楽天(★2対6☆)オリックス =リーグ戦7回戦(2020.07.24)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
10001013061110
楽天
0000001102511
勝利投手:榊原 翼(1勝1敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(3勝2敗0S)

本塁打
【楽天】ロメロ(7号・7回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆オリックスは初回、吉田正の適時打で先制する。その後は5回表に西浦の適時打、7回には安達の適時打、8回にはロドリゲスの2点適時打などで得点を重ねた。投げては、先発・榊原が7回1失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は、先発・則本昂が6失点と振るわなかった。

◆オリックスが楽天エース則本昂から6球で先制に成功した。 今季初めて1番に起用された山足が初球を捉えて、右前打で出塁すると、2番大城はきっちり初球を送りバント成功。1死二塁から3番吉田正が4球目149キロ直球をセンターにはじき返した。 「打ったのはインコース高めのストレートです。バントで送ってくれたチャンスでしたし、初回から先制点を取ることができてよかったです」 首位楽天とは、今カードここまで2勝1分け。幸先の良いスタートになった。

◆オリックスは初回、吉田正の中前適時打で先制。先発榊原は3回まで毎回走者を背負うが、要所を締め無失点。 オリックスは5回に西浦の適時打で追加点。先発榊原は6回まで4安打無失点。楽天先発則本昂も6回まで2失点も援護がない。 オリックスが引き分けを挟み3連勝とした。榊原が今季初勝利。楽天は3連敗で首位陥落。則本昂が2敗目。

◆楽天のエース則本昂大投手が8回途中10安打6失点で自身2連敗を喫した。7回まで3失点と粘ったが、8回にオリックス・ロドリゲスに2点適時二塁打を許し、がっくりとうなだれた。連敗中の悪い流れを止めきれず「(調子は)悪くなかった。結果的に粘り切れず、我慢しきれなかった。反撃ムードを止めてしまった8回の3点が余計でした」と悔やんだ。 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(則本昂に)「ボール自体は悪くない。やっている方向性は間違えていない。ちょっとの風向きで0になるイニングもあった」

◆楽天が引き分けを挟み今季最長で2度目の3連敗。ソフトバンクに抜かれ、3週間ぶりに2位へ転落した。 先発のエース則本昂が初回に先制点を許し、5、7回に追加点を奪われた。打線はオリックス先発榊原を捉えきれない。7回にロメロがソロを放ったが、その裏の8回に則本昂がオリックス・ロドリゲスに2点適時二塁打を打たれ、8回途中10安打6失点でマウンドを降りた。 8回裏2死の場面で雨のため24分間中断中、三木監督を中心に選手、コーチらが集まり、ミーティングを行った。指揮官は「流れが非常に重たいというか悪くてチームは苦しんですけども、まだまだ勝負はこれからですし、この試合に限ってもまだ終わってませんし、ファンの方がスタンドで雨にぬれながら見守ってくれて応援してくれているわけなので、僕たちにできることは最後まで諦めずにしっかり戦う、まだ終わっていない、勝つために何ができるのかというところ」と内容を明かし「防げる進塁、防げる失点。防げるミスにみんなで取り組んでいかないとダメ。こういう時こそ、きびきびと、はつらつとプレーすることが大事。もちろんプロなので技術的なことも必要ですけども、まずは相手と戦ってしっかり勝負するところを徹底したい」と前を向いた。

◆オリックス吉田正尚外野手が先制打を含む今季4度目の猛打賞で、打線を引っ張った。 「今日は則本さんなので、1点でも取ることが大事。そこで(初回に)点を取れたことは大きい」。真剣な表情で試合開始6球での先制打を振り返った。この日は敵地・仙台で相手エース則本に初めて土をつけた。「良い投手なので、狙い球を絞って」と好球必打を心掛けた。

◆力強く拳を握った。オリックス先発の榊原翼投手(21)が、今季最長の7回103球で5安打1失点に抑え、今季初勝利を挙げた。 「前回ああいう結果(4回5四球3失点)だったんですけど、この1週間で監督、コーチや選手が『結果を気にするな』と。だいぶ楽になりました」 感情を表に出した。グラブをバシバシたたいた。猛ダッシュで一塁側ベンチに戻ると、バックを守るナインをお出迎え。気持ち全開の男は実は「考え過ぎる性格」だった。 「投げ方、もう、わかんないっすよ...」。宮崎春季キャンプは1軍発進したが「真っすぐがダメで...」と結果が残せず2軍落ち。リリース位置や投球フォームが固まらず苦労したが、自粛期間で取り戻した。 3回2死一、三塁では4番浅村を三ゴロに仕留め「そこを抑えられたのは本当にうれしかった」と納得の表情。直前には一塁のロドリゲスがマウンドに歩み「ダイジョウブ」と日本語で落ち着かせてくれた。 これで首位楽天に今カード3勝1分け。6連戦の勝ち越しを決め、再び最下位を脱出した。25日からは田嶋、山本で上位進出を狙う。「負けなしだったので流れを崩したらダメと。気持ちが入ってました」。暗い顔は似合わない。白星を積み重ね、チームに笑顔の連鎖を振りまく。【真柴健】 ▽オリックス西村監督(榊原について) 前回と全然違うところを見せてくれた。しっかり調整してきてくれた。良い内容でね。

◆オリックスが3連勝した。一回に吉田正の適時打で先制。五回に西浦、七回に安達の適時打で加点し、八回に3点を奪って突き放した。榊原は7回1失点で今季初勝利。楽天は打線が則本昂を援護できず、3連敗で2位に転落した。

◆楽天の則本昂は七回まで3失点で踏ん張ったが、1-3の八回にロドリゲスに2点二塁打を浴びてKOされた。113球の力投が実らず開幕3連勝後、2連敗となり「粘りきれなかった」と悔しさをにじませた。  チームは1分けを挟んで3連敗で7月2日以来の首位陥落。エースでも好調オリックスを止められず、三木監督は「先頭打者を数多く出してリズムに乗れなかった。しっかり次の登板に向けて取り組んでもらいたい」と奮起を促した。 楽天・伊藤投手チーフコーチ(八回途中まで6失点の則本昂に) 「ボール自体は悪くない。反省するところは先頭を出し過ぎたところと、勝負どころで少し甘く入ってしまったこと」

◆託された思いをボールに込め、右腕を振りぬいた。4年目、21歳のオリックス・榊原が7回を1失点で今季初勝利(1敗)。左脇腹の筋損傷で離脱した山岡に代わり、プロ入り後初の顔合わせとなった楽天のエース、則本昂に投げ勝った。  「前回の反省を生かして1週間練習してきて、その成果が出て良かったです」  前回17日のソフトバンク戦(京セラ)では4回3失点で今季初黒星。5与四球と制球が乱れ、自滅した。この間、首脳陣、チームメートから「結果は気にするな」と励まされ、力に変えた。  リハビリ中のエースの気持ちに寄り添うように、10日の日本ハム戦(京セラ)から登場曲を山岡が使用しているAAAの「虹」に変更。「頑張って」と1軍に送り出してくれた右腕の期待に応え、チームに今季3度目の3連勝、2カードぶりのカード勝ち越しをもたらした。  チームとしても昨年7月16日(京セラ)で勝利するまで、2017年から9連敗を喫したこともある則本昂から4年ぶりに2桁安打(10安打)。仙台の地で黒星を付けるのは初となった。  西村監督は「そういう(苦手な)投手を作ってしまうと上位に行きづらくなってしまうので、きょうはよく打ってくれた」と選手をたたえた。日本ハムを抜き、単独5位。1つずつ、上の順位を狙っていく。(西垣戸理大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
17131 0.567
(↑0.015)
-
(↓0.5)
89136
(+4)
115
(+1)
35
(+1)
18
(+2)
0.240
(↑0.001)
3.590
(↑0.09)
2
(1↓)
楽天
16131 0.552
(↓0.019)
0.5
(↑0.5)
90169
(+2)
126
(+6)
32
(+1)
22
(-)
0.269
(↓0.004)
3.990
(↓0.07)
3
(-)
西武
15131 0.536
(↑0.017)
1
(↑0.5)
91134
(+3)
139
(+2)
26
(+1)
16
(-)
0.247
(↓0.001)
4.480
(↑0.09)
4
(-)
ロッテ
15150 0.500
(↓0.017)
2
(↓0.5)
90116
(+2)
136
(+3)
23
(-)
28
(-)
0.241
(↓0.001)
4.430
(↑0.04)
5
(1↑)
ORIX
12163 0.429
(↑0.022)
4
(↑0.5)
89121
(+6)
136
(+2)
26
(-)
26
(+1)
0.244
(↑0.003
3.990
(↑0.1)
6
(1↓)
日本ハム
12172 0.414
(↓0.015)
4.5
(↓0.5)
89113
(+1)
137
(+4)
26
(-)
20
(+1)
0.221
(↓0.003)
3.990
(↑0.02)