日本ハム(★0対1☆)DeNA =オープン戦2回戦(2020.03.13)・札幌ドーム=
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DeNA
1000000001700
日本ハム
0000000000500
勝利投手:今永 昇太(2勝1敗0S)
(セーブ:齋藤 俊介(0勝0敗3S))
敗戦投手:有原 航平(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは有原が先発。初回に3安打を浴びて1失点を喫したものの、以降の3イニングを無失点に抑えた。対するDeNAは、佐野が先制打を放つ活躍。自慢の打棒で中軸としての役割を果たした。

◆日本ハムはファンとともに、新たな開幕日へ向けて戦っていく。13日のDeNAとのオープン戦(札幌ドーム)では左翼スタンドにファンから寄せられた応援メッセージ、応援ボードが掲げられた。 攻撃のチャンス時には、ファンの声援も球場内に流された。国内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて先行き不透明の日本球界だが、我慢を強いられているファンの思いも感じながら、チームは4月10日以降の開幕に照準を合わせて準備を整える。日本ハムの2回の攻撃。無死一、二塁のチャンスを迎えると、耳慣れたメロディーが球場内に流れた。チャンステーマの「チキチキバンバン」だ。 ♪レッツゴー ファイターズ! かっとばせファイターズ! かっとばせファイターズ! お~イェー 頑張れ僕らのファイターズ走れ速く 頑張れ僕らのファイターズ決めろ早く 打って打ってファイターズ! 打って打ってファイターズ! 今だチャンスだファイターズ! 球団は5日からファンの「声援」を募集した。「北の国から」バージョンも含めて、10日までの6日間で球団公式ツイッターに101件の音声が寄せられた。それぞれの声を合成して、いつもの試合の雰囲気を演出した。 左翼スタンドには、球場に行きたくても行くことができないファンの数々の思いが掲げられた。こちらは「声援」と同期間で525件の応募があった。また、私設応援団が普段の試合時に掲げている横断幕も掲示された。生の声はなくても、熱い思いがスタンドに届けられた。栗山監督は試合後に「我々はいつも、ファンの皆さんの応援が、いかに力をくれているのかと感じるところもある。しっかり皆さんに喜んでもらえるように頑張ります」と心新たにした。 さらに、三塁側スタンドには球団から北海道内の園児や小学校、中学校、高校などの卒業生へ向けたメッセージも掲示した。「HOKKAIDO PRIDE」の文字を浮かせる背景には、道内の2604校の校名が記された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響がいつまで続くかは分からないが、日本ハムが道民とともに戦う姿はこれからも変わらない。この難局も、北海道とともに乗り越えて、一緒に喜び合えるシーズンがやってくるのを待つ。【木下大輔】

◆日本ハムは20日に先発予定だったエース有原航平投手が、開幕戦延期を利用してレベルアップを図る。オープン戦最後の先発で4回5安打1失点も、毎回の4奪三振。4回、先頭のロペスへの3球目。 右打者に初めてチェンジアップを投げた。「(開幕まで)時間もできたので、捕手と話して、取りあえず1球投げてみた。相手の考えることが、一つ増えればと思って」。投球の幅を広げ最強を目指す。 ▽日本ハム厚沢ベンチ兼投手コーチ(有原に)「今日、本来なら100球投げさせる予定だったが、開幕が延びたので余力を残してマウンドを降ろした。右打者へのチェンジアップは、使えたらすごく有効」

◆DeNA今永昇太投手が「仮想開幕前ラスト登板」で納得の投球を見せた。最速149キロの直球を軸に4回を3安打4奪三振で無失点。 「20日に開幕する仮定のもと、自分がどれくらいか確認しておきたかった。開幕前の『軸』を作って、またこの感覚に戻したり、超えたりとか」と説明した。4月10日以降となる開幕に向けては「ずっとコンディションを保つのは難しい。ここから調子が落ちてもいいと思っている」と話した。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手がファンの応援に、気持ちを新たにした。8回、一塁の守備から出場。9回1死二塁の得点圏では、二ゴロ。左翼席に掲示されたファンからの応援メッセージに発奮も、結果にはつながらなかった。 「僕たちのことを応援してくれていると、直に伝わっている。応援してくれている人たちのためにも、良いプレーをしないといけない」と強く誓った。

◆DeNAドラフト2位の坂本裕哉投手(22=立命大)が、開幕ローテーション入りに名乗りを上げた。 13日の日本ハム戦に2番手で登板し、4回を42球、1安打無失点と好投。最速148キロの直球を軸に、3三振を奪う力強さを見せた。 主軸相手にも、ひるまずに攻めた。「とにかく結果を出してアピールしたいと全力でいきました」。7回、先頭の4番中田を低め143キロ直球で遊ゴロ。5番王柏融に四球は許したが、6番大田を併殺に仕留め「自分なりに成長した部分を見せたいと、強い気持ちで投げた。思ったよりも直球で押し込めたのは大きな収穫です」と胸を張った。 前回登板の1日西武戦(長崎)で3回5安打3失点。10日阪神戦(横浜)は雨で流れたが、札幌できっちりと結果を示した。ラミレス監督も「前回と比べて100%よくなった。ビッグステップだね」と評価。期待の即戦力左腕が、さらにアピールを続けていく。【鈴木正章】

◆日本ハム投手陣最年長の金子弌大投手が、変則登板にも対応した。DeNA戦の8回に登板。前回は4日巨人戦で2回1失点。「体調はいいですし、今日はしっかり投げられた」。1回を3者凡退とした。 今季の目標に50試合、120イニング登板を掲げるベテランが順調な仕上がりを披露。開幕延期が決定したが「投げられるところで投げて、気持ちの問題。しっかり練習してケガをしないようにしたい」と見据えた。

◆日本ハムが13日からのDeNA戦(札幌)3試合で、三塁側観客席に縦横15メートルのメッセージフラッグを掲載した。フラッグには北海道内の幼稚園、こども園、小学校、中学校、養護教育学校、高校、特別支援学校計2604校の学校名を記載。フラッグ上部に「ご卒園・ご卒業おめでとうございます」と記され、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今春に卒園式と卒業式を行えなかった人たちへはなむけのメッセージを送った。  左翼席にはファンから届いた応援メッセージボードと、応援団がいつも使用している横断幕を掲出。応援メッセージは525枚の応募があった。  また、ファンからチャンスのテーマの応援歌を募集。試合中には「北の国から」と「チキチキバンバン」の応援歌をファンの歌声とともに、日本ハムのチャンス時に流す。

◆DeNA・佐野恵太内野手(25)が13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に「4番・左翼」で出場。一回に先制の中前適時打を放った。  「打ったのはフォークか、チェンジアップ。ランナーを二塁に置いた状況だったので、何とかかえせるよう食らいついていきました。先制することができてうれしい」  0-0の一回2死二塁で迎えた第1打席。日本ハムの開幕投手が決まっている有原に対して、フルカウントからの6球目、高めに浮いた変化球をしぶとく中前にはじき返した。  試合前の練習中、三塁ファウルグラウンドで走塁練習をしていた際に桑原の痛烈なゴロが左ひざ付近を直撃するアクシデントもあったが、トレーナーらのチェックを受け無事に出場。1打席目から元気な姿を見せた。  11日の広島戦(横浜)では、2本塁打4打点の大暴れ。ハマの新4番が調子を上げてきた。

◆DeNA・今永昇太投手(26)が13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に先発。4回72球を投げ、3安打無失点の好投を見せた。  一回はテンポよく三者凡退斬り。二回先頭の中田、王に連打を浴びたが、その後は打者3人を無安打で切り抜けた。三回は2者連続三振を奪い、2死から渡辺に左前打を浴びたが、直後にけん制球でアウトにした。  四回先頭の近藤、中田を連続四球で歩かせ無死一、二塁のピンチも続く王を低めの変化球で一ゴロ併殺斬り。大田も詰まった右飛に仕留めて、失点は許さなかった。  最速は149キロをマーク。チェンジアップ、スライダー、カーブなど変化球も自在に操り4奪三振。新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕延期が決定。開幕日も不透明の中、2年連続の開幕投手が内定している左腕が、北の大地で盤石の投球を披露した。

◆日本ハム・有原航平投手(27)が13日、DeNA戦(札幌)に先発し、4回を5安打1失点で降板した。  オープン戦4試合目の登板。すべて先発で、西武と対戦する3月20日の開幕戦に照準を合わせてきた。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期。3年ぶり2度目の開幕投手を言い渡されていたエースは「来週(3月20日)はないと分かっていて、いろいろ試せて課題がたくさん出た。徐々に上げていきたいとは思っている」と淡々とした表情で投球を振り返った。  新たな開幕は未定だが「(調整を)変えることはない。ここまで順調。もっと細かい部分、レベルを上げられるよう、もっと練習していい状態にしたい」と語った。

◆DeNA・今永昇太投手(26)が13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に先発。4回72球を投げ、3安打無失点の好投を見せた。  「きょうは(当初の)3月20日に開幕するという仮定のもとで、自分がどれくらいなのかというのを見たかった。球速も出ていたし、投げている感じもすごくよかった」  最速は149キロをマーク。チェンジアップ、スライダー、カットボール、カーブなど変化球も自在に操り、4つの三振を奪った。  「やっぱり、軸をつくっておきたかった。自分の中でまたこの感覚に戻したり、それを超えたりしていく中で、開幕前にいい軸づくりができた」  新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕延期が決定。開幕日も不透明だが、2年連続の開幕投手が内定している左腕は「ずっと同じコンディションを保つというのは難しいので、ここから逆に調子が落ちたりしてもいいと思う。あくまで開幕のときに、上り調子を持ってこれるように。保とうとするのではなく、しっかり強化をしていきたい」とブレることなく、来るべき日を見据えた。

◆DeNAの佐野が0-0の一回2死二塁で適時打を放ち、オープン戦10打点目を挙げた。広島・広陵高の先輩である有原のチェンジアップを中前へ転がし「走者を二塁に置いた状況。何とかかえせるよう食らい付いた」と喜んだ。  今季から4番を任される予定だ。11日の広島戦で2本塁打を放つなど日に日に調子を上げている。試合前の打撃練習中に打球が直撃するアクシデントもあったが、予定通りに先発出場して元気な姿を見せた。

◆日本ハムのエース有原は4回を投げて5安打1失点だった。速球に威力はあったものの、力を入れた場面で制球がばらついたこともあり「あまり良くなかった。思ったところに行かない球が多かった。課題にしたい」と淡々と振り返った。  開幕が4月10日以降に延期になり、調整する時間が増えたことは前向きに捉えている。「いろいろ試すことができた。とにかく少しでもレベルアップできるように」と話した。

◆DeNAは13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に1-0で勝利。オープン戦3連勝を飾った。  開幕投手が内定している先発の今永が4回3安打無失点、4奪三振。開幕ローテ入りを目指す2番手のD2位・坂本(立命大)も、4回1安打無失点と好投した。3番手の斎藤も走者を背負ったが、九回を無失点で締めた。  ラミレス監督は、ルーキー坂本の投球を「すごいよかった。前回に比べると、ビッグステップ。前から言っているが、ルーキーは試合で試すとかじゃなくて、このレベルで投げられるんだというのを出すのが大事。きょうはそれを出してくれた」と絶賛。開幕ローテ入りの可能性にも「もう少し見たい。良くなっているので、これを何回か続けてくれれば」と口にした。  また、開幕投手に内定している今永についても「球数は多かったが、全体的に悪くなかった」。開幕が延期となり難しくなった調整についても「基本的に毎週1回同じところで。そんなに球数やイニングを投げる必要はない。5回、80-90球くらいで。必ず毎週金曜日に投げなくてはいけないわけでもない。調整して使っていく」と語った。

◆開幕ローテーション入りを目指すDeNAのドラフト2位・坂本裕哉投手(22)=立命大=が13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に2番手で登板し、4回1安打無失点の好投を見せた。  「とにかく結果を出してアピールしたいと思って全力でいった。直球で押し込めたのは、大きな収穫」  最速148キロをマークした直球に、チェンジアップなど変化球もさえた。3イニング目の七回2死から四球で初めて走者を背負ったが、大田を二ゴロ併殺に仕留めた。  八回先頭の石井に右中間への二塁打を浴びたが、ビヤヌエバをチェンジアップで空振り三振、松本を捕邪飛、西川を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。  前回1日の西武戦(長崎)で初先発も、3回5安打3失点。直球主体の投球が、強力打線に打ち込まれた。反省を生かし、この日は変化球とのコンビネーションで好投につなげた。

◆昨年10月に右肘の手術を受けた影響で出遅れていた日本ハムの清宮が八回の守備から途中出場した。1打数無安打に終わったものの、今季初めて本拠地でプレーし「(普段と)変わらず試合に入れたかなと思う」とうなずいた。  無観客試合で、いつもは背中を押してくれる歓声がなかった。「やはり寂しいなと思う。ファンの人がいる、いないでこんなにも変わるのかと思った」と切なそうに話した。

◆DeNAのドラフト2位新人の坂本(立命大)が五回から登板して4回1安打無失点の好投で先発ローテーション入りへ再浮上した。  1日の西武戦で先発したが直球を打ち込まれて3回3失点と崩れた。「自分なりに受け止め、成長を見せるつもりだった」と球の走りが劇的に改善。五回2死では宇佐見に直球を続けて3球連続で空振りを奪った。  近年、チームは大学出の新人投手の活躍が続いている。「信頼を勝ち取れるように。アピールしたい」と燃えている。ラミレス監督は「前回と比べたら、かなりビッグステップだ」と目を細めた。

◆先発の有原は4回5安打1失点。栗山監督に開幕投手を言い渡されているエース右腕は「いろいろ試せて課題が出た。もっと練習していい状態にしたい」と左打者にしか投げていなかったチェンジアップを右打者のロペスに投じるなど、新たな取り組みを行った。開幕延期でできた、日程的な余裕を有効に使う。

◆開幕投手に内定している今永は、オープン戦3度目の先発で4回3安打無失点、4奪三振の好投。最速149キロを計測し、「3月20日に開幕するという仮定のもとで、自分がどれくらいなのかというのを見たかった。球速も出ていたし、投げている感じもすごくよかった」と納得の表情を浮かべた。今後も週1度、5回80-90球を目安に登板し、延期となった開幕に備える。

◆DeNAのドラフト2位・坂本裕哉投手(22)=立命大=が13日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に2番手で登板し、4回1安打無失点。開幕ローテーション入りをアピールした。  「とにかく結果を出してアピールしたいと思って全力でいった。直球で押し込めたのは、大きな収穫」  同じ轍は踏まない。前回1日の西武戦(長崎)は3回5安打3失点。ラミレス監督に「開幕に残りたいなら、試すとかではなく結果を残さないと」と苦言をもらった。  反省を生かし、この日は最速148キロの直球に、チェンジアップなど変化球のコンビネーションで相手を翻弄。指揮官は「ビッグステップ。前回より100%良くなった」と評価した。  開幕が延期となり、今後の練習試合でローテ入りするチャンスを得た。148キロ左腕は「信頼を勝ち取れるように」と競争を勝ち抜く。 (浜浦日向)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
730 0.700
(↑0.033)
-
(-)
59
(+10)
30
(+5)
10
(-)
11
(+2)
0.267
(↑0.01)
2.630
(↓0.27)
2
(-)
楽天
840 0.667
(↑0.031)
0
(-)
54
(+3)
36
(+2)
9
(+1)
12
(+1)
0.259
(-)
2.490
(↑0.05)
2
(2↑)
西武
421 0.667
(↑0.067)
1
(-)
33
(+7)
22
(+2)
5
(+1)
10
(+1)
0.300
(↑0.018)
3.250
(↑0.21)
4
(-)
DeNA
740 0.636
(↑0.036)
0.5
(-)
42
(+1)
35
(-)
11
(-)
3
(+1)
0.251
(↓0.005)
2.560
(↑0.27)
5
(1↑)
阪神
532 0.625
(↑0.054)
1
(-)
33
(+6)
48
(+5)
11
(+1)
8
(-)
0.246
(↑0.014)
4.600
(↓0.04)
6
(3↓)
広島
541 0.556
(↓0.069)
1.5
(↓1)
55
(+5)
53
(+10)
7
(-)
4
(-)
0.294
(↓0.001)
4.660
(↓0.22)
7
(-)
日本ハム
552 0.500
(↓0.056)
2
(↓1)
47
(-)
42
(+1)
5
(-)
6
(-)
0.263
(↓0.007)
3.110
(↑0.2)
8
(-)
ロッテ
232 0.400
(↓0.1)
2.5
(↓1)
27
(+3)
28
(+4)
7
(-)
9
(+1)
0.224
(↓0.005)
3.820
(↓0.08)
8
(1↑)
ヤクルト
461 0.400
(↓0.044)
3
(↓1)
37
(+2)
49
(+7)
3
(-)
12
(-)
0.220
(-)
3.940
(↓0.36)
10
(1↑)
中日
470 0.364
(↑0.064)
3.5
(-)
27
(+4)
51
(+3)
4
(-)
6
(+2)
0.224
(↑0.004)
4.310
(↑0.14)
11
(1↓)
ORIX
362 0.333
(↓0.042)
3.5
(↓1)
40
(+5)
47
(+6)
7
(+1)
4
(-)
0.262
(-)
3.900
(↓0.14)
12
(-)
巨人
293 0.182
(↓0.018)
5.5
(↓1)
49
(+2)
62
(+3)
14
(+1)
3
(+1)
0.239
(↓0.001)
4.280
(↑0.18)