DeNA(★7対9☆)広島 =リーグ戦18回戦・横浜スタジアム=
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広島
40030 0110 9130
DeNA
10010 0041 7130
勝利投手:アドゥワ 誠(4勝1敗0S)
(セーブ:中﨑 翔太(1勝0敗28S))
敗戦投手:今永 昇太(3勝7敗0S)
  DAZN
◆広島は初回、丸の2ランなどで4点を先制する。3点リードで迎えた4回表には、丸、鈴木、松山の3者連続適時打で3点を追加した。投げては、3番手・アドゥワが今季4勝目。敗れたDeNAは、8回以降に代打・山本のプロ初打席初本塁打などで5点を返すも、反撃は及ばなかった。

◆広島丸佳浩外野手(29)が1回、先制27号2ランを放った。  1死二塁からバックスクリーン右へ。「打ったのはストレート。自分のスイングでしっかり上からたたくことが出来ました。先制点につながって良かったです」とコメント。2試合ぶりの1発となった。

◆広島が終盤にDeNAの追い上げにあうも、何とか逃げ切り、優勝へのマジックを2つ減らして「28」とした。  1回に丸の2ランなどで4得点。中盤にも3得点するなど13安打9得点。打線が3カードぶりの勝ち越しに導いた。広島緒方孝市監督(49)の談話は以下の通り。  - 最後はヒヤヒヤした。  緒方監督 最後はザキ(中崎)が粘り切ってくれた。勝ち切れた結果は大きい。自分の中でも勝った中でもいろいろ反省をして、また次の一戦に向けてやっていく。  - 先発戸田の3回降板はプラン通り  緒方監督 プラン、プラン。攻撃とか流れとか、展開の中でね。ただ全員が全員ハマるとは思っていなかった。その中で勝ち切れたのは良かった。  - マジックが28となった  緒方監督 また広島に帰って、1戦1戦戦っていくだけ。

◆DeNAのドラフト9位、山本祐大捕手(19)がプロ初打席で本塁打を放った。7点を追う8回無死一塁で代打で登場。初球空振り、2球目見逃しで追い込まれたが、3球目の内角142キロを振り抜き、左翼席へ運んだ。「芯に当たったんですが、上がりすぎたので(スタンドまで)行くかな、と思って打球を見ていました。信じられない気持ちで(ダイヤモンドを)回りました」と振り返った。  完敗モードに沈みかけていた本拠地スタンドは、ルーキーの初アーチに大歓声。「あの歓声をテレビで見ていた側の人間なので、グラウンドで聞けて幸せだなと思います」と感謝した。  この1発が反撃ののろしとなり、8、9回の2イニングで5得点。試合は敗れたが、最後は2点差まで詰め寄った。アレックス・ラミレス監督は「クレージーと言われるかもしれないが、あそこで(山本を)使おうとよぎったので使った。彼にとっても、ファンにとっても忘れられない瞬間になったと思う」とたたえた。  ただ、4回持たずに7失点でKOされた先発今永を含めた投手陣には厳しい表情。同監督は「負け試合としては、ベストな負け方だったかもしれないが、同時にストレスのたまる試合だった」と指摘。中日も敗れたため、最下位転落こそ免れたが、借金は12に膨らんだ。「我々は必ずよくなると思う。2位が当面の目標になるが、それに向けてベストを尽くしていきたい」と切り替えた。

◆広島がDeNAに打ち勝ち、2連勝で優勝マジックを2つ減らして「28」とした。  1回に4得点の強烈パンチ。丸佳浩外野手(29)が、苦手の今永から決勝弾となる先制の27号2ランを放った。本塁打王争いでトップを走るヤクルト・バレンティンを追走。球団の日本人では05年新井貴浩、前田智徳以来となるシーズン30発も視界に入った。  まるで長距離打者のような弾道だった。1回1死二塁。丸は見逃せばボールかという高め直球を、バックスクリーン右まで届けた。最後は左手を離しながら、ボールをつぶすような豪快なスイングだった。  「しっかり上からたたくことができた。あの打席に関しては高い球をつぶす感じでいけた。感触は悪くなかった。風に乗ってくれましたね」  左対左を苦にしない丸だが、プロ3年目の左腕今永は大の苦手にしていた。過去2年間は34打数2安打の打率0割5分9厘。特に昨年は19打数無安打と完璧に封じられた。今季も対戦2試合で、5打数1安打に抑えられていた。そんな相手から強烈な先制パンチ。「数字は知っているが、何も問題ない。相手がどの投手でも変わらない」と涼しげに振り返った。  着実にアーチを重ねている。6月と7月とも月間8発。8月もこれで6発目だ。この日30号のバレンティンを追走するように、3本差をキープした。球団の日本人では13年ぶりとなる30発も完全に視界に入った。「それ(本数)は終わってから考えること。チームの勝ちにつながればいい。勘違いしないようにしたい」。本塁打バッターではないという自覚はいつも頭にある。  プロ初の1番に入った西川が1回に二塁打で勢いをつけた。7番に下がって2試合目の田中も2安打3打点。そして不動の3番・丸は4回にも右前に適時打を放ち、こちらも2安打3打点の活躍だった。「初回と言わず、どの回でもしっかり得点したい。この試合の点の取り方は良かったと思う」と納得顔。昨季リーグMVPの打撃は、すごみを増すばかりだ。【大池和幸】

◆DeNAは今永、広島は戸田が先発した。広島は一回、先頭の西川が右中間二塁打。一死から丸が右中間に27号2ランを放ち先制。なおも二死一、二塁とすると、田中が中越え2点二塁打を放ち4-0とした。DeNAはその裏、先頭の大和が左前打、ソトが中前打を放ち一、三塁とすると、ロペスの三ゴロの間に1点を返した。

◆DeNAは今永、広島は戸田が先発した。広島は一回、先頭の西川が右中間二塁打。一死から丸が右中間に27号2ランを放ち先制。なおも二死一、二塁とすると、田中が中越え2点二塁打を放ち4-0とした。DeNAはその裏、先頭の大和が左前打、ソトが中前打を放ち一、三塁とすると、ロペスの三ゴロの間に1点を返した。  広島は四回、一死一、二塁とすると丸の右前打で1点を追加。一死一、三塁から鈴木が左前適時打。なおも一死一、二塁から松山が中前適時打を放ち、7-1とした。DeNAはその裏、二死二塁から大和が左翼線適時二塁打を放ち、1点を返した。

◆広島は一回に丸の2ランと田中の2点二塁打で先制。四回は丸、鈴木、松山の3連続適時打で3点を奪い、主導権を握った。終盤に反撃を許したが逃げ切った。中崎が28セーブ目。DeNAは先発した今永の7失点が痛かった。

◆DeNAのD9位・山本(BCL滋賀)が、19日の広島戦(横浜)に2-9の八回無死一塁で代打で登場。2ストライクから広島・飯田の内角直球をフルスイングした。  「芯には当たったんですけど、(打球が)上がりすぎたので入るかどうかなという感じでした」  打球は左翼スタンドのギリギリに飛び込み、山本は信じられないような表情でダイヤモンドを一周。打った本人も「何が起こったか分からないような状況でした」と振り返った。一塁側ベンチは盛り上がり、その後ソトの2ランや宮崎のソロが飛び出すなど、試合には敗れたが最終的には7-9に詰めより、九回二死満塁まで追い詰めた。  ラミレス監督は山本の起用について「クレージーといわれるかもしれないが、あそこで(起用が)よぎったので使いました。彼の一発が勢いを呼び戻してくれて、もつれた展開まで粘れた」と19歳のアーチをたたえた。

◆広島の丸は19日、DeNA戦(横浜)に「3番・中堅」出場し、先制の27号2ランを放った。  初回、先頭打者の西川が右中間二塁打を放つと、一死二塁から丸が右中間に2ランを運んだ。この日2安打3打点の丸は「真っすぐをいい感じでたたけた。相手がどんなピッチャーでも甘い球をしっかり打つだけ」と振り返った。  終盤DeNAの猛追を受けたが、チームは9-7で逃げ切り、2連勝。優勝マジックを「28」とした。

◆DeNAは今永の7失点が響き、ラミレス監督は「初回の4失点が大きかった。そこである程度試合が決まってしまった」と嘆いた。  今永は四球が絡んだ失点が目立った。一回に丸に先制2ランを許した後も安打と四球でピンチを招くと、田中に2点二塁打を許す。四回は連続四球後に丸や鈴木ら中軸に3連打を浴びて降板。今永は「大胆に投げられず打者優位の展開にしてしまった」とうなだれた。

◆広島の戸田は先発して今季初登板したが、3回1失点で降板して2年ぶりの勝利を手にすることはできなかった。一回に連打で招いた無死一、三塁のピンチをロペスの内野ゴロの間の1点だけでしのぐとその後は追加点を許さなかった。  7年目の25歳。二回以降は緩急を使いながらも際どいコースに球を散らした。「悪くなかった。もう少し長い回を投げられるように、信頼されるようにしたい」と話した。

◆DeNAのルーキー山本がプロ野球16人目で、セ・リーグの新人では3人目となるプロ初打席代打本塁打をマークした。八回無死一塁で2ストライクから内角速球を振り抜くと、打球は高々と舞い上がって左翼席にぎりぎりで吸い込まれた。  京都翔英高から独立リーグ、ルートインBCリーグ滋賀を経てドラフト9位で入団した捕手。目を丸くしたままダイヤモンドを一周し「何が起こったか分からない状況だった。率直にうれしい」と実感を込めて話した。

◆D9位・山本(BCL滋賀)が、2-9の八回無死一塁から代打で登場し、飯田の内角直球を左越えに運んだ。プロ野球16人目、セ・リーグの新人では3人目となる代打での初打席本塁打に「何が起こったか分からない状況でした。テレビで見ていた大歓声が自分に向けられて幸せでした」と笑った。京都翔英高を経て、BCリーグから支配下でドラフト指名された初の野手。試合には敗れたが、新人捕手の一発が打線を活気づけた。

◆2-9から2点差まで追い上げ、なお九回二死満塁まで攻めたが、最後はソトが遊ゴロに倒れた。打線が執念を見せただけに、ラミレス監督は「(七、八回の)2失点が響いてしまった」と悔やんだ。チームの借金は就任3年目でワーストの「12」となったが「シーズンの終わりには、この位置(5位)にはいない。2位が当面の目標。そこに向かって頑張っていく」と前を向いた。 四回途中7失点で7敗目のDeNA・今永 「早いイニングで途中降板となり、リリーフ陣に申し訳ないです」 九回に左越え22号ソロを放ったDeNA・宮崎 「先頭だったので塁に出ることを心掛けて打席に向かいました」

◆丸が先制2ランを放つなど2安打3打点で、13安打9得点の猛攻を呼び込んだ。「毎回点が取れるようにやっている。点の取り方は悪くなかった」と誇らしげ。終盤に追い上げられながらも逃げ切り、優勝へのマジックナンバーを「28」に減らした。打線の組み替えも奏功。一回の先制機はプロ3年目で初めて1番で先発した西川が右中間二塁打を放ってつくった。7番に打順が下がった田中も3打点を挙げた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
624120.602
(↑0.004)
0
(-)
38540
(+9)
462
(+7)
135
(+1)
62
(+1)
0.266
(↑0.001)
4.03
(↓0.03)
2
(-)
ヤクルト
515210.495
(↑0.005)
11
(-)
39480
(+8)
500
(+5)
98
(+2)
56
(+1)
0.268
(↑0.001)
4.38
(-)
3
(-)
巨人
545620.491
(↑0.005)
11.5
(-)
31502
(+6)
457
(+5)
115
(-)
51
(+1)
0.261
(↑0.001)
3.89
(↓0.01)
4
(-)
阪神
485210.48
(↓0.005)
12.5
(↓1)
42403
(+5)
448
(+8)
62
(-)
51
(-)
0.25
(↑0.001)
4.02
(↓0.03)
5
(-)
DeNA
465820.442
(↓0.005)
16.5
(↓1)
37421
(+7)
499
(+9)
128
(+3)
60
(+1)
0.251
(↑0.001)
4.39
(↓0.04)
6
(-)
中日
486110.44
(↓0.004)
17
(↓1)
33454
(+5)
498
(+6)
69
(-)
51
(-)
0.264
(↑0.002)
4.36
(↓0.02)