ソフトバンク(★2対6☆)オリックス =リーグ戦16回戦(2019.07.26)・福岡ヤフオクドーム=
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ORIX
2020011006903
ソフトバンク
1000000012622
勝利投手:K-鈴木(2勝5敗0S)
敗戦投手:千賀 滉大(9勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(18号・1回表2ラン),吉田 正尚(19号・3回表ソロ),ロメロ(9号・6回表ソロ)
【ソフトバンク】牧原 大成(2号・1回裏ソロ),上林 誠知(9号・9回裏ソロ)

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◆オリックスは初回、吉田正の2ランで幸先良く先制する。その後1点差とされて迎えた3回表には、吉田正の2打席連続となる本塁打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・K-鈴木が7回1失点の力投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線が散発6安打とつながりを欠いた。

◆オリックスは初回、吉田正の18号2ランで先制。1点差とされた3回には吉田正の2打席連続弾などで2点を追加した。 オリックスは6回にも先頭ロメロが9号ソロを放ち加点した。ソフトバンクは2回以降、得点圏に走者を送ることができない。

◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手(30)が復活をアピールする一撃を放った。 3点リードの6回先頭の打席、フルカウントから千賀の内角高めのスライダーをとらえ、弾丸ライナーで左翼スタンドに運ぶ9号ソロ。「フルカウントだったから近いところに来たらしっかりとスイングする準備をしていたよ。高めに浮いてきたボールをうまくたたくことが出来て良かった」。右腹斜筋の炎症で6月23日に出場選手登録を抹消され、23日復帰したばかり。主砲の存在感を発揮した。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)が先制の18号2ランを放った。初回、1死一塁で千賀の真ん中低め154キロ直球を完璧にとらえ、右中間スタンドに運んだ。「しっかりと捉えることができましたし、ファーストストライクからスイング出来たことがいい結果につながったと思います」。前日25日には母校・敦賀気比が福井大会を制した。甲子園出場を決めた後輩への祝砲となった。 さらに1点リードの3回2死走者なしで迎えた第2打席。1ボールから千賀の高めに甘く入った変化球をまたも右中間へはじき飛ばし、テラス席に飛び込む2打席連続の19号ソロでリードを広げた。「ファーストストライクから積極的に打ちにいきました。少し上がり過ぎたかなと思いましたが、なんとか入ってくれて良かったです」。主砲の打棒が猛威を振るっている。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)が先制の18号2ランを放った。 初回1死一塁で千賀の真ん中低め154キロ直球を完璧にとらえ、右中間スタンドに運んだ。「しっかりと捉えることができましたし、ファーストストライクからスイング出来たことがいい結果につながったと思います」。 前日25日には母校・敦賀気比が福井大会を制した。甲子園出場を決めた後輩への祝砲となった。

◆ソフトバンク西田哲朗内野手(27)が試合直前に急きょ、スタメン出場を回避した。 「2番遊撃」で出場予定で、試合前に発表されたメンバーにも名を連ねていたが、シートノック後に右脇腹の痛みを訴えたため出場を取りやめた。工藤監督はオリックス西村監督とのメンバー表交換の際に申し訳なさそうに謝っていた。 1番右翼の牧原が遊撃に入り、2番右翼で周東が入った。

◆完敗の中、ソフトバンク上林誠知外野手が12試合ぶりの本塁打で意地を見せた。 途中出場でこの日初打席となった9回2死。バックスクリーン右へ特大の9号ソロをたたき込んだ。「人生一、飛びました。センターに飛んでますし、飛距離も出ている。満足いく打席でした」。調子が上がらず4日楽天戦以来のスタメン落ち。試合前には王球団会長から熱心に指導も受けた。心配する周囲をホッとさせる1発となった。

◆オリックス吉田正が相手エース千賀から2打席連続本塁打を放った。初回1死一塁で真ん中低め154キロ直球を完璧にとらえ、右中間スタンドへ。3回の第2打席は2死から高めに浮いたスライダーを再び右中間に運んだ。いずれも千賀のファーストストライクを一振りで仕留めた。「いい投手なので積極的に打ちにいきました」。17年8月8日以来、2年ぶり3度目の2打席連発で、日本を代表する右腕を攻略した。 千賀キラーだ。今季は6打数3安打。昨季は16打数で1本塁打を含む6安打で打率3割7分5厘と好相性。「速い真っすぐとフォークがあるので、追い込まれる前に仕留めることができてよかった」。7月は打率3割7分7厘、6本塁打、18打点と大車輪の活躍をみせており、月間MVPの候補に挙がっている。自身初の受賞に向けて「残りも打ち続けたいと思います」と気合を入れた。 前日25日には母校・敦賀気比が福井大会を制し、2年連続で夏の甲子園出場を決めた。「自分が活躍している姿を見せて、相乗効果になればいいと思います」。チームの連敗を止めた主砲の2連発は後輩への祝砲になった。【古財稜明】 ▽オリックス西村監督(中軸の5安打5打点に)「クリーンアップが打ってくれると盛り上がる」

◆ソフトバンクの1番牧原大成内野手が初回の先頭打者アーチを含む3安打と気を吐いた。 2点を追う1回。K-鈴木の真っ直ぐを右中間テラス席に運んだ。「打球が少し上がりすぎたので、打った瞬間は入ると思わず、全力で走りました」。16日の日本ハム戦以来の2号ソロで乗った。その後も左前打、中前打を放って猛打賞。スタメン予定だった西田が右脇腹痛で欠場。急きょ、右翼から遊撃への守備変更となったが、存在感を発揮した。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(26)が、まさかの大炎上だ。いずれも今季ワーストの6失点、3被本塁打で今季チームが11勝3敗1分けと得意にしていたオリックスに完敗。 「全部がもったいなかった。小刻みに点を取られたらゲームにならない。野手の方もいい雰囲気で野球ができない。後半戦に入って大事な試合が続いているのに、全然仕事をしていない。もうちょっと働きたいと思います」と唇をかんだ。 初回にいきなり先頭福田に安打を許すと、1死から吉田正に先制の2ランを浴びた。3回には吉田正に2打席連発となるソロを被弾。さらに、2死二塁から暴投で走者を三塁に進めると、続くロメロの投ゴロをはじき、さらに一塁へ悪送球する自身のダブルエラーで1点を追加された。 6回先頭のロメロにもソロを被弾。7回にも失点した。千賀にとっては6失点、3被本塁打はともに今季ワーストとなった。4年連続の2桁勝利となる10勝目を目前にして、エースらしからぬ姿で失点を重ねた。4年連続の2桁勝利を目前にして、エースらしからぬ姿で失点を重ねた。 チームは前カードで今季初めてロッテに勝ち越し、今季全カードで勝ち越しているオリックス相手に勢いに乗りたいところだった。この日の負けで、後半戦開始時に7ゲームあった2位日本ハムとの差は1・5にまで縮まった。工藤監督は「切り替えて頑張りましょう。今日のゲームは終わったので。また明日」と明るい声で前を向いた。【山本大地】

◆最下位に沈むオリックスに痛い1敗を喫した。カード初戦必勝を誓うソフトバンクにとって、エース千賀が3被弾の「まさか」の展開は予想していなかったろう。このカードは大きく勝ち越して得意としているだけに、文字通り「誤算」の黒星となってしまった。 それにしても、残り50試合を切ってチームに疲労が蓄積している。復帰した今宮も痛めている左太もも裏の状態を確認しながらの出場で、この日は先発オーダーに書き込まれていた西田(2番遊撃)が、試合前のシートノックの際に右脇腹を痛めてしまった。若手の踏ん張りでと叱咤(しった)しても、そう簡単に白星をもぎ取れるものではない。すべてはチームに蔓延している「故障禍」が影響しているわけだが、シーズン終盤にきても、状況に大きな変化はなさそうである。 国際大会出場で離脱しているグラシアル、モイネロの帰国もあるが、やはり柳田、中村晃の復帰が首脳陣には待ち遠しかろう。「(柳田は)8月の中旬には戻ってくれれば、と思っているんだけども...」。試合前、森ヘッドコーチは8月戦線を見据えながら「戦力補充」に思いを巡らせていた。ただ、柳田は左足を痛めており、復帰しても走塁と守備では無理はさせない考え。デスパイネ、グラシアル両助っ人の外野起用も含めた布陣を想定しているようだ。 「鷹の祭典」でお祭りムード一色の本拠地だが、舞台裏は忍耐の日々が続いている。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆オリックス・吉田正尚外野手が26日、ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で2打席連続本塁打を放った。  まずは一回。1死一塁で、ソフトバンク先発の千賀が投じた1ボールからの2球目。154キロの直球を振り抜き、右中間スタンドまで運んだ。  「しっかりととらえることができましたし、ファーストストライクからスイングできたことがいい結果につながったと思います」  さらに、2-1の三回2死の第2打席では、右中間のホームランテラスに飛び込む2打席連続アーチ。主砲の連発で、リードを広げた。

◆ソフトバンクの牧原がプロ初の先頭打者本塁打を含む、今季初の3安打を放って気を吐いた。一回、3球目の速球を振り抜くと打球はぎりぎりでフェンスを越す。「少し上がりすぎたので、入ると思わず全力で走った」と笑みがこぼれた。  1番・右翼の予定だったが、試合前練習で負傷した西田に代わり、急きょ遊撃を守った。不慣れなポジションをそつなくこなし「ショートも何試合か出ていたので、うまく切り替えて試合に入れた」とうなずいた。

◆オリックスのK-鈴木は、7回を投げ5安打1失点で2勝目を挙げた。ソフトバンクの強力打線を相手に「しっかりと(ストライク)ゾーンで勝負するという自分本来の投球ができた」と収穫を口にした。  2-0の一回はいきなり牧原に先頭打者本塁打を浴びた。だがそれ以降は、内角への直球を効果的に使って凡打を誘い、走者を出しながらも後続を断った。西村監督は「しっかり七回まで1点で抑えてくれた」とたたえた。

◆2年ぶりの2打席連発で勝利を決めた。吉田正が一回1死一塁から右中間へ先制2ラン。三回にも右翼ホームランテラスに飛び込む19号ソロを放った。「(千賀は)いい投手だから甘く打てるところに来たら打ちにいこうと思っていた」。前日25日には母校の福井・敦賀気比高が甲子園出場を決め「活躍する姿を見せることで相乗効果になればいい。(贈り物は)予選のときにドリンクを送っているので、Tシャツ、短パンとか残るものがいいですね」と話した。

◆千賀は今季ワーストの3本塁打を浴び、7回6失点。自身今季初の連敗で4敗目を喫し「打たれたのは全て失投。チームにいい流れをつくりたかったが、できなかった」とうなだれた。昨季16打数6安打1本塁打と苦手にした吉田尚に2本塁打を許した。4年連続の2桁勝利をかけたマウンドで、2試合続けての足踏み。チームも2連敗となり、表情は険しかった。 6失点の千賀にソフトバンク・工藤監督 「ボールの走りは悪くなかった。コントロール(の問題)じゃないか」 プロ初の先頭打者本塁打にソフトバンク・牧原 「少し上がりすぎたので、入ると思わず全力で走った」

◆長いトンネルの先に光が待っていた。オリックス・K-鈴木が7回1失点でソフトバンク・千賀との投げ合いを制し、約2カ月ぶりの白星となる2勝目を手にした。  「(2勝目まで)長かったですし、チームに申し訳ない気持ちだった。先発として長いイニングを投げたい、最少失点に抑えたいという気持ちが自分のなかでプレッシャーにというか...。きょうは無心でいきました」  プロ初勝利をマークした5月18日の西武戦(京セラ)以来の勝ち星。最速150キロの直球を軸に押した。「(若月)健矢の強気のリードに助けられた」とバッテリーの力で自身の連敗を4、チームの連敗も3で止めた。  右腕が体の後ろに入り過ぎる癖も修正。「三振も取りたいけど、ゴロやフライを打たせるのが自分に合っているのかな」と新たなスタイルを確立した。この勢いできょうの第2戦も勝利し、カード勝ち越しを決めたい。 (西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51394 0.567
(↓0.006)
-
(-)
49389
(+2)
362
(+6)
127
(+2)
83
(-)
0.249
(↓0.001)
3.510
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
49404 0.551
(↑0.006)
1.5
(↑1)
50401
(+12)
375
(+7)
65
(+2)
38
(-)
0.257
(↑0.001)
3.760
(↓0.04)
3
(1↑)
楽天
46432 0.517
(↑0.006)
4.5
(↑1)
52399
(+6)
380
(+3)
92
(+1)
31
(-)
0.250
(↑0.001)
3.980
(↑0.02)
4
(1↓)
西武
46441 0.511
(↓0.006)
5
(-)
52468
(+7)
441
(+12)
102
(+2)
94
(-)
0.258
(-)
4.320
(↓0.09)
5
(-)
ロッテ
42472 0.472
(↓0.005)
8.5
(-)
52411
(+3)
404
(+6)
113
(+1)
56
(-)
0.246
(-)
4.100
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
39485 0.448
(↑0.006)
10.5
(↑1)
51321
(+6)
400
(+2)
63
(+3)
85
(-)
0.233
(-)
3.890
(↑0.02)