オリックス(☆9対8★)西武 =リーグ戦16回戦(2019.08.02)・京セラドーム大阪=
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西武
20060000081002
ORIX
10404000X91100
勝利投手:比嘉 幹貴(2勝1敗1S)
(セーブ:近藤 大亮(3勝4敗1S))
敗戦投手:平良 海馬(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(12号・1回表ソロ),森 友哉(13号・4回表満塁)

  DAZN
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◆オリックスは1点を追う3回裏、福田と佐野の連続適時打など、打者一巡の攻撃で4点を奪い逆転する。その後リードを許すも、5回には安達の適時打などで4点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、2番手・比嘉が今季2勝目。敗れた西武は、投手陣がリードを守れなかった。

◆松井一郎大阪市長(55)が特別始球式に登場した。 この日はオリックスの夏の風物詩「Bs夏の陣2019 supported by 個別指導キャンパス」の初日。「Aggressive BLACK」カラーで、2025年大阪・関西万博の宣伝を兼ねて、背番号「2025」のユニホームで登場した。 始球式の前に松井市長はマイクであいさつを行い、「1億2000万人のオリックスファンを代表してきました。市役所の目の前は御堂筋なので、ずっとオリックスさんのパレードを準備しているんですけど、全く実現できておりません。上位から6位のポジションにいてくれていますので、この夏の陣を乗り切ってぜひともパレードを実現できるように頑張っていただきたいと思います」と話し、吉本興業問題にかけたのか最後に「今の話は録音しないようにしてください」と場内の笑いを誘った。 始球式は内角低めにノーバウンドで見事なストライク投球を披露した。「ちょっと"球数制限"があるので、将来のことを思って肩を痛めないように1球だけにしておきました」と冗談を飛ばした。現在最下位に甘んじているチームについては「長い目で見ないといけない。2025年くらいに優勝して...。私は8年始球式をやっているんだけど、毎年期待するっていって、秋になったらまた来年みたいなね」と優勝から遠ざかるチームに辛口エールを送った。

◆西武源田壮亮内野手が、緊急交代した。9番遊撃で先発ラインアップに名を連ねたが、1回の攻撃を終えた時点で山田遥楓内野手と交代。打席に入ることも守備にもつくことなく退いた。球団は「左ハムストリングスの張りのため交代しました」と発表。 前日1日のソフトバンク戦では金子侑司外野手が死球を受け、この日右大腿(だいたい)骨骨挫傷のため登録抹消。盗塁数でリーグ1位金子侑(32盗塁)と同2位源田(24盗塁)の快足コンビが連日、手負いで離脱を余儀なくされた。

◆西武は初回、森の12号ソロなどで2点先制。オリックスはその裏1点を返し、3回に福田、モヤの適時打などで4点を奪い逆転。 西武は4回、森の満塁弾などで6点を奪い逆転。オリックスは5回、2点を追加し、さらに安達の2点適時左前打で再び逆転した。 西武は5回以降得点を奪えず。オリックスは1点のリードを守りきり、連敗ストップ。西武は2連敗となった。 オリックス比嘉が2勝目、近藤が今季初セーブ、西武平良が今季初黒星。

◆通算500試合登板=オリックス増井浩俊投手が2日の西武16回戦(京セラドーム大阪)の8回からリリーフ登板して達成。プロ野球100人目。 初登板は日本ハム時代の10年4月9日のソフトバンク4回戦(ヤフードーム)。

◆手負いの西武が、乱打戦に屈した。1点を追う6回と8回、得点圏に走者を進めるもあと1本が出ない。前夜のソフトバンクに続き、最下位オリックスにも打ち合いで敗れた。8得点も9失点で1点に泣き、辻発彦監督は「昨日と一緒だな。8点取っても勝てない野球をやっちゃダメ。投手陣が頑張らないと。踏ん張らないと」と嘆いた。 試合開始直後から暗雲が漂った。9番で先発した源田が、1回裏の守備から交代。プレーボール直前に「左ハムストリングスの張り」で回避を決め、グラウンドに立つことなく退いた。ただでさえ、腰痛で先発ローテーションから十亀を欠いたブルペンデー。前日に死球を受け登録抹消された金子侑に続き、盗塁数1、2位の2人を欠き、打ち勝つしかなかった。 4回に森がこの試合2本目の13号逆転満塁弾を放っても、逃げ切れず。2連敗で4位に後退。森は「バッテリーで勝ちにつなげたかった」と捕手としての自覚を口にした。

◆黒い戦闘服に身を包んだオリックス打線が執念の逆転に次ぐ逆転で乱打戦を制した。 5時間超えの死闘から一夜明け、疲れを感じさせない勢いをみせた。1点を追う3回に福田、佐野の連続適時打など打者一巡の猛攻で逆転。4回に3点のリードを許したが、5回に再び打線が爆発。1点差まで追い上げ、1死二、三塁で安達が左前へ決勝の2点適時打を放った。西村徳文監督は「野手陣が意地をみせてくれた。今日は全てに置いていい働きをしてくれました」とたたえた。この日はオリックスの夏の風物詩「Bs夏の陣2019 supported by 個別指導キャンパス」の初日。「Aggressive BLACK」のユニホームを着用したナインが勇猛果敢な攻撃で貴重な1勝をもぎ取った。

◆オリックス増井浩俊投手がプロ野球史上100人目となる500試合登板を達成した。 1点リードの8回に4番手で登板。2安打を浴び2死一、二塁のピンチを招きながら、最後は山川を外角148キロの渾身(こんしん)の直球で無失点に切り抜けた。偉業達成に「ケガなく500試合続けられたのは誇りに思う。500試合目の今日は絶対に点を取られるわけにはいかないと思って、思いっきり腕を振りました」とお立ち台で胸を張った。   ▼通算500試合登板=オリックス増井浩俊投手が2日の西武16回戦(京セラドーム大阪)の8回からリリーフ登板して達成。プロ野球100人目。 初登板は日本ハム時代の10年4月9日のソフトバンク4回戦(ヤフードーム)。

◆西武森友哉捕手が今季2試合目の3番起用で、2本塁打をマークした。 1回に右中間スタンドへ12号ソロ本塁打を運ぶと、4回には満塁の場面でバックスクリーンへ13号となる満弾アーチを描いた。8回には中前へ運び、この試合3安打2四球。「(1打席目打って)いい流れで打席に入れた」と全5打席出塁した。 試合は乱打戦の末に敗れ「バッテリーで勝ちにつなげたかった」と、悔しがった。

◆オリックス安達了一内野手(31)が2安打2打点の活躍で勝利に大きく貢献した。 3点を追う5回、無死二、三塁からモヤの内野ゴロ、西野真弘の左前適時二塁打で1点差まで追い上げ、なおも1死二、三塁で迎えた打席。平良の初球真ん中低めのカーブをとらえ、左前に運ぶ決勝の2点適時打を放った。お立ち台では「西野が初球からいったので、(西野が)誕生日でしたし、その流れに乗って打ったらヒットになりました」と振り返った。 4点をたたき出した3回先頭の第1打席ではセンター方向へ口火打となる二塁打を放った。7月26日ソフトバンク戦から主に遊撃でスタメンに定着して7試合連続安打をマーク中だ。「(状態は)悪くはないですけど、チャンスで凡退もしているので、反省してまた頑張りたいと思います」と語った。西村監督は「頑張ってくれている。一時期違う選手が守っていたけど、『ショートは安達』というものをみせてくれている」と目を細めた。 安達はお立ち台の最後に夏休みで観戦に訪れていた子どもたちに向かって「やるきMAX! オリックス!」とオリックス社のCMでおなじみのフレーズで球場を沸かせた。

◆西武の森が今季2度目の複数本塁打を放った。まずは一回に低めの球を完璧に捉え、右中間席へ12号ソロ。「1打席目からいい感じで打てた」とうなずいた。  6試合連続安打で波に乗ると、4-5の四回2死満塁では「打った瞬間に入ったと思った」と、バックスクリーンへたたき込み、今季2本目のグランドスラム。今季初めて1試合で5打点をマークし、久々の3番起用に応えた。  投手が直球主体となるオールスターゲームで2年連続の最優秀選手(MVP)に輝いたように、「自分の持ち味はフルスイング。直球勝負は苦手ではない」と言い切る。荒西からの2本塁打はいずれも得意の直球を捉えた。打撃では3安打の活躍も捕手としては9失点を喫しただけに「何とかバッテリーで勝ちにつなげたい」と悔しさをにじませた。

◆西武の源田が「9番・遊撃」で先発したが、一回裏の守備に就かずに交代した。球団によると、左太もも裏に張りを訴えたという。  辻監督は「長期離脱されたら困る。無理をさせないようにした」と説明。源田は「練習から張りがあった。大きいけがにならないようにしたい」と話した。

◆西武は投手陣が9失点と崩れ、4位に転落した。「ショートスターター」として先発した、本職が中継ぎの佐野は2-1の三回に5安打を浴びて4失点。「リズムが悪く、自分の投球ができなかった。先発の仕事ができなくて申し訳ない」とうなだれた。  味方打線は奮起したが、8-5の五回には2番手の平良が4失点。2試合で計20失点と投手陣が踏ん張れない。辻監督は「4失点を2イニングもしたら駄目やろ。8点取って勝てない試合をやっちゃ駄目」と苦言を呈した。

◆増井がプロ野球100人目となる通算500試合登板を達成した。9-8の八回からマウンドに上がり、1回を2安打無失点。今季は2度の2軍落ちを経験しただけに「今シーズンは無理かなと思っていた。今年は大変なときもあったけど、これであしたからスッキリできるかな」と苦笑いした。今季5ホールド目もマークし、通算150Hまでも残り「7」とした。

◆松井一郎大阪市長(55)が2日、オリックス-西武(京セラ)で特別始球式を行った。  投球前のスピーチでは「市役所の前には御堂筋があって、オリックスファンのためにずっと御堂筋パレードの準備をしているんですけど、実現してない。ぜひ、パレードが実現できるように頑張ってほしい。今の話は皆さん、録音しないように。テープ回さないように」と"吉本問題"を絡めながら、エール。ストライク投球を見せた。

◆2試合続けて乱打戦に敗れ、4位に後退した。四回に森の満塁弾で逆転したが、五回に2番手の平良がつかまり4失点。プロ初黒星を喫した高卒2年目の右腕は「焦ったというか、(ボールを)置きにいってしまった」とうなだれた。辻監督は「(三回と五回の)2度も4失点したら駄目。もうちょっと考えないと」と、2試合で20失点と連日の投手陣の炎上に首を振った。 一時逆転となる今季2本目の満塁弾を含む2本塁打で今季初めて1試合で5打点マークした西武・森 「野手は頑張っている。バッテリーで勝ちにつなげたい」

◆西武・源田壮亮内野手が、オリックス16回戦(京セラ)で左ハムストリングスの張りを訴えて途中交代。「9番・遊撃」でスタメンに名を連ねたが打席に立たず、一回裏の守備からベンチに退いた。きょう以降の出場は状態を見て判断する。

◆京セラドームを黒く染めた特別ユニホームで、価値ある白星をつかんだ。今年も幕を開けた「Bs夏の陣2019」。アグレッシブなオリックスナインが西武打線との壮絶な打ち合いを制した。殊勲打は安達だ。  「やる気MAX! ORIX!」  お立ち台に上がったヒーローは、球団OBのイチロー氏がCMで発するセリフで、さらにファンを沸かせた。  2度も、試合をひっくり返した。まずは1-2の三回だ。安達の中堅への二塁打が火を付け、一挙4得点の猛攻。5-8の五回にも再び火を噴いた。1点差と追い上げなおも1死二、三塁で、背番号「3」が左前に再逆転となる2点打だ。  打線が見せた反発力。今年の「夏の陣」のテーマカラーである「Aggressive BLACK」を体現した攻撃陣に、西村監督も「きょうは野手陣の気持ちが出ていた。きょうの勝ちは大きい」とうなずいた。  今季は遊撃手として開幕スタメンも攻守に精彩を欠き、2軍落ちも経験。不在の間、大城に遊撃の座も奪われた。「ショートを守るのがこわくなった。グラウンドに立ちたくない。こんな気持ちは初めてだった」。だが「今となればいい時間だった」と前向きにとらえ「負けないように。動けている間は出続けたい」と宣言した。  最後の最後まで戦っていく。将は「挑戦していくしかない」と力を込めた。宮内オーナーの御前試合で見せた反発力を武器に上位進出を目指す。(西垣戸理大) ★Bs 夏の陣とは  2009年から恒例となっている夏のイベント。ファンと一体となるべく、毎年テーマを定め、特別ユニホームを着用する。今年は「Bs 夏の陣2019 supported by 個別指導キャンパス」と題し、8月2-4日の西武戦、同23-25日の日本ハム戦(いずれも京セラ)で開催。上下ともに黒をベースにしたユニホームで、帽子には猛牛をあしらったロゴを採用した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
54424 0.563
(↑0.005)
-
(-)
43416
(+2)
386
(-)
135
(-)
85
(-)
0.249
(-)
3.510
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
51444 0.537
(↓0.006)
2.5
(↓1)
44423
(-)
399
(+2)
68
(-)
41
(-)
0.256
(↓0.001)
3.740
(↑0.02)
3
(1↑)
楽天
49462 0.516
(↑0.005)
4.5
(-)
46422
(+5)
400
(+2)
99
(+1)
35
(-)
0.251
(-)
3.910
(↑0.03)
4
(1↓)
西武
49471 0.510
(↓0.006)
5
(↓1)
46507
(+8)
480
(+9)
111
(+2)
103
(-)
0.258
(-)
4.400
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
46492 0.484
(↓0.005)
7.5
(↓1)
46441
(+2)
434
(+5)
118
(+1)
61
(-)
0.247
(-)
4.110
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
42515 0.452
(↑0.006)
10.5
(-)
45352
(+9)
435
(+8)
67
(-)
88
(+1)
0.236
(↑0.001
4.010
(↓0.04)