ソフトバンク(☆6対5★)ロッテ =リーグ戦3回戦(2021.03.28)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
020000022X6712
勝利投手:岩嵜 翔(1勝0敗0S)
敗戦投手:益田 直也(0勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(1号・4回表ソロ),菅野 剛士(1号・9回表2ラン)
【ソフトバンク】栗原 陵矢(1号・2回裏2ラン),デスパイネ(1号・8回裏2ラン)

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◆ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝利。ソフトバンクは1点を追う8回裏、デスパイネが2ランを放ち、逆転に成功する。直後に逆転を許すも、9回に2死満塁から代打・川島の2点適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・岩嵜が今季1勝目。敗れたロッテは、5番手・益田が誤算だった。

◆40歳のソフトバンク和田毅投手(40)が今季初先発。過去にソフトバンクで白星を挙げた40歳以上の投手は91年5月9日今井(先発)と01年7月28日長冨(救援)だけ。和田がチーム20年ぶりの40代勝利を狙う。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、開幕カード3戦目のロッテ戦に「3番中堅」でスタメンし、通算1000試合出場を達成した。 10年にドラフト2位で入団して11年目。初出場は11年5月9日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、9回に代走で出場した。 常勝ソフトバンクの主砲は、試合前の時点で通算打率3割2分2厘、187本塁打、613打点で、出塁率も4割2分6厘と好成績を残している。 今季は開幕の26日ロッテ戦(ペイペイドーム)で、右中間に1号2ランを放っている。

◆ロッテのドラフト1位鈴木昭汰投手(22=法大)は5回2失点で、堂々のプロ初先発だった。 初回の初球、いきなりソフトバンク周東を内角高め147 キロ でのけぞらせてのスタート。制球は時折荒れたが、140 キロ 台後半、時には150 キロ に達する直球で強力打線を攻めた。「初登板ということで、自分なりには良い投球ができました」とルーキーらしからぬ強心臓ぶりを見せた。 3番柳田に球威で内野ゴロを打たせ、4番グラシアルは終始押し込んだ。ただ本人が「本当に1球の失投がもったいなかったと思います」と悔やむ2回の栗原の2ランで、勝利投手の権利は得られなかった。146 キロ 内角直球をうまく右翼席へ運ばれた。「反省して次に生かしたいと思います」。パワフルな投球は、課題も残しながら、今後への大きな期待を抱かせた。

◆ソフトバンクは、2回2死二塁から7番栗原が1号先制2ラン。先発和田は3回までに4三振を奪い、1安打無失点。 ロッテは4回に中村奨の1号ソロで反撃。6回2死一、三塁から安田の適時打で同点とした。先発鈴木は5回1安打2失点で降板。 ソフトバンクは1点を勝ち越された直後の9回2死満塁から代打川島の右前打で2戦連続のサヨナラ勝ち。開幕3連勝を飾った。4番手岩崎が今季初勝利。ロッテは5番手益田が2敗目を喫した。

◆ソフトバンクが代打川島慶三内野手の逆転打で、2試合続けてサヨナラ勝ち。 ソフトバンクの2試合連続サヨナラ勝ちは、08年3月20、22日の楽天戦以来13年ぶり。今年は開幕2、3戦目だったが、08年は開幕1、2戦目だった。なお代打で逆転サヨナラ打は、20年6月25日阪神戦で逆転3ランを打った西浦(ヤクルト)以来だが、球団では南海時代の80年6月25日日本ハム戦で逆転3ランの門田以来、41年ぶりとなった。

◆痛恨だ。ロッテが開幕3連敗を喫した。ストッパーの益田直也投手が2日連続でサヨナラ打を浴びた。9回2死の「あと1球」から、ソフトバンク川島に2点適時打を打たれ、ぼうぜんとした。 前日は投球の半分がシンカーで、最後も今宮にシンカーを打たれた。この日は24球中2球だけ。選択肢が減る中で、川島に外角直球を合わされた。ペイペイドームでは昨季から3登板連続で敗戦投手。昨年10月にも西武戦で2日連続でリリーフに失敗した。球威ある直球が甘く入りがちで、得意のシンカーで空振りを取れてていない。 井口監督は「あの2人がしっかりしてもらわないと勝てない」と言う。8回を任せるハーマンも連日の失点。7回の唐川も万全でなく、3人合計で2日間で127球。28打数13安打で被打率4割6分4厘と苦しい。この日も157キロ を出した小野が勝ちパターンに入れる力量ながら、指揮官は「信頼して送り込んでいるので、何とかしっかりと復調してもらいたい」と3人の復活を願う。 9回に菅野が起死回生の逆転2ランで男を上げていた。突き落とされた3連敗はイコール、巨大戦力ソフトバンクの開幕3連勝。クライマックスシリーズを含め、昨季からの連敗が10に伸びた。【金子真仁】

◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が2回に先制の1号2ランを放った。 2死一塁で新人鈴木の146キロ直球を右翼ホームランテラス席へ。「自分らしい思い切りのあるいいスイングで打つことができたと思います」。オープン戦は打率1割8分6厘と苦しんだが、フル出場した開幕3試合全てで長打をマークして4割5分5厘。昨季の日本シリーズM5P男が元気だ。

◆ロッテが痛恨の開幕3連敗を喫した。 0-2の4回に中村奨吾内野手(28)の1号ソロで追い上げ、6回2死から安田尚憲内野手(21)の適時打で同点に。7回に藤岡裕大内野手(27)の適時二塁打で3-2と勝ち越した。 8回に1死二、三塁のチャンスで4番安田、5番山口が凡退したのが響いた。6回にはうまく左方向へ流した安田は、8回は体が開いての三邪飛に倒れた。井口資仁監督(46)は「ああいうところですね。あそこでもっとしっかりと点が取れていれば、また流れが違っていると思いますし」と嘆いた。 8回にハーマンがデスパイネに逆転2ランを浴びるも、9回2死から代打菅野剛士外野手(27)が起死回生の再逆転2ランを放つなど、ここまでの2戦と比べれば打線の個々が力を発揮し始めてきた。それだけに2日連続のサヨナラ負けは痛かった。 30日の楽天戦(ZOZOマリン)からは、現在ファームで4試合で打率4割、2本塁打と状態を戻してきたブランドン・レアード内野手(33)が1軍に合流する見込み。多くの課題を残しながらも、井口監督は「またホームに帰って、しっかりと仕切り直してやりたいと思っています」と前を向いていた。【金子真仁】

◆ロッテ鈴木昭汰投手(22)には忘れられないマウンドになった。 ドラフト1位で法大から入団し、大事な開幕3戦目の先発を任された。「入寮した時からそのつもりでやっていますし、そうなっていかないといけないと思ってます」と高い志で、この舞台を目指してきた。 1回表、味方打線と対するソフトバンク和田の姿が目に入った。「戦う以上は敵なんですけど、ずっと自分が目標にしてきた選手です。初めて見た時の衝撃が強かったので」。年齢は倍近く離れていても、同じ左腕としてあこがれてきた。 プロ初登板の鼓動か、和田との投げ合いでの鼓動か。「何かの運命だったり、たぐり寄せられてるものがあるのかなって、自分へのモチベーションとして、自分の中で上げていって。今日も、本当に目の前で和田さんが投げてるところを見て、本当に燃えました」。 1回裏、和田の足跡が残るプレート一塁側に、どしっと自分の足を置く。時に150キロに達する球威で王者を押し込んだ。互角の投げ合いになったが、1発に泣き、リードして救援陣に託すことはできなかった。5回2失点。和田より先にマウンドを下りた。 対打者に精いっぱいで、学生時代のように和田の投球の神髄を見る余裕はなかった。その代わり、同じ土の上で多くを学んだ。「いいところはそのまま良さとして残して、反省点をしっかり次までに備えて、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」。3連敗は痛いが、頼もしい新戦力が存分に力を示したことは、ロッテの大きな光明だ。【金子真仁】

◆11年目のソフトバンク柳田悠岐外野手が「3番中堅」で通算1000試合出場を達成した。 8回は右前へ運び、深い守備位置を見て二塁をおとしいれ、デスパイネの2ランを呼んだ。「ビハインドの場面で何とかしたいという気持ちが二塁打につながった。チームでの徹底した意識からだと思う。これからも長いシーズン、チームとして徹底していきたい」と気を引き締めた。

◆ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が8回に一時逆転の1号2ランを放った。 先頭の柳田がヘッドスライディングで二塁打とし、2死三塁からハーマンの変化球を左翼席へ。「ギータが気迫あふれるヘッドスライディングでチャンスを作ってくれて、何としてでもという気持ちで打席に立った。その勇気をもらって打つことも出来た」と喜んだ。

◆ソフトバンクが連日のサヨナラ劇で2年ぶりの開幕3連勝を決めた。 シーソーゲームの最後を締めたのは代打川島だ。4-5の9回2死満塁で2球で追い込まれた後、粘って5球目をはじき返し右翼線に逆転打を運んだ。「とりあえずバットに当てて事を起こして、内野安打でもいいから、なんとかしたいという気持ちだけで打ちました」。歓喜のチームメートに囲まれ幸せそうに笑った。 120試合制だった昨季は113通り以上の先発オーダーで挑んだ。今季はここまで3試合全て同じメンバーだ。平石打撃コーチは「今後のために、我慢して使わないといけないところもあると思う」と説明。小久保新ヘッドコーチを迎え「1番二塁・周東」をキーマンとして、長期的なチーム作りも見据えている。昨年まで、左腕相手なら1番二塁で先発の多かったいぶし銀の川島が、勝負どころの切り札で残っていた。 劇的な3連勝発進で、早くも定位置の首位に構える。工藤監督は「頼もしい選手たちですし、本当にワクワクドキドキしながら見せてもらって、最高の気持ちです。いいスタートが切れたので、次が大事だと思います。今日は喜んで、明日から切り替えて」とチームをたたえ、次のカードに目を向けた。【山本大地】

◆ソフトバンク4番手の岩崎翔投手(31)に3年ぶりの勝利がついた。 3連投を回避するチーム方針もあり、守護神森の代役で1点リードの9回に登板。菅野に逆転2ランを浴びたが、川島がサヨナラ打を放ってくれた。「今日は(川島)慶三さんをはじめ、みんなに助けられた。みんなのおかげでチームは勝ったので、下を向くことなく次の試合に向かっていきたい」。角中への4球目には自己最速を1キロ更新する157キロを計測した。

◆ソフトバンク和田毅投手は今季初登板で6回2/3を5安打3失点と踏ん張った。 コーナーに直球を投げ分けロッテ打線に的を絞らせず、7三振のうち5つを140キロ台前半の直球で奪った。「ストレートも変化球も、調子は良かったと思います」。 悔いが残ったのは同点の7回だった。2死から岡のゴロを三塁手松田がファンブル。直後、藤岡に甘く入ったスライダーを痛打され勝ち越しを許した。「大事なところで粘ることができなかった。マッチ(松田)のミスをカバーしてあげられなかったことが、本当に悔しい」。40歳のチーム最年長は声を落とした。 7回途中での降板にも、工藤監督は「素晴らしかったです。良い集中力と素晴らしい球でチームを勢いづけた」とたたえた。

◆ソフトバンクが連日のサヨナラ劇で2年ぶりの開幕3連勝を決めた。シーソーゲームの最後に決めたのは、代打川島慶三内野手(37)だった。4-5の9回2死満塁で右翼線に逆転打を。昨年は113通りの日替わりオーダーだったが、開幕3戦全て同じスタメンで戦った。左腕投手相手なら先発の多かったいぶし銀が、切り札として勝負どころに残っていた。多くの仲間を救う一打になった。開幕3戦目で今季初出場、初打席の川島が決めた。1点を追う9回2死満塁。ロッテ守護神の益田から右翼線へ逆転サヨナラ打。「とりあえずバットに当てて事を起こして、内野安打でもいいから、なんとかしたいという気持ちだけで打ちました」。歓喜のチームメートに囲まれ、幸せそうに笑った。 同点の7回には松田の失策から勝ち越され、1点リードの9回に岩崎が逆転2ランを浴びていた。川島はお立ち台で明るく言った。「松田も岩崎もあさってから頑張りますんで。2人を救ったのはぼくです」。ただの1勝ではない、先につながる大きな白星になった。 120試合だった昨季は113通りの先発オーダーで挑んだ。開幕カードも3戦とも違うスタメンだったが、今季はここまで3試合同じメンバーだ。平石打撃コーチは「監督もヘッドも我々も含めて、今後のチームのために、我慢して使わないといけないところもあると思う」と説明。小久保新ヘッドコーチを迎え「1番二塁・周東」をキーマンとして、長期的なチーム作りも見据えている。 昨季なら相手先発が左腕なら左キラーとして川島が1番二塁で先発することが多かった。平石コーチは「慶三の存在は欠かせません。どんな役割になっても」。しかし、この日は左腕の鈴木に対してベンチスタート。最後の場面に切り札として投入することができた。 劇的な3連勝発進で、早くも定位置の首位に構える。工藤監督は「頼もしい選手たちですし、本当にワクワクドキドキしながら見せてもらって、最高の気持ちです。いいスタートが切れたので、次が大事だと思います。今日は喜んで、明日から切り替えて」とチームをたたえ、次のカードに目を向けた。【山本大地】

◆ソフトバンクは連日のサヨナラ勝ちで、19年以来2年ぶりの開幕3連勝。 工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。 -連日のサヨナラ勝ち 工藤監督 いやあすごかったですね。こういう試合は年に何回あるかなと思うくらいの試合をね。昨日といい今日といい。みんなが1つになって戦ってくれていることがこういう結果につながっていると思います。最後まであきらめない。この言葉を選手たちが身をもって実行してくれていると思います。 -川島が決めた 工藤監督 緊張しているなというのは感じたんですけど、食らいついていく気持ちというか、絶対なんとかしてやると言う思い。岩崎君も投げてああやって打たれた形になりましたけど、彼を救ってくれた一打になったと思います。 -チームがカバーし合っている 工藤監督 チームとしてこれだけしっかりかばい合ったりできるのもね、なかなかないかなと思うくらい。ぼく自身も見ていて本当に、こう言ってもいけないのかもしれないですけど、頼もしい選手たちですし、本当にワクワクドキドキしながら見せてもらって、最高の気持ちです。 -先発和田は好投 工藤監督 すばらしかったです。本人の中での開幕という中でも、ベストコンディションで投げてくれていい集中力とすばらしい球でチームを勢いづけるというかね。いい立ち上がりをしてくれたことが栗原君の2ランにもつながったと思いますのでね。さすがだなと思います。 -開幕3連勝 工藤監督 いいスタートが切れたので、次が大事だという風に思います。今日は喜んで、明日から切り替えて、次の3連戦またその次へとつながるように、いい試合をお見せできるように頑張りたいなと思います。 -9回は岩崎だった 工藤監督 今日最後は森くんというところもあったんですけど、最初は3連戦は3連投はさせないと言うことを決めていたので。今日は我慢してくれと。森くんは使わないという中でやってきましたけど。何よりなのは、(川島)慶三がああやって打てたこともうれしいんですけど、あいつがね、岩崎をああやって救ってくれたというのがやっぱり一番。勝てたこともうれしかったですけど、あのまま負けていたら後を引いてしまう可能性もあっただけにね、うれしかったですね。 -岩崎は打たれたが救われた 工藤監督 シーズン始めというのは緊張してうまくいかないところもあると思うので。大事なのは打たれたけど、チームは勝てたということで切り替えてほしいと思う。今後のことに関しては、変わらず。変わらずです。今日は森くんが9回いけなかったので行ってもらいましたけど、そういうときはあるのでね。打たれることはあります。 -松田と中村は3試合無安打 工藤監督 彼らはレギュラーなので。結果を残すしか方法はないと思います。今日はデスパイネが救ってくれ、慶三が救ってくれたのでね。次こそは自分たちがという思いをしっかり持つことが大事。3連戦終わったので、もう1回リセットして次の試合でしっかり頑張ってほしいなと思います。

◆ロッテのドラフト1位左腕、鈴木昭汰投手(22)=法大=がプロ初登板初先発を果たし、0-0の二回にプロ入り初めて本塁打を浴びた。  二回2死一塁で栗原にツーボールから投じた3球目の146キロ直球を弾き返され、プロ初の被安打が右越え2点本塁打となった。

◆ソフトバンク・栗原陵矢捕手(24)が「7番・右翼」で出場。二回2死一塁から右翼テラスに1号2ランをたたき込んだ。  「先発の和田さんが本当にいいリズムで投げて、抑えてくれているので、何としても先に点を取り、援護したいという気持ちで打席に入った。自分らしい思い切りのあるいいスイングで打つことができたと思う。和田さん勝ちをつけられるように、この後の打席を大事にしていきたい」  相手先発はドラフト1位・鈴木。二回2死からデスパイネが四球を選び、栗原が打席に立った。2-1からの直球を強振すると、弾丸ライナーで右翼テラスに飛び込んだ。  栗原は昨年17本塁打とブレーク。今年のオープン戦では打率・186と苦しんだが、開幕すれば調子は一転した。1戦目、2戦目はともに2安打ずつ。3戦目には今季初アーチを架けた。

◆ロッテ・安田尚憲内野手(21)がシーズン初安打初打点を記録した。  1-2で迎えた六回2死一、三塁で、ソフトバンク先発の和田が投じた初球の146キロ直球をセンターへ弾き返し、同点に追いつく適時打を放った。  安田は26日の開幕戦から3試合連続「4番・三塁」でスタメン出場。26日は4打数無安打、27日は3打数無安打2四死球で、今季12打席目での初安打初打点だった。

◆ソフトバンク・和田毅投手(40)が先発登板して6回2/3を投げ3失点(自責2)だった。2月に誕生日を迎えた和田にとっては40歳初登板だったが、白星をつかむことはできなかった。  「ストレートも、変化球も調子は良かったと思います。でも先制点を取ってもらったにもかかわらず、大事なところで粘ることができなかった。マッチ(松田)のミスをカバーしてあげられなかったことが、本当に悔しい」。一回2死から中村奨に左前打も、安田を143キロ直球で空振り三振。四回1死から中村奨にソロを浴びたが、衰え知らずの躍動感でアウトを積み重ねていった。  六回に同点とされ、七回2死では岡の打球を三塁・松田が弾いて出塁を許した。その後、2死二塁となり、藤岡に右越えの勝ち越し二塁打を許して降板。2番手の津森にバトンを託し、悔しそうな表情でマウンドを降りていった。津森は田村を右飛に斬った。  ホークスで40代で勝利を挙げたのは1991年(当時ダイエー)の今井雄太郎(42歳)と、2001年の長冨浩志(40歳)の2人だけ。和田も今季初登板で挑んだが、次戦への持ち越しとなった。

◆ソフトバンクが2戦連続サヨナラ勝ちで開幕3連勝を飾った。4-5の九回2死満塁から代打川島が右前に運び2点を奪って勝負を決めた。九回に登板した岩崎が3年ぶり勝利。ロッテは九回に逆転しながら勝ちきれず3連敗となった。

◆ソフトバンクは2試合連続のサヨナラ勝利で開幕3連勝発進を飾った。サヨナラ打を放ったのは代打で登場した川島慶三内野手(37)。九回2死満塁から右前に運んで試合を決めた。ヒーローインタビューでの一問一答は以下の通り。  「どうも、ありがとうございます!」  --初打席だった  「試合に出る前が長かったです。体を冷やさないように、ベンチで声を出していました」  --追い込まれながら  「とりあえずバットに当てて、ことを起こして、内野安打でもいいから、何とかしたいという気持ちだけで打ちました」  --ベンチも喜んだ  「柳田さんは軽く四球ですよね。あそこの場面は。みんな、わかっています。そこでベンチのみんなが、首脳陣のみなさんが『慶三、打ってきてくれ』と。そういうふうにいわれたので、打ちました」  --16年目で最高の開幕  「最高すぎますよね」  --チームも開幕3連勝  「ちょっと怪しい雰囲気もありましたけど。ベンチでマッチのことを助けようとみんながチームを一丸になってやりましたので。松田も岩嵜もあさってから頑張りますので! あの2人を、助けたのは僕です!」  --今シーズンの目標は  「5年連続日本一に向かって、チームみんな一生懸命にやっていますので、変わらずご声援をお願いします」  --ファンにメッセージを  「まずひとつ、うちの両親、兄弟、はとこがきているんですよ。目の前で打てたことがめちゃくちゃうれしいです。親孝行息子です。1年間長いですが、いいときもあれば悪いときもある。そういうときはファンのみなさんの声が、あ、今は拍手が。それが一番の応援になるので。1年間、長いと思いますが、よろしくお願いします」

◆ソフトバンクは驚異の粘りで逆転サヨナラ勝ち。試合後の工藤公康監督(57)の主な一問一答は以下の通り。  --劇的な幕切れ。今の心境は  「こういう試合は年に何回あるか。昨日といい今日といい、みんなが一つになって戦ってくれているのが結果につながっている。最後まで諦めないということを、選手たちが実行してくれていると思います」  --最後は川島  「打席に入る前で緊張しているのは感じていたんですけど。本当に食らいついていく気持ちというか、絶対に何とかしてやるという思いでね。きょう、岩崎君も投げて打たれた形になりましたけど、彼を救ってくれた一打になりました」  --デスパイネは和田を救った  「本当、チームとして、これだけしっかりとかばいあったりできるのも、なかなかないかなと思うくらい、僕自身も見ていて、こういってはいけないかもしれないですけど、頼もしい選手たちです。ワクワクドキドキしながら見させてもらって最高の気持ちです」  --和田の評価は  「素晴らしかったです。べストのコンディションで投げてくれて、いい集中力と素晴らしい球で、チームを勢いづけるというか。いい立ち上がりを見せてくれたことが栗原君の2ランにもつながったと思うので。さすがだと思います」  --開幕3連勝発進  「いいスタートが切れたので。次が大事になります。今日は喜んで、明日は切り替えて。次につながるようにいい試合を見せられるように頑張っていきたいと思います」

◆全員が一丸となってつないだバトンだ。逆転に次ぐ、逆転。最後は代打・川島が決めた。ソフトバンクが2試合連続のサヨナラ勝利で開幕3連勝発進。今季初打席で大仕事をした男は声にならない歓喜の中心に立った。  「うちの両親、兄弟、はとこが(ペイペイドームに)きているんですよ。目の前で打てたことがめちゃくちゃうれしい。親孝行息子です!」  七回に三塁・松田の失策を機に勝ち越しを許した。直後の八回2死三塁にデスパイネが逆転の1号2ランを放つも、九回に岩崎が菅野に2ランを献上。1点ビハインドで最後の攻撃に突入した。  2死二、三塁で柳田は申告敬遠。満塁とされて代打・川島だ。「柳田"さん"は四球ですよね、わかっています」。外角147キロにバットを伸ばすと、白球は右翼線に弾んだ。ミスも悔しさも、全てを救う一撃だった。  「みんなが一丸になっていた。松田も岩崎も、あさってから頑張りますので! あの2人を、助けたのは僕です!」  27日は今宮が劇打。開幕3試合のうち、2試合をサヨナラで制したのは2008年以来、13年ぶりだ。昨季は11勝12敗1分けで2年連続負け越しているロッテに、劇的すぎる3連勝発進。結果で応えてくれる選手に工藤監督は「ワクワクドキドキしながら、最高の気持ち」と目にシワを寄せて笑った。5年連続日本一を目指す道は常に先頭。その中心にいるのが頼もしすぎるベテラン陣だ。  「(岩崎)翔がね、『ありがとうございました』っていうんですよ。(自分も)泣きそうになってね。いいチームだなと思います」  川島慶三、37歳。重圧に勝ち、野球少年のような笑顔が輝いた。(竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
300 1.000
(-)
-
(-)
14017
(+6)
9
(+5)
6
(+2)
1
(-)
0.273
(↓0.03)
2.670
(↓0.67)
2
(-)
西武
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14011
(+5)
7
(+1)
2
(+1)
1
(-)
0.217
(↑0.007)
2.330
(↑0.67)
2
(-)
楽天
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14017
(+5)
11
(-)
3
(+1)
0
(-)
0.284
(↑0.015)
3.000
(↑1.5)
4
(2↓)
日本ハム
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
14011
(-)
17
(+5)
0
(-)
3
(-)
0.240
(↓0.042)
5.040
(↑0.25)
4
(2↓)
ORIX
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1407
(+1)
11
(+5)
3
(+1)
1
(-)
0.233
(↓0.01)
2.160
(↓1.1)
6
(-)
ロッテ
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1409
(+5)
17
(+6)
4
(+2)
1
(+1)
0.163
(↑0.027
5.760
(↓0.25)