西武(★5対10☆)阪神 =交流戦2回戦・メットライフ=
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阪神
10001 5102 10151
西武
00220 0100 570
勝利投手:谷川 昌希(1勝1敗0S)
敗戦投手:野田 昇吾(0勝1敗0S)
  DAZN
◆阪神が交流戦初勝利。阪神は3点ビハインドで迎えた5回表、2死二塁の好機から福留の適時打で1点を返す。続く6回には、糸原の適時打と糸井のグランドスラムが飛び出し、逆転に成功した。投げては、2番手・谷川がプロ初勝利。敗れた西武は、投手陣が崩壊した。

◆阪神が交流戦初勝利。阪神は3点ビハインドで迎えた5回表、2死二塁の好機から福留の適時打で1点を返す。続く6回には、糸原の適時打と糸井のグランドスラムが飛び出し、逆転に成功した。投げては、2番手・谷川がプロ初勝利。敗れた西武は、投手陣が崩壊した。

◆西武山川穂高内野手が2本塁打を放った。1点を追う3回2死一塁、阪神小野が投じた2球目、150キロの直球を捉え右方向へ15号2ラン。先輩の意地を見せた。4点を追う7回は、先頭で16号左越えのソロを放った。  富士大の後輩の阪神小野については「(球が)速かったですね」と振り返った。1試合2発は、4月25日ソフトバンク戦以来30試合ぶりとなる今季2度目。「ここ何日か、自分の形でスイングができる打席が増えてきた。確立されていけば、どんな投手とも勝負できる」と手応えを口にした。一方で、チームの連勝は2で止まり「勝たないと意味がない訳ではないけど。勝たなければ仕方がない」と悔しさをにじませた。

◆阪神谷川昌希投手がプロ初勝利を手にした。2番手で5回から登板。先頭の山川に中前打を浴び、栗山には四球。外崎に送られるなどで2死満塁を背負ったが、最後は金子侑司を二ゴロに打ち取った。6回に打線が逆転し、プロ初勝利が転がり込んできた。「うれしいです。こんなに早くくるとは。中継ぎだったので。しっかり自分の仕事をすることを考えました」と笑顔。  谷川は5月10日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板、初先発。4回3失点で黒星を喫し、翌日に2軍に降格していた。2軍でも先発調整をしてきたが、前日6月1日に中継ぎ要員として1軍に昇格。中継ぎ初登板で、いきなり白星を手にした。

◆阪神の新助っ人ウィリン・ロサリオ内野手が今季49試合目にしてスタメン落ちした。出番はなく、今季初めて欠場した。  金本知憲監督は「リフレッシュもありますし、今日の投手は無理だなというのがあったので」と説明した。  今季はここまで打率2割3分、4本塁打、22打点と思うような結果を出すことはできていなかった。開幕から4番を任されていたが、5月12日広島戦(マツダスタジアム)で5番に降格。ここ5試合は7番を打っていた。  1日西武戦(メットライフドーム)は「7番一塁」で先発出場するも2打席連続で空振り三振に倒れ、7回には代打を出されていた。

◆阪神鳥谷敬が不死鳥のごとく、復調気配を漂わせている。打線が貧打に苦しみ中、10試合ぶりのスタメン出場。5月6日中日戦以来の先発安打を放ち、同じく6日中日戦以来となる今季3度目のマルチ安打も記録した。  7番DHで先発。4回に右腕多和田から一、二塁間を抜くと、9回2死二、三塁では左腕武隈から右前適時打。凡打も二直など悪くない内容で「感覚的にはボールも見えている。あとは相手のポジショニングとかもあるので」と充実感たっぷりだ。  不振に苦しんで出場機会を減らし、1939試合まで続いていた連続試合出場が5月29日ソフトバンク戦でストップ。翌30日同戦から計4試合で8打数4安打と上昇気配だ。

◆阪神糸井嘉男外野手(36)が、6回に9号逆転満塁アーチを放ち、5試合ぶりの勝利へ導いた。  1点を追う6回2死満塁。西武2番手野田の初球、真ん中高め130キロスライダーを完璧にとらえた。打球は右翼スタンド一直線。黄色に染めたスタンドを跳び上がらせた。  「なんとしても試合をひっくり返すという強い気持ちで打ちました」  5月25日巨人戦(甲子園)で菅野から放って以来の6試合ぶりアーチで、虎を勢いづけた。

◆阪神の新助っ人ウィリン・ロサリオ内野手(29)が今季49試合目にしてスタメン落ちした。  今季はここまで打率2割3分、4本塁打、22打点と思うような結果を出すことはできていなかった。開幕から4番を任されていたが、5月12日広島戦(マツダスタジアム)で5番に降格。ここ5試合は7番を打っていた。  前日1日西武戦(メットライフドーム)は「7番一塁」で先発出場するも2打席連続で空振り三振に倒れ、7回には代打を出されていた。

◆阪神先発の小野泰己投手(24)が山賊打線につかまり、4回5安打4失点で今季最短KOされた。  1点リードの3回2死一塁では、富士大の先輩でもある4番山川に右翼スタンドに飛び込む逆転2ランを浴びた。  5月5日中日戦(甲子園)以来の4勝目を目指したが、勝ち星をつかむことはできなかった。

◆富士大出身の西武・多和田と阪神・小野の両先発は、ともに勝敗がつかなかった。  1学年先輩の多和田は、六回途中4失点に「粘りながら投げられたが、早い回で降板して申し訳ない」と反省した。  憧れた右投手との対決を心待ちにしていた小野は、富士大の先輩の外崎に二塁打、山川には2点本塁打されるなど4回4失点。対戦を前に「多少は意識すると思うけど、その中でしっかり勝負できれば」と話していたが、不本意な内容となった。

◆西武は投手陣が踏ん張れずに逆転負けを喫した。相手の福留は3安打1打点、糸井は2安打6打点と打たれ、辻監督は「ベテラン2人にやられた。初球から振ってくると言っていたのに...」と話して悔しがった。  六回は多和田が走者を残して交代し、2番手の野田が適時打と満塁本塁打を浴びた。辻監督は11四死球と精彩を欠いた投手陣に「勝っているのになぜ余裕がないのか」と厳しい言葉を投げ掛けた。

◆阪神が2-4の6回に5点を奪い、逆転勝ちした。糸井嘉男外野手が自己初の満塁本塁打を放つなど、2安打6打点と大暴れして勝利に貢献した。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。  -2安打6打点、当たりに当たりましたが、バッティングを振り返っていかがですか  糸井 連敗してたんで、なんとか止めるぞという強い気持ちで行きました。  -6回、1点差に詰め寄ってなおも満塁という場面。打席での意識は  糸井 初球から甘い球が来たら行こうと。自分の中の意地が出たと思います。  -満塁本塁打になりました、手応え、入った瞬間は  糸井 いやもう、やったと思いました。  -満塁本塁打の記憶は  糸井 ないです、はい。  -プロ入りの前も?  糸井 ないです。  -人生初の満塁本塁打、連敗を止める大きな1発になりましたね。  糸井 まあ、なにより今日勝てたことが一番よかったと思います。  -ファンもここからと期待していると思います。ファンにメッセージを  糸井 明日も勝てるように、意地見せたいと思います。

◆阪神のドラフト5位新人の谷川がプロ初勝利を挙げた。五回に2番手で登板。先頭に中前打を浴びるなど、2死満塁のピンチを招いたが、金子侑を二ゴロに抑えて切り抜けた。六回に味方が逆転して勝ち投手に。「うれしい。こんなに早くくるとは思わなかった」と喜んだ。  プロ2試合目の登板で初勝利。自身の投球内容を反省し「(初勝利を)目標にしていたけど、また次なので」と切り替えた。

◆阪神は打線がつながり、連敗を4で止めた。4番・糸井嘉男外野手(36)が六回に9号満塁本塁打を放つなど6打点の活躍で勝利に貢献した。ヒーローインタビューでは気合のグランドスラムであったと明かした。  --ナイスバッティング  「ありがとうございます」  --2安打6打点の活躍、バッティングを振り返って  「連敗していたのでなんとか止めるぞと、強い気持ちで行った」  --六回1点差、満塁の場面、打席での意識は  「初球から甘い球が来たらいこうと、自分の中の意地が出た」  --逆転となった満塁本塁打、入った瞬間の気持ちは  「ヤッター!と」  --満塁本塁打の記憶はあるか  「ないです」  --プロ入りの前も  「ないです」  --人生の初の満塁本塁打、連敗を止める大きな一発になった  「なにより今日勝てたことが一番よかった」  --明日以降の闘いに向けて一言  「明日も勝てるように意地を見せたい」

◆阪神は打線がつながり、連敗を4で止めた。4番・糸井嘉男外野手(36)が六回に9号満塁本塁打を放つなど6打点の活躍で勝利に貢献。2番手のドラフト5位・谷川昌希投手(25)=九州三菱自動車=が1回無失点でプロ初勝利(1敗)を挙げた。  西武は多和田、阪神は小野という富士大出身の両右腕が先発した。先制したのは阪神。一回、一死一、三塁から糸井が右前適時打を放った。西武は三回、二死一塁から富士大出身の山川が右越え15号2ランを放ち、逆転。四回は一死満塁から、秋山が右翼線2点二塁打を放った。  阪神は五回二死二塁から、福留が中前適時打を放ち、1点を返す。さらに六回に猛攻。二死一、二塁とすると、糸原が2番手の左腕・野田から右前適時打。さらに二死満塁とし、糸井が右越え9号満塁本塁打を放ち、7-4とした。  阪神は七回一死満塁で糸井の左犠飛で1点を追加。西武はその裏、先頭の山川が左越え16号ソロを放ち、1点を返した。阪神は九回、二死一、三塁から山崎の左翼線適時二塁打。二死二、三塁から鳥谷の右前適時打を放ち突き放した。  投手陣は小野は4回4失点で谷川、岩崎、藤川、桑原と継投。ようやく交流戦初白星を手にした。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
292010.592
(↓0.012)
0
(-)
93243
(+3)
216
(+7)
51
(-)
28
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.98
(↓0.07)
2
(-)
DeNA
232320.5
(↓0.011)
4.5
(-)
95195
(+4)
186
(+5)
59
(+2)
31
(-)
0.251
(-)
3.45
(↓0.02)
3
(↑1)
阪神
242500.49
(↑0.011)
5
(↑1)
94160
(+10)
179
(+5)
25
(+1)
30
(-)
0.233
(↑0.003)
3.21
(↓0.03)
4
(↓1)
巨人
242610.48
(↓0.01)
5.5
(-)
92237
(+2)
214
(+3)
46
(+1)
24
(-)
0.269
(↓0.003)
3.95
(↑0.06)
5
(-)
中日
232810.451
(↓0.009)
7
(-)
91214
(+3)
245
(+9)
36
(-)
30
(-)
0.265
(-)
4.46
(↓0.1)
6
(-)
ヤクルト
212710.438
(↑0.012)
7.5
(↑1)
94201
(+3)
235
(+2)
43
(+1)
28
(+1)
0.25
(↓0.002)
4.3
(↑0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
302000.6
(↓0.012)
0
(-)
93287
(+5)
219
(+10)
52
(+2)
62
(+2)
0.277
(↓0.002)
4.05
(↓0.12)
2
(-)
日ハム
312100.596
(↑0.008)
0
(↑1)
91215
(+9)
195
(+3)
58
(+3)
40
(+1)
0.24
(↑0.001)
3.59
(↑0.02)
3
(-)
福岡
282300.549
(↑0.009)
2.5
(↑1)
92222
(+5)
196
(+4)
63
(+1)
35
(+1)
0.259
(↑0.001)
3.79
(↓0.01)
4
(-)
ORIX
262610.5
(↑0.01)
5
(↑1)
90190
(+3)
203
(+2)
39
(-)
31
(+1)
0.231
(↓0.001)
3.59
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
232700.46
(↑0.011)
7
(↑1)
93209
(+7)
215
(+3)
24
(+2)
52
(+3)
0.251
(↑0.004)
3.96
(↑0.02)
6
(-)
楽天
173310.34
(↓0.007)
13
(-)
92160
(+2)
230
(+3)
43
(-)
27
(-)
0.23
(↓0.001)
4.21
(↑0.03)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
福岡
5001
(-)
0
(-)
1323
(+5)
11
(+4)
6
(+1)
5
(+1)
0.246
(↑0.016)
2.2
(↓0.45)
2
(-)
日ハム
4100.8
(↑0.05)
1
(-)
1339
(+9)
19
(+3)
9
(+3)
6
(+1)
0.269
(↑0.004)
3.89
(↑0.22)
3
(↑1)
ヤクルト
4100.8
(↑0.05)
1
(-)
1316
(+3)
11
(+2)
4
(+1)
1
(+1)
0.226
(↓0.026)
2.2
(↑0.05)
4
(↓1)
西武
3200.6
(↓0.15)
2
(↓1)
1333
(+5)
28
(+10)
6
(+2)
6
(+2)
0.266
(↓0.014)
5.36
(↓1.15)
5
(↑2)
ORIX
3200.6
(↑0.1)
2
(-)
1319
(+3)
20
(+2)
4
(-)
3
(+1)
0.246
(↓0.012)
3.64
(↑0.73)
6
(↓1)
DeNA
2200.5
(↓0.167)
2.5
(↓1)
1419
(+4)
16
(+5)
6
(+2)
2
(-)
0.244
(↓0.006)
3.86
(↓0.19)
7
(↑2)
ロッテ
2300.4
(↑0.15)
3
(-)
1318
(+7)
17
(+3)
2
(+2)
4
(+3)
0.269
(↑0.038)
3.56
(↑0.15)
8
(↓2)
巨人
2300.4
(↓0.1)
3
(↓1)
1319
(+2)
21
(+3)
6
(+1)
3
(-)
0.23
(↓0.029)
3.78
(↑0.72)
9
(↓1)
広島
2300.4
(↓0.1)
3
(↓1)
1327
(+3)
37
(+7)
5
(-)
2
(+1)
0.307
(↓0.015)
6.6
(↓0.28)
10
(↑1)
阪神
1400.2
(↑0.2)
4
(-)
1315
(+10)
19
(+5)
1
(+1)
3
(-)
0.251
(↑0.038)
3.07
(↓0.5)
11
(↓1)
中日
1400.2
(↓0.05)
4
(↓1)
1320
(+3)
37
(+9)
3
(-)
2
(-)
0.284
(↓0.002)
7.74
(↓0.54)
12
(-)
楽天
0400
(-)
4.5
(↓1)
149
(+2)
21
(+3)
3
(-)
4
(-)
0.248
(↓0.024)
4.79
(↑0.61)