広島( -台風接近のため中止- )ヤクルト =リーグ戦12回戦・マツダスタジアム=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆セ・リーグ2位のヤクルトの先発投手陣が2日、神宮外苑で練習を行った。3日からの首位広島との3連戦(マツダ)に先発予定のデービッド・ブキャナン投手、マット・カラシティー投手、石川雅規投手が参加し、キャッチボールなどで調整した。  敵地マツダスタジアムでは、昨季から5連敗中(今季4戦4敗)。初戦に先発予定のブキャナンは「広島はいいチーム。シーズンはまだ先は長いけど、何が起こるか分からない。自分たちも状況はいいので、できることをしっかりやって、しっかり追いかけていきたい」と必勝を期した。

◆2位のヤクルトが「総力戦」で首位広島に食らいつく。今日3日からマツダスタジアムで3連戦。6・5ゲーム差で追う小川淳司監督(60)は「セ・リーグを面白くするためにも全力を尽くす」と9連戦の幕開けカードからブルペン陣の総動員を決断。2位以下の5チームが3・5差にひしめく混戦に引きずり込む。  盛夏を前にセ・リーグの灯は消せない。敵地へと向かう東京駅。小川監督は「暑いね」と額に汗の粒を光らせ、薄い水色のジャケット姿でホームに現れた。広島との6・5差を詰め、下克上への挑戦権を確保するための3連戦。丁寧な言葉の中に闘志をたぎらせた。  「ウチが何かを言うのは、まだまだおこがましい。でも2位以下は団子状態だし、セ・リーグを面白くするためにも、広島にも何とか勝てるように全力を尽くすだけ」  9連戦のスタートも意識しない。「前半戦最後なので投手は総動員でいく。あまり先のことを考えず、その試合を勝てるように」と一戦必勝を貫く。石井弘投手コーチも「広島をたたかないと優勝は見えてこない。9連戦だが全員野球でぶつかっていく」と総意を代弁。ブルペンの用兵も整えた。  昨年10月の右肘手術後は2軍調整中の星を今季初昇格させ、ブルペンに加える。昨季は先発ローテも担ったが、今季は2軍でリリーフ登板を積み13試合0勝0敗5セーブ。田畑投手コーチは「連投もできているしいい報告が来ている。厚みは増すと思う」と期待する。原とともに、中尾、近藤、石山の「勝利の方程式」に組み込んで盤石の体制をとる。  マツダスタジアムは、昨季から5連敗中と分が悪い。小川監督は「気にならない。まずは勝ち越せるよう頑張るだけ」と新幹線に乗り込んだ。昨季最下位からの船出も、交流戦の最高勝率を挟み上げ潮で折り返し地点を迎えた。強い上昇気流をつかんだ今なら鬼門も突破できる。なりふり構わずリーグ2連覇中の王者に挑む。【浜本卓也】

◆ヤクルトのデービッド・ブキャナン投手が、スライド登板の決定を冷静に受け止めた。  先発予定だった3日の広島戦(マツダスタジアム)が台風接近のため中止となり、4日の同戦に先発することになった。ランニングなどで調整を終えると「別に何も変わらないよ」と笑顔を見せた。

◆3日、首位広島との直接対決の初戦が中止となり、ヤクルトの先発ローテが再編成された。  広島3連戦に先発予定だったブキャナン、カラシティー、石川はそれぞれスライド。7日中日戦(ナゴヤドーム)は小川で変わらず、8日中日戦は山中に変更。同戦でプロ初先発予定だったドラフト2位大下は、9日巨人戦(静岡)に回ることになった。大下は「1人1人、全力で抑えていくだけ」と意気込んだ。

◆セ・リーグ2位のヤクルトは2日、3日からの首位・広島との3連戦(マツダ)に向けて新幹線で広島入りした。救援陣強化と、前半戦最後の9連戦に備えて投手陣を再編するため、昨年10月に右肘の手術を受けた2年目右腕・星知弥投手(24)を1軍に緊急昇格させることを決めた。小川淳司監督(60)は「(広島に)勝ち越せるように頑張るだけ。この9連戦は投手陣は総力戦になる」と予告した。 これ以上の独走は許さない。6・5ゲーム差で追う首位・広島打倒へ。東京駅のホームに姿を見せた小川監督は「暑いな」と苦笑しながらも、表情は力強かった。  「(広島に)勝ち越せるように頑張るだけ。この9連戦は投手陣は総力戦になると思っている。セ・リーグを面白くするためにも、何とか広島に勝たなければいけない」  キーワードは『総力戦』だ。前半戦最後の9連戦に向け、1年目の昨季24試合(先発18試合)に登板して4勝(7敗)を挙げた星の今季1軍初昇格を決めた。当初は6日の中日3連戦(ナゴヤドーム)から合流の予定だったが、山中とD2位・大下(三菱重工広島)を同カードの先発に回す台所事情から、緊急昇格を決めた。  星は昨年10月に右肘の手術を受けたが、今季2軍戦で13試合に登板して5セーブ(0勝0敗)を挙げるまで回復した。田畑投手コーチは「救援陣に厚みが増すのは確か。近ちゃん(近藤)の負担を減らしてもらいたい」。登板が増えている中尾-近藤-石山の"勝利の方程式"を支えるキーマンとして期待する。  今季3勝8敗と負け越している広島戦の先発は、ブキャナン-カラシティー-石川の3枚。展開次第では救援投手を積極的に注ぎ込み、球宴までの9連戦で弾みをつける。 (長崎右)

◆台風接近のため中止が決まった。広島は球場に隣接する屋内練習場で調整した。好調の丸は打撃練習で快音を響かせた。1日のDeNA戦では2本塁打を放ったが「またどうなるかも分からない」と抜かりなく、振り込んだ。  チームも交流戦明けは7勝2敗。4日はスライド登板する好投手ブキャナンとの対戦となる。丸は「ストライクを打つだけ」と自然体を強調した。

◆6月30日に頭部に投球を受けたヤクルトの青木が4日の試合出場へ意欲を示した。「脳振とうの症状もないし、大丈夫だと思う」と明るい表情で話した。1日の阪神戦は欠場したが、この日はマツダスタジアムに隣接する室内練習場で打撃練習をこなし、快音を響かせた。  首位広島との直接対決で差を詰めたいところ。小川監督は「前半戦を目いっぱい戦うことに変わりはない」と気を引き締め直した。

◆ヤクルトは3日の広島戦(マツダ)が台風接近で中止となり、先発ローテーションが再編された。4日にスライド先発するブキャナンは「別に何も問題はない」と気合十分。カラシティー、石川もスライドして先発する影響から、9日の巨人戦(静岡)にはD2位・大下(三菱重工広島)が初先発することが決まった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
413010.577
(-)
0
(-)
71366
(-)
316
(-)
83
(-)
41
(-)
0.264
(-)
4.13
(-)
2
(-)
ヤクルト
343610.486
(-)
6.5
(-)
72319
(-)
344
(-)
65
(-)
38
(-)
0.257
(-)
4.38
(-)
3
(↑1)
巨人
353810.4795
(↑0.008)
7
(↑0.5)
69331
(+6)
298
(+5)
68
(+1)
37
(-)
0.261
(↓0.001)
3.86
(-)
4
(↓2)
阪神
343710.4789
(↓0.007)
7
(↓0.5)
71274
(+5)
304
(+10)
41
(-)
42
(-)
0.243
(↑0.002)
3.77
(↓0.07)
5
(-)
DeNA
323820.457
(↓0.007)
8.5
(↓0.5)
71271
(+5)
310
(+6)
84
(+1)
48
(+2)
0.246
(-)
3.92
(↓0.04)
6
(-)
中日
334110.446
(↑0.008)
9.5
(↑0.5)
68296
(+10)
349
(+5)
47
(-)
38
(-)
0.259
(↑0.002)
4.45
(↑0.01)