1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 |
西武 |
1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 | 6 | 1 |
勝利投手:菊池 雄星(6勝0敗0S) (セーブ:増田 達至(0勝2敗9S)) 敗戦投手:岩貞 祐太(3勝2敗0S) |
◆西武は初回、秋山の先頭打者本塁打で幸先良く先制する。3回裏には、2死一二塁から山川に適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、エース・菊池が6回無失点の好投で今季6勝目。敗れた阪神は、先発・岩貞が2失点で完投するも、打線が5安打無得点と沈黙した。
◆西武菊池雄星投手が6回3安打無失点で6勝目を挙げた。 1カ月ぶりの1軍マウンドだった。左肩の機能低下のため、5月4日の登板を最後に2軍で再調整していた。直球は150キロ超を連発。2回2死三塁では、江越をこの日最速157キロで空振り三振に仕留めた。離脱前は140キロ台前半も多かったが、球威を取り戻した。 2-0の5回無死三塁では、内野は前進しなかった。1点OKの布陣だったが「僕の中では、0点と1点は全然違う。三振を取りにいきました」と、3アウトを全て空振り三振で奪い、点を与えなかった。 復帰登板であることを考慮され、6回で交代。リリーフ陣も0でつなぎ、チームは2連勝。両リーグ最速タイの30勝目を挙げた。お立ち台に上がった菊池は「やっと帰ってきました。リハビリ中は何もできず、悔しい思いをしました。それを表現できればと思いました」と喜びを口にした。 離脱前も5勝無敗だったが、打線の援護が大きかった。ベンチ裏では「(この日の1勝は)特別ですね。今季初めて心から喜べる勝ちだったと思います」と話した。
◆阪神北條史也内野手が今季初のスタメン出場を果たした。前日5月31日に今季初めて1軍に昇格。「思い切りスイングするという気持ちで行く。チャンスは多くないと思うので、しっかり自分のプレーをする」と意気込んでいた。 前日のソフトバンク戦(甲子園)で出番はなかったが、この日は「2番二塁」で先発。初回の第1打席では四球を選んだが、第2、3打席は空振り三振に倒れ、8回に代打を送られた。 「切り替えるしかないんで、また明日頑張ります」 昇格するまでウエスタン・リーグでは主に中軸として打率2割3分8厘、31打点、4本塁打。好調な打撃を1軍で見せるのは、次戦以降に持ち越された。
◆阪神原口文仁捕手(26)が今季初めて4番に座った。試合前まで打率2割9分4厘をマークするなど状態の良さを買われて「4番DH」でスタメン出場したが、この日は4打席凡退に倒れた。 「結果を残さないといけない打順の巡りでした。(打席で)修正しきれなかった。また明日、準備して頑張ります」 初回一死一、二塁と先制の好機では、西武先発菊池の3球目、119キロカーブを打つも6-4-3の併殺に倒れた。その後の3打席も凡退して、無安打に終わった。 「2打席目以降は(ボールの)軌道やタイミングもわかってきたので、甘いボールを仕留めないといけなかった」 2点を追う9回無死二塁では、西武増田が投じた6球目、真ん中高め148キロ直球を打ち上げ中飛に倒れた。 原口が4番に座るのは昨年6月28日中日戦(ナゴヤドーム)以来、約1年ぶり。結果を残したいところだったが、この日はHのランプをともすことができなかった。
◆阪神金本知憲監督は交流戦開幕4連敗となり、貧打線を嘆いた。 西武菊池の前に6イニングでわずか3安打の無得点。要所でギアチェンジする投球に歯が立たず、救援陣も打ち崩せず。「力のある投手だけど...。あまりにも打てなさすぎるわな。もう何試合? 50試合くらいやっているやろ。ちょっと打てなさすぎるね、打線は...。投手がかわいそうだね、ホンマ」と厳しい表情だった。
◆エース菊池の復帰登板を見届けた辻監督は、6回無失点の内容にホッとひと安心していた。 チームは首位にいるが、エースの復活は何よりの安心材料。辻監督は「いつもは降板するイニングになると、ギアを上げてくる。今日はそれがなかったから、もう1イニング投げるのかと思っていました。ピッチングコーチが代えますというんで代えました。次はもっといいでしょう」と手応えのありそうな笑顔。秋山の先頭打者アーチにも「今日はそんなに点が取れないと思っていたところで、いきなりホームラン。山川のタイムリーも早い回で出たし、チームが乗っていけました」と振り返っていた。
◆復調が待たれる阪神の助っ人、ウィリン・ロサリオ内野手が2三振に終わった。 金本知憲監督も「彼はいま、全部見失っているから」と厳しい表情を浮かべた。 2回1死三塁の第1打席、菊池の外角に入ったスライダーを空振り三振。5回無死三塁の好機で迎えた第2打席でも、菊池の高めに浮いたチェンジアップにつられ空振り三振に倒れた。7回に代打を送られ2打数無安打だった。試合後は「悪いボールに手を出してしまった自分が悪いです。(菊池は)本当に真っすぐに力があっていい投手でした」とうつむいた。 5月30日のソフトバンク戦(甲子園)では3打席連続三振に倒れたが、前日5月31日の同戦では9回2死から中前打を放った。「あともう少し(感覚を)つかめるようにやっていきたい」と話していたが、この日は完全復調には遠かった。
◆阪神岩貞祐太投手(26)が好投実らず、2敗目を喫した。8回6安打2失点で完投するも、味方打線の援護に恵まれなかった。 初回の先頭で、山賊打線につかまった。西武の1番秋山に147キロの直球を捉えられ、打球は左翼スタンドぎりぎりに飛び込んだ。「先頭打者本塁打は流れ的にも良くなかった」。3回2死一、二塁では、ここまで14本塁打の4番山川に左前適時打を許した。4回には3者連続三振を奪うなど粘りの投球を続けたが、2失点は重かった。 「点を取られてしまったので。負けてしまったので。捕手の配球が冴えていて、僕は頷いて腕を振るだけでした」と試合後は反省が口をついた。前回登板した5月25日の巨人戦(甲子園)では7回無失点で、エース菅野に投げ勝った。この日も好投したが、同い年のエース菊池相手に勝利はならなかった。
◆パ・リーグの首位西武は、交流戦に入っても好調だ。 エース菊池の復活を祝うかのように、初回には1番秋山翔吾外野手が先頭打者アーチを放った。 今季2本目の先頭打者本塁打を放った秋山は、左翼ポール際のアーチに「あっち方向にうまく打てました。インコースをあの方向に打てたのは今季初めてじゃないですか」と満足そう。2打席目もヒットを放ち、2点目のホームを踏んだ。
◆復調が待たれる阪神の助っ人、ウィリン・ロサリオ内野手が2三振に終わった。 2回1死三塁の第1打席、菊池の外角に入ったスライダーを空振り三振。5回無死三塁の好機で迎えた第2打席でも、菊池の高めに浮いたチェンジアップにつられ空振り三振に倒れた。7回に代打を送られ2打数無安打だった。 5月30日のソフトバンク戦(甲子園)では3打席連続三振に倒れたが、前日5月31日の同戦では9回2死から中前打を放った。「あともう少し(感覚を)つかめるようにやっていきたい」と話していたが、この日は完全復調とはならなかった。
◆3日の西武戦(メットライフドーム)に先発予定の阪神藤浪晋太郎投手(24)が、1軍に合流。キャッチボールやダッシュで汗を流した。 好調な西武打線との対戦について問われると「日本で一番打っている打線だと思うので。なかなか簡単には抑えられないでしょうし。いろいろ対策とか考えないといけないと思う。でもまずは自分のことをしっかりやること。それが出来た上での話になってくる」と語った。 1軍でのマウンドは4月20日巨人戦(甲子園)以来。2軍ではウエスタン・リーグで3試合に登板。計20イニングを投げ、わずか1失点と安定していた。
◆西武の秋山が4月14日の楽天戦以来、今季2本目、通算では13本目となる初回先頭打者本塁打で勝利に貢献した。左の岩貞の147キロに内側からバットを繰り出し、左翼ポール際へ放り込んだ。2試合連続の9号に「手応えが良くて、打球も伸びた」と喜んだ。 これで連続試合安打を11に伸ばすと、三回は中前打を放ち、山川の左前打で2点目のホームを踏んだ。エース菊池の復帰登板を白星で飾り「早めに援護できて良かった」とうれしそうだった。
◆左肩の機能低下で戦線を外れていた西武・菊池雄星投手(25)が阪神戦に先発し、6回を投げ9三振を奪うなど3安打無失点で無傷の6勝目。復帰登板を白星で飾り、チームは両リーグ最速で30勝に到達した。菊池はお立ち台で復帰を待ち望んだファンにあいさつをした。 --ファンにひと言 「やっと帰ってきました」 --約1カ月ぶりの1軍のマウンド 「リハビリ中は何もできずに悔しい思いしかなかったんで、なんとかその思いを表現できればなと思っていました」 --立ち上がりはどうだった 「腕が吹っ飛ぶぐらい振りました」 --きょうの投球は 「粘り強く投げられたと思いますし、きょうは本当に勝ちたいっていう強い心で投げられました」 --最速157キロ出ていた。ボールの感触は 「正直、春先から思うような球が投げられず、肩も状態があまりよくなかったので。肩も治って、やっときょうからもう一回開幕のつもりでやっています」 --きょうの勝利は 「けがしてからトレーナーさんだったりとか、たくさんの裏方さんだったり、監督・コーチの言葉、そして野手のみなさんが『帰ってくるまで必ず首位にいるから』ってことを言ってくれて。そういう言葉があったからここに入れるんだと思います」 --2軍調整中、1軍の試合をどう見ていた 「けがしていたときは何もできず、部屋でごはんを食べながらテレビを見るぐらいしかできなかったので、ここに立ててうれしいです」 --ここから先どういう投球を見せてくれる 「まだまだシーズンは長いので、ここからは離脱することなく、最後まで優勝目指してチーム一丸となって頑張ります」 --ファンにメッセージを 「今年は本当に優勝しか考えていません。いいとき悪いとき、シーズンあると思いますけど、最後10月、みなさんと笑っていられるように頑張ります」
◆左肩の機能低下で戦線を外れていた西武・菊池雄星投手(25)が阪神戦に先発し、6回を投げ9三振を奪うなど3安打無失点で無傷の6勝目。復帰登板を白星で飾り、チームは両リーグ最速で30勝に到達した。一方の阪神は零封負けで交流戦4連敗となった。 阪神は岩貞が先発した。西武は一回、先頭の秋山が左翼ポール際に9号ソロを放ち、先制。三回は二死一、二塁から山川が左翼線適時打を放ち、1点を追加した。阪神は五回、先頭の中谷が右越え三塁打を放ったが、後続が断たれた。 西武は七回以降、野田、平井、ワグナー、増田とつなぎ無失点リレーを完成させた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 29 | 19 | 1 | 0.604 (↑0.008) | 0 (-) | 94 | 240 (+6) | 209 (+4) | 51 (+3) | 27 (-) | 0.26 (↑0.003) | 3.91 (↑0.02) |
2 (-) |
DeNA | 23 | 22 | 2 | 0.511 (↓0.012) | 4.5 (↓1) | 96 | 191 (+2) | 181 (+6) | 57 (+1) | 31 (-) | 0.251 (↓0.001) | 3.43 (↓0.06) |
3 (↑1) |
巨人 | 24 | 25 | 1 | 0.49 (↑0.011) | 5.5 (-) | 93 | 235 (+3) | 211 (+1) | 45 (-) | 24 (-) | 0.272 (↓0.001) | 4.01 (↑0.07) |
4 (↓1) |
阪神 | 23 | 25 | 0 | 0.479 (↓0.01) | 6 (↓1) | 95 | 150 (-) | 174 (+2) | 24 (-) | 30 (+1) | 0.23 (↓0.001) | 3.18 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 | 23 | 27 | 1 | 0.46 (↓0.009) | 7 (↓1) | 92 | 211 (+2) | 236 (+13) | 36 (+1) | 30 (-) | 0.265 (↓0.001) | 4.36 (↓0.19) |
6 (-) |
ヤクルト | 20 | 27 | 1 | 0.426 (↑0.013) | 8.5 (-) | 95 | 198 (+5) | 233 (+2) | 42 (-) | 27 (-) | 0.252 (-) | 4.35 (↑0.05) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 30 | 19 | 0 | 0.612 (↑0.008) | 0 (-) | 94 | 282 (+2) | 209 (-) | 50 (+1) | 60 (+2) | 0.279 (↓0.001) | 3.93 (↑0.08) |
2 (-) |
日ハム | 30 | 21 | 0 | 0.588 (↑0.008) | 1 (-) | 92 | 206 (+13) | 192 (+2) | 55 (+2) | 39 (+3) | 0.239 (↑0.003) | 3.61 (↑0.03) |
3 (-) |
福岡 | 27 | 23 | 0 | 0.54 (↑0.009) | 3.5 (-) | 93 | 217 (+6) | 192 (+2) | 62 (+3) | 34 (-) | 0.258 (↓0.001) | 3.78 (↑0.04) |
4 (-) |
ORIX | 25 | 26 | 1 | 0.49 (↓0.01) | 6 (↓1) | 91 | 187 (+1) | 201 (+3) | 39 (-) | 30 (-) | 0.232 (-) | 3.64 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ | 22 | 27 | 0 | 0.449 (↓0.009) | 8 (↓1) | 94 | 202 (+4) | 212 (+6) | 22 (-) | 49 (-) | 0.247 (-) | 3.98 (↓0.04) |
6 (-) |
楽天 | 17 | 32 | 1 | 0.347 (↓0.007) | 13 (↓1) | 93 | 158 (+2) | 227 (+5) | 43 (+1) | 27 (+1) | 0.231 (↑0.001) | 4.24 (↓0.02) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
福岡 | 4 | 0 | 0 | 1 (-) | 0 (-) | 14 | 18 (+6) | 7 (+2) | 5 (+3) | 4 (-) | 0.23 (↑0.001) | 1.75 (↓0.08) |
2 (↑2) |
日ハム | 3 | 1 | 0 | 0.75 (↑0.083) | 1 (-) | 14 | 30 (+13) | 16 (+2) | 6 (+2) | 5 (+3) | 0.265 (↑0.041) | 4.11 (↑0.74) |
3 (-) |
西武 | 3 | 1 | 0 | 0.75 (↑0.083) | 1 (-) | 14 | 28 (+2) | 18 (-) | 4 (+1) | 4 (+2) | 0.28 (↓0.016) | 4.21 (↑1.39) |
4 (↑1) |
ヤクルト | 3 | 1 | 0 | 0.75 (↑0.083) | 1 (-) | 14 | 13 (+5) | 9 (+2) | 3 (-) | 0 (-) | 0.252 (↑0.005) | 2.25 (↑0.08) |
5 (↓3) |
DeNA | 2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 1.5 (↓1) | 15 | 15 (+2) | 11 (+6) | 4 (+1) | 2 (-) | 0.25 (↓0.023) | 3.67 (↓1.3) |
6 (↑3) |
巨人 | 2 | 2 | 0 | 0.5 (↑0.167) | 2 (-) | 14 | 17 (+3) | 18 (+1) | 5 (-) | 3 (-) | 0.259 (↓0.006) | 4.5 (↑1.17) |
7 (↓1) |
ORIX | 2 | 2 | 0 | 0.5 (↓0.167) | 2 (↓1) | 14 | 16 (+1) | 18 (+3) | 4 (-) | 2 (-) | 0.258 (↓0.015) | 4.37 (↑0.48) |
8 (↑2) |
広島 | 2 | 2 | 0 | 0.5 (↑0.167) | 2 (-) | 14 | 24 (+6) | 30 (+4) | 5 (+3) | 1 (-) | 0.322 (↑0.026) | 6.32 (↑1.07) |
9 (↓1) |
ロッテ | 1 | 3 | 0 | 0.25 (↓0.083) | 3 (↓1) | 14 | 11 (+4) | 14 (+6) | 0 (-) | 1 (-) | 0.231 (↑0.004) | 3.71 (↓0.83) |
10 (↓3) |
中日 | 1 | 3 | 0 | 0.25 (↓0.083) | 3 (↓1) | 14 | 17 (+2) | 28 (+13) | 3 (+1) | 2 (-) | 0.286 (↓0.025) | 7.2 (↓2.2) |
11 (-) |
阪神 | 0 | 4 | 0 | 0 (-) | 4 (↓1) | 14 | 5 (-) | 14 (+2) | 0 (-) | 3 (+1) | 0.213 (↓0.016) | 2.57 (↑0.1) |
12 (-) |
楽天 | 0 | 3 | 0 | 0 (-) | 3.5 (↓1) | 15 | 7 (+2) | 18 (+5) | 3 (+1) | 4 (+1) | 0.272 (↑0.004) | 5.4 (↑0.2) |
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