1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 5 | 8 | 0 | 1 |
楽天 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 1 | 1 |
勝利投手:澤田 圭佑(5勝0敗0S) (セーブ:増井 浩俊(1勝5敗34S)) 敗戦投手:高梨 雄平(1勝4敗1S) 本塁打 |

◆オリックスは2点ビハインドの8回表、2死三塁から宗の2ランが飛び出し、試合を振り出しに戻す。続く9回には、大城の適時二塁打と若月の適時打で3点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・澤田が今季5勝目。敗れた楽天は、3番手・高梨が誤算だった。
◆楽天のオコエが一回に4月5日以来となる2号ソロを放った。松葉の初球をフルスイングで捉えた打球は高々と舞い上がり左翼席へ達し「直球にタイミングを合わせていた」と納得の表情だった。 約半年ぶりの一発で4試合連続安打として波に乗ると、五回にも中前への当たりで快足を飛ばして二塁打をマーク。今季は5月に右脚を痛めて約4カ月も1軍を離れ、思うような成績を残せていないが、シーズン終盤に猛アピールを見せている。
◆楽天の西口がプロ2年目で初登板し、八回途中まで2失点と好投したが、勝利はならなかった。七回まで2安打で二塁を踏ませず無失点。だが2-0の八回に先頭打者への安打をきっかけに二死三塁とされ、宗に直球を右翼席へ運ばれ追い付かれた。続く福田に二塁打を許し降板した。 投球内容には「でき過ぎだけど、今までやってきたことを出せた」と手応えを口にしたが、白星まであと一歩だっただけに「この悔しさを来季に生かしたい」と話した。 平石監督代行(プロ初登板の西口に) 「初回はふわふわしていたが、十分いい投球をしてくれた」 田中(シーズンの規定打席を達成) 「一つの目標だった。試合に出続けた証しなので良かった」 堀内(二回に適時打) 「食らい付いていくことができた。うまく打つことができた」
◆オリックスの宗が同点の3号2ランを放ち勝利に貢献した。0-2の八回二死三塁で直球を捉えて右翼席へ運び「ちょっと詰まったけど、いい角度で入ってくれた」と満足そうに話した。 チームはプロ初先発の西口に七回までわずか2安打に抑えられていただけに「何とか1点でも取りたかった。それがホームランになってくれて最高」と喜んだ。この一発が逆転勝ちを呼び、福良監督も「大きかった。あそこでよく打った」と目尻を下げた。 松葉(6回2失点) 「全体的には粘って投げられたと思うが、三者凡退のイニングがなく、守備の時間が長くなってしまった」 増井(34セーブ目) 「いい形で逆転してくれたので気持ちが入りやすかった。(残り3試合で)できることをやるだけ」 大城(九回に勝ち越し二塁打) 「バットに当たってくれたという感じ。結構伸びたので良かった」 若月(九回に2点打) 「飛んだところに感謝」
◆プロ初登板で先発した2年目の西口が、7回2/3を5安打2失点。七回まで打無失点の好投も2点リードの八回、宗に2ランを被弾し、福田に二塁打を浴びて降板した。17年のドラフト10位右腕は初勝利こそ逃したが「腕を強く振ることだけを考えた」。平石監督代行は好投を「十分な内容。これからが楽しみな投手」とたたえた。
◆楽天にダークホースが現れた。2年目の西口直人投手(21)が、9月30日のオリックス戦(楽天生命パーク)に先発としてプロ初登板。七回まで散発2安打、二塁を踏ませない快投を演じた。 一時、プロ初登板では偉業となる、初完封の雰囲気を漂わせたほど。結果、勝敗には関係なく、7回2/3を98球、2ランを含む5安打2失点で首脳陣の期待に応えた。 右腕はチームメートに感謝した。一回先頭・宗の三遊間の深い打球を、遊撃手・村林が好守。「ファームから一緒にやってきた村林に救われた。緊張したけど、試合前から声をかけてくれた」と頭を下げた。 2016年ドラフト会議で、12球団の最後となる10位で指名を受けた。大阪・山本高時代、3年夏の同大会は上宮太子高に8回コールド負けで初戦敗退。卒業後、甲賀健康医療専門学校に進学するなど、野球では"異色"の道を歩んできた。 チャンスも逃してきた。昨年7月、当時の梨田監督から声がかかった。しかし御前登板となったブルペンでは張り切りすぎて広背筋を肉離れ。さらに度重なる故障で1軍デビューが遅れた。 オリックス戦での熱投に、平石監督代行は「十分な内容だった。先発争いの刺激になるし、ローテーションを奪ってほしい」と期待を寄せた。あと一歩のところで白星を逃した右腕。1軍マウンドで得た自信と悔しさを、来季にぶつける。 (広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
84 | 52 | 2 | 0.618 (↓0.004) | 優勝 (↑1) |
5 | 771 (+1) | 636 (+4) | 191 (-) | 128 (+1) |
0.273 (-) | 4.27 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
76 | 58 | 1 | 0.567 (↓0.004) | 7 (-) |
8 | 641 (+1) | 556 (+9) | 191 (-) | 78 (-) |
0.267 (↓0.001) | 3.97 (↓0.04) |
3 (-) |
日本ハム |
71 | 63 | 3 | 0.53 (↑0.004) | 12 (↑1) |
6 | 569 (+4) | 563 (+1) | 137 (-) | 87 (-) |
0.251 (-) | 3.79 (↑0.02) |
4 (-) |
ORIX |
63 | 72 | 5 | 0.467 (↑0.004) | 20.5 (↑1) |
3 | 527 (+5) | 556 (+2) | 101 (+1) | 96 (+2) |
0.244 (-) | 3.7 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
57 | 72 | 3 | 0.442 (↑0.004) | 23.5 (↑1) |
11 | 505 (+9) | 570 (+1) | 71 (+3) | 119 (+2) |
0.25 (-) | 3.99 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
56 | 79 | 3 | 0.415 (↓0.003) | 27.5 (-) |
5 | 502 (+2) | 570 (+5) | 127 (+1) | 62 (-) |
0.241 (-) | 3.84 (↓0.01) |
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