広島(★4対6☆)DeNA =リーグ戦22回戦(2019.08.30)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:藤岡 好明(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(3勝2敗29S))
敗戦投手:遠藤 淳志(1勝1敗1S)

本塁打
【DeNA】筒香 嘉智(26号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは初回、筒香のソロで先制する。その後、2-2となって迎えた8回表、神里の適時打などで4点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・笠井が4回1/3を1失点の好救援。3番手・藤岡が今季初勝利を挙げた。敗れた広島は、2番手・遠藤が誤算だった。

◆DeNA筒香嘉智外野手(27)が、広島先発の床田を「一瞬」でモノにした。1回1死走者なし。2球で追い込まれながらも、3、4球目のボール球には全く反応せず。5球目、内角に沈むシュートを見逃さなかった。完璧に捉えた打球は、右翼席へ一直線の26号先制ソロ。「手応え十分だった。しっかりとしたスイングで強く打つことができた」。チームに勢いをもたらした。 試合前練習では、チーム全員が同じTシャツを着用して汗を流した。主将の筒香、選手会長の石田が一緒に考えたという終盤戦に向けたスローガン「一生残る、一瞬のために。」の文字がプリントされたもの。筒香は「大事な時期に着ていこうと。時は一瞬で過ぎていく。一瞬、一瞬を大事に。一瞬で終わるプレーのために、準備が大切」と説き、自ら体現してみせた。 "共同開発"の選手会長の石田も、背中で意気込みを示した。出番は3点リードの8回1死満塁。しびれる場面でも失点1でしのぎ、5連勝へ導いた。勢いは相手にも伝染。1点を追う6回、同点としたのは相手の失策。8回の勝ち越しは、押し出し四球によるものだ。 先発浜口が、右股関節の違和感で2回途中に緊急降板した中での勝利。ラミレス監督も「今日こそ、チーム一丸の勝利」とうなずいた。3位広島とのゲーム差は3・5に開いた。ターゲットは前を走る巨人。「一瞬」を制し続けた先に、大逆転Vへの道筋が見えてくる。【栗田尚樹】

◆DeNAは1回、筒香が26号ソロ。先発浜口が2回2死一、二塁で緊急降板。笠井が西川に同点打を浴び、3回に勝ち越された。 DeNAは6回に小園の適時失策で同点に追い付いた。緊急登板の2番手笠井は4回から6回まで追加点を与えなかった。 DeNAが8回に押し出し四球などで4点を勝ち越し、5連勝。広島は3連敗で2位DeNAとのゲーム差が3・5に広がった。 DeNA藤岡が今季初勝利、広島遠藤がプロ初黒星。

◆広島先発床田寛樹投手の好投は報われなかった。1回に筒香にソロを浴びたが、その後もストライク先行の投球で追加点を許さなかった。 6回は味方の適時失策で追い付かれる不運もあった。2戦連続クオリティースタートも、またも白星ならず。それでも「前回同様に左打者のインコースにしっかり投げ切ることが出来ました」と一定の手応えを得た。

◆広島は守備が乱れ、2位DeNAとの大事な戦いで逆転負けした。ゲーム差は3・5差に開き、CS本拠地開催に向け踏ん張りどころを迎えた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -床田が奮闘したが 緒方監督 床田もがんばってくれたし、最後までこういう展開の中で粘り強く攻撃が途切れることなく戦ってくれた。ただ、接戦で勝つためには、ミスというのはどうしても流れが向こうにいってしまう。やはり、投手を中心とした守り勝つ野球が大事。経験の浅い人がたくさん出ているし、こういうのは1つ1つ経験として、勉強して、反省して、準備して試合に臨んでもらいたい。 -菊池涼が途中交代 緒方監督 自打球。2回も同じところに当たっている。踏ん張れないでしょう。明日、様子見てから。

◆広島が2位DeNAに痛い星を落とした。6回に守備が乱れて同点に追いつかれ、8回に失策絡みで4点を勝ち越された。 先発床田寛樹投手(24)は7回2失点と奮闘したが、またも勝ち星に見放された。残り19試合で2位DeNAに3・5ゲーム差。苦しいチーム状況の中で踏みとどまってきたが、CS本拠地開催も危うくなってきた。痛恨の押し出し四球だった。2-2の8回2死。2番手遠藤がロペスに二塁打を打たれ、ソトを申告敬遠。ここから代打梶谷に四球で満塁。代打佐野にはフルカウントからカーブが高めに浮き、押し出しで勝ち越された。続く神里に2点中前打を浴び、中堅西川の悪送球の間に一塁走者の生還まで許した。この回4失点。つないできた希望が、一瞬でかすんだ。反撃及ばず、痛い一戦を落とした。 伏線は2-1の6回にあった。2死一、二塁の守りで、遊撃小園は中堅に抜けようという当たりに追いついた。体が中堅方向に流れながら素早く一塁に送球したが、これが大きくそれる悪送球となる。内野安打&失策で二塁走者の生還を許し、同点に追いつかれた。これが今季9個目の失策。好投を続けてきた床田の勝利投手の権利を消してしまい、思わず天を仰いだ。 勝たなければならない一戦だった。前カードの首位巨人戦で1勝2敗と負け越し、4連覇が遠のいた。落ち込む間もなく、本拠地で迎えたのが2位DeNA。3連勝して2位に浮上したかったが、思惑は外れた。この日は今季のキャッチフレーズ「水金地火木ドッテンカープ」をモチーフにした「ドッカンカープユニホーム」で戦ったが、ドカンと風穴をあけることはできなかった。残り19試合でDeNAに3・5差。優勝どころか、CS本拠地開催も危うくなってきた。 緒方監督は「床田もがんばってくれたし、最後までこういう展開の中で粘り強く戦ってくれた」とねぎらった。その上で「接戦を勝つためには、どうしてもミスが出たら流れが向こうにいってしまう」と話した。キーマン菊池涼が5回の打席で自打球を2回左足甲付近に当て、途中で退くなど、不安要素も増えた。広島が踏ん張りどころを迎えている。【村野森】 ▽広島佐々岡投手コーチ(4失点の2番手遠藤に)「2アウトからロペスの(二塁打となった)球がもったいなかった。(申告四球後は)力むのは仕方がないけど、修正しきれなかった」 ▽広島小園(6回に同点に追い付かれる悪送球)「対応しないといけなかった。練習からでもやれることはある」

◆DeNAの浜口が30日の広島戦(マツダ)の二回に緊急降板した。  先頭から2死を奪ったが8番・小園に四球、続く投手の床田にストレートの四球を与えたところで首をかしげ、三浦投手コーチも慌ててマウンドへ。治療のためにベンチに下がったが、そのまま交代が告げられた。  その後、チームから右足の股関節違和感と発表。今後については様子をみるという。

◆DeNAの筒香が11試合ぶりに本塁打を放った。一回1死無走者で床田の内角に沈む球を完璧に捉えて右翼席へ運び「手応え十分だった。しっかりとしたスイングで強く打つことができた」と自賛した。  試合前練習では、選手会長の石田と一緒に考えたという終盤戦に向けたスローガン「一生残る、一瞬のために。」の文字が入ったシャツをスタッフ全員で着用。「一瞬で終わるプレーのために、準備が大切」と説いた主将が、いきなり背中で引っ張った。

◆DeNAの浜口が右股関節を痛め、二回途中で降板した。2死一塁で投手の床田に四球を与えたところで三浦投手コーチがマウンドへ。治療のためにベンチへ下がり、そのまま交代した。  20日の阪神戦以来の登板で、今季の広島戦は過去2試合に登板して2勝、防御率0・73と好成績をマークしていた。

◆広島の2年目の遠藤が制球に苦しみプロ初黒星を喫した。2-2の八回に2番手で登板。2死からロペスに二塁打を浴びると申告敬遠と四球で満塁となり、代打佐野に押し出し四球。続く神里に2点適時打を許し「勝負どころで勝負し切れなかったのが反省すべきポイント」と肩を落とした。  チームは拙守も失点につながり3連敗を喫した。緒方監督は「経験の浅い人が試合にたくさん出ている。こういうのを一つの経験として勉強して、反省して、また準備して試合に臨んでもらいたい」と奮起を促した。 床田(7回2失点) 「ストレートも走っていたし、球自体は良かった」 西川(二回に適時打) 「甘く浮いてきたところをしっかり捉えることができた」

◆広島の菊池涼が七回の守備で退いた。五回の打席で自打球が左足に2球当たっていた。高ヘッドコーチは「当たる場所が悪かった」と説明した。

◆DeNA・浜口遥大投手が30日の広島22回戦(マツダ)の二回2死から2者連続四球を与えたところで降板。右股関節の違和感で今後については31日以降の様子をみる。また、広島・菊池涼介内野手が五回の打席で自打球を左足に2球当て、七回守備から交代した。

◆筒香とともに"勝負ワード"を考えた選手会長の石田が、6-3の八回1死満塁で登板。安部の二ゴロの間に1点を与えたが、続く西川を三振に仕留めてピンチをしのいだ。中継ぎ再転向後、2試合連続の好投に26歳左腕は「3点差があったし、単打でつながれるのを避けたかった。みんなが粘って、いい試合ができて、勝ち切れていますね」と胸を張った。

◆2位・DeNAとの直接対決で逆転負け。3連敗を喫した。2番手の遠藤が2-2の八回2死満塁のピンチで佐野に押し出し四球。「勝負にいったところで勝負できなかったので、そこを一番反省しないといけない」と肩を落とした。今カード限定で紺の「ドッカンカープユニホーム」を着用したが実らず。「経験の浅い選手はきょうのことを勉強し、反省して、次の試合に臨んでもらいたい」と緒方監督は奮起を促した。

◆これ以上、巨人に離されるわけにはいかない。DeNA・筒香嘉智外野手(27)が一回、11試合ぶりの一発となる26号ソロ。内角に沈む球を右翼席へ運んだ。  「手応え十分だった。しっかりとしたスイングで強く打つことができた」  試合前、主将の筒香と選手会長の石田が終盤戦に向けた"勝負ワード"の「一生残る、一瞬のために。」を発表し、この文字が入ったシャツを全員で着用。2人が中心となって考えた指針で、筒香は「9月が勝負どころとなる。一瞬のための準備、一瞬のためのプレーを大事にしたい」と説いた。2017年も、9月を前に新スローガン「OUR TIME IS N.O.W.」(すべては、この時のために。)を掲げ、リーグ3位から日本シリーズに進出(ソフトバンクに敗退)を果たした。  士気を高める映像も全員で観賞した。筒香らの依頼で映像スタッフが作成。4月に喫した10連敗や今季の快進撃のハイライトに加え、選手の子供時代の写真も使用。スタッフによれば「子供の頃から、ここに立ちたい気持ちでやってきた」との思いが込められている。  先発の浜口が二回途中で負傷降板し、一時は逆転されたが、より結束を強めたチームは八回に4得点。5連勝を飾り、首位・巨人を5ゲーム差で追いかける。  「最後まで全力でベイスターズらしい野球ができれば、シーズンが終わる頃にいい思いができる」と筒香。残り20試合。逆転優勝は決して諦めない。 (湯浅大) 5連勝にDeNA・ラミレス監督 「きょうの勝利こそチームが一体となった勝利だ」 八回に中前2点打のDeNA・神里 「カウント有利(3-1)な状況になったので、少しボール気味でしたが思い切って打っていきました」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68502 0.576
(↑0.003)
M17
(↑1)
23574
(+4)
473
(+1)
154
(+1)
70
(+2)
0.260
(↑0.001)
3.670
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
64563 0.533
(↑0.004)
5
(-)
20514
(+6)
503
(+4)
135
(+1)
37
(-)
0.246
(↓0.001)
3.790
(-)
3
(-)
広島
61603 0.504
(↓0.004)
8.5
(↓1)
19514
(+4)
521
(+6)
121
(-)
69
(+1)
0.253
(-)
3.690
(-)
4
(-)
阪神
55606 0.478
(↓0.004)
11.5
(↓1)
22445
(+1)
497
(+4)
82
(-)
80
(+2)
0.249
(↓0.001)
3.550
(-)
5
(-)
中日
54632 0.462
(↑0.005)
13.5
(-)
24463
(+7)
471
(+1)
78
(+1)
59
(-)
0.264
(↑0.001)
3.880
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
48732 0.397
(↓0.003)
21.5
(↓1)
20558
(+1)
630
(+7)
145
(-)
54
(+1)
0.245
(↓0.001)
4.700
(↓0.02)