1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト |
0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 5 | 10 | 14 | 1 |
広島 |
0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 2 |
勝利投手:近藤 一樹(4勝3敗1S) 敗戦投手:アドゥワ 誠(4勝2敗0S) |
◆ヤクルトは1点を追う9回表、坂口の適時打が飛び出し、土壇場で試合を振り出しに戻す。続く延長10回には、バレンティンのソロと畠山の3ランなどで一挙5点を勝ち越した。投げては、5番手・近藤が今季4勝目。敗れた広島は、投手陣が13与四球10失点と振るわなかった。
◆金足農OBのヤクルト石山泰稚投手が、甲子園で準優勝した後輩たちにねぎらいの言葉を送った。球団広報を通じて発表したコメントは、以下の通り。 「金足農業高校甲子園準優勝おめでとうございます。試合前だったので途中までしか見られませんでしたが、結果を見て残念な気持ちはすごくあります。大阪桐蔭は強かったです。全国の野球を見ていた方々に感動を与えられたと思うし、自分も野球をしている1人として感動しました。あれだけ野球で人々を魅了できるのはうらやましいし、すごいと思う。胸を張って秋田に帰れる結果だと思います。あとは、全員しっかりケアをして次のステップに進んでいってほしいです」
◆マツダスタジアムで昨季から6連敗中のヤクルトが先制点を奪った。 2回2死一、二塁、坂口智隆外野手が広島ジョンソンのシュートを中前に運んだ。坂口は「みんながつないでくれたので、なんとかしたかった。難しい球だったけど打てて良かったです」と話した。
◆ヤクルト先発の小川泰弘投手が5回3失点で降板した。2回に1点の援護を得たが、直後に鈴木に23号同点ソロを献上。4回には松山に適時打を許し、5回には1死から代打バティスタに19号ソロを浴びた。 小川は「調子自体は悪くなかったが、先頭打者の出塁が多かったのが反省点です」と話した。
◆ヤクルトが土壇場でリクエストに救われた。 4-5の9回2死二塁、代打谷内の三ゴロを三塁手上本が捕球後に落球。すぐにボールを拾いなおして三塁進塁を狙った二塁走者の代走田代にタッチし、アウトの判定。すぐに小川淳司監督がリクエストを要求した。リプレー検証の結果、ノータッチとしてセーフとなった。 2死一、三塁で試合が再開されると、坂口智隆外野手が広島中崎から同点適時打を決めた。試合は5-5のまま延長戦に突入した。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が、2戦連発となる勝ち越しの31号ソロを放った。 5-5の延長10回1死、広島アドゥワの1ボールからの2球目をライナーで左翼席へ運んだ。
◆広島は投手陣が計14安打14四死球10失点と乱調だった。 1点リードの9回に1度はゲームセットと思われたが、リクエストによって判定が覆り、ムードが変わった。1点リードの9回2死二塁から代打谷内の三ゴロを守備固めで入った上本が送球前に落球。慌てて三塁に滑り込んだ走者にタッチしてアウト判定となるも、リクエストの結果はセーフ。直後に同点に追いつかれた。 延長10回に6番手アドゥワがつかまり、5点を失った。マジックは28のまま。 広島緒方孝市監督は試合後、報道陣の質問は受け付けず「特にないよ。また切り替えて、自分たちの野球をやるだけ」とだけ言い残した。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が、2戦連発となる勝ち越しの31号ソロを放った。 5-5の延長10回1死、広島アドゥアの1ボールからの2球目チェンジアップをライナーで左翼席に運んだ。チームを勝率5割復帰と昨季から6連敗中だった「鬼門」マツダスタジアムでの勝利に導き「こういう勝ち方はチームの励みになる。(二盗成功には)ヒサシブリ! 足も体も状態がいい」と喜んだ。
◆ヤクルトが「鬼門」突破で勝率5割に復帰した。4-5の9回2死二塁、代打谷内の三ゴロを三塁手上本が捕球後に落球。すぐにボールを拾いなおして三塁進塁を狙った二塁走者の代走田代にタッチすると、アウトの判定。広島ファンで埋まったスタジアムが"ゲームセットで広島勝利"に湧く中、すぐに小川淳司監督がリクエストを要求した。リプレー検証の結果、ノータッチとしてセーフとなった。 2死一、三塁で試合が再開されると、坂口が広島中崎から同点適時打を放って延長戦へ突入。10回にバレンティンの2戦連発となる31号ソロと途中出場畠山の5号3ラン、坂口のこの日4安打目となる適時打で5点を勝ち越して試合を決めた。昨季から続いていたマツダスタジアムでの連敗も6で止めた。 小川淳司監督は「見事な攻撃だった。(リクエストは)あれでゲームセットだったからね。こっち(三塁側ベンチ)からよく分からないところはあるけど、使えるものはと。逆転されたけど、(イニングの失点が)1点で何とかなっているのが勝因かな。広島打線相手にリリーフも毎回ゼロを並べるのは厳しい。1点の中で何とか我慢できた。打たれたけど、一応粘ったと言っていいのかなと思う。これからスタートと言っていいと思う」と振り返った。
◆広島は7連勝中のジョンソンが5回1失点と粘りの投球を見せた。7四球に加え、毎回安打を浴びてピンチの連続だったが、何とか二回の1失点で切り抜けると、2-1で迎えた五回に自らの代打バティスタがソロ本塁打を放った。 7月には来日初の月間MVPに輝き「コンスタントに自分の力を発揮し始められた。体調管理もしっかりできて、暑い夏を乗り切ることができている」と手応えを深めていた。5月4日を最後に負けがなく、2季ぶりの2桁勝利に迫っている。
◆2位・ヤクルトは首位・広島との延長戦を制し、勝率を5割に戻した。同点の延長十回にウラディミール・バレンティン内野手(34)が31号ソロを放つなど5点を入れ試合を決めた。 ヤクルトが終盤に試合をひっくり返し勝利を手繰り寄せた。1点を追う九回に抑えの中崎から二死一、三塁のチャンスを作ると、坂口が左前に値千金の同点打。その裏も5番手・近藤が踏ん張り延長戦に突入した。 すると迎えた十回に一死走者なしでバレンティンが左翼席へ勝ち越しの31号ソロ。さらに二死一、三塁とすると畠山が左翼席へ5号3ランを放つなど5点を奪った。10-5リードを奪うとその裏を石山が抑え、逃げ切った。 ヤクルト・バレンティン 「塁に出ることだけを考えて集中して打席に向かった。最近は八回、九回に良い攻撃ができて粘りが出てきている。この調子でいきたい。ようやく勝率5割にきた、ここからがスタート」
◆広島は投手陣が崩れ、優勝へのマジックナンバーを28のまま減らせなかった。1点リードの九回に、失策も絡んで抑えの中崎で逃げ切りに失敗。延長十回はアドゥワが5点を奪われて力尽き、緒方監督は「特にない。また切り替えて自分たちの野球をやるだけ」と言うしかなかった。 九回の中崎は先頭打者に四球。2死までこぎつけたが、守備固めで入っていた上本が三ゴロを捕球後に球を握り損ねて傷口を広げ、坂口に同点打を浴びた。投手陣で合わせて14四死球を与えるなど、終始リズムも悪く、鈴木ら攻撃陣の粘りをふいにした。 ジョンソン(5回を1失点で粘ったが、7四球を与え) 「見ての通りのコントロール。何もいいところがなかった」 鈴木(4-4の七回に適時打) 「みんながつないでくれたチャンスだったので、何とか走者をかえすことができて良かった」
◆ヤクルト打線が驚異的な粘りを見せて延長戦を制し、苦しんできた敵地マツダスタジアムで今季初勝利を挙げた。勝率を5割に戻した小川監督は「見事な攻撃だった。これからがスタートだね」とうなずいた。 4-5の九回に中崎を攻め立て、2死から坂口が左前にしぶとく落とす適時打で追い付くと、十回は1死から4番バレンティンがアドゥワの変化球を強振。鋭い打球が左翼席に飛び込んで勝ち越した。主砲の31号ソロで活気づいた打線は畠山が3ランを放ち、坂口は適時二塁打と畳み掛け、この回一挙5点。バレンティンは「こういう勝ち方はチームの励みになる」と胸を張った。
◆土壇場で踏みとどまった。1点を追う九回二死二塁。谷内の三ゴロをファンブルした上本が三走・田代にタッチして一度は試合終了となったが、小川監督のリクエストで判定が覆った。リプレー検証直後に左前に落とす同点打を放った坂口は「集中力を切ることはなかった。ヒットになってくれてよかった」とうなずいた。
◆ヤクルトは21日、広島16回戦(マツダ)に延長十回、10-5で勝利。夏の甲子園で準優勝した金足農高OB、石山泰稚投手(29)が十回を3者凡退で締め、開幕から続くマツダでの連敗を5で止めた。 「出番はあると思っていた。延長戦で負けると勝つのでは違う。勢いに乗っていけると思う」 広島移動日だった前日20日、高校の同期から甲子園の観戦を誘われたが、悩んだ末に断った。「体のケアを優先させてもらった」。貫いたのはプロとしての姿勢。後輩たちには「しっかりケアをして、次のステップに進んでもらいたい」とエールを送った。 打線は十回にバレンティンが決勝の31号ソロを放つなど一挙5得点で、7月28日以来となる勝率5割に復帰した。小川監督は「(勝率5割は)ある意味でこれからがスタート」と前を見据えた。 (長崎右) 延長十回に決勝の31号ソロを放ったヤクルト・バレンティン 「長打を狙っていた。こういう勝ち方はチームの励みになる」 同じく5号3ランのヤクルト・畠山 「感触は良かった。甘い球を逃さないようにと考えていた」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 62 | 42 | 2 | 0.596 (↓0.006) | 0 (-) | 37 | 545 (+5) | 472 (+10) | 137 (+2) | 63 (+1) | 0.266 (-) | 4.07 (↓0.04) |
2 (-) |
ヤクルト | 52 | 52 | 1 | 0.5 (↑0.005) | 10 (↑1) | 38 | 490 (+10) | 505 (+5) | 100 (+2) | 58 (+2) | 0.269 (↑0.001) | 4.38 (-) |
3 (-) |
巨人 | 55 | 56 | 2 | 0.495 (↑0.004) | 10.5 (↑1) | 30 | 506 (+4) | 458 (+1) | 116 (+1) | 51 (-) | 0.261 (-) | 3.86 (↑0.03) |
4 (-) |
阪神 | 48 | 53 | 1 | 0.475 (↓0.005) | 12.5 (-) | 41 | 404 (+1) | 452 (+4) | 63 (+1) | 51 (-) | 0.25 (-) | 4.03 (↓0.01) |
5 (↑1) |
中日 | 49 | 61 | 1 | 0.445 (↑0.005) | 16 (↑1) | 32 | 458 (+4) | 499 (+1) | 70 (+1) | 51 (-) | 0.264 (-) | 4.33 (↑0.03) |
6 (↓1) |
DeNA | 46 | 59 | 2 | 0.438 (↓0.004) | 16.5 (-) | 36 | 422 (+1) | 503 (+4) | 129 (+1) | 60 (-) | 0.25 (↓0.001) | 4.39 (-) |
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