DeNA(☆3対0★)中日 =リーグ戦1回戦(2020.06.23)・横浜スタジアム=
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中日
00000000001100
DeNA
00002100X31101
勝利投手:濵口 遥大(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝0敗1S))
敗戦投手:柳 裕也(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは両軍無得点で迎えた5回裏、オースティンとロペスが適時打を放ち、2点を先制する。続く6回には、宮崎にソロが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・濱口が9回途中無失点の力投で今季初勝利。敗れた中日は、打線が11安打無得点と決定打を欠いた。

◆右肘上部に張りを訴えていたDeNA新外国人のタイラー・オースティン内野手(28)が、今季初めて先発出場することになった。 ラミレス監督が試合前に取材に応じ「すごく状態がよくなってきているということなので、今日は先発でいきます。1番から6番は理想のラインアップかな」と明言した。開幕前の構想通り「3番右翼」で起用される。 オースティンは練習試合最終戦の14日中日戦(ナゴヤドーム)前から右肘の上に硬さを訴えて同戦出場を回避。19日の開幕戦は8回1死三塁の好機で代打で登場。相手の好守に阻まれたが強烈な三ゴロを放った。20日は8回2死一塁で代打出場して右飛。21日は代打で待機も出場機会はなかった。

◆今季初スタメンのDeNA新外国人オースティンが、先制適時打を含む4打数4安打1打点と大爆発した。 1回2死、柳から中前に今季初安打を放つと、第2打席で右前打。5回1死一、二塁の第3打席は、三たび柳から左前に先制タイムリー。第4打席も中前打をマークした。 右肘上部の張りで開幕から代打出場が続いていた新助っ人は「全打席いい感じで臨めた。状態は非常にいいよ」と手応え。お立ち台で「アリガトウゴザイマス!」と笑顔だった。

◆序盤は投手戦。DeNA浜口は走者を背負いながらも3回まで無失点。中日柳も3回まで4安打を浴びながら0点に抑えた。 DeNAは5回、オースティンの適時打で1点を先制し、ロペスの右前打でさらに1点を追加。6回に宮崎のソロで1点を加えた。 DeNAはオースティンが4安打で打線をけん引。チームも連勝で5割復帰。浜口が今季初勝利。中日は打線がつながりを欠いた。柳が1敗。

◆「パーマのハマちゃん」新婚1勝! DeNA浜口が9回途中133球、10安打無失点の力投でチームを2連勝に導いた。中日1回戦(横浜)で今季初先発。3月に結婚したばかりの4年目左腕が、パーマをかけた自慢の長髪を後ろで束ね、好調中日打線を粘り強く抑えた。3者凡退は6回だけ。野手の好守にも助けられたヒーローは、お立ち台で感謝した。「バッターに向かって攻めていくことができました。高城さんをはじめ、野手の皆さんに感謝しています」。 感謝したい人は他にもいる。独学で栄養を学び食事面でサポートしてくれる恵理子夫人だ。おかげで「これまで茶色いものばっかり」だった食卓が彩り豊かになった。開幕前から「体調はすごくいいし、キャンプから今にかけて体重や体組成の部分もコントロールしながらできているのは食事のおかげ」と感謝していた。万全の体調管理で結婚後初登板を飾った左腕は「今日も『頑張って来いよ』と言われたので、ひとまずよかったと思います」と照れ笑い。ウイニングボールは「奥さんに渡して家に飾ろうと思います」。1年目に10勝も、ここ2年は1ケタ勝利に終わっている浜口。今季こそ、愛妻の支えも大きな力に、白星を積み重ねていく。【鈴木正章】

◆今季初先発の中日柳裕也投手が、6回10安打3失点で初黒星を喫した。 柳は「先に点を与えたくなかったが粘れなかった。キーになる打者に打たれてしまった」とオースティン、ロペスの助っ人主軸に攻略されたことを悔やんだ。プロ4度目の横浜スタジアム先発も、初勝利とはいかなかった。

◆中日ドラフト4位郡司裕也捕手が代打でプロ初打席に立ち、初安打を放った。9回1死一塁で浜口から左前打。 昨秋東京6大学3冠王の片りんをのぞかせ、浜口の完封勝利を阻止した。「ストライクを思い切って振りに行けたのが良かったが、その後の走塁が反省です」。続く代打遠藤の右安打で三塁を狙ったが、前を走っていた二塁走者の阿部を押し出した格好になり、阿部の本塁憤死を招いたことを猛省した。

◆中日が23日、DeNAとの初戦(横浜)で今季初の完封負けを喫した。8年ぶりの開幕2カード連続勝ち越しに向け、柳裕也投手(26)が先陣を切ったが、6回10安打3失点。打線も11安打を放ちながら、浜口-山崎の前に屈した。球団公式マスコットのドアラたちは、26日からの本拠地開幕・広島3連戦へスタンバイ。貯金を手にしてのナゴヤ凱旋(がいせん)を待っている。昨季11勝のチーム勝ち頭が、初戦を落とした。得点圏に走者を背負った1、3回のピンチは切り抜けたが、5回に捕まった。「相手投手(浜口)がいいピッチングをしていたので、先に点を与えたくなかったが、粘れなかった。相手チームのキーになるバッターに打たれてしまった」。柳が粘り負けを悔やんだ。 5回1死一、二塁から3番オースティンにこの日3安打目の左前打を打たれ、先制点を失う。明大同級生の4番佐野を中飛に打ち取ったが、5番ロペスに右前適時打。6回先頭の宮崎には、カーブを左翼スタンドに運ばれた。同期のドラフト1位、DeNA浜口との投げ合いに敗れた。 打線も6回以外は毎回安打で、2ケタ11安打を放った。4回2死一塁で、京田の右翼線二塁打で一塁走者の阿部が本塁を突いた。DeNA高城のタッチをかいくぐったかに見える走塁で、判定はセーフだった。だがラミレス監督のリクエストで判定が覆り、中日は流れを止められた。 与田監督は「積極的に行こうとする姿はあった。結果が出なかったことに対しては、次の試合で消極的にならないように。明日もそういう気持ちで向かって欲しい」と前を向いた。 24日にはプロ3年目の山本、25日はドラフト3位の岡野が先発マウンドに立つ。12年以来の開幕2カード連続勝ち越しは、若竜2人の右腕に託された。【伊東大介】

◆DeNAは23日、中日1回戦(横浜)に3-0で快勝した。4年目左腕の浜口遥大投手(25)が九回途中まで10安打を浴びながら無失点に抑え、今季初勝利をマーク。完封目前で救援を仰いだが、133球の熱投でチームを初の連勝に導いた。打線では新加入のタイラー・オースティン内野手(28)=前ブルワーズ=が初スタメンで4安打1打点と活躍した。  チームを背負う-。強い自覚があるからこそ、浜口は勝利の瞬間も、悔しさのにじんだ表情で見つめた。  「ヤス(山崎)さんにも負担をかけてしまって、投げ切れなかった悔しさはあります」  中日打線を八回まで無得点に抑え、この時点で127球。木塚投手コーチに迷わず「最後までいきたい」と続投を志願した。九回に2安打されて完封は逃したが、今季初勝利。10安打を浴びながら生還を許さず、ラミレス監督から「十分すぎる投球。もう一度、2桁勝つんだという気合を感じた」とたたえられた。  "因縁"の相手と初めて投げ合った。中日の先発は同学年の柳裕也。浜口(神奈川大)は2016年のドラフト会議で柳(明大)、佐々木千隼(桜美林大、現ロッテ)の外れの外れで入団。その経緯を踏まえ「すごく意識した。尊敬する投手。この先も何度も対戦は続くので、負けたくない」と先を見据えた。  26歳の今永に続く先発陣の柱として期待される25歳。高い身体能力を持つ一方、好不調の波が激しかった。チームはキャンプからブルペンに、ハイスピードカメラや回転測定器などを本格導入。浜口はそのデータを誰より、熱心に分析した。  「数値をもとに修正したり、改善したりできる。そこはすごく大きかった」。感覚だけに頼らず「再現性」を高め、今季はキャンプから一度も調子を落とすことなく、安定した投球を続けた。  新妻にささげる白星にもなった。3月に同い年の恵理子さんと結婚。一人暮らしの頃は「茶色の食べ物(揚げ物、肉類など)ばかり。(夫人は)栄養を考えてくれるので助かっています。(ウイニングボールは)奥さんに渡そうと思います」と照れくさそうに笑った。  1年目の2017年に10勝を挙げたが、昨季は6勝どまり。「ここで満足することなく、1人で投げ切れるように」。"ハマの浜ちゃん"は、大きく太い柱となってチームを支える。(浜浦日向) ★ハマジョーコンビ  浜口の好投を引き出したのは今季、オリックスから復帰した高城だ。浜口が10勝を挙げたプロ1年目の2017年に、バッテリーを組むことが多かった。"ハマジョーコンビ"は相性がよく「球種の使い方を非常に分かっている」とラミレス監督。"コロナ特例"で1軍の登録枠が増えたことで、この日は捕手4人を登録。指揮官は「それぞれ色が違うので、捕手は新ルールの恩恵を受ける」と新たな起用法に含みを持たせた。

◆来日初スタメンとなったオースティンが、いきなり4打数4安打1打点の大暴れ。右腕の張りのため、ベンチスタートだった開幕3連戦の鬱憤を晴らした。  「毎打席、いかなるときもチームに貢献することを考えている。チームを助けることができてよかった」  オープン戦で12球団トップタイの4本塁打をマークし、6月の練習試合では横浜スタジアムの場外へかっ飛ばす特大アーチを2本放った。パワーが自慢だが、この日は五回の先制打を含め、単打4本の固め打ちだった。  2度の走塁死は積極プレーの証しで、九回の守備では右翼フェンス際へのライナーにダイビングキャッチを試みた。外国人に多い緩慢さとは無縁で、名門ヤンキースで育った精神がにじむ。個人記録よりも、優勝を最優先に目指す28歳は「勝てたことが一番だよ」とはにかんだ。

◆右腕の張りで開幕からスタメンから先発を外れていた新加入のDeNA・オースティンが、「3番・右翼」で今期初の先発出場。いきなり猛打賞の活躍を見せた。  試合は五回まで両チームともに点を取り切れない緊迫した展開。DeNA先発・浜口と中日先発・柳の投げ合いが続いた。均衡を破ったのはオースティンだった。  第1打席に中前打、第2打席に右前打を放っていた新助っ人は、五回1死一、二塁のチャンスで左前適時打を放って先制。DeNAは六回、宮崎がレフトスタンドへのソロ本塁打で突き放した。  オースティンは七回にも中前打を放ち、4打数4安打と大暴れ。浜口は走者を出すも、粘り強いピッチングでスコアボードに「0」を並べた。九回、2安打を浴びて1死一、二塁となったところで降板。代わってマウンドに上がった山崎がこのピンチを守り切った。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
400 1.000
(-)
-
(-)
11624
(+3)
6
(+2)
4
(-)
3
(+1)
0.289
(↓0.012)
1.500
(↓0.17)
2
(2↑)
DeNA
220 0.500
(↑0.167)
2
(-)
11611
(+3)
16
(-)
4
(+1)
0
(-)
0.268
(↑0.026
3.750
(↑1.25)
2
(-)
広島
220 0.500
(↓0.167)
2
(↓1)
11618
(+2)
11
(+3)
5
(+1)
1
(-)
0.261
(↓0.01)
2.910
(↓0.14)
2
(-)
中日
220 0.500
(↓0.167)
2
(↓1)
11614
(-)
16
(+3)
2
(-)
1
(-)
0.302
(↑0.004
4.110
(↑0.22)
5
(1↑)
阪神
130 0.250
(↑0.25)
3
(-)
1168
(+4)
22
(+1)
4
(+1)
3
(+1)
0.226
(↑0.037)
4.090
(↓4.09)
5
(1↓)
ヤクルト
130 0.250
(↓0.083)
3
(↓1)
11614
(+1)
18
(+4)
5
(-)
2
(-)
0.248
(↓0.031)
0.000
(↑3.86)