阪神(☆6対5★)中日 =リーグ戦13回戦・阪神甲子園球場=
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中日
01300 0001 571
阪神
00030 102× 6112
勝利投手:桑原 謙太朗(2勝1敗0S)
(セーブ:ドリス(1勝3敗19S))
敗戦投手:祖父江 大輔(1勝1敗0S)
  DAZN
◆阪神は1点を追う6回裏、ナバーロが犠飛を放ち、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた8回には、大山と梅野の連続適時打で2点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・桑原が今季2勝目。敗れた中日は、最終回に一打逆転の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆俳優満島真之介が甲子園で始球式を行った。  この日の試合は7月13日から全国で公開される映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(J・Aバヨナ監督)とのコラボナイターとして開催。自身が吹き替えの担当で参加している映画のPRを兼ね、試合前のファーストピッチセレモニーに登場した。  背中に「MITSUSHIMA」と名前が刺しゅうされた縦縞のユニホームを着用し、恐竜をイメージして手作りされた着ぐるみを身にまとい、聖地のマウンドに上がった。野球経験者というサウスポーの満島が投じた球は剛速球でノーバウンドでキャッチャーミットに収まった。  聖地での始球式を終えた満島は「人生で最大のハイライトになりました。夢にも思わなかった。感無量ですね。言葉がないくらいうれしいです」と終始興奮を隠せない様子だった。  この日先発の藤浪については「藤浪選手が恐竜のT-REXくらい奮起してほしい。藤浪くんが上がっていけばどんどんチームも上がっていくんじゃないですかね」と期待。阪神には「打倒広島で頑張っていただきたい」とエールを送った。

◆中日は2回、松井雅の中前打で1点先制。3回は2死からチャンスを作り、アルモンテ、高橋の連続適時打で3点を加えた。阪神は4回、梅野の4号3ランと、6回無死三塁からナバーロの犠飛で追いついた。先発の藤浪は6回途中4失点で降板した。阪神は8回に2点勝ち越して逆転勝ち。甲子園での連敗を6で止めた。4番手桑原が2勝目。

◆阪神藤浪晋太郎投手が5回1/3を投げ、4安打4失点6四球で降板した。  初回を3者凡退で打ちとり、上々の立ち上がりを見せるも、2回に松井雅に中前打を許し、1点を先制された。3回には2死一塁からビシエド、アルモンテ、高橋に3連打を許し、3失点でリードを広げられた。 4、5回と粘りの投球を見せるも、6回1死から連続四球を与えたところで降板。6回裏にナバーロの犠飛で同点に追いつき、黒星はなくなった。

◆阪神の新助っ人エフレン・ナバーロ外野手が甲子園初打点を記録した。  1点を追う6回無死三塁。中日大野雄の143キロ直球を強打し、打球はライナーで左翼方向へ。左翼手アルモンテに好捕されたが、三塁走者の陽川が生還。犠飛で試合を振り出しに戻した。  「ランナー三塁のチャンスで、どうにかランナーをかえしたいと思っていた。外野に運べる高さのボールを積極的に振った結果、同点に追いつくことができて良かった」。この日は4回に左中間へ二塁打を放ち、梅野の3ランにつなげた。期待の新外国人がいよいよ本領発揮だ。

◆阪神梅野隆太郎捕手が汚名返上の4号3ランを放った。4点を追う4回、2死一、二塁の打席。カウント1-1から大野雄が投じた3球目、甘く入った直球を見逃さず、振り抜いた。  打球は左中間スタンドに飛び込み、1点差に追いつめた。試合中球団広報を通じて「自分のミスで先制されてしまったので取り返したい気持ちでいっぱいでした。ここからも逆転できるように頑張ります」とコメントした。  2回2死二、三塁から中日松井雅に中前打を打たれた場面。中堅の中谷が本塁へ送球し、二塁走者のビシエドを本塁でタッチアウトの判定。しかし、中日側からのリクエストでリプレー検証した結果、クロスプレーでノータッチと判定が覆り、先制点を奪われた。自分のミスを取り返す1発となった。

◆阪神梅野隆太郎捕手が手痛いタッチミスで先制点を許した。  2回2死一、二塁で中日松井雅が中前打。中谷からの好返球で、タイミングは完全なアウト。梅野は本塁ベース手前に落ち着いてミットを置いたが、タイミングが早すぎた。走者ビシエドの手はまだ数メートルも手前だった。  いったんミットを軽く上げ、またタッチにいく間にビシエドの手が下に入った。判定はアウトだったが、中日のリクエストが実り、セーフになった。走路を完全に空けることが義務づけられるコリジョンルールがなければ、間違いなくアウトのプレー。梅野は「ブロックしていたらいけましたが、余裕があった分、手を入れられました。初めての経験。次回からはないようにしたい」と反省した。  ただ、梅野はこの悔しさをバットで返した。0-4の4回2死一、二塁で大野雄から4号3ランを放ち、一気に1点差に詰めた。8回には勝ち越しを2点に広げる適時内野安打。一塁へのヘッドスライディングで気迫を見せた。

◆阪神金本知憲監督は久々の甲子園星にホッと胸をなで下ろした。先発藤浪が4回までに4失点したが、打線が8番梅野の3ランなど奮起。同点で迎えた8回裏に7番大山の決勝三塁打が飛び出した。  試合前時点で甲子園ゲームは引き分けを挟んで6連敗中だっただけに、「(甲子園勝利は)いつ以来?やっと、来てくれたファンを喜ばせてあげることができた。しばらく勝てなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。とりあえずはホッとしていますね」と笑顔。負ければ金本阪神ワーストタイとなる甲子園戦7連敗だったが、負のデータを吹き飛ばした。

◆阪神の新外国人エフレン・ナバーロ内野手にエンジンがかかってきた。5番左翼で先発出場し、甲子園初打点を含む2安打1打点の活躍。来日初のお立ち台に上がった。  4点を追う4回1死。中日大野雄の144キロ直球を捉え、センター左へ来日初長打となる二塁打を放った。1点差に詰め寄った6回無死三塁では、左犠飛で甲子園初打点をマーク。8回1死から祖父江の高めスライダーを左前に運び、大山の勝ち越し打につなげた。  お立ち台では「ありがとうございます。このお立ち台に立ててほんとうれしいです。チームとか球場の歴史というか雰囲気を感じられますし、ほんと素晴らしい景色だと思います」と声を弾ませた。

◆2軍降格から復活した阪神大山悠輔内野手が、本拠地で輝きを取り戻す決勝打を放った。同点で迎えた8回2死一塁で迎えた第4打席。俊介が盗塁で二塁へ駒を進め、チャンスを広げた直後の5球目だ。中日祖父江が投じた外角低めの変化球を強打し、右方向へ。高々と上がった打球は、強風にあおられ、右翼を守る平田が目測を誤り、フェンス際に落ちた。2年目の若虎が、引き分けを挟み本拠地で6連敗していたチームを救った。  「自分の持ち味というか、しっかり出そうと思いましたしとにかく後悔しないように、スイングしようと思ってました」  今季は6番三塁で開幕スタメンをつかむも、出場54試合で打率2割4厘、2本塁打、15打点と本来の力を出せずに6月22日に2軍降格。ファーム8試合で打率4割、3本塁打と圧倒的な結果を残し、再びチャンスをもらった。しかし前日3日に昇格を果たすも、2四球を含み5打席で安打なし。6打席目でようやく出た安打が、一時4点差をひっくり返す逆転勝利を決める一打となった。  「自分自身苦しかったですし、ファンの皆さんにもふがいないところばかり見せてたので、なんとか必死に食らいつきました」  金本監督は「どんな影響があるか分からないですけど、メンタルとか気持ち的なモノをいい方に持っていかないと前に進めないと思う。どんどんプラス思考で考えてほしいですね」と今後に期待した。「強く振ることが持ち味」と話す大山がヒーローとなって甲子園で再び輝きを放った。

◆阪神梅野隆太郎捕手(27)は何も覚えていなかった。「(頭が)真っ白な状態でグラウンド1周した記憶しかないです」。それほど、1打席に集中していた。  0-4の4回。2死一、二塁から大野雄の甘い146キロを強振した。低い弾道で飛び出したが、台風7号の影響による強風にも乗った。そのまま左中間最深部スタンドに突き刺さる。一気にビハインドを1点に詰める一撃で、逆転ムードを作った。  「今季、これ以上ないくらい(走者を)かえしてやろうという強い気持ちを持って打席に立った」  燃える理由があった。2回の守備。2死一、二塁で松井雅に中前打された。中日は走者ビシエドを強引に回してきた。中谷からの好返球で、タイミングは余裕でアウト。捕球してすぐにベース手前にミットを置いたが、タイミングが早すぎてまだビシエドの手が来ていなかった。  「余裕があった分、手を入れられました」。いったんミットを上げる間に手が滑り込んだ。判定はアウトだったが、中日側にリクエストされ、セーフに覆った。走路を完全に空けなければならない、捕手には酷なケースが多いコリジョンルール。金本監督は「ちょっと(体が)引いていた」と反省を求めたが、梅野も「初めての経験」という難しいプレー。それでも防げる先制点だった...と扇の要は悔しさを隠さない。その思いを3ランにつなげた。  追加点も執念で奪った。1点を勝ち越した8回なお2死三塁。二塁手前への打球を全力疾走と一塁ヘッドスライディングで適時内野安打にし、リードを2点に広げた。最後は必死のリードで、ピンチを防いで逃げ切った。  「ウイニングボールを捕った瞬間はもう、ほんとホッとしました」と汗だくで話した梅野。藤浪と組んでの試合。攻守にわたって気持ちを目いっぱい出し切った1試合だった。【柏原誠】

◆大山で今季最大の4点差をひっくり返したぞ! 猛虎ナインは0-4の負けムードも諦めていなかった。梅野の3ランとナバーロの犠飛で追いつき迎えた8回、大山悠輔内野手(23)が決勝のタイムリー三塁打。2軍落ちから再起した16年ドラフト1位が、強烈な浜風で右翼手が目測を誤るラッキーにも後押しされ、3日の再昇格後の初安打を劇的な一撃で飾った。チームは甲子園での連敗を6で止め、2位に再浮上だ。  大山は三塁到達後、ベンチに向かって拳を突き上げた。同点の8回2死二塁。中日祖父江が投じた外角低めの変化球を右方向にはじき飛ばした。だが打球は強烈な浜風で押し戻されて失速した。えっ、ライトフライ? だがフェンス手前まで行っていた右翼平田も目測を誤り、打球はポトリ。今季最大の4点差をひっくり返す劇的な決勝打が生まれた。  今季は6番三塁で開幕スタメンをつかむも、出場54試合で打率2割4厘、2本塁打、15打点と本来の力を出せず、6月22日に2軍降格。だが2軍戦8試合で打率4割、3本塁打をマークし、1軍の舞台に返り咲いた。しかし前日3日に昇格を果たすも、5打席で安打なし。6打席目でようやく出た"初安打"が劇的な一打となった。「自分自身苦しかったですし、ファンの皆さんにもふがいないところばかり見せてたので、なんとか必死に食らいつきました」。打点自体も5月27日の巨人戦(甲子園)以来、38日ぶりだった。  不振脱出へ、試行錯誤の日々だった。平野打撃コーチ付き添いのもと、時には「間」を作るための練習として、ネットに向かってノックを打つ練習に励んだ。自分のポイントでスイングをする意識付けのため、「置きティー」では通常よりも高い位置に置いて打ち込んだ。  流した汗を見ていた野球の神様が、浜風を味方につけてくれたのか。背番号3にやっと笑顔がはじけた。金本監督は「どんな影響があるか分からないですけど、メンタルとか気持ち的なモノをいい方に持っていかないと前に進めないと思う。どんどんプラス思考で考えてほしいですね」と一気の波乗りを期待した。  甲子園での連敗を6でストップ。指揮官は「やっと来てくれたファンを喜ばせてあげることができた。しばらく勝てなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。とりあえずはホッとしていますね」と安堵(あんど)した。大山は「今日は今日で終わり。明日ゼロから始まりなので、しっかり切り替えていきたい」と力強く応えた。もう、2軍に戻るつもりはない。復活した背番号3が、チームの逆襲を導く。【古財稜明】

◆新助っ人の打棒にエンジンがかかってきた。阪神エフレン・ナバーロ内野手(32)が来日初長打あり、甲子園初打点あり、勝ち越しを呼ぶ安打ありの2安打1打点。勝負どころで次々と快音を響かせた。  「昨日(3日)まではカウントが不利になるまで、思い切っていけなかった。積極的にいったのがいい結果につながった」  まずは4回1死の第2打席だ。中日大野雄の2球目、144キロ直球を中堅左へはじき返す二塁打。この一打が号砲となった。1点を追う6回無死三塁では左翼へライナーを放つ。打球はアルモンテのダイビングキャッチに阻まれたが、きっちり同点犠飛とした。8回1死では祖父江から左前打で、好機を演出し大山の勝ち越し打につなげた。初のお立ち台では「チームとか球場の歴史というか雰囲気を感じられますし、ほんと素晴らしい景色だと思います」と声を弾ませた。  日本投手への対応ぶりが目を引くが、日本文化にも着実に対応している。チームに合流して間もない6月下旬。鳴尾浜での練習後、選手寮の虎風荘に戻るときだ。ナバーロはにこやかに「センパイ、ドウゾ」と球団通訳が通る扉を開けた。ジェントルマンはグラウンドでの働きぶりも頼もしい。  金本監督は「まだ慣れていないとは思うんですけど、日本の投手に対してすごく必死に変化球の見極めとかもできているのでね。もう少し慣れてくれば、もう少し打ってくれるんじゃないかと思っています」と期待を込める。いよいよ本領発揮のムードが漂う背番号99が、虎を上昇気流に乗せる。【吉見元太】

◆骨折離脱した阪神糸井に代わり、3試合続けて4番でスタメン出場した陽川が貴重な二塁打を放った。  1点を追う6回、先頭で打席に入ると5試合連続安打となる安打を左翼越えに。その後、ナバーロの犠飛で同点のホームを踏んだ。「先頭だったのでなんとか塁に出ようと思っていました。1、2打席目がちょっとよくなかったので3打席目で修正できてよかったです」と振り返った。

◆4点リードを守れなかった。中日は先発大野雄が、3回まで4点の援護を受け無失点の立ち上がり。しかし4回2死一、二塁から阪神梅野に3ラン。6回は先頭陽川に二塁打(失策で三進)を許すと、続くナバーロに犠飛を打たれ、あっさり同点に追いつかれた。6回途中降板で、3番手祖父江が8回に勝ち越しの2点を献上してジ・エンド。9回ビシエドの一ゴロ間に1点を返すのが精一杯だった。  「(大野雄には)何とかして欲しかった。6回まで行ってくれれば。あの3ランは追う方を楽にした。俺たちがどうこういう問題じゃない。それを乗り越えるか、乗り越えられないかだな」と森監督は淡々と話した。昨季、森中日としての開幕投手を任せた左腕は今季いまだ勝ち星なし。ローテ入りもできていない。痛恨の逆転負けで、借金は今季最多タイの9に逆戻りした。【伊東大介】

◆阪神・藤浪晋太郎投手(24)が中日戦に先発し、5回1/3を投げ、4安打4失点6四球で降板。2017年4月27日のDeNA戦以来、433日ぶりとなる甲子園での勝利を逃した。  藤浪は一回、二死から平田を155キロの真っすぐで右飛に抑えるなど3人で終わらせた。  二回、先頭のビシエドに四球、二死から福田に四球を許しピンチを広げると、続く松井雅に中前適時打を浴び0-1とされた。  三回、二死から平田に四球、ビシエドに左前打を打たれ一、三塁のピンチを招くと、アルモンテに140キロフォークを中前に運ばれ失点。なおも二、三塁から高橋に左翼フェンス直撃の2点打を浴び0-4とされた。  四回は二者連続三振を奪うなど3人で終わらせた。  打線は四回、二死一、二塁から梅野が4号3ランを放ち3-4とした。  五回は二死からビシエドに四球を許すも、続くアルモンテを二飛に打ち取った。  六回、一死から2者連続四球でピンチを招き降板。2番手の能見が後続を断った。  打線は六回、先頭の陽川の二塁打などで無死三塁のチャンスを迎えると、ナバーロの左犠飛で同点に追いつき、藤浪の負けが消えた。

◆阪神の梅野が0-4の四回に反撃の口火を切る4号3ランを放った。2死一、二塁の場面で大野雄の甘く入った146キロを捉え、甲子園ではルーキーだった2014年以来となる一発を左中間に放り込んだ。  二回の守備で、アウトのタイミングだったにもかかわらず、本塁に突入したビシエドにタッチをかいくぐられて先制を許しただけに「自分のミスで先制されてしまったので、取り返したい気持ちでいっぱいだった」と話した。

◆阪神が中日に競り勝った。「7番・三塁」で先発した2年目の大山悠輔内野手(23)が4-4の八回に勝ち越し三塁打を放ち、チームを勝利に導いた。  大山は八回、二死一塁の場面で打席に立つと、一走・俊介が二盗。中日の祖父江にカウント2-2と追い込まれたが、右越え三塁打を放ち勝ち越した。なおも二死三塁で梅野が二塁適時内野安打で続き、6-4とリードを広げた。九回はドリスが1点を奪われたものの、リードを守りきった。  梅野、ナバーロとお立ち台に呼ばれた大山は「自分の持ち味をしっかり出そうと思った。後悔しないようにスイングしました」と勝ち越し打を振り返ると、「持ち味を出してチームに貢献できるようにがんばります」と飛躍を誓った。

◆阪神が中日に競り勝った。0-4の四回に反撃の口火を切る4号3ラン、八回にも二塁適時内野安打を放ち、勝利に貢献。先発の藤浪は5回1/3を投げ4安打4失点と433日ぶりとなる甲子園での勝利は逃したものの、女房役の梅野はヒーローインタビューで右腕の成長を口にした。  --九回は1点差のしんどい場面を逃げ切った  「昨日、勝ててなかったので、なんとか勝ちたくて、最後のウイニングボールをとった瞬間は本当にほっとしました」  --4点を追う場面で3ラン  「今シーズンこれ以上ないって思うくらい返してやろうって強い気持ちをもって打席に立ちましたし、真っ白な状態でグラウンドを一周した記憶しかないです」  --いろいろな気持ちがあったと思うが  「先制点のあのミスをやってしまったのが自分なので、そしてまた藤浪晋太郎がね、今までインコースに投げられない分、今日は3球もしっかり投げて、晋太郎の成長が見られた試合じゃないかなと思うので、晋太郎のことをもっともっと応援してくれれば期待に応えられると思うので、バッテリーで一緒にがんばっていきます」

◆--最後はどんな気持ちだった  金本監督 「いやぁ、もう、ヒヤヒヤ過ぎましてね。外野の守備位置とかの関係とかもあってね。非常に、やっと終わったというか、最後は怖かったですが」  --糸井がいない中、陽川が4番に入って、しっかり勝てている  「1軍で4番というのはそんな経験がないと思うけど、いいふうに勘違いしながら自信をもってやってほしいです」  --甲子園で久々の勝ち星  「いつ以来? 交流戦か。やっときてくれたファンを喜ばせてあげることができて。しばらく勝てなくて申し訳ない気持ちでいっぱいだったんで、とりあえずはホッとはしています」  --梅野は悔しさを生かした  「本人に聞いてよ。悔しかったのかどうか」  --難しい動きだったか  「ちょっと(ミットを)引いていたな。タックルはないんだから」  --藤浪は制球に苦しんでいたが  「悪い面が出たのかな。真ん中近辺に集めすぎて。もう1回、彼らしさというか、次も投げてもらいますから、期待しています。次はちゃんとやってくれることを」

◆よっしゃー、本拠地甲子園での連敗が6で止まったァ!!  マイホームをお客さんに好き勝手にされて、阪神はいつから『民泊』を始めたんやー!! と俺はず~っと激怒していたのだ。  先発・藤浪は今ひとつピリッとしなかったけど(次回、七味とサンショウと豆板醤を混ぜたくらいピリっとしてくれよー!!)野球としては理想的な勝利だったのだ。  藤浪を継いだ「おっさんジャパン」ならぬ「おっさんタイガース」の能見、藤川、桑原が中日打線を封じ込め、八回に新外国人、ナバーロの安打から代走・俊介が半か丁か(?)の盗塁を成功させたことにより外野手を前で守らせ、そこで2年目で苦しむドラ1・大山が右翼手・平田の頭を越える決勝タイムリー三塁打ときたもんだ!  さらに、本日3ランの梅野の4打点目のヘッドスライディングのタイムリー内野安打ときたら、もう竜も台風も怖いことあるか~い!!  そして、最後に阪神名物のストッパー冷や冷やは暑い夏の冷房サービスだと思っておいてよ!!  さあ、オールスターまで残り7試合。最悪でも5勝2敗で5割に戻したれー!!

◆タイの北部チェンライの洞窟で遭難した子どもら13人の生存が確認されて、ホッとした。  なにしろ筆者は閉所恐怖症で飛行機が苦手で、その昔、GT戦で北海道遠征の時にたまたま台風が日本列島にむかってきていて、その飛行機にONと村山、江夏という顔ぶれと乗り合わせた。  ビクビクしながら羽田空港に到着したときに、思わず拍手をした。フトみると長嶋さんも王さんも拍手。なんだ、天下のONだってドキドキしていたんだ...と思った。  でも、真っ暗闇の洞窟に迷い込み...そこでどんな想いでタイの少年たちは9日以上もまんじりともせずに...辛かっただろうなぁ...と思う。  -ある日、アリスは白ウサギのあとを追って森の穴にとびこむ...そこはまるで別世界。伸び縮みする体、奇妙な連中のお茶会、ハートの女王...1862年の7月4日、数学講師ルイス・キャロルは大学の学寮長の幼い3姉妹を連れて川遊びにでかけ、子どもたちに思いつくままにいろいろな話をした。これが幼いアリスが大感激して、有名な『不思議の国のアリス』という名作となった...。  何を長々と書いているのか? タイガースはそれどころじゃないだろ。藤浪が必死に投げているがいつものようにエッという抜け球、けん制悪送球、六回一死から2四球で打者は投手大野雄なのに、金本監督は103球で代えて能見...なんともいえない空気、表情、そして誰の涙雨なのか、甲子園はここで雨がポツリポツリと...。 この夜もまた藤浪は『不思議の国』をさまよった。球威はある。なのに...前半で四球がからんで4失点。試合前に中日担当の三木建次は「森監督は阪神にたいして左腕を徹底してぶつけてくるよ。それを若虎打線がどう克服するかだ...」と言っていた。中日だって抑えに不安がある。金本、森両監督ともに"不思議な不安の見える穴"に迷い込んでいる。阪神の二回の失点は、本塁上のクロスプレーの単純ミスもからんだ。梅野はその悔しさを四回の3ランでやり返した。六回の同点は陽川の二塁打がからむ...。この粘り腰は、いつの間にか阪神第103代目の『4番』陽川に風格さえ漂わせていた。  さて...1965(昭和40)年の7月4日、阪神の4番山内一弘は後楽園でのGT戦の初回、城之内から左翼へ先制ホームランを打った。これが日本プロ野球史上『通算300号』1番乗りのアーチとなった。この年は南海野村克也(現サンケイスポーツ専属評論家)が戦後初の三冠王。巨人には「8時半の男」宮田のデビュー、南海蔭山監督の急死など波瀾(はらん)万丈で、山内の300号は不思議に目立たなかった。  実は、これを機に山内は思い切って「阪神の4番として現役を終える」と、神戸に家を買う決意をした。ところが紹介された家が豪邸で「俺には大きすぎる」と断った。一度は阪神に骨を埋める覚悟...が、結果的にそうはならなかった。  その「7月4日」はまぎれもなく「阪神主砲の日」でもあるが...八回の若虎による逆転! この日はマテオの髪型を模した? かぶりもの"虎ドレッド"が入場者に配布され、スタンドはラテンで陽気な雰囲気。満天下に若さをアピールした、痛快な記念日になった。

◆大野雄は、4点の援護をもらいながら六回途中4失点で勝ち負けが付かなかった。今季初勝利を逃し「やろうとしていることはできている」と悔しさを押し殺した。「何も考えず、無で投げる」をテーマに三回まで無失点。しかし四回、梅野に左中間席に3ランを運ばれ、六回にはナバーロに同点犠飛を許し、チームは痛恨の逆転負けを喫した。森監督は「何とかして六回を投げてほしかった」と渋い表情だった。

◆俊介が今季初盗塁で中日守備を揺さぶった。八回一死からナバーロの代走として出場すると、二死となった大山の打席でカウント2-1から猛ダッシュ。大山の三塁打を呼び込んで、5点目のホームを踏んだ。「盗塁が決まってよかった」といういぶし銀を、金本監督は「よく勇気をもっていってくれた。その結果、(大山が)外野の頭を越えた」とたたえた。

◆九回に登板したドリスはヒヤヒヤの19セーブ目だった。先頭の代打・亀澤に初球を左前打され無死の走者を背負うと、味方のエラーもからむなどして一死満塁。ビシエドの一ゴロで1点をかえされ、5-6に迫られた。だが、続くアルモンテをフォークで攻めまくって空振り三振。「負けていても勝っていても、いつも通り準備はしていた」と淡々と振り返った。

◆陽川が3-4の六回先頭で左越え二塁打を放った。左翼・アルモンテの失策も絡み、一気に無死三塁の好機を演出。その後、ナバーロの犠飛で同点のホームを踏んだ。「先頭だったので何とか塁に出ようと。1、2打席目の内容がよくなかったのですが、そこからうまく修正できたと思います」。4番で先発出場を続けている3試合で、毎試合安打。日に日に存在感を増している。

◆先発した藤浪は5回1/3を4安打4失点。6四球と制球に苦しみ、433日ぶりの甲子園での勝利をつかむことはできなかった。「ブルペンから感触がよくなかった。全体的に合っていなくて、修正できませんでした」と語った。終盤の逆転で自身の黒星は消えて「助けてもらいました。勝って反省できるというのはありがたいこと。次回、しっかりやらないと」と反省しきりだった。

◆ミットを目がけて思い切り腕を振った。涼しい顔でベンチへ戻る。ベテラン2人の無安打無失点リレーで流れを渡さず、逆転を呼び込んだ。1点ビハインドの六回。藤浪の連続四球で一死一、二塁。大ピンチで登板したのは39歳の能見だった。  「仕事、仕事。いろいろな想定をしながらなので。よかったです」  クールに振り返ったが、熱い直球勝負で断ち切って魅せた。大野雄の投前犠打で二死二、三塁とされたが、大島はカウント1-2からの4球目、内角低めへ139キロ直球をズバッと投げ込み、遊飛に仕留めた。  中継ぎに配置転換されてから、この日が11試合目の登板。計11回2/3を投げて、失点はわずか2。防御率0・77と驚異の数字でブルペンを支えている。金本監督は「能見が大きかった。バントは成功されてしまったけど、あそこをピシッといったのが、やっぱり、きょうこの勝ちにつながったと思う」と最敬礼だ。 能見の後を受けて七回のマウンドへ上がったのは37歳の藤川だ。2番・京田からの好打順も、キレキレのストレートとフォークのコンビネーションで空振り三振、二ゴロ、三ゴロ。12球で任務完了の鮮やかさだった。「何もないけど、勝ってよかったですね」。今季はここまで25試合計27回で防御率1・67。こちらも抜群の安定感を誇る。  まだまだこれからもチームのために腕を振る。虎のブルペンには、円熟の投球術を誇る頼もしいベテランがスタンバイしている。  (箭内桃子)
能見、藤川について阪神・香田投手コーチ 「(六回一死一、二塁で)能見に行ってもらって、ピンチをしのいでもらって。(藤川)球児も中軸を3人で抑えてくれた。みんな頑張ってくれました」 八回に4番手で登板して今季2勝目(1敗)をあげた阪神・桑原 「走者を出したが、その後を抑えられた。中継ぎ投手陣が仕事ができた結果の勝利だと思います」

◆特大の外野フライに思われたが、大山は勝利への"神風"を感じていたのかもしれない。全力で走り続けると、打球は右翼・平田のダイビングも及ばず、芝生の上ではねた。値千金の勝ち越し打で、甲子園6連敗中の負の流れに風穴を開けた。  「(俊介が二塁へ)走ったのがみえたので、1球、見逃せたのは自分のなかで余裕があったのかな...と。外野の守備位置もみえていたので、しっかり自分で冷静になることができました」  今季2度目のお立ち台で、淡々と振り返る姿が頼もしい。4-4の八回二死一塁で代走の俊介が二盗に成功。直後、甘く入ってきた中日・祖父江の133キロを捉えた。  「とにかく落ちろと思って走りました」と激走して、三塁ベース上で左手をつきあげた。今季3本目の三塁打で5月27日の巨人戦(甲子園)以来の打点もマーク。1安打1打点で昇格翌日に勝利に貢献した。  開幕三塁を任されながら6月22日に2軍落ち。「本当に自分自身、苦しかった。ファンのみなさんにもふがいないところばかり見せた」と思いを吐露した。シーズン中に打撃の調子がなかなかあがらない中、チームに貢献したい思いが、甲子園室内の練習場で"お宝"に引き合わせてくれた。 4月末から使用しているマスコットバットは新井育成コーチが練習場に保管していたもので、握るとしっくりきた。「使ってもいいですか?」と同コーチに許可をもらって、新相棒を一心不乱に振った。日頃から打席の中でタイミングを微妙に変えるなど、努力と工夫を怠らない23歳を野球の神様は見放さなかった。  前日3日の練習中に「(2軍で)何かつかんだものがあるのか?」と声をかけるなど気にかけていた金本監督も「メンタルとか、気持ちとかをいい方にもっていかないとね。やっぱり前に進めないと思う。どんどんプラス思考で考えてほしいですね」と若虎の再浮上に声を弾ませた。  「きょうはきょう。またゼロから始まります。きょうの流れを続けていけるように準備したい」と大山は気合を入れ直した。ここから巻き返す。若き大砲の逆襲が、始まる。 (新里公章)
八回の大山の右翼線への飛球にグラブを差し出したが、捕球できなかった(勝ち越し三塁打)中日・平田 「きょうは風がバラバラだった。(捕球するのは)難しい。あれを捕れたらスーパープレーです」

◆早くもメッキがはがれてきたなんて誰がいった? えっ、誰もいってない!? 八回。執念の勝ち越し劇はナバーロのバットから始まった。  「ありがとう。きのう(3日)まで思いきり振れなかった。積極的にいこうと言い聞かせていったことが、いい結果につながった。お立ち台に立てて本当にうれしいよ」  マウンドには祖父江。2球で追い込まれてもファウルで粘ってフルカウントに持ち込み、8球目のスライダーを左前に運んだ。代走・俊介とバトンタッチ。前日まで4試合で打率・182(11打数2安打、2打点)だった新助っ人が、初マルチ安打&初お立ち台に表情を崩した。 四回一死でも大野雄の144キロを左中間二塁打し、梅野の3ランで生還。1点を追う六回無死三塁ではきっちり左犠飛を打ち上げ、シュアな打撃を披露した。左翼の守備では八回に福田の飛球にバンザイして二塁打としたが、梅野同様、しっかり汚名返上だ。  さすが"おじいちゃん"だ。カブス傘下3A時代、何でも知っていることから、そう呼ばれた。どんなときでも落ち着いている。一塁を守っていても、マウンドに集まれば的確に指示するのはナバーロだった。4点ビハインドでも、コツコツ返していく大切さを身をもって教えてくれた。  「これからも自分のできることを全力を尽くして、チームの勝利に貢献したい。お立ち台にも上がれて、いい気分だよ」  年俸3億4000万円のロサリオは2軍。3300万円のナバーロ"おじいちゃん"が、穴を埋める。 (阿部祐亮)

◆執念で連敗阻止や! 阪神は中日に4点差を逆転して、6-5で競り勝った。梅野隆太郎捕手(27)が四回、自身のミスを自らカバーする追撃の4号3ランを放つと、八回には執念のダイビングヘッドで6点目をもぎとった。チームは借金を2に減らして、単独2位に浮上。甲子園での連敗も6で止めた。前半戦貯金ターン目指して、もっと勝つでぇ~! 自身の手から1点がこぼれ、もつれた試合。歯を食いしばり、無我夢中で飛び込み、梅野が「最後の1点」を奪い返しにいった。黒土に突っ伏して顔を上げる。審判の両手が広がっていた。5-4の八回。二塁へのボテボテの当たりを執念で適時内野安打に変えた。ミスあり、挽回ありの劇的プロ初4打点に、お立ち台で笑顔がはじけた。  「最後のウイニングボールを取った瞬間は、本当にホッとしました」  守護神ドリスのワンバウンドも必死で体を張って止めた。九回二死二、三塁でアルモンテを迎えた一打逆転の危機も、空振り三振で逃げ切った。マウンドへ駆け寄り、白い歯をこぼす。プロテクターの下のユニホームは真っ黒。1点差まで追い上げられただけに、八回のヘッドスライディングでもぎ取った"もう1点"が、チームを助けた。 最初の1点は、自身のミスから献上した。0-0の二回二死一、二塁で松井雅が中前打。二走・ビシエドが本塁生還を狙ったが、中堅・中谷が好送球。タイミングは余裕でアウト。判定も一旦はアウトだった。しかし、中日側からのリクエストでリプレー検証となり、ひっくり返った。足にタッチしようとミットを伸ばしたが、サッと左手を入れられた。守れた1点をやってしまい、藤浪は三回にも3失点。完全に流れを手放した。  打って取り戻すしかない。0-4の四回二死一、二塁。大野雄の146キロを完璧に捉え、左中間スタンドに飛び込む4号3ラン。選手会長は手を叩き、声を上げながらホームインした。「今シーズン、これ以上にないって思うくらい、かえしてやろうという強い気持ちを持って打席に入りました。真っ白な状態でグラウンドを一周した、その記憶しかないです」。ここでも無我夢中だった。 正妻の意地で4点差を一丸で逆転勝ちし、単独2位に浮上だ。心身ともに大きな負担がかかるポジションだが、強い責任感で務め上げる。昨季から食事の献立を組んでもらうよう、栄養士に依頼し始めた。夫人の手料理が季節ごとに必要な栄養素をとれるよう、さらに彩りを増した。「1年、戦い抜ける体を作るために、食事から変えようと思った」。昨季はシーズンを完走。今季も73試合を終えた。残り半分、もっと虎を勝たせたい。  1分けを挟み6連敗中だった甲子園では6月9日のロッテ戦以来25日ぶりの白星となり、金本監督も「やっときてくれたファンを喜ばせてあげることができて。申し訳ない気持ちでいっぱいだったんで、ホッとしています」と胸をなで下ろす。  梅野も「きのう(3日)勝てなかったので、何とか勝ちたくて」とニッコリ。この執念が、意地があれば、この先、何試合でも星を取り返していける。 (長友孝輔)

◆藤浪のイニング間の投球練習を見て、驚いた。二回は7球のうちボール球が5球、三回は直球でストライクが全然取れなかった。打者が立っていないウオーミングアップにもかかわらず、だ。案の定、ともに四球がからんで失点してしまった。  六回の登板前、グラウンド整備中のキャッチボールでは、捕手が取れないような球を2球。この回は一死から2者連続で四球を与えて降板した。  高校球児でも、ブルペン投球ではストライクを投げられる。それをプロの一流投手ができない。本人もキャッチボールの大事さは散々、指摘されてわかっているはず。それでも捕手の構えたところに投げられない。金本監督は何点リードしていても、藤浪が投げているときは気が気でないのではないか。  そして、もっとも気になったのは、藤浪が四球を出してもスタンドからブーイングが聞こえなくなったことだ。ヤジられるのは期待の裏返し。僕も現役時代、打たれたときはヤジが飛んできた。阪神ファンが、藤浪の制球難を「またか」と当たり前のように思い始めていることに、僕は寂しさを感じた。 (サンケイスポーツ評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
423010.583
(↑0.006)
0
(-)
70370
(+4)
318
(+2)
84
(+1)
41
(-)
0.264
(-)
4.1
(↑0.03)
2
(↑2)
阪神
353710.486
(↑0.007)
7
(-)
70280
(+6)
309
(+5)
42
(+1)
43
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.77
(-)
3
(↓1)
ヤクルト
343710.479
(↓0.007)
7.5
(↓1)
71321
(+2)
348
(+4)
65
(-)
38
(-)
0.256
(↓0.001)
4.36
(↑0.02)
4
(↓1)
巨人
353910.473
(↓0.007)
8
(↓1)
68335
(+4)
306
(+8)
69
(+1)
38
(+1)
0.261
(-)
3.9
(↓0.04)
5
(-)
DeNA
333820.465
(↑0.008)
8.5
(-)
70279
(+8)
314
(+4)
84
(-)
48
(-)
0.247
(↑0.001)
3.92
(-)
6
(-)
中日
334210.44
(↓0.006)
10.5
(↓1)
67301
(+5)
355
(+6)
47
(-)
39
(+1)
0.258
(↓0.001)
4.47
(↓0.02)