ヤクルト(☆8対6★)広島 =リーグ戦14回戦(2020.09.20)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(9勝3敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(3勝2敗11S))
敗戦投手:中村 祐太(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】濱田 太貴(2号・1回裏ソロ),青木 宣親(15号・1回裏ソロ),山田 哲人(10号・1回裏ソロ),村上 宗隆(15号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトは初回、先頭打者の濱田から青木、山田哲と3者連続本塁打が飛び出し、先制に成功する。3-1で迎えた6回裏には、西田と青木の適時打などで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・小川が今季9勝目。敗れた広島は、9回に2点差まで追い上げるも、反撃は及ばなかった。

◆ヤクルト小川泰弘投手(30)は広島戦通算16勝11敗。神宮での広島戦はプロ入りから6連勝するなど無類の強さを誇ったが、17年4月22日を最後に白星がなく現在まで6連敗。 今日は神宮で3年ぶり広島から勝利なるか。

◆ヤクルトが先頭打者から3者連続本塁打を記録した。初回、1番浜田、2番青木、3番山田哲人が広島中村祐太投手から記録した。 プロ野球25年ぶり5度目。

◆ヤクルトが、球団史上初となる先頭打者弾からの3者連続本塁打で流れを作った。プロ野球では、25年ぶり5度目の偉業となった。 まず高卒2年目のヤクルト浜田太貴外野手が、プロ初の先頭打者弾を放った。5試合連続で1番に入り、カウント1-2と追い込まれてから広島先発中村祐のスライダーを左中間へ運び2号ソロで先制。「追い込まれていましたが、しっかりと反応して打つことができました。先制できてよかったです」とコメントした。20歳0カ月での先頭打者弾は、99年に20歳3カ月で放った岩村を抜いて球団史上最年少記録となった。 さらに2番青木宣親外野手が、カウント2-2からの5球目、スライダーを左翼スタンドへ運び15号ソロ。「先頭打者の浜田がいい流れをつくってくれたので、その流れに乗って打つことができました。いい角度で上がってくれました」と話した。 さらに3番山田哲人内野手は、カウント2-1から高めのカットボールをとらえて左翼スタンドへ10号ソロ。14年から7年連続の2ケタ本塁打に乗せた。「前の2人の流れを意識しました。いい形で続くことができてよかったです」とコメントした。

◆ヤクルトは初回に1番浜田→2番青木→3番山田哲が3者連続本塁打。 初回先頭打者からの3連発は、95年10月1日に中日の立浪→種田→松井達が横浜戦でマークして以来、プロ野球5度目。ヤクルトは初めて。なお、浜田の20歳0カ月は99年6月3日広島戦の岩村明憲(20歳3カ月)を上回り、球団最年少の初回先頭打者本塁打となった。

◆先発はヤクルトが小川、広島が中村祐。ヤクルトは1回に先頭浜田、青木、山田哲の3者連続本塁打で3点を先制した。 広島は5回に敵失で1点を返した。ヤクルトは6回に西田の2点適時打などで4点を加え、6点リードで終盤に入った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が、15号ソロを放った。 7-1で迎えた7回先頭の第4打席、広島5番手高橋樹の初球、外角高めの直球142キロを完璧にとらえ、バックスクリーンまで運んだ。 2試合ぶりの1発に、村上も笑顔でチームメートとハイタッチをかわしたが「前の打席(5回)、満塁で打てなかったので悔しいです。まだまだです」とコメント。5回に2死満塁のチャンスで回ってきたが、空振り三振に倒れた打席を反省していた。

◆広島は4被弾含む8失点が響き、最終回の打者一巡5得点の追い上げも届かなかった。 今季初先発の中村祐太投手は1回に先頭から3者連続本塁打を浴び、中継ぎ陣も6回に4失点。7回は高橋樹也が村上にダメ押し弾を食らった。14失点した18日に佐々岡監督は「もっと、抑えてやろうというものを見せてほしい」と奮起を促したが、再びの投壊で2カードぶりに負け越した。

◆ヤクルトエース小川泰弘投手は今季2度目の完投目前の9回2死で降板も、9勝目を挙げた。 持ち味の攻めの投球で8回まで1失点。しかし、9回に5連打を含む7安打で一挙5失点し、マウンドを石山に譲った。チームは9連戦中で、高津監督は「あそこで投げきって終われるか、石山が投げるかでずいぶん意味が違う。よく頑張ったけど、投げきってほしかった」と話した。

◆燕党1万3467人と、神宮花火大会開催! ヤクルト打線が、プロ野球史上25年ぶり5度目、球団では初となる先頭打者弾からの3者連続本塁打を放った。2カ月ぶりとなる2カード連続での勝ち越し。高津監督は「予想外の点の取り方ではあったけど、景気の良いというか、すごくいい雰囲気の立ち上がりだった」と振り返った。 成長の著しい新切り込み隊長が、流れを作った。5試合連続で1番の浜田が、追い込まれてから広島先発中村祐のスライダーを左中間へ運び2号ソロ。プロ初となった20歳0カ月での先頭打者弾は、99年に20歳3カ月で放った岩村を抜いて球団最年少記録を更新した。3連発を呼び込み「びっくりしました」と笑った。 キャプテン青木が15号ソロで続き「先頭打者の浜田がいい流れをつくってくれたので、その流れに乗って打つことができました」。そして山田哲も左翼へ10号ソロ。7年連続の2ケタ本塁打とし「前の2人の流れを意識しました。いい形で続くことができてよかったです」と話した。 ベンチの声とファンの拍手が一体となり、盛り上がった。最下位ではあるが、指揮官は「何とかしてやろうという気持ちはベンチの中でも出ている」と成長を実感。消化試合なんてない。【保坂恭子】 ヤクルト西田(初回の3連発に)「浜田と頼れるキャプテン(青木)と頼りになる同級生(山田哲)が初回に援護をくれて、気持ち的にも楽になった」

◆今季初登板初先発の広島中村祐太投手(25)が5回途中3失点で敗れた。1回に先頭から3者連続本塁打を浴びた。その後は無失点に抑えるも、左脚がつるアクシデントで降板となった。 504日ぶりの1軍先発に思わず力が入った。1回、先頭浜田を追い込みながらスライダーが浮いて左翼席に本塁打を浴びた。出ばなをくじかれると、続く青木にも追い込んだ後のスライダーが浮いて左翼席へ。3番山田哲には高めのカットボールをみたび左翼席に運ばれた。「すごく緊張があった。初回の入りがすべて。打たれた球が甘い」。久しぶりの1軍マウンドで力みが制球を狂わせた。 ただ、その後は4者連続三振を奪うなど立ち直り、4回までは無安打に抑えた。5回2死一、二塁で左脚がつってリリーフ陣にマウンドを譲り、2年4カ月ぶりの勝利はならなかった。中村祐は「5回は投げ切れなかったのが悔しい」と反省しつつ、「打たれた球を低めに集められればもっといい投球ができる手応えはある」と気持ちを切り替えた。苦しい台所事情に、佐々岡監督も「久々(の先発)で緊張していたと思う。結果的に5回まで。今日はしょうがない」と次回登板での奮起に期待した。【前原淳】

◆ヤクルトが広島戦で一回、先頭から3者連続本塁打を放った。1番打者の浜田太貴外野手(20)がプロ入り2号となる先頭打者アーチを放つと、続く青木宣親外野手(38)、3番・山田哲人内野手(28)が左翼席にアーチをかけた。  前日19日から観客動員が約1万4500人に緩和された神宮球場は、どよめきに包まれた。一回に先頭打者から3連発は球団初。

◆ド派手な幕開けだ!! ヤクルトは一回、先頭・浜田太貴外野手(20)、2番・青木宣親外野手(38)、3番・山田哲人内野手(28)が3者連続でソロアーチを放ち、一気に3点を奪った。  まずは高卒2年目の浜田だ。先発右腕・中村が投じた128キロのスライダーを左中間席への2号ソロとした。続く青木は左翼ポール際への15号。そして、山田哲は7年連続2桁本塁打となる10号を左翼席へ放った。  先頭打者からの3者連続本塁打は球団初の快挙。球界でも1995年に中日が達成して以来、25年ぶり5度目の偉業となった。

◆ヤクルト・西田明央捕手(28)が広島戦に「8番・捕手」で先発し、六回に無死満塁から左前へ2点打を放った。  広島・島内が投じた152キロの直球に振り負けず、「追い込まれていましたが、粘って打つことができました。小川さんが頑張っているので追加点となってうれしいです」とガッツポーズを見せた。  チームは一回、先頭からの3者連続本塁打から点を奪えてなかったが、貴重な追加点を生み出した。さらに1死二、三塁とし、浜田の二ゴロの間に三走が生還。続く青木が中越えの適時二塁打を放ち一挙4得点。6回まで1失点と好投を続ける小川とっても大きな援護となった。

◆ヤクルトは一回先頭打者からの3者連続本塁打などで先行し、広島の追い上げをかわした。先発の小川は8回2/3を11安打6失点で9勝目(3敗)を挙げた。 号砲を鳴らしたのは高卒2年目の1番打者・浜田だった。一回、先発右腕・中村が投じた128キロのスライダーを左中間席への2号ソロとした。続く青木は左翼ポール際への15号。そして、山田哲は7年連続2桁本塁打となる10号を左翼席へ放った。初回先頭打者からの3者連続本塁打は球団初の快挙。球界でも1995年に中日が達成して以来、25年ぶり5度目の偉業となった。  広島は五回、無死二塁からヤクルトの二塁・山田哲の失策の間に1点を返した。 ヤクルトは六回、西田の左前2点打、青木の中越え適時二塁打などで4点を加えて7-1とし、七回には村上のバックスクリーンへの15号ソロでさらに突き放した。  広島は九回、先頭の鈴木誠、松山の連打で無死一、三塁とし、堂林の併殺打の間に1点を返す。なおも二死一、二塁のチャンスをつくり、代打・坂倉、ピレラ、上本の3連続適時打で6-8と迫る。ここで小川がマウンドを降り、抑えの石山が登板。野間が安打でつなぐが、代打・正隨が空振り三振に倒れた。

◆村上が7-1の八回にバックスクリーンへ15号ソロを放った。九回に2点差まで迫られただけに、貴重な得点となったが「前の打席に満塁で打てなかったので悔しいです。まだまだです」と、五回2死満塁で空振り三振に倒れた場面を悔やんだ。今季全試合に4番で出場している大砲は最近5試合で3本塁打。打率はリーグ2位の・335、打点は56に伸ばして同3位タイに浮上した。

◆小川は8回2/3を11安打6失点でリーグ2位の9勝目。九回2死無走者から5連打を浴びて完投を逃し「攻撃で助けてもらい良いテンポで投げることができましたが、あと一人のところでふがいないです」と表情はさえなかった。八回までは101球で4安打1失点と盤石だったが、前日に2イニングを投げた石山の救援を仰いだ。9連戦中とあって高津監督は「すんなり終わって明日の試合を迎えたかったというのが本音です」と吐露した。

◆ド派手な3連発だ!! ヤクルトは20日、広島14回戦(神宮)に8-6で勝利。高卒2年目の浜田太貴外野手が一回、20歳0カ月の球団最年少で先頭打者本塁打を左中間席へ放つと、青木宣親外野手(38)、山田哲人内野手(28)も左翼席へのアーチで続いた。初回先頭打者からの3者連続本塁打は球団初。最下位に沈む中でプロ野球タイ記録を達成した。  神宮球場のボルテージを上げたのは、今月4日に20歳になったばかりの浜田だった。一回先頭。5試合連続で1番に座り、燕党の待つ左中間席へ2号ソロを放った。  「とにかく塁に出て、次のバッターにいい場面でつなごうと意識しています。追い込まれていましたが、しっかりと反応して打つことができました」  先発右腕・中村祐が投じた128キロのスライダーを一閃。20歳0カ月での初回先頭打者本塁打は、岩村明憲の20歳3カ月を抜く球団最年少記録となった。  鮮やかな一撃は球団史に刻まれる「3連発」の号砲となった。2番・青木が左翼席への15号ソロで球場の盛り上がりが増すと、3番・山田哲も左越えの10号ソロ。初回先頭打者からの3連発は球団初で、球界でも1995年の中日以来25年ぶり5度目。"火付け役"となった浜田は「ビックリしました」と目を丸くした。  明豊高(大分)では通算45本塁打を放ち、2019年にドラフト4位で入団。1年目の昨季は2軍戦で打率・254、8本塁打、52打点。シーズン終盤に1軍を経験し、シーズンオフは台湾でのアジア・ウインターリーグ(WL)に参加するなど、1学年上の主砲・村上と同じ道を歩む。  三冠王を生んだ眼力に見いだされ、成長が加速した。WLから帰国後は福岡県内で自主トレーニングに励み、平成でただ一人の三冠王、元ソフトバンクの松中信彦氏を現役時代に指導した島袋裕二トレーナーに教えを受けた。  午前は徹底的に走り込み、午後は無心でバットを振った。島袋氏から助言されたのは、トップの位置を固めること。ひたすらティー打撃とロングティーを繰り返し「ハマった感じです。ファウルの数が減って、パワーも伝わっている感じがあります」。さらに打撃コーチらの指導を受けたことでバットが遠回りすることも減り、確実性とパワーが増した。  4番・村上の七回の本塁打を含め1試合で4発が飛び出し、チームは前日19日に観客数の上限が緩和されてから初勝利。九回に2点差に迫られて辛くも逃げ切ったが、19日の1万3126人から1万3467人に増えたファンに白星を届けた。  「予想外の点の取り方だったけど、ムードができたいい立ち上がりだった。(浜田は)しっかりスイングをして経験を積んでくれたらいい」と高津監督。最下位からの浮上あるのみだ。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
48254 0.658
(↑0.005)
M32
(↑2)
43358
(+5)
262
(-)
97
(+2)
48
(+2)
0.255
(-)
3.290
(↑0.04)
2
(-)
阪神
38364 0.514
(↓0.007)
10.5
(↓1)
42336
(+2)
315
(+4)
82
(+1)
49
(-)
0.244
(↓0.002)
3.540
(↓0.01)
3
(-)
DeNA
38375 0.507
(↓0.007)
11
(↓1)
40345
(-)
314
(+5)
81
(-)
19
(-)
0.269
(↓0.002)
3.730
(↑0.01)
4
(-)
中日
35405 0.467
(↑0.008)
14
(-)
40267
(+4)
331
(+2)
45
(-)
19
(-)
0.240
(-)
3.850
(↑0.02)
5
(-)
広島
30398 0.435
(↓0.006)
16
(↓1)
43339
(+6)
374
(+8)
78
(-)
34
(+2)
0.268
(↑0.001
4.500
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
30426 0.417
(↑0.009)
17.5
(-)
42337
(+8)
386
(+6)
77
(+4)
45
(-)
0.253
(-)
4.500
(-)