DeNA(★2対4☆)巨人 =リーグ戦5回戦(2020.07.18)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0300100004710
DeNA
0000000022520
勝利投手:サンチェス(3勝2敗0S)
(セーブ:中川 皓太(0勝0敗1S))
敗戦投手:今永 昇太(2勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆巨人が5連勝。巨人は2回表、北村の適時打などで3点を先制する。その後は5回に坂本が適時打を放ち、追加点を挙げた。投げては、先発・サンチェスが9回途中2失点の力投で今季3勝目。敗れたDeNAは打線が9回に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。

◆巨人北村拓己内野手(24)が、中前へ2点適時打を放った。1点リードの2回2死二、三塁の場面から初球を捉えた。 「1打席目に少し詰まってしまい、元木コーチからインコースを怖がらずしっかり打ちにいけとアドバイスをもらいました。そのアドバイスどおりに、打ちにいけた結果がいい結果につながりました。追加点が取れて良かったです」とコメントした。

◆巨人は2回、ウィーラーの左安が失策を誘い1点先制。北村の適時打で2点を加えた。先発サンチェスが3回まで無安打無失点。 巨人は5回、坂本の左翼フェンス直撃の適時打で1点追加。サンチェスが6回まで得点を許さず。DeNA今永は6回で降板した。 巨人は逃げ切って5連勝。サンチェスが3勝目。DeNAは打線がふるわず、4連敗で借金1。今永が2敗目を喫した。

◆DeNAは終盤の反撃もあと1歩及ばず、今季初の4連敗で借金1となった。 4点を追う9回、ソトの適時打で2点をかえし、なお2死満塁も、代打桑原が3球三振で万事休す。終盤まで苦しめられた巨人サンチェスに対し、ラミレス監督は「今日はほんとに『恐れ入りました』というピッチングをされた」。それでも「諦めることなく食らい付いていった。このモチベーションを明日に持っていきたい」と雪辱を誓った。

◆巨人北村拓己内野手左キラーの本領を発揮した。2回、1点を先制し、なおも2死二、三塁。次打者席で元木ヘッドコーチから「インコースを怖がらず、しっかり打ちにいけ」と助言され、内角カットボールを中前に運んだ。 対左は打率4割4分4厘、7打点。23試合で22通り目となる右打者8人を並べたオーダーで今永を攻略した原監督は「(北村が)いいところでいい役割をしてくれた」と評価した。

◆巨人6年目左腕の戸根千明投手が、打者との二刀流に挑戦する。 1年目から中継ぎで46試合に登板。2年目も42試合に登板したが、ここ数年はケガに苦しみ、今季もイースタン・リーグでの登板はなかった。 打撃練習で柵越えを放つパワーの持ち主で、原監督は「可能性が両方あるというところで『よしいこう』と。あれだけの才能を持っている。いろんな意味で野球全体の視野が広がれば、仮にピッチャーに戻ったとしてもいい経験になる」と期待した。

◆巨人が、スタメンに右打者8人を並べた新オーダーでDeNAの左腕今永昇太投手を攻略した。 1番には北村拓己内野手(25)を起用。対左の打率が4割4分4厘、7打点の左キラーは2回に2点適時打をマーク。3点リードの5回には坂本勇人内野手(31)が左翼フェンス直撃の適時打を放ち、6回4失点でKOした。 原辰徳監督(61)は「全員で戦っているのっていうは、いまさら始まったことじゃないんでね。オーダーが変わったからといってあまり...騒ぐでないよ」とコメント。今永は今季、右打者よりも左打者の方が被打率は高かったが、右打者8人の起用に「うちのスタイルだから。うちの中で、相手を見て戦っているというだけですから」と説明した。

◆ベンチ前に出てきた巨人サンチェスは、帽子を取り、ゲームを締めてくれた中川に深く会釈した。「彼がいい投球することを応援していた。アウトを取ってくれると思った」。隣にいた原監督から肩をたたかれ、さらに頭を下げた。昨季韓国で17勝を挙げた新外国人。日本のしきたりは頭に入っている。 投球も日本式。宮本投手チーフコーチからは「追い込まれても日本の場合は追い込まれたらカットしたり、当ててくる。振ってくるという怖さ。そのためには踏み込まさない」と金言を授かった。胸元を突く150キロ台の直球、落差のあるフォークを絡め、ソト、ロペスの1発ある打者に対し、的を絞らせなかった。8回まで1安打無失点。来日初完封を逃したが「これからも継続して全力尽くして、自分ができることをしていきたい」。献身の姿勢は崩さない。 すっかり、日本人のような心を身にまとう。キャンプ中はNBAで活躍する八村塁のようなパーマにツーブロックのヘアスタイル。それが開幕になり、高校球児のように、丸刈り姿で登場した。困っている人がいたら、もちろん助ける。先週の神戸のゲームでは、試合前練習が終わったにもかかわらず、同じく今季から新加入したビエイラにセットポジションのやり方をレクチャーした。「全力を尽くしているし、お互いを信じ合えている」。和の心を持つ助っ人右腕が、チームを今季初の5連勝に導き、最多の貯金「8」の輪で笑顔になった。【栗田尚樹】

◆巨人が、スタメンに右打者8人を並べた新オーダーでDeNAの左腕今永昇太投手を攻略した。原辰徳監督のコメント。 「全員で戦っているのっていうは、いまさら始まったことじゃないんでね。オーダーが変わったからといってあまり...騒ぐでないよ」 右打者8人の起用に。 「うちのスタイルだから。うちの中で、相手を見て戦っているというだけですから」

◆巨人がDeNAの反撃をしのぎ切り5連勝。先発・サンチェスが8回0/3を2失点の好投で3勝目(2敗)を挙げた。DeNAは中継ぎ陣が踏ん張り、最終回には打線がつながりを見せたが及ばなかった。  巨人は二回、無死一塁からウィーラーが左前打を放つと、DeNA・佐野が三塁へ悪送球。その間に一走・中島が生還し先制。さらに、2死二、三塁から北村が中前2点適時打を放ち、この回3点を奪った。  その後、巨人は坂本の左前適時打で4-0とリードを広げ、投げては先発・サンチェスが八回まで被安打1と快投。DeNAに付け入る隙を与えない。  しかし、九回にDeNAが意地をみせる。先頭の乙坂、続く梶谷の連打で無死二、三塁のチャンスを作ると、ソトが中前2点適時打。ロペスも左前打を放ち、サンチェスを降板させた。代わって登板した中川から代打・中井が四球を選び、二死満塁としたが、代打・桑原が空振り三振でゲームセット。あと一本が出なかった。

◆DeNAは18日、巨人5回戦(横浜)に2-4で敗れ、今季初の4連敗を喫した。3投手がチームとして今季最多となる計14奪三振の力投を見せたが、反撃届かず借金「1」となった。  先発の今永は6回5安打4失点で9奪三振。六回は先頭の5番・中島からウィーラー、陽岱鋼から3者連続三振を奪ってマウンドを降りた。2番手・国吉は七回に炭谷、サンチェス、北村を3者連続三振に斬り、八回に坂本、岡本から連続三振を奪った。  しかし、打線が沈黙。八回までサンチェスにわずか1安打に封じられた。九回に4連打で2点差まで追い上げ、サンチェスをマウンドから降ろし、さらに2死満塁と攻めたが、最後は代打・桑原が3球三振に仕留められ、ゲームセットとなった。

◆DeNA・伊藤光捕手(31)が18日の巨人戦(横浜)で、三回の守備からベンチに退いた。  二回の守備で、投手・今永が陽岱鋼に投じた内角への141キロのカットボールがユニホームをかすめる死球に。その際に球の軌道が変わり、そのまま伊藤光のマスクを直撃した。衝撃の大きさを心配したトレーナーが駆け寄り、状態を確認。その回は3アウトまでプレーし続けたが、三回の守備から戸柱と交代した。  伊藤光は16日の中日戦(ナゴヤドーム)で左膝へ自打球を当てて途中交代。前日17日の巨人戦(横浜)も大事をとって欠場していた。

◆DeNA・今永昇太投手は18日、巨人戦(横浜)に先発したが6回5安打、4失点で2敗目(2勝)を喫した。  「調子自体は普通でした。二回は相手がしっかりスイングしてきたところに対して、投げ切ったボールで押し込むことができなかったです」  二回に味方の失策で先制点を許すと、2死二、三塁から北村に中前打を浴び、さらに2点を許した。これで登板3試合連続で6回でマウンドを降りる結果となり、「ここ数試合、6イニング投げることが精いっぱいになっているので、相手の先発投手よりも先にマウンドを降りないようにしたいです」と、強い決意を語った。

◆反撃は遅すぎた。DeNAは4点を追う九回に4連打で2点を返し、さらに2死満塁の好機を作ったが、最後は代打・桑原が3球三振。今季ワーストの4連敗で借金1となった。  「戦略を立てて臨んだが、相手投手(の調子)は予想よりも上だった。恐れ入りました、という投球をされた」  ここ3試合で2得点の打線は、この日も八回までサンチェスに1安打に抑えられ、ラミレス監督も脱帽するしかなかった。投手陣は先発の今永が9三振、2番手の国吉が5三振を奪い、今季最多の14奪三振も投打はかみ合わなかった。  「どう始まるかではなく、どう終わるかが大事。最後にあきらめずに点を取ることができた」と指揮官は前を向いた。開幕2連敗以来の借金生活。17日から有観客開催となったハマスタで、早くファンに勝利を届けたい。(湯浅大)

◆カウントダウンは2桁台に突入!! 巨人は18日、DeNA5回戦(横浜)に4-2で勝利。坂本勇人内野手(31)が五回に左越えに適時打を放ち、通算2000安打まで残り99本とした。前日17日に27打席ぶりの安打を放った主将が8試合ぶりの打点で復調を予感させた。チームは今季初の5連勝で貯金も最多の「8」。投打がかみ合い、首位を快走している。  通算1901安打は、左翼フェンスに突き刺さる弾丸ライナーだった。当たりがよすぎたために、坂本は二塁でタッチアウト。苦笑いの主将をベンチのチームメートは総立ちで出迎えた。  「サンチェスがいいリズムで投げてくれているし、いいタイミングで追加点が取れてよかった」  3点リードの五回1死二塁。DeNAのエース・今永のチェンジアップを完璧に捉えた。前日17日に27打席ぶりの安打を放った主将にとって、打点は4日の中日戦以来、8試合ぶり。適時打は6月28日のヤクルト戦の第3打席以来、実に53打席ぶりだった。  6月上旬に新型コロナウイルスの感染が判明し、入院を経験した。何とか開幕に間に合わせたが、今月9日の阪神戦を左脇腹痛で欠場するなど状態は万全でない。7月の打率は・162。好調な打線の中で苦んでいた。  普段の試合前には3種類のティー打撃が日課だが、14日の広島戦前には、ティー打撃でスイングのフィニッシュからトップの位置に素早く戻す練習も加えた。この日はポール間走で大粒の汗を流すなど、ルーティンを変更し、復調のきっかけを探した。グラウンド上では暗い顔は見せず、笑顔でチームを盛り上げるのは変わらない。「個人より巨人」が口癖の原監督の思いを主将が体現している。  首位のチームは今季初の5連勝。先制点を挙げた試合は8連勝中で、12勝1敗だ。この日も二回に北村の2点打などで3点を先制し、坂本の一打で逃げ切った。  原監督は「結果的にはあの(五回の)1点は大きかった」と主将をねぎらい、2試合連続安打に「騒ぐでないよ」と言いつつ、目尻を下げた。  大記録まで残り99安打。偉業へのカウントダウンがいよいよ始まった。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1571 0.682
(↑0.015)
-
(-)
97124
(+4)
73
(+2)
29
(-)
16
(+1)
0.264
(↓0.002)
3.150
(↑0.1)
2
(-)
ヤクルト
13101 0.565
(↑0.02)
2.5
(-)
96119
(+9)
121
(+4)
21
(-)
18
(-)
0.258
(↑0.007)
4.670
(↑0.03)
3
(-)
DeNA
12130 0.480
(↓0.02)
4.5
(↓1)
95100
(+2)
90
(+4)
21
(-)
4
(-)
0.277
(↓0.005)
3.560
(↑0.02)
4
(-)
阪神
11120 0.478
(↑0.023)
4.5
(-)
9779
(+8)
101
(+3)
24
(+1)
15
(-)
0.241
(↓0.002)
4.230
(↑0.06)
5
(-)
広島
9131 0.409
(↓0.02)
6
(↓1)
97112
(+4)
113
(+9)
24
(-)
11
(+2)
0.290
(-)
4.600
(↓0.15)
6
(-)
中日
10151 0.400
(↓0.017)
6.5
(↓1)
9490
(+3)
126
(+8)
14
(-)
5
(-)
0.257
(-)
4.620
(↓0.12)