ヤクルト(★4対9☆)DeNA =リーグ戦14回戦(2019.07.09)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:国吉 佑樹(4勝2敗0S)
敗戦投手:梅野 雄吾(0勝2敗4S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(12号・2回表ソロ),ロペス(19号・6回表満塁)

  DAZN
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◆DeNAが逆転勝利。DeNAは2点ビハインドの5回表、佐野の適時打と筒香の犠飛で同点とする。続く6回には、神里の適時打とロペスのグランドスラムで一挙5点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・国吉が今季4勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が振るわなかった。

◆DeNAのルーキー上茶谷大河投手(22)はプロ初勝利を挙げた5月18日ヤクルト戦から5連勝中。 新人投手がシーズン6連勝となると13年小川(ヤクルト=7連勝)以来。DeNAの新人投手では球団史上初めてとなる。

◆DeNA宮崎敏郎内野手が、2戦連発の12号ソロを放った。 0-0で迎えた2回1死走者なし。ヤクルト小川の初球、145キロをバックスクリーンへ運んだ。「何とか出塁するため、積極的に打ちにいったことが最高の結果になりました」とチームに先制点をもたらした。

◆DeNAは2回、宮崎の12号ソロで先制。ヤクルトは3回1死二塁で青木が同点打。2死一、三塁から西浦の適時打で勝ち越した。 取って取られてを繰り返し、5回まで4-4の同点。6回、DeNAが神里の二塁打で勝ち越し。ロペス19号満塁弾で5点リード。 DeNAが逃げ切り、阪神に並んで2位タイに浮上した。国吉が4勝目。ヤクルトは投手陣が踏ん張れなかった。梅野は2敗目

◆DeNAが"カミサノ"で、阪神に並び2位浮上だ。今季3度目となった1番神里、2番佐野のコンビ。 前夜は左足違和感で欠場した神里が「何とか勝ち越すんだと、強い気持ちを持って打席に向かいました」と6回に勝ち越し打を放てば、佐野も3安打1打点。 2人の左打ちは、ともに2得点と存在感を示した。

◆ヤクルトは投手陣が踏ん張れなかった。点を取っては取られてを繰り返し、5回まで4-4の同点。 だが6回だ。2番手梅野が2/3回で2四球を出し、勝ち越しを許すと続く久保も四球。満塁で登板した大下は、DeNAロペスに満塁弾を食らった。小川監督は「あの回がすべてになってしまった。投手起用のミスということになるのかな」。13安打した打線に応えられず、借金は再び15となった。

◆DeNAが"カミサノ"で、阪神に並び2位浮上だ。今季3度目の1番神里和毅外野手、2番佐野恵太内野手のコンビ。前夜は左膝裏の違和感で欠場した神里が6回に勝ち越し打を放てば、佐野も3安打1打点。ともに2得点と存在感を示した。 佐野は「2人でいっぱい塁に出て、いい1、2番コンビと言われるように頑張りたい」と相性の良さを誇った。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(26)が9日、DeNA14回戦(神宮)に「1番・二塁」で先発し、三回に二盗を決め20盗塁に到達した。  0-1の三回は先頭で打席に入り、左前打で出塁すると続く山崎の打席の7球目にスタート。余裕のタイミングで二塁を陥れた。今季はここまで盗塁の失敗はなし。昨年から25回連続で成功となった。  その後、1死二塁から青木の適時中前打で本塁を踏み、得点にも絡んだ。

◆DeNAの神里が勝ち越し打を放ち、勝利を呼び込んだ。4-4の六回2死一、二塁で、梅野の変化球を捉え、左中間へ適時二塁打とした。勢いづいた打線はこの回計5得点。チームを2位タイに浮上させる殊勲打に「何とか勝ち越すんだと、強い気持ちで打席に向かった」と端正な顔をほころばせた。  左脚の違和感で8日の試合を欠場。復帰して躍動した。2-4の五回には先頭打者として死球で出塁。一塁でスタートする動きを見せて相手バッテリーを揺さぶり、暴投で二進後、後続の適時二塁打で生還し、この回同点に追い付く攻撃につなげた。リードオフマンとして打線を活気づけた。

◆ヤクルトは四死球から失点し、逆転負けをした。4-2の五回に小川が先頭打者への死球をきっかけに同点に追い付かれると、六回には梅野が2四球で走者をためて勝ち越し二塁打を許し、ワンポイントで救援した久保の四球で満塁となって大下がロペスに一発を浴びた。  二回の宮崎のソロ以外は全て四死球絡みで失点。小川監督は「もったいないというか、実力なのか」と渋い表情だった。

◆先発のD1位・上茶谷(東洋大)は4回9安打4失点で降板。「山田選手に投じた勝負球や変化球の精度が悪く、自分自身を不利にしてしまうことが多かった」と2安打を許した相手1番への投球を悔やんだ。前回2日の阪神戦(横浜)で新人投手の球団タイ記録となる5連勝をマーク。打線の援護で新記録更新は次回登板に持ち越しとなった。

◆投手陣が踏ん張れなかった。先発野手全員に安打を浴びて9失点。ヤクルト・小川淳司監督(61)は「今日はあの回(六回)が全て。失点に四球が絡んでしまっている」と振り返った。  4-4の六回に梅野、D7位・久保(九州共立大)、大下の3投手をつぎ込んだが3四球が絡み、神里に適時二塁打、ロペスに満塁弾を許して5失点。反撃ムードが完全にしぼんだ。  先発の小川は5回まで118球を要し、7安打4失点で2度もらったリードを守れず「点を取ってもらった後に粘れなかった」と肩を落とした。試合時間は9回で4時間14分。重苦しさが残る試合となった。 (横山尚杜)

◆DeNAは9日、ヤクルト14回戦(神宮)に9-4で逆転勝ちし、阪神と並んで4月15日以来のセ・リーグ2位に浮上した。1番・神里和毅外野手(25)、2番・佐野恵太内野手(24)の『カミサノ』コンビが計4安打2打点と当たり、乱打戦に勝利。首位・巨人を追うチームは39勝40敗2分けとし、「勝率5割ターン」を懸けて、10日の前半戦最後の試合に臨む。  若き1、2番コンビ『カミサノ』が逆転劇の導火線となった。  「何とかしようという気持ちだった。絶対に打つ気持ちで一球一球に向かっていった」  4試合ぶりに1番に復帰した神里が、執念の一打を笑顔で振り返った。  まずは2-4と勝ち越しを許した直後の五回だ。神里は死球で出塁し、小川の暴投で二進。続く2番・佐野が144キロの直球を右越えに二塁打を運んだ。神里は自慢の足を生かして楽々と生還。筒香の犠飛で佐野がかえり、同点に追い付いた。  六回には2死一、二塁の好機に神里が値千金の勝ち越し打を放った。ファウルで粘った後の梅野の9球目、スライダーを一閃。なお2死満塁でロペスの19号満塁弾も飛び出し、試合はほぼ決した。  前日、試合前練習で左膝裏の違和感を訴えて欠場した神里だが「全然大丈夫です」と志願して先発復帰した。この日は2番に、得点圏打率・409を誇る佐野を据え、攻撃型の打線で狙い通りに打ち勝った。  この1、2番コンビは7月2、4日の阪神戦に続く今季3試合目で3戦全勝。采配をズバリと当てたラミレス監督は「神里は大事を取ったことが功を奏した。あのヒットはすごく大きかった」と満足そうにうなずいた。  端正な顔立ちから女性人気も高い1学年違いの『カミサノ』は、何でも話せる間柄。試合中には相手投手の分析などを伝え合っている。外野の激戦区を争うライバルとして、互いの活躍を刺激にもしており、佐野は「2人でいっぱい塁に出て『いい1、2番コンビだね』といわれるように頑張ります」と『カミサノ』の定着を願った。  チームは4月15日以来の2位タイ。5月29日の最下位から41日で一気に上位浮上を果たした。10日の試合に、2年ぶりとなる勝率5割での前半戦ターンを懸ける。「5割に戻すのと戻さないのでは後半戦の入り方が変わってくる。何とか明日勝ちたい」と神里。切磋琢磨する2人を原動力に、ベイが巨人の独走態勢に待ったをかける。 (佐藤春佳)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
47311 0.603
(↑0.006)
-
(-)
64385
(+1)
309
(-)
106
(-)
49
(+1)
0.262
(↓0.001)
3.590
(↑0.05)
2
(1↑)
DeNA
39402 0.494
(↑0.007)
8.5
(-)
62332
(+9)
323
(+4)
100
(+2)
25
(-)
0.246
(-)
3.660
(-)
2
(-)
阪神
39404 0.494
(↓0.006)
8.5
(↓1)
60312
(-)
334
(+1)
55
(-)
58
(-)
0.249
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
4
(-)
広島
38423 0.475
(↓0.006)
10
(↓1)
60316
(+3)
339
(+6)
73
(-)
51
(-)
0.244
(↑0.001)
3.470
(↓0.04)
5
(-)
中日
36430 0.456
(↑0.007)
11.5
(-)
64304
(+6)
309
(+3)
46
(-)
41
(-)
0.261
(↑0.002)
3.790
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
33482 0.407
(↓0.006)
15.5
(↓1)
60361
(+4)
423
(+9)
92
(-)
31
(+1)
0.238
(↑0.001
4.640
(↓0.05)