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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:石川 雅規(5勝5敗0S)
敗戦投手:青柳 晃洋(5勝8敗0S)

本塁打
【阪神】マルティネス(10号・2回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(24号・4回裏3ラン),雄平(6号・7回裏ソロ),山田 哲人(27号・8回裏3ラン)

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◆ヤクルトが3連勝。ヤクルトは0-1で迎えた3回裏、太田の適時二塁打で同点とする。続く4回には、村上の3ランなどで一挙4点を勝ち越すと、その後も効果的に加点した。投げては、先発・石川が6回1失点の好投で今季5勝目。敗れた阪神は、先発・青柳が振るわなかった。

◆始球式に、FC東京の主将MF東慶悟(29)が登場した。 前日から投球練習を行っていたが、本番では惜しくもワンバンで捕手が取れず、ボールは転々。「めちゃくちゃ緊張しました。難しいですね。甘くない。打席に選手がいるし、ホームベースがこんなに小さいのかと思った」と苦笑いだった。 神宮球場には、何度か観戦に訪れたことがあったが「始球式は夢でもあったので、ヤクルトさんや(スポンサーの)ミクシィさんに感謝しています。野球ファン、ヤクルトファンの方に興味を持ってもらって、味スタに見に来てほしい」と呼びかけた。ヤクルトとFC東京のホームは同じ東京。「ジャンルは違いますが、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)してスポーツを盛り上げたい」と話した。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が先制10号ソロを放った。 2回1死。2-2からヤクルト石川の外角低め114キロチェンジアップをすくい上げた。「チームの助けになるために、強いスイングをしてチャンスを作りたいと思っていたよ。ホームランというポジティブな結果になって良かったね」。インパクトの瞬間は左手1本。振り抜いた後は右手を打席につく、秘打? だった。体勢を崩されてもスタンドに持っていき。ダイヤモンドを回る際、右膝には土がついていた。 今季ここまでマルテが本塁打を打った全9試合は不敗となっている。

◆阪神糸井嘉男外野手(38)が通算1500試合出場を達成した。史上195人目。5回裏終了時にヤクルトの球団マスコット、つば九郎から記念のボードを手渡された。 初出場は日本ハム時代の07年3月27日オリックス戦(京セラドーム大阪)で「8番左翼」で先発した。

◆阪神先発の青柳晃洋投手が5回7安打6失点でマウンドを降りた。 制球が定まらず6四死球。3回、4回はともに先頭打者に死球を与え、得点を許した。

◆ヤクルトは石川、阪神は青柳の先発。阪神は2回、マルテの10号ソロで先制。ヤクルトは3回、太田の適時二塁打で同点とした。 ヤクルトは4回、村上の24号3ラン、奥村の適時打で4点。5回には押し出しで1点追加。青柳は5回6失点で降板。 ヤクルトは7回に雄平の6号ソロで追加点。継投で逃げ切り3連勝。石川は5勝目。阪神は3連敗。青柳は8敗目。

◆秘打? も報われなかった。阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が2回に先制の10号ソロを放った。 2-2からヤクルト石川の外角低め114キロチェンジアップをすくい上げた。インパクトの瞬間は左手1本。右膝を地面に着け、振り抜いた後は右手を打席についた。体勢を崩されても技術とパワーでスタンドへ。ダイヤモンドを回る際、右膝には土がついていた。 「チームの助けになるために、強いスイングをしてチャンスを作りたいと思っていたよ。ホームランというポジティブな結果になって良かったね」 阪神の助っ人では16年ゴメス以来3年ぶりの2ケタ本塁打だった。球団ごとで事情が異なるとはいえ、長距離打者が不足するチームを象徴するやや寂しいデータではある。おまけに今季ここまでマルテが本塁打を放てば9試合負けなしだったが、ついに不敗神話が崩れた。 試合後のマルテは淡々と神宮のグラウンドを歩いた。「結果は(勝敗)関係なく、打てたのはよかった。負けてしまったことは悪かった。全力でやっていくしかない。それだけです」。シーズンも終盤に入る。1つ1つの勝負がペナントレースを左右するだけに、助っ人の力がより必要となる。【真柴健】 ▼阪神マルテが10号ソロ。阪神の助っ人では、16年のゴメス以来3年ぶりに2桁本塁打を記録した。今季のセ・リーグの主な外国人選手では、29本のソト、23本のロペス(ともにDeNA)をはじめバティスタ(広島)、バレンティン(ヤクルト)が20本以上をマーク。阪神はソラーテの4本と合わせても計14本(ナバーロは0本)と迫力不足は否めない。近年の阪神の助っ人で20本塁打以上を記録したのは、10年ブラゼル(47本)、14年ゴメス(26本)、16年ゴメス(22本)だけ。マルテ、ソラーテの今後のアーチ量産はあるか。

◆阪神糸井嘉男外野手はプロ野球195人目の1500試合出場を勝利で飾れなかった。 8回2死二、三塁で空振り三振に倒れるなど、3打数無安打。「歴代の監督に使ってもらった。感謝しかないです」。矢野監督は「投手から野手に変わってから、ずっとレギュラーで出ている。1500いけば2000というのは出てくると思うから、そこを目指して頑張ってもらえれば」とさらなる記録更新を期待した。

◆2番手で登板した阪神能見篤史投手が1回を1安打無失点に抑えた。 「納得しているわけではないけど...。しっかりと結果を残していくだけです」。 2軍調整を終えて1軍昇格後、2戦連続で無失点。暑い夏場もベテラン左腕の力は必要になってくる。

◆阪神近本光司外野手が敗戦の中で光った。6回に今季117本目の安打を中前に運ぶと糸井の5球目で二盗。四球で出塁した8回にも、糸井の2球目で二盗を決めた。 これで今季23盗塁。リーグ2位24盗塁のヤクルト山田哲の目前で快足を飛ばし、トップの中日大島にもあと2と接近した。 ただし、試合後の近本に笑みはなかった。「試合の展開的にも差がついてしまったところで走ったんですけど、もっと序盤だったり、初回というところで自分の仕事をしたい」。悔やんだのは序盤の打席で、初回は遊ゴロ、3回は空振り三振で出塁できなかった。 矢野監督は「あいつももちろん盗塁王も取りたいだろうし、開幕から言っている通り、赤星の数字(1年目39盗塁)も目指している選手。もっともっと積極的に行ってもらえれば、いいんじゃないかと思います」と背中を押す。次戦は序盤から積極的に走る。

◆阪神の新助っ人ソラーテは意地の犠飛を放った。 6点を追う8回1死満塁で右腕五十嵐から右翼に打ち上げた。 不安視されている二塁守備でもゴロ4個を1併殺を含めて無難に処理。「日に日にいろいろ慣れてきている。攻守に少しずつ感じは良くなっているよ」と前を向いた。

◆ヤクルトのベテラン左腕石川雅規が、チームトップタイの5勝目を挙げた。6回を被安打2の1失点。 2回、マルテに先制のソロ本塁打を許したが、丁寧に低めを突く持ち味で粘り強く投げた。3~5回はすべて3者凡退で、リズムを作った。自身の身長167センチを超える現役最多の168勝目。「回の先頭を全力で取るシンプルな考え方で、対策通りできた。神宮で勝ててよかった」と話した。

◆"燕のゴジラ"の一振りで、3連勝をつかんだ。ヤクルト村上宗隆内野手が、勝ち越し24号3ランを放った。 1-1の4回1死一、三塁、阪神青柳の初球を完璧に捉えた。捕手梅野は外角にミットを構えたが、内角への逆球となった141キロ直球を右翼席へ。一塁ベースを回ると、右手でこん身の大きなガッツポーズ。ベテラン石川と20歳差コンビでお立ち台に並び「なんとか勝ちたい一心だったので、打ててよかったです」と笑った。 8月に入り6戦4発と好調だ。4日の中日戦から、2本続けて初球の甘い球を見逃さずスタンドイン。24本塁打中、初球打ちは6本目。「ファーストストライクから積極的にいけたことは良かった」と持ち味を発揮する。走者を置いた場面での本塁打は14本目で、打点も76まで伸ばした。小川監督も「ランナーを置いて、よく打つ。すごい」と評価した。

◆矢野阪神が打てず、抑えられずで最下位ヤクルトに連敗し、長期ロード2カード連続負け越し発進となった。 先発青柳が5回6失点と崩れて流れを渡すと、打線も2回のマルテの先制ソロの後は反発力を喪失。終わってみれば2-11の大敗を喫した。8日にも3度目の自力V消滅危機で、3位広島との5・5差も縮まらず、残り40試合、正念場だ。マウンドの青柳はぼうぜん自失だった。1-1で迎えた4回1死一、三塁。6番村上への初球ツーシームは梅野が外角に構えたミットとは逆の内角へ。ヤクルトの若き大砲に待ってました! とばかりに右翼席に運ばれた。痛恨の3ラン...。その後も8番奥村に中越え適時二塁打を浴びてさらに失点。5回は押し出し四球を与えるなど独り相撲のマウンドに、悔しさがにじんだ。 「自分の技術不足ということですね。自分のコントロールが、狙ったところで甘く入ったり、狙いすぎて四球になったり、実力不足ですね」 課題を克服できない。この日のツバメ打線には投手石川を含め、9人中7人の左打者が並んだ。青柳は対右打者を2割7厘と封じている一方、左打者は3割3分7厘。開幕からFA加入の西とともに先発ローテーションを守ってきた右腕だが、6月12日ソフトバンク戦を最後に勝ち星がなく壁にぶち当たっている。 メッセンジャーの離脱などもあって先発は駒不足。直近20試合で勝ち星が付いた先発は西1人だけだ。青柳について「取られ方が悪い」と渋い表情を浮かべた矢野監督も今後の処遇については「ちょっと今すぐには言えない。先発陣も苦しんでね」と思案顔。簡単には出場選手登録を抹消できない事情がある。 援護するはずの打線も早くも夏バテ気味だ。2回にマルテが先制の10号ソロを放つもエンジンがかからない。試合終盤の8回に3番手五十嵐を攻め立てて1点をもぎ取るのがやっとの状況。糸井、大山、福留のクリーンアップが合わせて10打数ノーヒットと攻撃の核が機能しなかった。 重要な真夏の9連戦のはずだが、そのスタートで最下位チームに連敗。今季ワーストタイの借金6を抱えてしまった。8日も敗れて首位巨人が引き分け以上なら、三たび自力Vの可能性が消滅する危機的状況だ。矢野監督は「苦しい状況であることは間違いない。でも、はね返すしかないと思う」とファイティングポーズを崩さなかった。負のスパイラルを何とか断ち切りたい。【桝井聡】

◆ヤクルト五十嵐亮太投手(40)が、日米通算900試合登板を達成した。史上4人目となる。 2-3の9回に4番手としてマウンドへ。阪神近本に9号2ランを許したが、植田を投ゴロ、糸井を遊ゴロ、大山を空振り三振に仕留めた。

◆阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が7日のヤクルト戦(神宮)で「6番・一塁」で出場。二回1死、左翼席最前列に10号ソロを放ち、先制に成功した。  カウント2-2から、石川の114キロのカーブに右膝が地面につきそうなほど体勢を崩されたが、自慢のパワーで運び去った。阪神の外国人選手が2桁本塁打を放ったのは2016年にゴメスが22本塁打を放って以来。メジャー通算30発の実績を、1年目から見せつけている。  今季、マルテが本塁打を放った試合は8勝1分けの勝率10割。頼もしい男の一発で、連敗から抜け出したい。

◆ヤクルト-阪神戦が7日、神宮球場で行われ、阪神は四回に勝ち越しを許した。  1-1の四回、先発の青柳が四死球でピンチを作ってしまう。雄平は一ゴロで1死一、三塁となると打席には村上だ。初球の141キロをすくい上げられ、右中間へ消える24号3ラン。青柳が村上に浴びる本塁打は今季2本目。打球の着弾を見送り、がっくりとうなだれた。  青柳はその直後も中村に左翼線に落ちる二塁打、太田に中越えの適時二塁打を浴び5点目を献上。防御率1・06と好相性だったヤクルト打線に捕まった。

◆阪神・糸井嘉男外野手(38)が7日のヤクルト戦(神宮)に「3番・右翼」で先発出場。五回が終了したことで試合が成立し、NPB通算1500試合出場を達成した。史上195人目の記録へと、足を踏み入れた。  一回2死には通算732個目の四球で出塁。四回無死では遊ゴロに倒れた。  初出場は日本ハム時代の2007年3月27日のオリックス戦(京セラ)。「8番・左翼」で先発し、3打数無安打だった。日本ハムで610試合、オリックスで556試合、阪神で334試合を積み重ねてきた。グラウンドにこだわり続ける超人らしい記録に、つば九郎から受け取ったプレートを高々と掲げた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が7日、阪神16回戦(神宮)で24号3ランを放った。1-1で迎えた四回1死一、三塁。青柳の内角低めに入った直球を振り抜いた打球は、右中間への特大の一発になった。  「打ったのはストレートです。インコースの球でしたが、うまく反応して打つことができました」  4日の中日戦(神宮)以来となる本塁打で、8月は6戦4発と量産態勢に入っている。  この日、村上の1年目を指導した高津2軍監督がフジテレビONEのヤクルト戦中継「SWALLOWS BASEBALL L!VE 2019」にゲスト出演した。  目の前での一発に高津2軍監督は「うれしいですね。彼らしい打球だった」と笑顔。「(外角の要求が内角に入り)投手にとっては失投。それを見逃さず、一振りで仕留めたのが素晴らしい」と称賛した。

◆阪神の青柳晃洋投手(25)が7日のヤクルト戦(神宮)で先発し、5回6失点で降板。6四死球の自滅で、6勝目をつかむことはできなかった。  1点リードの三回無死、死球で出すとその後2死二塁から太田に一塁線を破る適時二塁打で同点。四回には四死球から1死一、三塁とされると村上に右中間へ24号3ランを浴びた。  五回も2死から安打と2四球(ひとつは申告敬遠)で満塁とすると、前日6日に逆転2ランを放っていた中村に押し出し四球。6点目を失った。6失点は今季ワーストで、六回の打席で代打を送られた。  青柳は6月12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以降、白星なし。これで7試合連続白星なしとなってしまった。

◆ヤクルトの村上が1-1の四回に勝ち越しの24号3点本塁打を放った。1死一、三塁で打席に入り、青柳の初球、内角速球を完璧に捉えて右中間席へ運んだ。本拠地の大歓声の中、ガッツポーズを見せ「うまく反応して打つことができた。何とか勝ちたい一心だった」と満足げに話した。  8月に入って6試合で4本塁打目で、リーグトップを争う打点も76に伸ばした。ここまで全103試合に出場し、早出、居残りとハードな練習をこなしているが、「いつも前を向いてやっている。気持ちは変わらない」ときっぱり。心身のタフさを見せつけている。  熊本・九州学院高からドラフト1位入団して2年目の19歳内野手は新人王資格も持つ。ライバルの一人でもある阪神の近本の前で強烈な一発を披露した。 太田(三回に同点の二塁打) 「石川さんがしっかり送ってくれたので、何としてでも走者をかえしたかった」 奥村(四回に適時二塁打) 「チャンスだったので食らい付いた」 雄平(七回に6月13日以来の6号ソロ) 「久しぶりだった。狙ってはいないが、打ちたいと思っていた」 山田哲(八回に3ラン) 「連勝することでチームの雰囲気も良くなる」 小川監督(村上に) 「走者を置いた場面でよく打つ。すごい」 ヤクルト・田畑投手コーチ(好投の石川に) 「生きたお手本。若手はもっと頑張ってほしい」

◆ヤクルト・石川雅規投手(39)が6回2安打1失点と好投し、チーム最多に並ぶ5勝目(5敗)を挙げた。  「一人一人という意識だった。イニングの先頭は全力で。シンプルな考え方でいった。守るのではなく、攻める投球ができたと思う」  緩急を巧みに使い、回の先頭打者は一人も出塁を許さなかった。失点は二回1死から、マルテに浴びたソロのみ。自身3連勝に「この時期に5勝は寂しいけど、投げる試合は全部勝つつもりでいる」と前を見つめた。

◆阪神の糸井が「3番・右翼」で先発し、通算1500試合出場を達成した。日本ハムからオリックス、阪神と3球団でプレーしてきた38歳のベテランは「歴代の監督に使ってもらっている。感謝しかない」とかみしめるように語った。  この日は無安打に終わったものの打率3割9厘で、貧打のチームには欠かせない存在だ。矢野監督は「まだ1500なんだ、というイメージ。今後に向けての頑張る材料にもなると思う」と活躍を期待した。 マルテ(二回に10号ソロ。勝利にはつながらず) 「勝てるようにやっている。全力でやっていくしかない」

◆--青柳は自滅  矢野監督「壁に当たってるところだと思うんだけど」  --村上の初球も逆球  「細かいコントロールがあって、粘ってというのができる投手なのかというと、そうじゃないかもしれないけど。そうじゃないで済ましていると、今のステージのまんま上がれないから。リュウ(梅野)との共同作業になると思うねんけど、お互いが工夫して何とか粘りの中でピッチングをしていくっていうね。あそこでホームランっていうのはあまりにもダメージとしては痛い。使う側としても難しくなる。打たれ方があまりにも簡単にやられすぎている」  --次回については  「いや、ちょっと今すぐここでね、どうするっていうのは言えるような感じじゃないけど。先発陣も苦しいんで。どうしようかなとは、これからになると思います」  --近本は  「ある意味、きょうぐらいは行かないと。あれは走るタイミングだし。アイツも盗塁王も取りたいだろうし。赤星(1年目に39盗塁)の数字というのも目指している選手なんで。もっと積極的に行ってもらえればいいんじゃないかなと思います」

◆「2番・二塁」でのスタメンは3試合目となるソラーテは、八回1死満塁から右犠飛で1打点。ただ、それ以外の打席は外野フライを3本打ち上げて、無安打に終わった。一方で課題の守備はノーミス。「毎日少しずつ慣れてきている。攻守ともに感じは良くなっているよ」。敗戦の中でも明るい表情だった。

◆糸井がプロ通算1500試合出場を達成。五回が終了して試合が成立すると、ヤクルトの球団マスコット、つば九郎からプレートを受け取り、高々と掲げた。「感謝しかない。歴代の監督に使ってもらって」。八回2死二、三塁で空振り三振に倒れるなど、この日は快音は響かなかったが、矢野監督は「投手から野手に転向してからずっとレギュラーで出ている。1500に行けば(次は)2000というのは出てくると思う。そこを目指して頑張ってもらえれば」と期待した。

◆この「虎ソナ」で前日にトラ番箭内桃子記者を運動部長大澤謙一郎が意図的に炎天下の甲子園に派遣して「あらためて高校野球取材で『熱いトタン屋根の猫』のように炎熱地獄を体験させてタフな記者に育てようとしていること」を書いた。  ところが彼女の弟が高校時代に名門校の内野手として甲子園に出場経験がある。その上に箭内は「甲子園」ではトラ番として日ごろもまれているから、むしろトラ番の仕事がキツいという感じだったらしい。  このコラムを読んだ大澤はまさか「ヨシ、それなら俺が実地検分してくる...」と思ったわけではないが、ちょうどいい機会なので彼はこの日は甲子園の「高校野球班」に陣中見舞いの差し入れをかかえて出かけた。  すると途中でスマホが鳴り、「自民党小泉進次郎氏とフリーアナ滝川クリステルさんが結婚」のビッグニュースが流れてきた。滝川さんには新しい命が息づいているらしい。将来の首相候補として人気のある小泉氏は急きょ、安倍首相を2人で訪ねて報告した。  もし、この夜の神宮で阪神が負けたら...これが1面トップか。その可能性があるから我々新聞社勤めの人間はとっさに「これで阪神がヤクルトに負けても...」とチラッと考え、とっさにブルルッ、いかんいかんとなる。澄田デスクはそういえば昼頃から「阪神は何かニュースがあるときには案外スカッと勝つ。それが他に何も話題がないときに限って...情けない負け方をするので困るんだなぁ」とブツブツ言っていた。  さて部長大澤は若い記者たちに差し入れを届けて箭内記者に「どうだ。暑いやろ...」と声をかけた。すると箭内は「初めてアルプス取材にいったんですが、焼け焦げるかと思いましたヮ」だと。おいおい前日はそんな弱気なことチラとも言ってなかったのに...。  しかし実際に昨日よりは暑かった。大澤は思わず霞ケ浦戦で本塁打を打った履正社の大型スラッガー井上広大外野手が帰途につくところとスレ違って思った。  「184センチ、94キロの右打ちですヮ。思わず『今すぐ新幹線で東京の神宮球場にいってくれへん、お願いやから...』と言いたくなりましたヮ」とまことに寂しい"本音電話"をかけてきたのです。  DeNA・篠原貴行スカウトにもばったり遭遇して旧交をあたためた。ダイエー担当時代に同球団で新人投手として1999年にリリーフで14連勝した左腕で昨季はDeNAの1軍投手コーチ。「篠原さんがアマ-現役-コーチとなり今はスカウトをされている...僕も年をとるわけですヮ...」と妙にシンミリ。  おい大澤ッ、今すぐその篠原さんをスカウトして阪神に現役としてねじ込め。なんでかって...今夜の阪神のスコアを見ろ。先発青柳がヘロヘロ。もちろん肝心なところで援護射撃はない。相変わらずの貧打。自慢の投手陣も打線への不信感から夏バテ気味...ガタガタですがな。  竹村岳が試合前に「イースタンの試合をのぞいたらロッテの2軍監督の今岡真訪(まこと)さんがいらして『久しぶりだなぁ...元気か』と声をかけてこられました。今岡さんには僕が1年目のトラ番の時にお世話になった方なんです。懐かしかった...」と声を弾ませての電話だ。  それなら今のタイガースの遊撃の守備はどうすればよくなるかを教えてもらえばヨカッタのに...なんて思ったりした。  とにかく今夜もまた虎は負けまして、♪月はおぼろに東山ぁ...グスン。

◆七回の守備から左翼に入った高山が、意地の2点目を演出した。八回1死二塁で打席に立ち、初球を中前打。ソラーテの犠飛を呼び込んだ。「今のチーム状況だと、こういうときしか(試合に)出られない。どんな試合でも同じ、100%でやっていけたら」。7月28日の巨人戦(東京ドーム)以来の快音。限られた出場で結果を残した。

◆ヤクルトさ~ん。花火は五回終了時の打ち上げ花火だけにしといてくださいよ~!  村上、雄平、山田に派手な花火を打ち上げられた阪神は今季ワーストタイの借金6。花火を見たくてもイタタタ...。首が回らないよ。とにかく、先発がもたな~い!! 西と高橋遥以外は試合がつくれないのだ。  昔は先発完投が当たり前のような時代があった。そして、1960年代後半に中日の近藤貞雄投手コーチが分業制を確立してから、既に半世紀の歳月が流れた。  その間、さらなる細分化はあったものの、基本的な投手交代の図式は変わっていないのである。  ならば、矢野阪神が残りの40試合で逆転Vを起こすために投手起用の歴史を塗り替えたろー!!  その名も『令和スクランブル先発采配』なのだ!! 例えば青柳、ガルシア、能見の3人1組で先発チームを組み、本日の三回のように、青柳が死球と四球でピンチを迎えたら、第2先発の能見の即投入!! その後、能見がピンチの場面を招いたら第3先発のガルシアを投入!! という先発新時代の扉を開いてみませんかー!?

◆村上が同点の四回1死一、三塁で右中間席に決勝の24号3ランを放った。内角低めの直球を捉え「ファーストストライクからいけたのが良かった。勝ちたい一心だった」。8月は6戦4発。打点はリーグトップのDeNA・ソトの77に次ぐ76とした。この日、フジテレビONEのヤクルト-阪神の中継にゲスト出演した高津2軍監督は「本当にうれしい。失投を見逃さず、ひと振りで仕留めたのが素晴らしい」と笑顔を見せた。

◆小さな大投手が自分を超えた。ヤクルト・石川雅規投手(39)が阪神を相手に6回2安打1失点と好投。チーム最多に並ぶ5勝目(5敗)を挙げた。  「イニングの先頭は全力で。シンプルな考え方でいった。守るのではなく、攻める投球ができたと思う」  緩急を巧みに使い、回の先頭打者は一人も出塁を許さなかった。失点は二回1死から、マルテに浴びたソロのみ。自身3連勝での5勝目に「この時期に5勝は寂しいけど、投げる試合は全部勝つつもりでいる」と前を見つめた。  歴代単独42位となる現役最多の通算168勝目を挙げ、自身の身長167センチの数字を上回った。170センチ未満の投手で勝ち星が自身の身長を超えたのは広島・長谷川良平(167センチ、197勝)以来、2人目の快挙だ。  小さな体で戦う左腕には、夏場を乗り切る術がある。ふくらはぎを故障後は冷風で筋肉が硬直するのを避けるため、必ず長ズボンをはいて就寝。自宅では浴槽に氷を入れて水風呂を作り、「温」と「冷」の交代浴で、疲労回復を図っている。  チームは投打がかみ合い、3戦連続の逆転勝ちで3連勝。小川監督は「石川が1点で踏ん張ってくれた。非常に丁寧な投球だった」と大きな存在をたたえた。(長崎右)

◆ライバルの目の前で決めた。D1位・近本が2盗塁を決め、今季の盗塁数は「23」に。リーグ1位の中日・大島(25)、2位のヤクルト・山田哲(24)に肉薄した。  「試合の展開的にも差がついてしまったところで走ったんですけど、もっと序盤だったり、初回というところで自分の仕事をしたい」  1-6の六回1死。2試合ぶりの安打となる中前打で出塁すると、糸井の打席で二盗成功した。八回1死一、三塁では11球粘って四球で出塁。ソラーテの犠飛で一、三塁から、糸井の2球目にすかさず二塁を陥れた。  1試合2盗塁は6月22日の西武戦(甲子園)以来。それでも「初回や序盤で走ったりできることが大事なので、そういったことをやっていきたい」と、まだまだ上を目指して、力を込めた。(織原祥平)

◆不敗神話が、ついに崩れた。マルテが来日初の"空砲"-。それでも先制の10号ソロで、虎の外国人では2016年のゴメス(22本)以来、3年ぶりとなる2桁アーチに到達した。  「結果は関係なく、打てたということはよかった。ゾーンを待つことだけを考えていた」  0-0の二回だ。カウント2-2から石川の外角低め、ボール気味のチェンジアップをすくい上げた。打った後には右膝を地面につくほど体勢を崩されながらフルスイング。打球は高々と上がり、虎党で埋まった左翼席最前列へと着弾した。  7月27日の巨人戦(東京ドーム)以来、神宮では初となる一発。来日1年目の助っ人の2桁弾もゴメス(14年、26本)以来だ。それだけ、近年の球団の外国人野手が苦しんできたわけだが...。開幕こそ右ふくらはぎを痛めて出遅れたが、メジャー通算30発の実績に恥じないパワーを、まずは証明してみせた。  ただ、マルテが本塁打を打った試合ではここまで8勝1分けと不敗を誇っていたが、止まった。  「それは関係ない。勝てるようにやっていくだけなので。負けてしまったことは悪かったと思う」  厳しい表情で振り返ると、3連敗のチーム状況に「全力でやっていくしかないかなと思う」と力を込めた。2桁で満足せず、もっと、もっと-。助っ人がそのバットで、苦境のチームを救う。(菊地峻太朗) 3連敗と苦しむチームについて阪神・清水ヘッドコーチ 「そう(淡泊に)みえてしまう。見えちゃだめだし、選手もそういうつもりはないんだけど、最後まで諦めない姿勢をもっと出していかないと」

◆青柳もか...。阪神は最下位ヤクルトに2-11と大敗し、3連敗で借金は今季ワーストタイの6に膨らんだ。先発の青柳晃洋投手(25)は今季ワーストの6四死球と乱れ、自己ワーストタイの6失点で5回KO。先発陣が軒並み苦しい状況での背信投球に、矢野燿大監督(50)はローテから外すことも示唆。Aクラス入りさえ遠のく中で、頼みの投手陣が火の車だ。  信じて、ゲームのスタートを託せる男が、1人また1人と減っていく。神宮の夜空にド派手なアーチをかけられ、青柳もまた散った。今季ワースト6失点&6四死球で5回KO。変われない姿と、火の車となった先発ローテに、矢野監督もうめくしかなかった。  「うーん...取られ方が悪いよな。カウントが良いときとか、初球とか。四球とか死球とかね。出して『ゴン』(長打)っていうのは、ちょっとこう...。取られ方としては寂しいなっていう」  投手の石川も含め、苦手な左打者を9人中7人も並べられ、まんまと攻略された。1-1の四回1死一、三塁では村上に「ゴン」っと右中間席へ決勝3ラン。外角を狙った初球のシュートが内角へ。目を背けたくなるようなやられ方だった。  「なんか工夫とか。左打者をこれだけズラッと並べられて。今後どうするかっていうのは、考えていかなアカンと思うし...。今うちも先発陣が苦しい状況やからね。青柳とかには頑張ってほしいけど。まあきょうのやられ方だとまた、どうしようかなっていうね」  開幕からローテを託し、6月12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で5勝目を挙げたが、そこから6試合白星がなくチームワースト8敗目になった。右打者の被打率・207に対し、左は同・337。そこをぶち破ってくれなくては、抹消も含めて、検討せざるを得なくなる。  チーム打率・249(リーグ4位)と打線の援護に恵まれず、好投しながら白星がつかないことが目立った先発陣。西と青柳の5勝が最多は寂しい。しかも勝負の夏に入り、その踏ん張りが利かなくなってきた。  メッセンジャーは帰国し、ガルシアは9戦勝ちなし。岩田も2試合連続で炎上して抹消された。1日の中日戦(甲子園)に送り出した藤浪もピリッとせず、翌日に抹消となった。高橋遥が最後に勝った7月7日の広島戦(甲子園)以降、ひと月以上、22試合に渡って先発に勝ちがついたのは西の2勝だけ。だからこそ、青柳には踏ん張って欲しかったが...。  9連戦の頭で最下位ヤクルトにまさかの連敗スタート。3連敗で今季ワーストタイの借金6に。矢野監督は唇をかんだ。  「もちろん点も取らないとアカンし、ピッチャーも踏ん張らないとアカンし。全体的にやることはいっぱいあるんで。苦しい状況であるのは間違いないのでね。でも、はね返すしかないと思う」  逃げられない、と問われると「もちろん」と力強く言い切った。苦しいが、やるしかない。(長友孝輔) 阪神・青柳 「自分でコントロールできていなかった。狙ったところに甘く入ったり、狙いすぎて、四球になってしまった。自分の技術不足です」 青柳を受けた阪神・梅野 「球自体は戻ってきていると思うけれど、高さはバッテリーとして意識していかないと。粘っていかないと、きつい。やれることをやって、一番いいボールを引き出していけたら」 青柳について阪神・福原投手コーチ 「(6四死球に)そこはやっぱりもったいない。リズムに乗りきれなかったのが、よくなかった。(今後については)これからちょっと話して、いろいろ考えないといけない」

◆阪神に昔からつきまとう「死のロード」という言葉。最近はそれほど成績も落ち込まなくなり、「長期ロード」と表現することも増えた。昔に比べ、宿舎も移動も快適になっている。それでも、ビジターの不利は変わらない。広島から神宮へ。1勝4敗。借金6。敵地での戦いは、モチベーション維持が難しく、ここ一番で粘りきれない。  四回、村上に勝ち越し3ランを浴びた。そこで踏みとどまれば、3点差はまだ射程圏。ところが直後に連続二塁打で余計な1点を失う。  五回も併殺でピンチを凌いだかにみえたが、四球をきっかけにピンチを招き、押し出しで失点。ズルズルと点差が開いていく、最悪の展開での敗戦になってしまった。  石川を攻略できなかった打線。青柳の投球...。指摘するのは簡単だが、ここは選手全員に訴えたい。この日も神宮は大入り満員。阪神ファンを喜ばせるのが、矢野阪神の使命のはずだ。思い起こしてもらいたい。優勝、CSという目標が薄れかけているかもしれないが、自分の生活のためにも、粘り強く、戦ってもらいたい。「死のロード」にしないためにも。(サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
54451 0.545
(↑0.004)
-
(-)
43476
(+9)
407
(+3)
126
(+2)
59
(-)
0.264
(-)
3.800
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
54463 0.540
(↑0.005)
0.5
(-)
40429
(+4)
401
(-)
114
(+1)
30
(-)
0.248
(↓0.001)
3.560
(↑0.04)
3
(-)
広島
53483 0.525
(↓0.005)
2
(↓1)
39432
(-)
414
(+4)
105
(-)
58
(-)
0.252
(↓0.001)
3.390
(-)
4
(-)
阪神
46525 0.469
(↓0.005)
7.5
(↓1)
40374
(+2)
435
(+11)
70
(+1)
70
(+2)
0.249
(↓0.001)
3.600
(↓0.07)
5
(-)
中日
46550 0.455
(↓0.005)
9
(↓1)
42385
(+3)
404
(+9)
64
(-)
51
(-)
0.260
(↓0.001)
3.930
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
41602 0.406
(↑0.006)
14
(-)
40457
(+11)
519
(+2)
115
(+3)
40
(-)
0.240
(↑0.001
4.590
(↑0.03)