日本ハム(☆4対0★)楽天 =リーグ戦15回戦(2020.09.03)・札幌ドーム=
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楽天
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日本ハム
20200000X4600
勝利投手:加藤 貴之(1勝1敗0S)
敗戦投手:松井 裕樹(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは初回、西川と中田の連続適時打で2点を挙げ、先制に成功する。そのまま迎えた3回裏には、西川の適時打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・加藤が5回無安打無失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は、打線がわずか1安打と沈黙した。

◆楽天松井裕樹投手(24)が日本ハム中田と今季3度目の対戦。中田に対して昨季まで29打数2安打、被打率6分9厘と抑えていたが、今季は6月27日、8月20日に本塁打を献上。今日は中田を完封できるか。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)がチームを波に乗せる大きな先制打を放った。 1回1死三塁で松井の149キロ速球を左中間へはじき返した。持ち前の俊足を生かした適時二塁打。「昨日、3人の走者を返せていなかったので、まずは1人目を返すことができてよかった。野球は引きずりながらやるスポーツなので、この後も引きずりながらプレーしたい」と話した。 チームは前日、3点差をつけて勝利を目前としていた9回に楽天打線の猛攻を受け、3-5と逆転負け。嫌なムードを消し去る一打となった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)がタイムリー&今季初盗塁をマークした。 先制直後の1回1死二塁で松井から左翼フェンス直撃となる一打。「(西川)遥輝が先にランナーを返してくれたので、その勢いに乗ることができてよかった。もっと(先発の加藤に)援護点をあげられるように頑張りたい」と喜んだ。 続く近藤の打席では二盗を決めて今季初盗塁もマーク。「盗塁しちゃいました。めったに走らない人が走ったから、(相手も)焦ったんかな」と笑った。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が追加点をもたらした。 2-0とリードした3回1死三塁、松井から右翼線を破る一打を放った。快足をとばして三塁を陥れる適時三塁打を「点は何点あってもいいと思うので、(先発)加藤に勝ちをつけてあげられるように、この後も集中して頑張りたい」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が4番の仕事をした。 3点リードの3回1死三塁。楽天松井の149キロ速球に詰まりながらも中犠飛とし、三走の西川をホームに迎え入れた。1回の適時打に続く打点に「打ち損じてしまったけど、最低限の仕事はできた。援護点はなんぼあってもいいから、頑張っている(先発)加藤のためにもっと点を取りたい」とコメントした。

◆日本ハム中田翔内野手が4年ぶりの盗塁を記録した。 先制した直後の1回1死二塁から、左翼フェンス直撃の適時打で出塁。続く近藤の打席で、107キロの巨体を揺らして二盗を決め「盗塁しちゃいました」。プロ13年目で通算14盗塁目。意表を突かれた相手捕手がボールを捕り損ねた姿に「めったに走らない人が走ったから、焦ったんかな」と、ニンマリしていた。

◆日本ハムは1回、西川の適時二塁打、中田の適時打で2点を先取。3回に2点を追加。先発の加藤は3回まで無安打無失点投球。 日本ハム加藤が5回無安打無失点に抑え勝利投手の権利をもって降板。楽天は6回に初安打を放つも後続が倒れて無得点だった。 日本ハムが序盤のリードを継投で守り切り、勝率5割に復帰。先発加藤は今季初勝利。楽天松井は7回4失点で2敗目を喫した。

◆日本ハム加藤貴之投手(28)が5回無安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。 3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。4回、先頭の茂木に死球を与え出塁を許したが、味方の好守備もあり後続を抑え無失点。最後のイニングとなった5回も、先頭の4番浅村を中飛に打ち取るなど3者凡退に封じた。 今季最長となる5回を投げ、完璧といってもいい投球で試合をつくった。試合後のヒーローインタビューでは「とてもうれしいです。みなさんのおかげでいいピッチングができました」と笑みをみせた。

◆楽天が前夜の劇的逆転勝利の流れを生かせず、今季5度目の完封負けを喫した。4カード連続の負け越しで4位日本ハムと1ゲーム差となった。貯金は2。 いきなり痛いミスが出た。初回無死一塁、先発松井が一塁へけん制悪送球。ボールがファウルゾーンを転々とする間に一走大田を三塁へ進塁させてしまった。1死三塁から日本ハム西川、中田に連続適時打を許し2点を先制された。 前日2日の同戦で3点を追う9回に7連打で5点を奪った打線は、4投手の継投の前に、ルーキー小深田の1安打のみ。三塁も踏めなかった。 三木監督は「昨日からの流れがある中で、立ち上がりにけん制の悪送球などでミスをすると、こうなる。流れが完全に向こうのペースになってしまった。打線もそうですけど、初回のあのプレーが痛かった」と松井のけん制悪送球を指摘。4回以降は7回まで無安打に抑えた左腕に「いい部分ももちろんありますけど、ミス、防げるところ、投げきれないボールが多いと試合のいろんなところを左右してくる。本人もそんな気持ちでは投げてないでしょうけど、意識していることが出来てこないと、というところ」と求めた。 ▽楽天松井(7回4失点で2敗目)「(けん制悪送球は)自分の技術不足。リズムが悪くなり、そのまま引きずって投げてしまった」 ▼楽天はルーキー小深田の1安打だけ。新人の安打だけで無安打を逃れたのは、18年5月5日ソフトバンク戦のオリックスが福田周平の1安打で阻止して以来。

◆日本ハム中田が4年ぶり盗塁で、観衆の目を丸くさせた。1点を先制した直後の1回1死二塁、左翼フェンス直撃の適時打。続く近藤の打席で、カウント3-2から空振り三振した際にサインが出た。「今まではずっと『止まれ』が出ていたから。サイン自体、久々だった」。迫力満点の巨体を沈めて、二盗に成功。意表を突かれた相手捕手が捕球し損ねた姿に救われる形で? レアな盗塁をマークした。 盗塁は16年7月20日楽天戦以来、4年ぶり。プロ13年目で通算14盗塁目だ。「結果、盗塁になるらしいから、個人的にはすごくうれしかったですね。思い出に残る『盗塁1』だよ」と珍しく感傷に浸った。一方で「もうないよ、終了! ケガしちゃうから」と真顔で呼びかけた。 バットでも抜かりなく、3回には中犠飛で加点。昨季まで29打数2安打、打率6分9厘と打ちあぐねていた楽天の先発松井から2打点を挙げ「今日に関しては、必死に食らい付くだけだった」と気持ちの勝利。3試合連続打点で、リーグトップの75打点目。2位の楽天浅村に10打点差をつけて快走している。バットも足も? 絶好調の主砲に導かれ、チームは再び5割に復帰だ。【田中彩友美】

◆日本ハムはクローザー秋吉亮投手の不在により、9回に登板した宮西尚生投手が無失点で試合を締めた。 4点リードでマウンドに上がり、楽天茂木、鈴木大、ロメロを3者凡退。「(今後も)僕1人じゃなくみんなでカバーしてリリーフ陣でつないでいきたい」。木田投手コーチも「今日は宮西が9回を投げてくれましたけど、これからみんなで頑張ってもらうしかないと思う」と話した。

◆日本ハムのキャプテン・西川遥輝外野手(28)が、楽天15回戦(札幌ドーム)で、決勝の先制適時打を含む3安打2打点、1盗塁と大暴れした。9回の満塁機を併殺でつぶした前日2日のリベンジに成功。8月22日から3番に定着し、打率3割7分5厘、長打率5割で打線をけん引するスピードスターが、チームを勝率5割に引き戻した。日本ハム西川が、同学年との共闘を誓った。ヒーローインタビューには前回の有原に続き、92年生まれの加藤と登場。「いつも野手に迷惑をかけているので、いいピッチングをしてくれたと思います」と同い年の仲間を辛口評価し、球場から拍手が巻き起こった。「次は玉井とヒーローになれるように同級生、92年で頑張っていきたいと思いますし、(谷口)雄也もいるので92年世代で頑張りたいと思います」と宣言した。

◆日本ハムのキャプテン・西川遥輝外野手(28)が、楽天15回戦(札幌ドーム)で、決勝の先制適時打を含む3安打2打点、1盗塁と大暴れした。9回の満塁機を併殺でつぶした前日2日のリベンジに成功。8月22日から3番に定着し、打率3割7分5厘、長打率5割で打線をけん引するスピードスターが、チームを勝率5割に引き戻した。4打数3安打2打点でヒーローになった西川は「昨日、満塁の場面で3人かえせなかったので、今日は3人かえすつもりで打席に立ちました」と言った。1回1死三塁、左中間を破る先制適時二塁打で、まず1人。3回1死三塁では、右翼線へ適時三塁打で、2人目の走者をかえした。8回には左前打で出塁し二盗を決めたが、「あと1人、返さないといけなかったのに...」と、2打点の活躍も悔しがった。 前日2日楽天戦は、9回に守護神の秋吉がつかまり逆転負け。西川は2点を追う9回1死満塁、サヨナラの好機で一ゴロ併殺打に倒れた。「はいつくばりながら家に帰りました。眠れませんでした、強風で」。窓の外だけでなく、心の中も大荒れだった。「控え選手がつないで作ってくれたチャンス。3番の起用に応えられなかったのが悔しいし、情けなかった」と敗戦の責任を背負った。 自打球で負傷した近藤に代わって、8月22日楽天戦から3番に座る。近藤のスタメン復帰後も不動。「コンちゃんのしんどさが、身に染みている。(走者がいる状況が多く)投手が常にクイックだし、得点圏が多くてプレッシャーもかかる」。それでも、3番での打率は3割7分5厘で長打率5割。1番の打率2割8分3厘、出塁率4割1分9厘を上回っている。 一夜明けてリベンジには成功したものの「野球は引きずりながらやるスポーツ。そんな簡単には切り替えられない」。まだ、勝率5割。晴れない悔しさは、きっと上位猛追への推進力になるはずだ。【中島宙恵】

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が3日、楽天15回戦(札幌)の一回、一塁走者として2-0の1死一塁で打者・近藤の空振り三振時に二盗を成功させた。2016年以来4シーズンぶりの盗塁を決め「盗塁しちゃいました。めったに走らない人が走ったから(楽天のバッテリーが)焦ったんかな」と話した。  184センチ、107キロの中田は「4番・一塁」でスタメン出場し、1-0の一回1死二塁で楽天先発・松井から左中間フェンスを直撃する適時打で出塁。直後にプロ通算14個目の盗塁を記録した。

◆日本ハムが勝率5割に戻した。一回に西川の適時二塁打、中田の適時打で2点を先制し、三回に西川の適時三塁打と中田の犠飛で加点。加藤は5回無安打無失点で今季初勝利を挙げ、4投手で無失点リレー。楽天は打線が1安打だった。

◆楽天は打線がわずか1安打で無得点に終わった。前日2日に九回に5点を奪って逆転勝ちした勢いを持ち込めず、3連戦に3カード連続で負け越し。先発加藤には無安打に抑え込まれ、三木監督は「(一回の)2点をいい意味で考えてリズムよく投げられてしまった」と渋い表情だった。  継投にもかわされた。八回は2四球で2死一、二塁で、チーム唯一の安打を放っていた小深田が空振り三振に倒れ、最後まで三塁を踏めなかった。

◆楽天の松井は序盤の失点が響き、7回5安打4失点で2敗目を喫した。一、三回に2点ずつ失い「相手がどう打ちにきているのか、しっかり自分が感じ取れれば防げた。相手を見て、合わせられるようになっていかないといけない」と反省した。  一回、先頭打者の大田に内野安打で出塁されると、けん制悪送球でピンチを招き、西川に適時二塁打、中田に適時打を浴びた。「あれ(悪送球)があったことでリズムが悪くなってそのまま引きずって投げてしまった」と悔やんだ。

◆無言で拍手を続ける観客が、思わず驚きの叫び声。184センチ、107キロの中田が二盗を決め、実に4シーズンぶりの盗塁をマークした。  「盗塁しちゃいました。めったに走らない人が走ったから(楽天バッテリー)が焦ったんかな」  西川が先制の左中間適時二塁打を放った直後、1-0の一回1死二塁から左中間フェンス直撃の適時打で出塁した。次打者・近藤の空振り三振時に二盗成功。2016年以来、プロ通算14個目の盗塁を決めた。  3-0で迎えた四回1死三塁には中犠飛を放ち「打ち損じてしまったけど、最低限の仕事はできた。援護点はなんぼあってもいい」と先発の加藤をバックアップ。8犠飛もリーグトップだ。  ショートスターターとして先発した加藤は、5回無安打の好投で降板。2番手の村田は七回まで楽天打線を無失点に抑えた。  前日(2日)の楽天14回戦(札幌)は、3-0で迎えた九回1死から逆転負けを喫した。九回から登板し、1死から5連打を浴びた抑えの秋吉はこの日、出場選手登録を抹消された。日本ハムは快勝し、悪い流れを断ち切った。(山口泰弘)

◆こちらは慣れたものだ。ショートスターターの日本ハム・加藤貴之投手(28)が5回をわずか51球、無安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。  「勢いで投げられた。打ってくれた野手のみなさんのおかげです」  他球団に先駆けて、昨季当初から投手起用の新戦術を採用した日本ハム。その象徴とも言える加藤が完璧な投球で勝利のバトンをつないだ。  1巡目の被打率が低いことからショートスターターを任されている。昨季も21試合の先発で15度も無失点で役目を終えた。この日は8月29日(対ソフトバンク)の中継ぎ登板から、中4日の先発となった今季11試合目の登板(先発7、中継ぎ4)は許した走者は四回の死球のみだった。  投手陣は加藤-村田-玉井-宮西のリレーでわずか1安打完封。栗山監督は予想以上の好投で5回を投げた28歳左腕に「予定より長く投げてもらった。加藤に謝った」と感謝しきりで、「後先を考えず、目いっぱい行ってくれた。勝ちがついて本当によかった」とたたえた。  チームは勝率5割に戻し、3位・楽天まで1ゲーム差に迫った。「任されたところで投げるだけ」と加藤。120試合制の今季は残り55試合。獅子奮迅の働きを今後も続ける。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38243 0.613
(↑0.006)
-
(-)
55282
(+5)
234
(+4)
79
(+2)
42
(+1)
0.241
(-)
3.270
(↑0.06)
2
(-)
ロッテ
35282 0.556
(↑0.008)
3.5
(-)
55279
(+8)
300
(+5)
58
(+3)
52
(+1)
0.243
(↑0.003)
4.420
(↓0.01)
3
(-)
楽天
32303 0.516
(↓0.009)
6
(↓1)
55329
(-)
289
(+4)
65
(-)
42
(-)
0.265
(↓0.003)
4.240
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
31313 0.500
(↑0.008)
7
(-)
55285
(+4)
286
(-)
54
(-)
34
(+2)
0.253
(-)
4.000
(↑0.07)
5
(-)
西武
28332 0.459
(↓0.008)
9.5
(↓1)
57280
(+5)
289
(+8)
64
(+1)
40
(-)
0.250
(↑0.001)
4.470
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
21395 0.350
(↓0.006)
16
(↓1)
55227
(+4)
284
(+5)
43
(+1)
49
(+1)
0.239
(↓0.002)
4.170
(↓0.02)