ORIX(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦20回戦・大阪ドーム=
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ロッテ
00000 0002 0280
ORIX
02000 0000 391
勝利投手:ローチ(1勝0敗0S)
敗戦投手:岩下 大輝(0勝2敗0S)
  DAZN
◆オリックスは2回裏、白崎の移籍後初本塁打となる2ランで先制する。その後、同点とされて迎えた延長10回、中島の適時打でサヨナラ勝ちを収めた。投げては、5番手・ローチが来日初勝利。敗れたロッテは、9回に安田のプロ初安打となる適時打で追いつくも、及ばなかった。

◆オリックス白崎浩之内野手(27)が移籍1号を放った。  2回1死一塁からロッテ種市のスライダーを強振し、左翼2階席に運び、「どうにかチャンスを広げることを考えていました。打った瞬間は、抜けてくれと思って走っていたんですが、なんとか入ってくれてよかったです! 全力プレーです」と振り返った。  7月にDeNAからトレードで加入してから38打席目に描いた放物線が先制の1号2ランになった。

◆オリックス白崎浩之内野手(27)が移籍1号を放った。2回1死一塁からロッテ種市のスライダーを強振。左翼2階席に突き刺した。  白崎は「どうにかチャンスを広げることを考えていました。打った瞬間は、抜けてくれと思って走っていたんですが、なんとか入ってくれてよかったです! 全力プレーです」と振り返った。7月にDeNAからトレードで加入してから38打席目に描いた放物線が先制の1号2ランになった。

◆オリックスが今季4度目のサヨナラ勝ちで4位に浮上した。2-2で迎えた延長10回2死一、二塁。3番中島宏之内野手(36)が岩下のフォークを捉えて左前打を放った。  ホームクロスプレーを巡ってロッテ井口監督からリクエストが要求されたが、約5分間のリプレー検証の結果、セーフ。ベンチ前で歓喜の瞬間を待たされるという珍しいサヨナラ劇で勝利した。  中島はお立ち台で「複雑な感じやった。喜びかけて。すぐ水をかけてほしいなと」と笑顔。「サヨナラっていいですね。チームのみんなも喜ぶし、自分もうれしい。雰囲気も盛り上がる」とうれしそうに話した。 チームは4連勝で09年からスタートした恒例企画「Bs夏の陣」を4勝2敗と7年ぶりに勝ち越した。

◆ロッテがサヨナラ負けを喫し、5連敗となった。2点を追う9回2死満塁からドラフト1位、安田尚憲内野手のプロ初安打、初打点となる2点適時打で追いつくも、延長10回2死無走者から安打と四球でピンチを招き、最後はオリックス中島にサヨナラ打を浴びた。  プロ初登板初先発の2年目右腕、種市は6回を2失点にまとめる力投。井口資仁監督は「種市がいい投球をして、安田にようやく1本が出て、いい展開になったと思ったんですが」と渋い表情だった。  借金は5となり、5位に転落。巻き返しに向け、「負けは僕の責任。(チームには)いいものも出ている。選手は思い切ってやってほしい」と力を込めた。

◆ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手がプロ初安打を放ち、初打点をマークした。2点を追う9回2死満塁のカウント2-2から右前への2点適時打。6球目の外角低めのフォークに食らいつき、しぶとく一、二塁間を破った。  試合を土壇場で振り出しに戻した一打に、ガッツポーズをしながら一塁へ。プロ12打席目で出た1本に、「何とか1本と思っていました。ああいう場面だったので緊張しましたが、何とか食らい付いていくことが出来て良かった。(ガッツポーズは)自然に出ました」とホッとした表情をみせた。  2軍戦では三塁、一塁を守ってきたが、1軍では指名打者で出場。「福浦さんから『ベンチにいなくてもいいから、しっかり準備しろ』と言われて。(ベンチで)応援したい気持ちもありますが、裏で走ったりしています」と、不慣れなDHでも必死に準備を重ねてきた。  地元大阪で1軍デビューのチャンスをもらい、家族らがスタンドで見守る前で初安打を決めた。「ボールは両親に渡したいです」と話したルーキー。「チームの勝利が最優先。勝利に貢献できるように、毎日毎日、必死にやっていきたい」とさらなる活躍を誓った。

◆土壇場で大器の片りんを見せた。ロッテのドラフト1位、安田が2点を追う9回2死満塁でプロ初安打、初打点となる2点適時打を放った。カウント2-2からの6球目、外角低めのフォークに食らいついての右前打。10日のデビューから12打席目で出た一打で試合を振り出しに戻した。「ずっとチャンスで打ててなかった。打席で膝が震えてたんですが、あの場面で1本出てよかった」と安堵(あんど)した。  手にしていたのは、松やにで真っ黒のバットだった。2回の第1打席までは真新しいバットを使っていたが、前日までの2戦を含め5度の得点圏で凡退。「清田さんに『練習用でいってみろよ』と言われて」。形状は86センチ、890グラムのメープル素材で試合用と同じでも、心持ちが違った。この日の試合前フリー打撃で5本の柵越えを打った、汗の染み込んだ相棒。「縁起がいいので、もう少し使っていきたい」とうなずいた。  家族がスタンドで見守る地元大阪で1本目が出たが、チームは延長10回サヨナラ負け。口元を引き締め「これで満足せず、勝利に貢献できるように1本1本、積み重ねていきたい」と誓った。履正社で高校通算65本塁打を放った、大きな期待を背負うルーキー。甲子園の季節に、プロの第1歩を踏み出した。【佐竹実】

◆オリックスがリクエストをはね返して今季4度目のサヨナラ勝ちだ。2-2で迎えた延長10回2死一、二塁。3番中島が岩下のフォークを捉えて左前打を放った。ホームクロスプレーを巡ってロッテ井口監督からリクエストが要求されたが、約5分間のリプレー検証の結果、セーフ。ベンチ前で歓喜の瞬間を待たされるという珍しいサヨナラ劇で4連勝、ロッテを抜いて4位に浮上した。  珍しいのは幕切れだけではなかった。延長10回に5番手で登板したのは前日11日に先発して3回3失点のローチだった。「(先発翌日の登板は)リトルリーグ以来かな」と笑ったが、守護神増井が3連投と苦しい台所事情の中、志願して「中0日」のマウンドへ。3者凡退と完璧な仕事で来日1勝目を手にした。  愛する家族に勝利球をプレゼント出来る。10月に第2子出産予定のブロック夫人と長男ローイン君が今日13日に米国へ帰国する。ローチは「みんながいる間に1勝目を手に出来て良かった。今日はお祝いするよ」と自慢のヒゲをさすりニンマリだ。09年からスタートした恒例企画「Bs夏の陣」を4勝2敗と7年ぶりに勝ち越し。福良監督も「今日の勝ちは大きい」と逆襲へ手応えを得た。【桝井聡】

◆DeNAとの交換トレードでオリックスに移籍した白崎浩之内野手(27)が12日、ロッテ戦(京セラ)で移籍後初本塁打を放った。  0-0の二回一死一塁で、ロッテの種市が投じた高め123キロのスライダーを左翼2階席まで運ぶ2ランを放った。  白崎は7月9日に、オリックスとDeNAの両球団から発表された交換トレードで高城俊人捕手(25)とともにオリックスに加入していた。  白崎「打ったのはスライダーだと思います。どうにかチャンスを広げることを考えてしました。打った瞬間は、抜けてくれと思って走っていたんですか、なんとか入ってくれてよかったです! 全力プレーです!」

◆オリックスがサヨナラで4連勝し4位に浮上した。2-2の延長十回二死一、二塁から中島の左前適時打で勝負を決めた。十回を抑えたローチが来日初勝利。ロッテは九回に安田の2点打で追い付いた粘りが実らず5連敗で5位に転落。

◆ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(19)=履正社高=が12日、オリックス戦(京セラ)で待望のプロ初安打を記録した。九回二死満塁、凡退なら試合が終了する場面。外角に逃げようとするフォークボールをとらえた。  「正直、打席で膝が震えていました。なんとか1本、食らいついていこうということだけ考えていました」  一、二塁を抜ける打球で走者2人が生還。初安打は一時同点となる2打点もただきだした。  初昇格した10日から数えて12打席目。その間、得点圏に走者を置く場面は5度あったが安打が出ない。  最後の打席の前で声をかけてくれたのが清田だった。  「練習用のバットを使ってみたら」  試合用とは別に、打撃練習で松ヤニスプレーがたっぷり噴き付けられ、グリップも真っ黒になったバット。しかし、その手にはしっくりとなじんだ。3試合とも慣れないDHでの出場で、福浦からは「ベンチにいなくてもいいから、しっかり準備をしろ」とアドバイスも受けた。  「チャンスをずっと潰してきた。しんどいなと思うときもあったから、地元(大阪)で1本出てくれたのは本当によかった」と笑顔をみせた。  どんなスーパールーキーでも、初めの1打がなければ先へは進めない。井口監督は「安打が出なくてシュンとしていたから"きょうは(安打が)でるぞ"といったら、いいところで回ってきましたね」とルーキーの初安打を喜んだ。  試合には敗れ5連敗で7月21日以来の5位に後退したが、この日は2年目の種市が初先発で6回2失点と好投。井口監督は「連敗はしているが、若い選手たちでいいものが出つつある」と前向きにとらえた。

◆ロッテのドラフト1位ルーキー安田がプロ初安打で初打点をマークした。0-2の九回2死満塁で右前へ2点適時打。土壇場で追い付く一打に、一塁へ向かいながらガッツポーズを繰り返した。チームは延長の末に敗れたものの「ああいう場面だったので緊張したが、食らいつけて良かった。ボールは両親に渡したい」と感慨深そうに振り返った。  10日に初昇格し、この3連戦で先発出場を続けたが、初安打までは10打数無安打1四球だった。井口監督は「いいところで一本出た。やっぱり何か持っている男」とたたえた。

◆ロッテの2年目の種市が先発でプロ初登板し、6回2失点と好投した。勝敗は付かなかったが、失点は白崎の2ランだけで「最初は足が震えたが、1球目に強い球でストライクが取れて緊張は抜けた。自分の投球ができた」と胸を張った。  150キロに迫る速球とフォークボールで押し、無四球と制球力も光った。青森・八戸工大一高からドラフト6位で入団。青森から駆けつけた両親と3人のきょうだいに「いいところは見せられたかな」と笑った。井口監督は「いい投球。勝ちを付けてやれなかったのは僕の責任。次は勝たせてやりたい」と褒めた。 加藤(1番に入って3安打) 「積極的にいこうとした結果がいい方に出た。良くも悪くも積極性が売りなので続けたい」 ロッテ・小林投手コーチ(初先発の種市に) 「期待以上。特に無四球だったことが評価できる」

◆オリックスの東明が今季初登板し6回無失点と好投した。後続が2点差を追い付かれて2年ぶりの勝利はならなかったが「バックの守備に助けてもらい、何とかゼロで粘ることができて良かった」と息をついた。  二回無死一、三塁のピンチで安田を三飛に、田村を二ゴロ併殺に打ち取り、その裏の味方の先制につなげた。福良監督は「初回は球が高かったが、二回以降は低いところに集めていた。一回(登録)抹消して、また次」と期待した。 福良監督(4連勝) 「この勝ちは大きい。また一戦一戦頑張っていく」 ローチ(先発した翌日に救援登板し、来日初勝利) 「ふがいない投球をしたので、志願して投げさせてもらった」 白崎(二回の移籍後初本塁打がプロ14本目で初の2ランとなり) 「(これまで全てソロなのは)気にしていなかったが、良かった」

◆D1位・安田(履正社高)がプロ初安打で初打点をマークした。0-2の九回二死満塁でフォークボールを捉え、右前へ2点打を放った。「チャンスを潰してきていたのでうれしい。地元でなんとか1本と思って食らいついていった」。10日に初昇格し、初安打までは10打数無安打1四球だった。チームはサヨナラ負けで5連敗。5位転落にも井口監督は「若い選手たちのいいものが出つつある」と前向きだった。

◆中島が西武時代の2010年以来、8年ぶり4度目のサヨナラ打だ。2-2の延長十回二死一、二塁で左前へ弾き返し、二走・小田が本塁突入。セーフ判定にロッテ・井口監督がリクエストも、約5分間のリプレー検証の末、サヨナラ勝ちが決まった。「けっこう複雑な時間やった。喜んでええのか、すぐに水かけてほしいな、と」。6月28日には左太もも裏肉離れで戦線離脱したが、「いまの方が力が入る」と頼もしかった。

◆溝畑宏大阪観光局理事長(58)がオリックス-ロッテ戦で3年連続となる特別始球式を務めた。まずはマイクを持ってロッテファンに「試合が終わりましたら、大阪の食、ショッピングで我々のおもてなしを楽しんでください」と大阪をPRすると、左打者の膝元へノーバウンド投球。自己採点は「70点」だといい、「日本一になって欲しい」とオリックスへエールを送った。

◆リプレー検証を終えた橘高球審が両手を広げる。歓喜のウオーターシャワーを浴びるサヨナラ打の中島を出迎えたのは、オリックスの新助っ人、ローチだ。先発翌日に異例のリリーフ登板。1回ゼロ封で来日初勝利も手にした。  「きのうふがいない投球で申し訳なかったので、志願して投げさせてもらいました。いい投球が出来てよかった」  来日初のお立ち台で舞台裏を明かした。前日11日は先発で3回3失点KO。チームは勝利も、迷惑をかけたと志願で「初回から準備」。2-2の延長十回に出番だ。  リトルリーグ以来という"連投"は3人斬り。もし延長十一回に突入すれば「あと2イニングはいける」と続投を熱望したという。助っ人の男気に福良監督は「そこは1イニングだけ」と苦笑いだが、4連勝&4位浮上につながり「きょうの勝ちは大きい」と目を細めた。  7月14日に1軍合流後、人気ゲーム「スーパーマリオ」のマリオそっくりの口ひげで人気者。第2子を妊娠中のブロック夫人は、13日に帰国するが「いる間に1勝目のボールを持って帰られる。お祝いしたい」と笑った。 (西垣戸理大)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
603910.606
(↓0.006)
0
(-)
43566
(+1)
470
(+3)
138
(-)
101
(-)
0.275
(↓0.001)
4.37
(↑0.02)
2
(-)
日ハム
554420.556
(↓0.005)
5
(-)
42440
(+5)
409
(+11)
111
(+1)
66
(-)
0.249
(↑0.001)
3.7
(↓0.08)
3
(-)
福岡
484810.5
(↑0.005)
10.5
(↑1)
46436
(+11)
427
(+5)
140
(+6)
60
(-)
0.259
(↑0.001)
4.23
(↓0.01)
4
(↑1)
ORIX
485240.48
(↑0.005)
12.5
(↑1)
39389
(+3)
407
(+2)
78
(+1)
70
(-)
0.241
(-)
3.67
(↑0.02)
5
(↓1)
ロッテ
455030.474
(↓0.005)
13
(-)
45384
(+2)
408
(+3)
50
(-)
92
(+1)
0.254
(-)
3.83
(↑0.01)
6
(-)
楽天
445620.44
(↑0.006)
16.5
(↑1)
41373
(+3)
403
(+1)
96
(+1)
51
(-)
0.243
(-)
3.68
(↑0.04)