◆ロッテ井上晴哉内野手（29）は今季の西武戦で打率3割5分7厘、7本塁打、29打点。今季、西武戦で最も打点を挙げている打者だ。 ロッテ打者が西武戦で30打点以上挙げると、77年に31打点のリー以来、41年ぶりとなる。

◆ZOZOマリンで予定されていたロッテ対西武23回戦は、雨天のため午後5時15分に中止が決まった。 ロッテは前夜のソフトバンク戦で今季ワーストの6連敗を喫し、流れが悪かった。 井口資仁監督は「天気には勝てないですからね。連敗してるんで、良いほうにとらえて、また明日勝てるようにしていきたい」と話した。 また通算2000安打まで残り2本に迫り、7試合連続で先発出場中だった福浦和也内野手は「良い休養だととらえて、また明日頑張るよ」と切り替えた。

◆マジック9の西武は20日、ZOZOマリンで予定されていたロッテ23回戦が雨天中止になり、先発予定だった菊池雄星投手が、21日にスライド先発することが決まった。 中5日から中6日になる菊池は「中5日だったので、プラスにとらえたい。このコンディションで投げるより、明日万全にして投げた方がいい」と前向きにとらえた。 ブルペンには入る前で、室内練習場でキャッチボールをしただけで「投げる前で良かったです」と調整面にも支障はない。 2000安打に残り2本とするロッテ福浦との対戦も見込まれる。「僕は一生懸命投げるだけ」と言った。 辻発彦監督は「中断が一番怖かった」と、試合前の中止決定に安堵（あんど）していた

◆雨天中止となり、西武は先発予定だった菊池が２１日にスライド登板することになった。１４日から９連戦を戦い、中５日で登板する予定だっただけに「肩をつくる前だったし、プラスに捉えたい」と前向きに話した。 　選手はバスを待つ間に談笑して笑みを浮かべるなど、優勝へのマジックナンバーが点灯しても重圧は感じさせない。菊池は「雰囲気はすごくいい。問題ないと思う」と話した。

◆ロッテ－西武２３回戦（ＺＯＺＯマリン）は、雨のため試合開始１時間前に中止が決定した。 　前日１９日に１安打し、通算２０００安打まで残り「２」としている福浦和也内野手（４２）は「（試合を）やりたかったけど、しようがない。いい休養ととらえて、またあした頑張るよ」と気持ちを切り替えた。 　福浦は「できれば千葉のファンの前で」との思いも強く、遠征前の２１、２２日の西武戦までに一気に決めたい意向だ。 　一方、チームは今季ワーストの６連敗中だけに、井口監督は「天気には勝てないが、連敗しているのでいい方向にとらえたい」と恵みの雨になることを期待。この日先発予定だったシェッパーズは次回登板に回る見通しで、２１日の西武戦には石川歩投手（３０）が登板する。７月３１日の日本ハム戦（釧路）では１イニング持たず１０失点。復帰に向け石川は「リハビリをやってきました。大丈夫です」と意欲をみせた。

◆開始１時間前に西武戦の雨天中止が決定。通算２０００安打まで残り２としている福浦は「やりたかったけど、しようがない。いい休養ととらえて、またあした頑張るよ」と気持ちを切り替え、悲願でもある本拠地での偉業達成に意識を向けた。一方、チームは今季ワーストの６連敗中で、井口監督も「天気には勝てないが、いい方向にいけば」と恵みの雨になることを期待した。

◆ロッテ戦は雨で中止。先発予定だった菊池は、ブルペン投球前に連絡を受け「肩をつくる前でよかった。このコンディションでやるより、あした万全の状態で投げたい」と前向きに捉えた。２１日にスライド登板し、ロッテに今季３戦３勝の左腕が６連勝中のチームの勢いを加速させる。夜にソフトバンクが勝ち、優勝へのマジックナンバーは「９」のまま。最短Ｖはソフトバンクと本拠地・メットライフドームで当たる２７日となった。