ロッテ(☆6対5★)オリックス =リーグ戦6回戦(2020.06.28)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
30000002051011
ロッテ
02110101X6911
勝利投手:東條 大樹(1勝1敗0S)
(セーブ:ジャクソン(0勝0敗1S))
敗戦投手:増井 浩俊(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】T-岡田(2号・1回表2ラン)
【ロッテ】レアード(5号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテが8連勝。ロッテは同点で迎えた4回裏、藤岡の適時打で勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、8回にレアードのソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、3番手・東條が今季初勝利。敗れたオリックスは、エース・山本が6回途中5失点と精彩を欠いた。

◆オリックス先発は山本由伸投手(21)。昨季ロッテ戦は被打率1割8分5厘と抑えるも、相性が悪かったのが井上。通算対戦成績は12打数5安打、被打率4割1分7厘で、昨季は本塁打も献上。今日は井上を抑えられるか。

◆オリックスT-岡田外野手(32)が追加点となる2号2ランを放った。 「打ったのはストレートです。追い込まれていましたし、なんとかつないでいこうと思って打席に入っていました。コンパクトにしっかりとたたくことができました」 1回、1点を先制し、なおも2死一塁。ロッテ先発の美馬が投じた4球目、真ん中高め143キロを捉えた。右中間席への着弾を見届けると、ゆっくりとダイヤモンドを1周した。 チームは5連敗中。主軸が先発山本を援護した。

◆オリックス山本由伸投手(21)が6回途中6安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。 「立ち上がりはよかったんですが、2回以降、ピンチの場面で粘り切ることできず、失点を許してしまいました。調子自体もあまりよくなかったので、なんとか修正しようと思っていたんですが、最後まで修正できず、悔しいです」 チームは5連敗中。連敗ストップを託されたマウンドだったが、味方の守備の乱れなどもあり、本来の投球ができなかった。

◆オリックスは1回にT-岡田の1発などで3点先制。ロッテは2回に田村が2点適時打。3回に先頭荻野の二塁打から追いついた。 ロッテは4回に藤岡の右前適時打で勝ち越すと、6回にも田村の中前適時打で追加点を挙げた。オリックス山本は6回途中で降板。 オリックスは8回にT-岡田の適時打などで2点を奪い追いつくも、ロッテはその裏にレアードが決勝の5号ソロ。8連勝とした。ロッテ東條が1勝目、ジャクソンが1セーブ目。オリックス増井が1敗目。

◆ヨシノブでも勝てない...。オリックスが史上初となる、同一カード6連戦6連敗を喫した。嫌なムードを振り払うべく、前回21日に8回3安打無失点で今季初勝利をあげていた山本がマウンドに上がったが、想定外の結果に終わった。 「連敗していたので悪い流れを止めたかった。ボール自体も良い球が行ってなかった。(野手の)ミスが絡んだとは言え、0で抑えようと思ったのですが...」 5回2/3を6安打5失点(自責4)。球数は106球とロッテ打線に粘られた。「反省していくところがある。(フォームなどを)チェックして、修正していきたい」。連敗ストッパーを託されたが21歳右腕も、波にのみ込まれた。 西村監督は同一カード6連敗に「1番最悪なことになってしまった。勝てるゲームが何試合かあった。それでも、まだ9試合ですから...。火曜日(30日)の西武戦から、またやり直していかないといけない」と必死に前を向いた。開幕から9試合が終わり、1勝8敗の借金「7」。地道に返済していくしか、手段はない。しかし、エース山岡の離脱や、開幕ローテ入りしたK-鈴木、ドラフト3位村西が2軍降格。先発投手陣の頭数も足りないのが現状だ。 この日は、初回にT-岡田が2号2ランを放つなど、見せ場はあった。ただ...。同点に追いついた直後の8回に4番手の増井が、先頭のレアードに決勝被弾。流れを呼び込む起爆剤が欲しい。【真柴健】

◆オリックスのT-岡田外野手が初回に2号2ランを放ち、連敗中のチームを勢いづけた。 「なんとかつないでいこうと思って打席に入っていました。コンパクトにしっかりとたたくことができました」。8回にも適時打を放ち3打点と気を吐いたが、チームはロッテに6連戦6連敗。敗戦後は、三塁側ベンチからじっとグラウンドを見つめていた。

◆ロッテがホームのオリックス6連戦でプロ野球史上初の同一カード6連勝を飾り、開幕2戦目から続く連勝を8まで伸ばした。下位打線を中心とした粘りの攻めで、相手先発山本を6回途中KO。同点の8回には4番ブランドン・レアード内野手(32)が決勝の5号ソロを放った。大技、小技を織り交ぜつかんだ勝利に、井口資仁監督(45)も手応えを隠さない。日本屈指の好投手が、今のロッテには歯が立たない。7番井上、8番田村、9番藤岡はまさに恐怖の下位打線だ。3点を追う2回。8番田村が山本のやや内側に入ってきた151キロ直球を中堅右へ落とす2点中前適時打とし、反撃ののろしを上げた。4回には藤岡が150キロ直球を右前適時打とし、一時勝ち越し。井上は3打席で1安打2四球とチャンスメーク。山本を相手に3人で4打数3安打3打点3四球と、ほぼ完璧に攻略した。 際どいコースをしっかり見極めて四球を選び、コンパクトなスイングでセンター中心にはじき返す。得点につなげる2つの四球を選んだ井上は計14球、4回の田村は10球粘った結果。井口監督も「山本くんは本当にパ・リーグで一番素晴らしい投手なので。その山本くんからきっちりつないでくれた。1番から9番までつながっている」と満足そうに振り返り、山本対策に「スピードボールをまずしっかりコンタクトして前に飛ばす。しっかり捉えればピッチングの内容も変わってくる。そこが今日うまくできた」とうなずいた。 8回に同点とされると、最後は大技で決めた。主砲レアードが中堅フェンスをギリギリで越える決勝アーチ。「手応えはあったけど(柵を越えるように)プリーズ、プリーズと心で叫びながら走ったよ。パフォーマンスで握ったすしは中トロ。大好きだから」という1発で同一カード6連勝を達成した。8連勝は13年5月以来、7年ぶり。井口監督も「本当に良い形でスタートが切れた。選手たちも今年やっていけるんじゃないかと確信を持ちながらスタートできたと思う」と力強い。 とにかくチームのバランスがいい。打線は上位から下位までむらがない。投手陣もこの日は抑えにジャクソンを起用するなど"勝利の方程式"ハーマン、益田を休ませることに成功した。連勝中のヒーローも日替わりだ。井口監督は「控えの選手も含めて(戦力を)底上げしてくれている。誰がスタメンで出てもおかしくないメンバー」という。最高の雰囲気のまま、30日からは同じく好調の楽天との"首位攻防戦"へ臨む。【千葉修宏】 ▽ロッテ藤岡(4回の右前打で二塁走者井上が生還)「しっかり振り抜けたことが良かったかなと思います。(井上)晴哉さんでも帰って来られるところに落ちてくれてよかったです」

◆ロッテ先発の美馬学投手が初回にT-岡田の2ランなどで3点を失いながらも粘りの投球。7回7安打3失点とクオリティースタートを達成した。 今季2勝目こそならなかったが「(捕手の)田村がうまく切り替えてくれて何とか粘ることができたかなと思います」と納得の様子。井口監督も「しっかりと7回まで放ってくれた」と評価した。

◆7年ぶりとなる怒濤(どとう)の連勝劇で、早くもV率100%? ロッテが28日、ホームのオリックス6連戦でプロ野球史上初となる同一カード6連勝を飾り、開幕2戦目から続く連勝を8まで伸ばした。下位打線を中心とした粘りの攻めで、相手先発山本を6回途中KO。同点の8回には4番ブランドン・レアード内野手(32)が決勝の5号ソロを放った。大技、小技を織り交ぜつかんだ勝利に、井口資仁監督(45)も手応えを隠さない。▼ロッテが開幕2試合目の20日ソフトバンク戦から8連勝。オリックス6連戦は6連勝となり、同一カード6連戦6連勝はプロ野球史上初めてだ。この日は0-3→6-5と逆転で1点差勝ち。昨年のロッテは逆転勝ちがリーグ3位の31試合、1点差試合は19勝21敗だったが、今年は8勝のうち逆転で5勝、1点差で5勝と粘り強く接戦をものにしている。また、開幕2試合目から8連勝以上は17年広島以来5度目(パは初)。過去に開幕から8連勝以上の球団は18年西武まで過去6度のうち5度優勝だが、開幕2試合目から8連勝以上の過去4度はすべて優勝している。

◆ロッテが競り勝ち、7年ぶりの8連勝とした。5-3の八回に追い付かれたが、その裏にレアードの5号ソロで勝ち越した。3番手の東條が今季初勝利。オリックスは3点を先制したが、山本が六回途中5失点と誤算で6連敗を喫した。

◆オリックスはロッテとの同一カード6連戦を全敗で終えた。3試合連続で一回に先取点を奪いながら逆転負けを喫し、西村監督は「勝てる試合が何試合かあっただけに、最悪のことになってしまった」と悔しさを口にした。  4-5の八回1死二、三塁でロドリゲスが左前打。一気に逆転するかと思われたが、風岡三塁ベースコーチが代走で出場していた二塁走者の佐野にストップの指示。結果として三塁と本塁の間で挟まれ俊足を生かすことができなかった。西村監督は「それに関してどうのこうの言うことはない」と言葉少なだった。(ZOZOマリン)

◆お見事、スイープ!! ロッテが28日、オリックス6回戦(ZOZOマリン)に6-5で競り勝ち、1952年のフランチャイズ制導入以降ではプロ野球史上初となる同一球場での同一カード6連戦6連勝を飾った。これでチームは7年ぶりの8連勝。移動に伴う新型コロナウイルス感染リスクを軽減するための異例の日程編成も"味方"に、井口資仁監督(45)率いるロッテが首位を快走する。  プロ野球界は"ウィズコロナ"の時代。移動に伴う感染リスクを軽減するために組まれた同一カード6連戦で、ロッテがいきなりスイープ(全勝)を果たした。史上初の偉業に井口監督は「選手は『今年は、やっていける』という確信を持ったんじゃないか」と胸を張った。  決めたのは4番打者だった。5-5に追いつかれた直後の八回。先頭のレアードが増井のフォークボールを捉え、中堅左のフェンスをギリギリで越える決勝弾を放った。  「走りながら『プリーズ、プリーズ(お願い)』と叫んでいたよ」  これで6連戦4発目(今季5号)。すしを握る恒例のパフォーマンスを披露した"幕張ずしの大将"は「今日のネタは中トロね」とおどけた。  一回に3点を先制される展開に加え、オリックスの先発は、指揮官が「今、パ・リーグで一番素晴らしい投手」と評する山本。しかし、田村ら下位打線が躍動し、昨季対戦打率・185(81打数15安打)と抑え込まれた"ラスボス"から5点を奪ってKOした。  6連戦ゆえの難しい局面を乗り越えての勝利でもあった。八回ハーマン、九回益田がロッテの勝利の方程式だが、ともに前日までの5連戦で3試合に登板していたことで、この日は休養日。八回に代わって小野を投入し、一時同点に追いつかれた。それでも、九回は元広島のジャクソンが3者連続空振り三振で締めた。  同一カード6連戦という変則日程が決まった今月1日、井口監督は「今までにないパターンで、良い方にも悪い方にも転びかねない。新しい面白さがあると思う」と話していた。  その言葉を表すような結果に「僕の中では3連戦、3連戦と考えて、それぞれで勝ち越すことを考えた。ただ、最初に流れに乗った方が優位にいけるのは確か」。この週末は試合前練習を通常より30分程度短縮するなど選手の疲労にも配慮。対応力も、カード6連勝の大きな要因となった。  30日からは眼下の敵、楽天との6連戦。ペナントレースも"密"は避けたい。連勝を伸ばし、首位のセーフティーディスタンスを取る。(東山貴実)  オリックスとの同一カード6連戦の後半3試合では、楽天から加入した投手たちが存在感を見せた。今季楽天からFAで加わった美馬は、本拠地初登板で7回7安打3失点と好投。「(一回の3失点から)二回以降、田村がうまく切り替えてくれて、何とか粘ることができた」と振り返った。八回に救援陣が同点に追いつかれたため、26日の小野、27日のハーマンと昨季まで楽天に所属していた投手による3日連続白星は逃したが、効果的な補強もロッテ躍進の原動力になっているといえそうだ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
810 0.889
(↑0.014)
-
(-)
11140
(+6)
25
(+5)
9
(+1)
13
(+1)
0.241
(↑0.006
2.610
(↓0.17)
2
(-)
楽天
630 0.667
(↓0.083)
2
(↓1)
11154
(+4)
27
(+6)
6
(+1)
9
(-)
0.285
(↓0.006)
2.890
(↓0.26)
3
(-)
西武
540 0.556
(↑0.056)
3
(-)
11144
(+4)
44
(+3)
9
(+1)
5
(+1)
0.251
(↑0.009)
4.670
(↑0.21)
4
(-)
日本ハム
450 0.444
(↑0.069)
4
(-)
11135
(+6)
49
(+4)
10
(+2)
2
(-)
0.214
(↑0.002)
5.330
(↑0.18)
5
(1↓)
ソフトバンク
360 0.333
(↓0.042)
5
(↓1)
11135
(+3)
47
(+4)
11
(+1)
6
(-)
0.227
(↓0.011)
5.190
(↑0.08)
6
(-)
ORIX
180 0.111
(↓0.014)
7
(↓1)
11126
(+5)
42
(+6)
6
(+1)
6
(+2)
0.219
(↑0.009
4.500
(-)