ロッテ(★2対6☆)楽天 =リーグ戦11回戦・マリンスタジアム=
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楽天
01000 0140 6100
ロッテ
01001 0000 250
勝利投手:松井 裕樹(1勝5敗2S)
敗戦投手:益田 直也(2勝4敗0S)
  DAZN
◆楽天は1-2で迎えた7回表、アマダーがソロを放ち、同点とする。その後は8回に、藤田が押し出し四球を選び勝ち越すと、続くペゲーロと嶋の連続適時打で追加点を挙げた。投げては、3番手・松井が今季初勝利。敗れたロッテは、救援陣が振るわず、4連敗を喫した。

◆楽天が同点の8回に4四死球とペゲーロ、嶋の連続適時打を絡めて一挙4点を挙げて勝利した。  3番手で7回に登板し、2三振を含む3者凡退にロッテ打線を切った左腕松井裕樹が、昨年6月24日・日本ハム戦以来の勝ち星を手にした。  キレのあるカーブを普段以上に織り交ぜて好投した松井は「カーブがストライク入ったんで、そこじゃないですか。カーブを縦で回転させる投げ方をすると(直球でも)良い投げ方ができる。打者の目線、タイミングを外す以外に、投球にも良い影響がある」と説明した。  チームは後半戦開幕カードでロッテをスイープ。借金は20から一気に17に減った。平石監督代行は「ウチは勝つことしかない。何とか勝てるようにしっかり準備していきたい」と話した。

◆ロッテは後半戦最初のカードで最下位楽天に3タテをくらい、球宴を挟んで4連敗。6月16日以来、1カ月ぶりに借金1となった。  微妙な判定が明暗を分けた。同点の8回1死一塁、益田直也投手の楽天今江への投球が危険球とみなされて退場になった。緊急登板したチェンは2死後に連続四球を与え、押し出しで決勝点を献上。接戦から一転して流れは楽天に傾き、この回4点を失った。  益田の投球は今江の左肩付近を通過したように見え、ヘルメットをかすめたか微妙なところだったが、井口資仁監督は「捕手が『当たった』と言ったので抗議にはいかなかった」と説明。柳田球審も「アグリーメントでは頭部付近に当たれば退場となっている。難しい判断でしたけど、今江選手も頭がしびれているということを言っていましたし、場所が『頭部付近』かどうかを審判4人で協議した結果、そういう判断になった。(井口監督からリプレー検証の)リクエストがなかったので、納得されたということ」と話した。

◆ロッテ益田から危険球を受けた楽天今江が試合後「僕は当たったように感じて。捕手に聞いたら『当たってます』って言うから。このへん(左頭部)も熱っぽかったんで、ちょっと怖いなと思って1回ベンチに戻りました」と状況を説明した。  ただ、その後スタンドから「演技うまいな」などとヤジが聞こえたそうで「結構イラッとしてました。僕はよけているから分からないんですよ。頭に当たって何でブーイングされなあかんねんと思いました」と話した。

◆ロッテの益田直也投手が18日、ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天11回戦で危険球による退場処分を受けた。今季両リーグで9人目。八回1死一塁で今江の頭部付近に投球を当てた。

◆ロッテの二木は4月30日以来の登板で七回途中まで5安打2失点と好投した。だが、2-1の七回、アマダーにこの日2本目のソロを浴びて降板。ベンチに戻るとタオルを頭からかぶって表情を隠し「本塁打を警戒した中で2本打たれた。まだまだなんだと思う」と悔しがった。  4月は速球が140キロ前後にとどまり、変化球を生かせずにいた。リリース時の力の入れ方を工夫し、この日は140キロ台中盤を常時出していた。井口監督は「よく頑張った。いい球を投げていた」と高く評価した。

◆ロッテは4連敗で6月16日以来の借金1となった。打線が再三の好機をつぶして5四球と不安定だった古川を攻めきれず、井口監督は「何とかしようという思いが強すぎてこうなっているのか。自分たちで打破しないと」と奮起を求めた。  7日に貯金を今季最多の4としてから1勝6敗と失速。試合前に鳥越ヘッドコーチから「チャンスでびびるな」と声が飛んだが、打線は応えられなかった。 井上(2安打1打点) 「2打席目を粘って四球にしたことが次の適時打につながった。最高の状態からは少し落ちてきたが、ボールはよく見えている」

◆楽天の古川は制球に苦しんで五回途中までに104球を要し、2失点で4勝目を逃した。二回に先制点をもらいながらその裏に2安打で1死一、三塁とされて清田に同点犠飛を許すと、五回には2四球でピンチを招き井上に適時打を浴びて降板を告げられた。  5四球と乱れてテンポも悪く「力みから始まった。フォームのバランスが悪くなった」と肩を落とした。チームは3連勝を飾ったが、平石監督代行は「ボール球が多過ぎて野手がかなりしんどかった」と厳しく指摘した。 平石監督代行(同一カード3連戦3連勝に) 「うちは勝つしかない。引き分けや負けでは苦しい」 アマダー(2本塁打を放ち、七回のソロに) 「よく粘ることができた。甘い球をしっかり捉えることができて良かった」 ペゲーロ(八回に2点適時打) 「シンプルにバットにコンタクトすることを心掛けた」

◆球宴休みを挟んで4連敗となり、借金生活に入った。同点の八回に登板した益田が、今江への死球で危険球退場。後を継いだチェンが藤田に押し出し四球を与え、ペゲーロには2点打を許すなど誤算だった。井口監督は「負けるときはこんなもの。ここでズルズルいったら去年と一緒。自分たちで打破しないといけない」と前を向いた。

◆アマダーが2本塁打で逆転勝ちに貢献。二回に左越えに先制14号ソロを放ち、「甘い球をしっかり捉えることができた」と胸を張った。1点を追う七回には同点15号ソロを左翼席に運び、ここ3戦3発と破壊力を披露。後半戦は同一カード3連戦3連勝スタートとなった平石監督代行は「試合前に2発打ってとお願いしたら、本当に打った」と目を見開いた。 七回に3番手で登板。3者凡退に仕留めて今季初勝利を挙げた楽天・松井 「チームに迷惑をかけてきた。チームが勝てれば、何でもいい」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
473310.588
(↑0.006)
0
(-)
62453
(+12)
389
(+5)
103
(+3)
90
(-)
0.275
(↑0.001)
4.48
(-)
2
(-)
日ハム
453610.556
(↓0.007)
2.5
(↓1)
61350
(+2)
317
(+3)
91
(-)
55
(-)
0.246
(↓0.001)
3.5
(-)
3
(-)
福岡
413800.519
(↓0.007)
5.5
(↓1)
64347
(+5)
338
(+12)
116
(+4)
47
(-)
0.253
(↓0.001)
4.09
(↓0.09)
3
(↑1)
ORIX
413840.519
(↑0.006)
5.5
(-)
60317
(+3)
308
(+2)
63
(-)
53
(+2)
0.241
(-)
3.49
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
404120.494
(↓0.006)
7.5
(↓1)
60326
(+2)
331
(+6)
43
(-)
84
(+2)
0.254
(↓0.001)
3.66
(↓0.03)
6
(-)
楽天
324910.395
(↑0.007)
15.5
(-)
61286
(+6)
332
(+2)
75
(+2)
43
(-)
0.24
(-)
3.83
(↑0.02)