込んでから(コースが)甘くなってしまった。試合勘をこれからどんどん思い出して、取り込んでいかないといけない」と冷静に課題を挙げた。
◆広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が9回、山崎から対外試合初安打を記録した。 9回無死一塁で1ストライクから2球続いた外角ツーシームをたたいて、フラフラと上がった打球を左翼線に落とした。 勝ち越しにつなげる一打が対外試合9打席目での初安打となり「1本出たのでうれしいです。絶対打ってやろうという気持ちで打席に入りました」と笑顔で振り返った。
◆広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)がDeNAの守護神から対外試合初安打を記録した。 4回裏の守備から途中出場。9回無死一塁の2打席目に山崎康の2球続けたツーシームをたたき、しぶとく左翼線に落とした。対外試合9打席目での初ヒットに「1本出たのでうれしいです。絶対打ってやろうという気持ちで打席に入りました。落ちてくれればいいなと思って走っていました」と初々しい表情で振り返った。 新人らしからぬ冷静な観察力が初安打を生んだ。見たことのない初球ツーシームの軌道に「すごいな」と驚くも「もう1球くるんじゃないかな」と読んだ。ベンチから相手バッテリーの配球を分析。タイミングが合っていない打者に同じ球種を続ける傾向から「頭の中に入れておいた。同じ球が来て、拾えたので良かった」と胸を張った。 新人らしさも全開だ。攻守交代は全力疾走。フィールディングには躍動感がある。打席でもファーストストライクから振る積極性を貫く。緒方監督も「いいプレーをずっとやってくれている」と賛辞を惜しまない。春季キャンプは残り2日。実戦は25日楽天戦が最後となる。主力の打席数が増えれば、小園の出場機会も減るため、キャンプ後の1軍同行は厳しい状況。それでも「しっかりアピールして、新人らしく元気を出してプレーしたいと思います」とさわやかに前を向いた。【前原淳】
◆開幕ローテぐいっ! 広島床田寛樹投手(24)がDeNAとのオープン戦初戦に2番手として登板し、3回0/3を無失点に抑えた。先発候補が結果を残せない状況で、3年目左腕は対外試合2戦連続で結果を残し、開幕ローテーション入りを大きくアピールした。 マウンド上でひょうひょうと、そしてテンポ良く、左腕を振った。4回から2番手で登板した床田は立ち上がりを3人で切ると、5回以降も左打者に対し、強気に内角を攻め、走者を背負っても慌てなかった。2試合連続無失点投球は、またも無四球。持ち前の制球力を武器に評価を上げた。 「2、3イニング目の先頭を出してしまった。のらりくらりの投球。結果は良かったですが、内容は先頭を3回も出しているので自分の中で良くなかった」。2戦連続の好投も「60点」と厳しい自己評価だった。 収穫はもちろんあった。今キャンプで取り組んできた左打者の内角をえぐるツーシームが効果的だった。5回無死一塁では1番神里にバットを振らせず、見逃し三振。6回2死二塁では倉本を詰まらせて一ゴロに仕留めた。勝負球としてだけでなく、カウント球に盛り込むことでストライクゾーンを広く使えた。 課題も改善された。対外試合初登板の18日韓国KIA戦は立ち上がりに2安打を許すなど、課題を残した。大瀬良の助言を受け、この日は登板前ブルペンで1回を想定して投げ、「2イニング目のつもり」でマウンドに上がった結果、1三振を含む3者凡退。「(感覚が)良かった。続けていこうと思っている」とうなずいた。 大瀬良やジョンソンの主戦を除く先発候補がアピールできない中、床田は結果と内容で順調にアピールを続けている。左肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建手術と尺骨神経剥離手術を乗り越えた3年目左腕が自らの力で、開幕ローテをグッと近づけた。【前原淳】 ▽広島緒方監督(床田に)「いいものを出してくれているし、課題もある。勝ち負けだけではない。これからも内容を見ていきたい」 ▽広島佐々岡投手コーチ(床田に)「粘り強く投げていた。腕が振れて左打者の内角を攻めていたと思う」
◆広島会沢翼捕手が猛打賞をマークした。DeNA先発石田から2回に左前打を放つと、4回は中堅へ適時打。6回は2番手今永から再び左前適時打を放ち、3安打2打点と強打の捕手健在を示した。 「積極的にいけたのは良かった。いつでもシーズンに入れる準備はできています」。守っては大瀬良、床田の先発候補をリードした。
◆広島は開幕投手最有力の大瀬良大地が"オープン戦開幕投手"を務めた。 1回に宮崎、ソト、筒香、ロペスの4者連続安打を浴びて2失点。3回も2死から連続で長短打を浴びて失点した。それでも対外試合初登板に「全体的に追い込んでから(コースが)甘くなってしまった。試合勘をこれからどんどん思い出して、取り込んでいかないといけない」と次回登板への課題を挙げた。
◆DeNAは24日、オープン戦2試合目となる広島戦(宜野湾)を戦った。「4番・左翼」で先発の主砲・筒香嘉智外野手(27)はオープン戦初安打を含む2安打2打点。「体も順調ですし、日に日にボールの感じ方も良くなっている」と順調な調整の手応えを口にした。 一回一死二、三塁の好機に打席に立つと、広島先発・大瀬良の直球を叩き先制の右前適時打。三回の第2打席は、二死一塁で快音とともに右中間二塁打を放ち、チーム3点目を呼び込んだ。 「今の時期はボールを体でどう感じるかだけと思っている。そういう意味では順調に来ているので、あとはコンディションに気をつけながらのぞんでいきたい。自分のなかでは感覚がいい」と明るい表情だった。
◆初の開幕投手を狙うDeNAの今永は最速151キロをマークし、4回1失点だった。マウンドに上がった五回は実に力強く、1四球を与えたものの、曽根の3球三振を含め直球のみ11球で無安打。「直球に自信を持って投げ込もうと思った」と貫禄すら漂わせた。 昨季不振に陥ったサウスポーは、オフから持ち味の直球を磨き直してきた。ラミレス監督は「最も安定している。新人の時にホップするような球を投げていたが、それ以上かもしれない」と絶賛した。
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