日本ハム(☆5対4★)ロッテ =リーグ戦25回戦・札幌ドーム=
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ロッテ
2000020004922
日本ハム
30200000X51111
勝利投手:上原 健太(4勝0敗0S)
(セーブ:堀 瑞輝(2勝3敗1S))
敗戦投手:有吉 優樹(6勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】井上 晴哉(23号・1回表2ラン),井上 晴哉(24号・6回表2ラン)
【日本ハム】アルシア(14号・3回裏2ラン)

  DAZN
◆日本ハムは2点を追う1回裏、中田と田中賢介の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。3回には、アルシアの2ランでリードを広げた。投げては、先発・上原が今季4勝目。最後を締めた5番手・堀がプロ初

◆日本ハム西川遥輝外野手(26)はここまで両リーグ最多の44盗塁をマーク。 同球団のシーズン盗塁記録上位は<1>79年島田55盗塁<2>83年島田47盗塁、13年陽岱鋼47盗塁で、球団2位まであと3と迫る。今日の最終戦で盗塁数をどこまで伸ばせるか。

◆日本ハム田中賢介内野手が、勝ち越し打を放った。 2点を追う1回1死一、二塁。中田の左前適時打で反撃ののろしを上げると、続くアルシアの二ゴロの間に同点とした。 なお2死二塁で田中賢が左前適時打を放ち、勝ち越した。本拠地・札幌ドームでの今季最終戦。9月29日楽天戦以来のスタメン出場で「試合が空いて打撃の感覚がどうかなと思っていましたが、ファウルを打っているうちにタイミングが合ってきました。いい所に落ちて、いい結果になって良かったです」と感触をかみしめた。

◆日本ハムのオズワルド・アルシア外野手が、約2カ月ぶりのアーチを放った。 1点リードの3回2死一塁。先発有吉から推定飛距離125メートルの14号2ランを放った。8月12日ソフトバンク戦以来の1発で、リードを広げた。「1打席目、変化球が多かったから思いきって変化球を狙いにいったよ。あとは1打席目で二ゴロで引っ張っていったから、内角はないと思っていた。当たりは特別良くなかったけど、結果としてホームランになったことは良かった」と納得していた。

◆日本ハム上原健太投手(24)が今季6度目の先発で、無傷の4勝目。ロッテ井上に2発を浴びるなど6回6安打も、1度もリードを許さず4失点(自責3)と踏ん張った。 辛うじて手にした白星に、本人は納得がいかない様子。「軸になるボールがなかった。野手の方が5点取ってくれたので、こういう展開になってますけど、もっと打ち込まれていてもおかしくない流れだった。内容のない投球でした」と猛反省だった。

◆日本ハムが、今季最終戦を白星で締めた。 2年ぶりリーグ優勝には届かなかったが、13日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで、3位からの下克上での日本一を目指す。 試合後のセレモニーでは、今季の道のりをまとめた特別映像が大型ビジョンに放映された。選手代表で中島卓也選手会長が、あいさつ。滑らかに話せず、途中で「すみません、もう1度やります」と仕切り直す場面もあったが「チーム一丸で戦い、この札幌ドームでまた試合が出来るように戦いたいと思います。北海道で待っていてください」とファンにお願いした。 栗山英樹監督は今年、北海道を襲った台風や地震の災害に触れ「多くの人が苦しまれて、それだけに何が何でもという気持ちでやってきました。本当にすみませんでした」と謝罪。そして「ただ日本一になるチャンスがある。全員で目いっぱいぶつかって、北海道に帰ってきます。そしてほんの少しでも、大変な思いをしている人たちに元気や勇気を届けたい。全力で、戦っていきます」と誓った。

◆ロッテ井上晴哉内野手がシーズン100打点まであと1に迫った。 まずは日本ハムの左腕上原から、1回2死一塁で右越えの23号2ラン、6回無死一塁でも24号2ランを放って、前日までの95打点から一気に4打点を稼いだ。 前夜の試合では一塁守備でファウルボールを追った際、カメラマン席に頭から突っ込んで転倒。全身に痛みが残る中で気迫を見せた。「あと1ですね。99と100じゃ違う。100打点で自信を付けたい」。残すは13日、楽天との今季最終戦(ZOZOマリン)のみ。チームは5連敗、本拠地では13連敗中で、14連敗となれば70年ヤクルトに並ぶプロ野球ワースト記録となる。「最終戦ですし、マリンは僕も打ってない試合がある。最後は打って勝ちたい」と意気込んだ。

◆ロッテの井上が23号2ランを放った。0-0の一回2死一塁で上原の浮いた直球を捉えると、打球はぐっと伸びて右翼ポール際に飛び込んだ。球団の日本選手では井口監督が2013年にマークした数字に並んだ。  これで97打点。「100打点は意識している。そこを狙っていくことでチームの勝ちにつなげたい」と4番の自覚をにじませた。

◆ロッテは5連敗し、球団ワーストの87敗で最下位だった昨季から2年連続となる80敗目を喫した。井口監督は「頑張ってほしい選手がたくさんいる」と苦悩の表情を浮かべた。  井上は2本の2ランを放って気を吐いたが、先発の有吉が4回5失点と崩れて主導権を奪われた。今季の残りは13連敗中の本拠地での1試合。井口監督は「最後はいい形で終わりたい。選手もそう思っているはず」と話した。 有吉(4回5失点で5敗目) 「厳しいところを攻めて勝負できてはいたが、結果的にこうなって申し訳ない」

◆日本ハムはレギュラーシーズンを3連勝で締めくくった。大谷が米大リーグのエンゼルスに移籍し、戦力ダウンが懸念された中、昨季の5位から立て直して3位でクライマックスシリーズ(CS)に進出した。  13日からはCSファーストステージでソフトバンクと対戦する。ファイナルステージまで敵地開催となるため、栗山監督は「北海道で大きな地震や災害があった。突破して北海道に帰ってくる。少しでも大変な思いをされている方に元気、勇気を届けたい」とファンに誓った。

◆日本ハムの堀が2年目でプロ初セーブを挙げた。5-4の九回に登板し、先頭打者に四球を与えたものの、続く岡を二ゴロ併殺打に仕留め、最後は藤岡を左飛に打ち取った。  本来の抑えの石川直が10日に登板しており、連投を避けるために代役を任された。「1人目に四球を与えたときに焦った。3人で終われて良かった」と安堵感をにじませた。 日本ハム・吉井投手コーチ(上原に) 「80球を超えると質が悪くなる。それを考えていかないと」

◆中田が、2点を追う一回に2試合連続の左前適時打を放ち、逆転の口火を切った。前日10日は3番で出場したが、再び"定位置"の4番に座った。CSファーストステージに弾みをつけ「ここからが本番。気合を入れて頑張りたい」と決意を新たにした。今季から主将に就任。「失敗を恐れずにぶつかりたい」とチームを引っ張る。

◆井上が"大台"に王手をかけた。一回に23号2ラン、六回にも24号2ランを右中間席に放ち99打点とした。逆方向への2発に「状態はいいと思う。100打点は目標にしているから、意識していた」と一気に4打点を荒稼ぎ。13日の楽天戦(ZOZOマリン)が今季最終戦。「99で終わるのと100では違う。自信をつけたいし、チームの本拠地連敗も打って止めたい」と意気込んだ。

◆日本ハム・栗山英樹監督(57)が来季も続投することが11日、分かった。ロッテ最終戦(札幌ドーム)に5-4で勝ち、3連勝で就任7年目のレギュラーシーズン全日程を終了。球団側はポストシーズン終了後にも正式に要請する方針で、同監督は「責任を取りたい。俺から辞めるのは失礼だと思っている」と受諾する意向を示している。  就任7年目となる今季は1年契約で臨み、投打の柱だった大谷が米大リーグ・エンゼルスに移籍した中、一時リーグ優勝した西武にゲーム差なしまで迫るなど奮闘。3位で優勝した2016年以来2年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした。  高卒新人ながら今季7本塁打を放ったドラフト1位・清宮(早実高)ら若手選手の育成でも手腕を発揮。8年目を迎えれば、球団では11年間指揮した大沢啓二元監督以来の長期政権となる。  13日には、ソフトバンクとのCSファーストステージが開幕する。試合後のセレモニーで栗山監督は「日本一になるチャンスはあります。まず全員で目いっぱいぶつかって、CSを突破して北海道に帰ってきます」と日本シリーズ進出での凱旋(がいせん)を誓った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
88532 0.624
(-)
優勝
(-)
0792
(-)
653
(-)
196
(-)
132
(-)
0.273
(-)
4.24
(-)
2
(-)
ソフトバンク
82601 0.577
(-)
6.5
(-)
0685
(-)
579
(-)
202
(-)
80
(-)
0.266
(-)
3.9
(-)
3
(-)
日本ハム
74663 0.529
(↑0.004)
13.5
(↑0.5)
0589
(+5)
586
(+4)
140
(+1)
98
(+1)
0.251
(↑0.001
3.77
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
65735 0.471
(-)
21.5
(-)
0538
(-)
565
(-)
108
(-)
97
(-)
0.244
(-)
3.69
(-)
5
(-)
ロッテ
59803 0.424
(↓0.004)
28
(↓0.5)
1533
(+4)
624
(+5)
78
(+2)
124
(+1)
0.247
(-)
4.04
(↑0.01)
6
(-)
楽天
57823 0.41
(-)
30
(-)
1516
(-)
582
(-)
132
(-)
67
(-)
0.24
(-)
3.8
(-)