西武(☆11対4★)オリックス =リーグ戦19回戦(2019.08.13)・メットライフドーム=
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ORIX
0101100014812
西武
50030012X111601
勝利投手:佐野 泰雄(1勝2敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(3勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】ロメロ(12号・2回表ソロ),ロメロ(13号・5回表ソロ)
【西武】外崎 修汰(19号・1回裏3ラン)

  DAZN
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◆西武が4連勝。西武は初回、外崎の3ランなどで一挙5点を先制する。5-2で迎えた4回裏には、2死満塁から中村が走者一掃の適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、3番手・佐野が2年ぶりの白星。敗れたオリックスは、先発・田嶋が4回途中8失点と誤算だった。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)は今季の西武戦で打率4割2分6厘、6本塁打といずれもパ・リーグ相手では最高成績。 特にメットライフドームで4割6分7厘、4本塁打の好相性だが、得意の球場で今日も打つか。

◆西武外崎修汰内野手(26)が、キャリアハイとなる19号本塁打を放った。 2点リードの1回1死二、三塁、オリックス先発田嶋の5球目、内角高めの147キロ直球をジャストミート。打球は西武ファンで埋まる左翼席中段に飛び込んだ。昨年の18本を超える自己最多の19号。「前の打者の人たちが良い流れを作ってくれたので、しっかりランナーをかえすぞという気持ちで打席に入りました。打った瞬間の手ごたえも良かったです。アップルパンチ!」と喜んだ。

◆オリックス先発の田嶋大樹投手(23)が初回に西武打線につかまり5点を先取された。1死二塁から森に左翼線への先制適時打。四球を挟んで1死一、二塁としてメヒアには2ボールからの3球目、低めの直球を右中間に運ばれた。中堅の佐野が落下地点に入ったと思われたが、打球を見失って適時二塁打となった。 直後に西村監督が険しい表情でベンチから出て、佐野に交代が告げられた。懲罰とみられる。 0-2と流れは西武に傾き、続く1死二、三塁から外崎にダメ押しの左越え3ランを浴び、完全に出ばなをくじかれた。

◆死球をめぐり乱闘となった。 5-1と西武リードで迎えた4回2死満塁、西武2番手森脇がオリックス若月に押し出しの死球を与えた。この日、チーム3つめとなる死球に若月が怒りを表すと、一塁コーチに入っていた佐竹学コーチ(44)がマウンドの森脇に詰め寄り、両手で胸を突いた。 これをきっかけに両軍入り乱れての乱闘騒ぎに。佐竹コーチは退場処分となった。同カードでは前回対戦となった4日(京セラドーム大阪)にも、オリックス竹安が西武岡田に死球を与え、両軍がグラウンドに集まり、あわや乱闘の騒ぎとなっていた。

◆死球をめぐり乱闘となった。5-1と西武リードで迎えた4回2死満塁、西武2番手森脇がオリックス若月に押し出しの死球を与えた。この日、チーム3つめとなる死球に若月が怒りを表すと、一塁コーチに入っていた佐竹学コーチ(44)がマウンドの森脇に詰め寄り、両手で胸を突いた。これをきっかけに両軍入り乱れての乱闘騒ぎに。佐竹コーチは退場処分となった。

◆両軍による乱闘の末、オリックス佐竹外野守備走塁コーチが退場処分を受けた。 1-5の4回2死満塁で若月が森脇からこの試合3個目の死球をぶつけられると、佐竹コーチが森脇を両手で突き飛ばした。これを機に両軍が入り乱れて小突き合いとなり、原球審が「オリックス側に暴力行為がありました」と説明し、同コーチに退場を宣告。4日の対戦でも死球を巡り両軍がもみ合いとなっていた。若月の死球は今季西武戦17個目で、遺恨は増長した。警告試合として再開された後の4回2死では田嶋が森へ死球を与え、退場した。

◆オリックス先発の田嶋大樹投手(23)が警告試合での死球により、退場処分となった。 3点ビハインドの4回2死一、二塁から直球を森の右手付近にぶつけ、原球審から退場を宣告された。初回に5失点するなど終始精彩を欠き、4回途中被安打7で今季ワースト8失点(自責点5)と乱れた。 その前の4回の攻撃では2死満塁で若月が森脇からこの試合3個目の死球をぶつけられたことを発端に両軍による乱闘に発展。暴力行為により佐竹外野守備走塁コーチが退場処分を受けた。警告試合が宣告されて再開しており、田嶋の死球は故意性や悪質性があると判断され、退場となった。

◆西武は1回、森の適時二塁打や外崎の3ランなどで一挙5点を先制。今季初先発の斉藤大が3回まで1失点と序盤で流れを作った。 西武は4回、2死満塁から中村が走者一掃の適時二塁打で3点を追加。オリックスは5回にロメロがこの日2本目のソロを放った。 西武は4回から継投で逃げ切り4連勝。貯金を今季最多の5とした。佐野は今季初勝利。オリックスは3連敗。先発田嶋が4敗目を喫した。

◆山賊が混沌(こんとん)の一戦を制し2位を堅守した。西武オリックス19回戦(メットライフドーム)は、4回表に死球をめぐる乱闘騒ぎが勃発して警告試合に。西武中村剛也内野手(35)がその裏、得意の満塁機で走者一掃の3点適時二塁打を放ち、嫌なムードを打ち払った。チームは6試合連続の2ケタ安打で4連勝。貯金を今季最多の5とした。「満塁男」が試合を決めた。3点リードの4回2死満塁、中村が、オリックス田嶋の直球を完璧にはじき返した。左中間を深々と破る適時二塁打で3点を追加し、傾きかけた流れを一気に引き戻すと、「打ててよかったです」といつも通り淡々と振り返った。今季、満塁では25打数12安打、2本塁打で34打点と無類の強さを発揮している。 序盤からリードを奪ったが、嫌な試合展開だった。4回2死満塁で、2番手森脇がオリックス若月に押し出しの死球を与えた。この日、チーム3つめとなる死球に若月が怒り、マウンドへ歩き出すと、一塁コーチスボックスから佐竹コーチが、それより先にマウンドの森脇に詰め寄り、両手で胸を突いた。これをきっかけに両軍入り乱れての乱闘騒ぎに発展。佐竹コーチは退場処分となり、警告試合が宣告された。同カードでは前回対戦となった4日(京セラドーム大阪)にも、オリックス竹安が西武岡田に死球を与え、両軍がグラウンドに集まり、あわや乱闘の騒ぎとなっており、不穏な空気が漂っていた。 試合後の辻監督は「中村に関しては満塁で驚異的な強さ。期待していたところで打ってくれた」と納得の表情。一方で4死球を与えた投手陣には「プロとして恥ずかしいし申し訳ない。かと言って明日からそこに投げられないようでは抑えられない。投手陣には強く言っておくよ」とピシャリ。警告試合宣告後の死球を含め、両軍合わせて3人が退場する波乱の試合展開に、複雑な表情だった。【鈴木正章】 ▽西武栗山(乱闘騒ぎで珍しく怒りをあらわ)「特にコメントするようなことはないですよ」 ▽西武駒月(8年目でプロ初安打となる内野安打)「時間がかかりましたが本当によかったです。ホッとしています。どんな形であれHのランプがついて、とてもうれしいです」

◆西武外崎修汰内野手(26)がキャリアハイとなる19号3ランを放った。 2点リードの1回1死二、三塁。オリックス田嶋の内角高め直球を西武ファンで埋まる左翼席中段に突き刺した。「すごくいいバランスで振れている。インコースを意識せずにさばけている」と納得の表情。 4回の乱闘騒ぎには「ああいう本格的なのは初めて。体が接触して、正直怖かったです」と振り返った。

◆オリックスは両チームで退場者3人が出た壮絶な戦いに敗れ、3連敗を喫した。 1-5の4回2死満塁で若月が森脇からこの試合3個目の死球をぶつけられると、一塁コーチの佐竹外野守備走塁コーチが森脇を両手で突き飛ばした。これを機に両軍が入り乱れて小突き合いとなり、最初に暴力行為を働いた同コーチに退場が宣告された。この日4死球、今季18試合で18死球を受けている相手だけに西村監督は「ちょっと当てられすぎというところですね」と険しい表情だった。 負の連鎖は続いた。警告試合で試合再開された直後の4回2死一、二塁から先発田嶋の直球が西武森の右手付近に直撃。故意死球と判断され、原球審から退場が宣告された。田嶋は「あれは報復死球ではないです。内角を攻めた結果。勝負の世界なので、いくところはいかないと。当たってしまったことは申し訳ない」と弁明した。 今後の対応について指揮官は「まだ球団とも話していないし、ここで話をできることはありません」と話すにとどめた。4-11で大敗した試合については「初回が全て。5失点が最後まで響いてしまった」と悔やみ、すべてに後味の悪さが残った。【古財稜明】

◆オリックスは両チームで退場者3人が出る壮絶な戦いに敗れ、3連敗を喫した。 1-5の4回2死満塁。若月が森脇からこの試合3個目の死球をぶつけられ、一塁コーチの佐竹外野守備走塁コーチが森脇に駆け寄り、両手で胸を突き飛ばした。これをゴングに両軍が入り乱れて小突き合い、最初に暴力行為を働いた同コーチに退場が宣告された。この日だけで4死球。西武には19試合で18死球をぶつけられており、西村監督は「ちょっと当てられすぎというところですね」と険しい表情だった。 さらに警告試合を宣告された直後、4回2死一、二塁では先発田嶋の直球が西武森の右肘付近を直撃。報復行為とみなされて、退場となった。田嶋大樹投手は「あれは報復死球ではないです。内角を攻めた結果。勝負の世界なので、いくところはいかないと。当たってしまったことは申し訳ない」と弁明した。 4日の対戦でも西武から2死球をぶつけられ、乱闘寸前のもみ合いになった。そんな中、初回に福田、3回は後藤が死球を食らい、両軍がベンチから飛び出す一触即発の伏線があった。今後の対応について指揮官は「まだ球団とも話していないし、ここで話をできることはありません」と怒りをにじませ、こらえた。試合は4-11で大敗。「初回が全て。5失点が最後まで響いてしまった」。すべてに後味の悪さが残った。【古財稜明】 ▽オリックス佐竹外野守備走塁コーチ(西武森脇への暴力行為で退場)「どついてしまったことは申し訳ない。あれだけ当てられている中で、選手も守らないと。ケガをされては困るので」

◆西武・外崎修汰内野手(26)が13日、オリックス19回戦(メットライフ)で19号3ランを放った。  「前の打者の人たちが良い流れを作ってくれたので、しっかりランナーをかえすぞ、という気持ちで打席に入りました。打った瞬間の手応えも良かったです。アップルパンチ!」  一回、森の先制適時打、メヒアの2点二塁打に続き、1死二、三塁から田嶋の147キロの直球を左翼席に運んだ。昨季の18本塁打を抜き、自己新となる一発で、「20アップルパンチぐらいいきたい」と公言している20本塁打にリーチを掛けた。

◆西武対オリックスが13日、メットライフドームで行われ、乱闘騒ぎが起きた。  オリックスの攻撃中、四回2死満塁で若月が死球を受けた際、一塁ベースコーチャーの佐竹外野守備走塁コーチがマウンド上の西武・森脇の元へ。同コーチが森脇の胸を両手で押し、両ベンチが入り乱れる乱闘となった。  オリックスは一回に福田が死球、三回に後藤が死球を受け、西村監督が審判団に抗議しており、この試合でオリックスサイドは3つ目の死球だった。  その後、審判団から佐竹コーチを暴力行為で退場とする説明がなされ、両チームに警告が与えられた。

◆西武・斉藤大将投手(24)が13日、オリックス19回戦(メットライフ)で今季初先発。チームは8月に入り、10試合連続で初回に失点していたが、左腕は一回を3人でピシャリ。ショートスターターとしての起用のため、3回2安打1失点でマウンドを降りた。  以下、降板後のコメント。  「まずは初回を無失点に抑えようという気持ちでマウンドに上がりました。前回1軍で投げさせてもらったときは、ストライクを取りに行ったところを打たれてしまう場面が多かったですが、今日はしっかり腕を振ってアウトを取れた場面がありました。そこは良かったと思います。ただ、今日はこれと言って納得するボールはありませんでしたし、四死球が多かったのが反省です」

◆オリックスの佐竹学外野守備走塁コーチと田嶋大樹投手が13日、メットライフドームで行われた西武19回戦で退場処分を受けた。今季の退場はパ・リーグ9、10人目、両リーグを通じて15、16人目となった。  一塁コーチを務めていた佐竹コーチは、四回に若月への死球でマウンドの森脇に詰め寄り手で押したことが暴力行為とされた。田嶋は警告試合として再開された後の四回の森への死球が故意性や悪質性があると判断された。

◆西武・平良海馬投手(19)が死球を与え、この試合2度目となる両ベンチが飛び出す騒ぎとなり、この試合、3人目の退場処分を受けた。  平良は九回、1死満塁の場面で、福田に死球を与えた。この日の試合ではオリックスの攻撃中、四回2死満塁で若月が死球を受けた際、一塁コーチの佐竹外野守備走塁コーチがマウンド上の西武・森脇の元へ。同コーチが森脇の胸を両手で押し、両ベンチが入り乱れる騒動となり、佐竹コーチが退場処分。さらに、警告試合として再開された後にオリックス・田嶋が森への死球で退場となっていた。  両チームに警告が与えられていた試合は、3人に退場処分が下された。

◆両チームが死球を巡ってグラウンドでもみ合いになった。四回、一塁コーチを務めていた佐竹外野守備走塁コーチが死球を与えた森脇を手で押して退場。警告試合となり、その後に死球を与えた田嶋と平良は報復行為とみなされて退場となった。  4日の試合でオリックスは西武から2死球を与えられていた。西村監督は「ちょっと当てられ過ぎている」と怒りをにじませた。西武の辻監督は試合には勝ったが、4死球を与えたことに「後味が悪い。プロとして恥ずかしい。こっちが悪い」と話した。

◆一回に2点を奪い、なお1死二、三塁で外崎が左翼席へ19号3ラン。「すごくいいバランスで振れている」と自賛した。これで昨季の18本塁打を上回る自己最多となったが、「あまりホームランを意識しすぎると調子を崩す原因になる。結果的にホームランになったことは喜んで、明日は明日」と控えめに話した。

◆守備のミスが敗戦につながった。0-1の一回1死一、二塁。メヒアの放った打球は中堅右へ高く上がったが、中堅・佐野は落下地点付近に到達しながらも捕球できず(記録は適時二塁打)。直後に交代を命じた西村監督は「守れるところは守ってあげないと」と渋い表情。試合後、佐野の2軍降格が決定。西浦らが昇格候補とみられる。

◆大荒れとなった。今季オリックスナインが死球を受け続けてきた西武戦で、この日も4死球。さすがに堪忍袋の緒が切れた。しかも当てられた側にもかかわらず、2人の退場者が出る事態...。西村監督は怒りをグッとこらえ、口を開いた。  「ちょっと、ずっとそうなんですけど。当てられ過ぎかな、と。そういうところですよね」  一回先頭で福田がいきなり死球。三回に後藤が右肘付近に投球を受けると指揮官がベンチを飛び出した。このときは乱闘に発展しなかったが、1-8の四回2死満塁だ。  若月が左肘に死球を受け、マウンド上の森脇をにらみつける。すると一塁ベースコーチャーの佐竹外野守備走塁コーチが森脇の元へダッシュし、両手で胸元を押した。  これをキッカケに両軍がグラウンド上でもみ合う大乱闘へ-。原球審は暴力行為により佐竹コーチの退場を宣告し、両チームに警告を与えた。すると、その裏。2死一、二塁で先発の田嶋が森に死球を当て、左腕までも退場処分となった。  警告試合宣告後の死球は、審判団により報復行為と判断されれば、退場となる。田嶋は「報復死球ではないです。いい打者なので内角を攻めた結果、当たってしまった。僕だって当てたくない。申し訳ない」と否定したが、責任審判の本田二塁塁審は「死球で自動で退場ではない。あの投球にはそういうもの(報復)を感じたので」と判断した。  九回には福田が平良に死球を受けた(平良は退場)。今季、西武戦ではここ7試合で12個もぶつけられている。ある意味"被害者"なのに2人も退場に...。「田嶋もかわいそうな部分がある」とかばった指揮官。必ず、勝利でやり返す。 (西垣戸理大) オリックス・佐竹外野守備走塁コーチ 「どついてしまったことに関しては申し訳ない。でも、あれだけ当てられている中で、選手を守らないといけない。けがをされたら困るので」 ★パ9、10、11人目  オリックス・佐竹学外野守備走塁コーチ(44)と田嶋大樹投手(23)、西武・平良海馬投手(19)が13日、メットライフドームで行われた西武19回戦で退場処分を受けた。今季の退場はパ・リーグ9、10、11人目、両リーグを通じて15、16、17人目となった。  一塁コーチを務めていた佐竹コーチが四回に若月への死球でマウンドの森脇に詰め寄り手で押したことが暴力行為とされて退場。警告試合が宣告されて試合が再開後に田嶋は四回の森への死球が、平良は九回の福田への死球が故意性や悪質性があると判断された。 ★オリックスと西武、今季の一触即発VTR  8月4日に京セラドーム大阪で行われた一戦で、オリックス先発の竹安が二回に岡田に与えた死球をめぐって乱闘寸前の騒動に。両首脳陣が至近距離でにらみ合った。辻監督と西村監督が言葉を交わす場面もあったが、その後両軍ベンチに引き揚げて試合再開。西村監督は「何もいうことはないですよ」と口を閉ざした。

◆西武は13日、オリックス19回戦(メットライフ)に11-4で勝ち、4連勝で貯金を今季最多の「5」とした。両軍計5死球が飛び交い、警告試合が宣告される中、5-2の四回2死満塁で4番・中村剛也内野手(35)が、勝利を大きく引き寄せる走者一掃の適時二塁打を放った。山川穂高内野手(27)に代わり、2年ぶりの4番に座って3試合目の主砲が値千金の一打を放ち、後味の悪い試合で価値ある勝利にチームを導いた。  不穏な空気を一打で吹き飛ばした。5-2の四回2死満塁。中村が、走者一掃の適時二塁打を左方向に弾き返した。  「打ててよかった。読みもなく、真っすぐにタイミングを合わせて振りました」  今季の満塁での成績は打率・480(25打数12安打)、34打点。"レオの満塁男"は満足げに振り返った。  この直前、近年のプロ野球では珍しい乱闘騒ぎが起こっていた。四回2死満塁から2番手・森脇が若月に死球をぶつけ、この日西武が当てた死球は3つに。一塁コーチを務めるオリックス・佐竹外野守備走塁コーチがマウンドの森脇に詰め寄り、胸を手で小突いた。  これを呼び水に両軍がベンチを飛び出し、もみ合いに発展した。佐竹コーチが退場処分となり、警告試合が宣告される荒れた展開。4日の同対戦(京セラ)でも両軍は小競り合いを起こしており、その"因縁"も事を大きくした。  その裏に飛び出したのが中村の3点打だった。今度は直前の森が死球を受け、相手先発の田嶋が退場になっていた。中村は騒然とする場内をよそに「多分、退場がなくてもピッチャーは代わっていた」と、冷静に代わったばかりの吉田一の直球を左中間に運んだ。  2017年終盤から山川に4番の座を譲り、今季は主に6番を任されていた中村。開幕から4番に座る山川の調子が下降線を辿るのと対照的に、交流戦から状態を上げ、これが4番に戻って3試合目だった。  一回に自己最多となる19号3ランを放った外崎が「体も接触していたし、正直怖かった」と吐露するなどチームに動揺が見られる中、6度の本塁打王に輝く経験豊富な主砲は、動じることなくチームを勝利に導いた。  九回には平良が死球を当て、またも両軍がにらみ合う事態に。平良は報復とみなされて退場処分となった。辻監督は「後味が悪い。4つも当てて恥ずかしいし、申し訳ない。しっかり話します」と両軍計3人が退場する荒れた試合に、複雑な表情。今日以降も対戦が続くだけに、今後の展開が懸念される。(花里雄太) 責任審判の本田二塁塁審 「(警告試合宣告後の死球退場は)危ないかどうかの審判の判断。故意かどうかまでの判断は難しい。報復させないための警告試合です」 ★警告試合  試合中の乱闘や、暴力行為に至らなくても両軍で一触即発の状況が発生した場合の他、投手が故意と判断される危険球を投じたことによって、相手チームによる報復行為が行われる可能性があると審判団が判断した場合に宣告される。公認野球規則には警告試合について明記されておらず、セ・パ両リーグのアグリーメントにそれぞれ規定されている。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
60454 0.571
(↑0.004)
-
(-)
34454
(+3)
412
(-)
145
(+1)
92
(+2)
0.250
(-)
3.450
(↑0.03)
2
(-)
西武
55501 0.524
(↑0.005)
5
(-)
37556
(+11)
523
(+4)
126
(+1)
108
(+1)
0.261
(↑0.002
4.360
(↑0.01)
3
(-)
楽天
53513 0.510
(↓0.005)
6.5
(↓1)
36464
(-)
445
(+3)
107
(-)
38
(-)
0.252
(-)
3.920
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
52524 0.500
(↓0.005)
7.5
(↓1)
35444
(+1)
446
(+6)
74
(-)
42
(-)
0.253
(-)
3.800
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
51533 0.490
(↑0.005)
8.5
(-)
36485
(+6)
469
(+1)
128
(-)
68
(-)
0.249
(-)
4.010
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
47555 0.461
(↓0.004)
11.5
(↓1)
36392
(+4)
473
(+11)
73
(+2)
95
(-)
0.240
(-)
4.000
(↓0.04)