ロッテ(★5対6☆)DeNA =交流戦2回戦(2019.06.12)・ZOZOマリンスタジアム=
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DeNA
00011102161002
ロッテ
01010100251002
勝利投手:三嶋 一輝(2勝2敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗12S))
敗戦投手:酒居 知史(2勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(8号・5回表ソロ),ソト(17号・6回表ソロ)
【ロッテ】井上 晴哉(12号・2回裏ソロ),レアード(18号・4回裏ソロ)

  DAZN
◆DeNAが4連勝。DeNAは同点で迎えた6回表、ソトのソロが飛び出し、勝ち越しに成功する。直後に同点を許すも、8回に大和の2点適時打で再びリードを奪った。投げては、2番手・三嶋が今季2勝目。敗れたロッテは、打線が最終回に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ロッテ4番井上晴哉内野手、5番ブランドン・レアード内野手にアベック弾が飛び出した。 まずは2回先頭、井上がカーブをすくって左中間へ12号ソロ。前夜は4三振で「バットの先でしたけど、しっかり下半身を残して打てた。昨日は屈辱的だったので1打席目に結果が出てよかった」。 4回1死ではレアードが中越え18号ソロ。17試合ぶりの1発に「しばらく打ってなかったので、パフォーマンスをどうやっていたか忘れていたよ」と言いながら、恒例のスシ握りを披露した。

◆先発はロッテ岩下とDeNA大貫。ロッテが2回、井上の12号ソロで先制。DeNAは1、3回と得点圏に走者を進めるも無得点。 4回、ロッテ・レアードが18号ソロ。5回はDeNA宮崎に8号ソロ、6回はソトに17号ソロ。3-3の同点で終盤に入った。 DeNAが8回2死二、三塁から大和の中前打で2点勝ち越し。4連勝とした。三嶋が2勝目。山崎が12セーブ目。ロッテは3連敗で、交流戦3カード連続負け越し。酒居は3敗目。

◆DeNAソト内野手が2戦連発の17号ソロで勝利に貢献した。 同点の6回1死、カウント3-0からロッテ岩下の142キロ直球をフルスイング。左翼席にたたき込んだ。交流戦開始後20打席無安打から一転し、2試合連発。「甘いボールがきたら積極的に振っていこうと決めていた」と積極性を取り戻し、昨季本塁打王に復調気配が漂う。

◆ロッテは3連敗で、交流戦3カード連続負け越しが決まった。 同点の8回2死二、三塁で中前に抜けた決勝打は、二塁中村奨の失策気味の守備が招いた。井口監督は「酒居も頑張ってましたし、守りで助けてあげないといけないところ」。 それでも9回は中村奨の安打から1点差まで追い上げた。前夜4三振だった4番井上と、16試合1発がなかった5番レアードのアベック弾も明るい兆し。同一カード3連敗は避けたい。

◆ロッテは12日、DeNA2回戦(ZOZOマリン)に5-6で惜敗。3連敗で借金5、交流戦3カード連続の負け越しが決まった。  二回は4番・井上、四回にはレアードがソロ本塁打を放ち、大砲コンビがアベックアーチを記録したが、空砲に終わった。  同点の八回、中村奨が二塁ベース付近のゴロを捕球できず(記録は中前打)勝ち越しを許し、井口監督は「何とか守りで助けたかったところ」と険しい表情だった。

◆DeNAの大和が勝ち越し打で勝利を呼び込んだ。3-3の八回2死二、三塁、1ボールからの2球目を捉え中前へ2点適時打。二塁手のグラブの下を抜けた打球に「積極的に行った。当たりは良くなかったけれど抜けてくれて良かった」と笑顔をのぞかせた。  チームは2度リードを許す苦しい展開だった。0-1の四回には押し出し四球を選ぶなど打席での粘りが光った。逆転での4連勝に大きく貢献し「いい形で勝てていると思う」と納得の表情だった。

◆ロッテのチェンとブランドンが前日の試合後、DeNAの国吉、林通訳と焼き肉店で食事会を行った。2011年から2年間は、ともにDeNAでプレーし「みんな(2軍施設の)横須賀で頑張ってきたメンバーなんだ」とチェン。昨季はチェンが2軍調整中だったため実現しなかったが今季は1軍でフル回転。ブランドンも「ヤキニク、オイシイ。グッドメンバー」とつかの間の再会を楽しんだ様子だった。

◆3連敗で借金が「5」に膨らみ、交流戦で3カード連続の負け越しが決まった。二回に4番・井上、四回には5番・レアードがソロ本塁打と初のアベック弾を記録したが空砲に終わった。同点の八回に中村奨が二塁ベース付近のゴロを捕球できず(記録は中前打)勝ち越しを許し、井口監督は「何とか守りで助けたかったところ」と険しい表情だった。 6四球を与えるなど制球に苦しみ6回3失点のロッテ・岩下 「こんな投球ではプロとして恥ずかしい」

◆宮崎が1-2の五回に5月22日の巨人戦(東京ドーム)以来、18試合ぶりの本塁打となる左越えの8号ソロを放った。「前の2打席はチャンスで凡退していたので、本塁打で追いつくことができてうれしいです」。九回にはチームの6点目となる右犠飛を放ち計2打点。その裏に1点差まで詰め寄られただけに価値ある1点となった。 六回途中まで3失点で勝ち負けは付かなかったDeNAのD3位・大貫(新日鉄住金鹿島) 「スピードが出ない中、変化球を交えて粘って投げることはできたけど、要所で決め球が浮いてしまいました」 2試合連続でセ・リーグ3位タイの17号ソロを放ったDeNA・ソト 「3ボールだったが、甘いボールが来たら積極的に振ると決めていた」

◆いぶし銀の守備職人は一塁ベース上で照れくさそうに笑った。DeNA・大和内野手(31)が、八回に勝ち越しの2点打を放つなど計3打点の活躍で、チームを今季最長に並ぶ4連勝に導いた。  「(打った)感触はめっちゃ悪かった。捕られたかと思ったけど、めっちゃラッキーです」  振り返ったのは3-3の八回2死二、三塁の場面だ。酒居の直球をたたきつけて二遊間へゴロを放つと、打球は逆シングルでの捕球を狙った二塁手のグラブの下を通過。2者を迎え入れた。四回には一時同点となる押し出し四球も選んだ。  ZOZOマリンスタジアムには因縁があった。昨年6月12日のロッテ戦。試合前練習中に打球が頭部付近を直撃し、救急搬送された。幸い大事に至らず同14日の3戦目で復帰。延長十一回の勝ち越し打でチームの勝利に貢献した。「思い出すこともあるけど、その次の次の試合で活躍もできた。どちらかというと良いイメージが強い」。前向きに捉え、活躍につなげた。  4試合連続の逆転勝利は、球団として2015年5月10-15日以来4年ぶり。苦手とする交流戦で2つ白星を先行させ、借金を4月24日以来の「4」まで減らした。「勝ったときには勝利を味わうけど、それを言うのはまだ早い。一試合一試合臨んでいきたい」とラミレス監督。勝利を積み重ね、着実に借金を減らしていく。(湯浅大)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
620 0.750
(↑0.036)
-
(↓0.5)
1033
(+2)
28
(+1)
6
(+1)
4
(-)
0.283
(↓0.002)
2.970
(↑0.28)
2
(1↓)
ソフトバンク
521 0.714
(↓0.119)
0.5
(↑0.5)
1033
(+2)
28
(+8)
14
(+1)
8
(-)
0.249
(↓0.015)
3.280
(↓0.65)
3
(-)
巨人
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1036
(+9)
27
(+4)
12
(+1)
6
(+1)
0.265
(↑0.003)
3.340
(↓0.09)
4
(1↑)
DeNA
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1032
(+6)
30
(+5)
8
(+2)
3
(+1)
0.281
(↑0.003
3.730
(↓0.19)
5
(1↑)
楽天
530 0.625
(↑0.054)
1
(↑0.5)
1027
(+7)
28
(+4)
2
(-)
2
(+1)
0.241
(↑0.006)
3.300
(↓0.11)
6
(1↑)
阪神
431 0.571
(↑0.071)
1.5
(↑0.5)
1040
(+8)
31
(+2)
6
(+2)
9
(-)
0.263
(↑0.013)
3.000
(↑0.27)
7
(3↓)
西武
440 0.500
(↓0.071)
2
(↓0.5)
1036
(+4)
39
(+9)
7
(-)
9
(-)
0.278
(↓0.004)
4.680
(↓0.46)
8
(-)
ORIX
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓0.5)
1121
(+2)
26
(+6)
3
(-)
4
(+1)
0.235
(↓0.012)
3.770
(↓0.37)
9
(1↑)
中日
350 0.375
(↑0.089)
3
(↑0.5)
1034
(+6)
30
(+2)
4
(-)
2
(-)
0.251
(↑0.017)
3.650
(↑0.25)
10
(1↓)
ヤクルト
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓0.5)
1130
(+4)
29
(+7)
7
(+1)
3
(-)
0.212
(↓0.004)
3.560
(↓0.14)
11
(-)
広島
260 0.250
(↓0.036)
4
(↓0.5)
1028
(+1)
34
(+2)
6
(-)
3
(-)
0.207
(↓0.006)
3.680
(↑0.18)
12
(-)
ロッテ
260 0.250
(↓0.036)
4
(↓0.5)
1031
(+5)
51
(+6)
6
(+2)
5
(-)
0.239
(↑0.008
6.210
(↑0.03)