ロッテ(☆3対1★)日本ハム =リーグ戦4回戦(2019.04.20)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:ボルシンガー(1勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝1敗4S))
敗戦投手:上沢 直之(2勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(3号・5回表ソロ)

  DAZN
◆ロッテは1-0で迎えた3回裏、角中の適時二塁打で追加点を挙げる。その後1点差に迫られた直後の5回、中村奨の適時打でリードを広げた。投げては、先発・ボルシンガーが6回1失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは7回3失点の先発・上沢を打線が援護できなかった。

◆日本ハム先発の上沢直之投手(25)はロッテ戦で通算11試合に登板して7勝3敗。特にZOZOマリンでは6試合に投げて1完封を含む5勝0敗と、まだ負けがない。得意の球場で勝利し、自身5年ぶりの開幕3連勝となるか。

◆ロッテ角中勝也外野手が3回、中堅左への適時二塁打を放った。 先頭の1番荻野が左前打で出塁すると、18日ソフトバンク戦から2番で起用されている藤岡が初球できっちりと犠打をきめた。中村奨が左飛に倒れ、2死二塁となり打席には4番角中。1ボールから、日本ハム先発上沢の140キロを中堅左に運んだ。「打ったのはカットボールです。1打席目はしっくり来なかったので、バットを変えたら打てそうな気がしました。追加点が取れて良かったです」と笑顔を見せた。

◆ロッテ中村奨吾内野手が追加点となる適時打を放った。 日本ハム中田の3号ソロで1点差に迫られた直後の5回の攻撃。2死から2番藤岡が二塁打で出塁し、2死二塁のカウント2-2から、5球目を中前にはじき返した。「打ったのはストレートです。自分自身タイムリーを打てていなかったので、何とか1本と思っていました」と力を込めた。

◆日本ハム中田翔内野手(29)が3月30日のオリックス戦(札幌ドーム)以来、17試合74打席ぶりとなる3号ソロを放った。 2点を追う5回先頭。ロッテの先発右腕ボルシンガーが、初球に投じた高めの直球を右翼側ホームランラグーンへと運んだ。

◆日本ハム中島卓也内野手が今季初の猛打賞を記録した。3回1死の第1打席で、投前へ転がす絶妙なセーフティーバントで内野安打を記録するなど、3打数3安打。 「(バント安打は)いいところに転がってくれた。調子がいいわけではないけど、打てたのはよかった」と話した。

◆日本ハム上沢直之投手が得意としてきたZOZOマリンで敗れた。「先に失点したらダメ」と猛省する通り、序盤に2失点し、7回3失点。 同球場7試合目で喫した初黒星が今季1敗目となった。自身5年ぶりの開幕3連勝はならず「(調子が)悪いなりに試合をつくらないと。慎重にいきすぎるのもあるし、もう少し大胆に攻めたい」と課題を見いだしていた。

◆主砲の1発も空砲に終わった。5回に17試合74打席ぶりの3号ソロを放った日本ハム中田翔内野手だが、試合後は険しい表情で「最後(9回無死一塁)もダブルプレーとか最悪」と敗戦の責任を背負った。 開幕から19試合で2ケタ安打は2試合、総得点59は両リーグワースト。爆発できない打線に栗山監督は「いろんな理由があるけど誰かってことじゃない。こっちが、しっかりやります」。連勝を逃し、再び借金生活となった。

◆ロッテ・ボルシンガーが今季3度目の登板で初勝利を挙げた。6回を3安打1失点。5回に日本ハム中田にソロを浴び、なお1死一、三塁を併殺でしのぎ、最少失点に留めた。「ダブルプレーはピッチャーのベストフレンド。何よりチームの4連勝に貢献できたことがうれしい」と充実感を漂わせた。 負ける訳にはいかなかった。18日に妻ローレンさんから「明後日は何回投げるの? 」と尋ねられた。ここまでの2戦の前は、この言葉をかけられなかったが、昨季はこの質問を受けた後の試合で白星を積み重ねてきた。"勝利のおまじない"は今季も効果抜群だった。この日は昨年6月に誕生した第1子のルークくんも初めて球場で応援。「ルークに勝利をささげることができてうれしい」と目尻を下げた。来日1年目の昨季は最高勝率のタイトルを獲得。助っ人右腕がチームを最下位から脱出させた。

◆主将の久々の1発は、空砲に終わった。日本ハムは打線が6安打で1点しか奪えず、連勝を逃した。中田翔内野手(29)は「試合に勝てているのであれば、気持ちよく話せるけど...」と表情をゆがめた。5回先頭で17試合74打席ぶりのアーチを描いたが、笑顔はない。今季新設された右翼側「ホームランラグーン」へ運んだ3号ソロが、チーム唯一の得点。「自分のことは、どうでもいい。最後もダブルプレーとか最悪」。2点を追う9回無死一塁で投ゴロ併殺打に終わった自分を責めた。 打線が苦しみ続けている。開幕から19試合で2ケタ安打は2試合のみ、総得点59は両リーグワースト。この日も中田のソロで1点差に迫った直後の1死一、三塁の好機で鶴岡が併殺打など、中盤は得点圏に走者を進めながら、あと1本が出なかった。17日オリックス戦から4番を任される近藤も、4回と6回の好機で凡退。9回は先頭で安打を放って出塁したが「チャンスで打てていないので...」と、同学年のエース上沢を援護できなかったことを悔いた。 今季、中田が打点を挙げた試合で負けるのは初めてだった。ここまでは5勝1分けと負けなしの"不敗神話"が途切れても、主役が打たなければ勝利は遠いことに変わりはない。栗山監督は打線について「いろんな理由があるけど(要因は)誰かってことじゃない。こっちが、しっかりやります」と打開策を思案しながら、我慢を続ける。それでも、まだ借金1。今のうちに早く攻撃の流れをつかみたい。【木下大輔】 ▼日本ハムの攻撃力がなかなか上向いてこない。今季19試合で打線が2桁安打を放ったのは2試合だけで、1試合平均3・1得点はリーグワースト。盗塁6もリーグワーストで本塁打は12球団ワーストの9本と、機動力を使えず、起死回生の一発も出ない状態が続いている。

◆日本ハム・中田翔内野手(29)が20日、ロッテ4回戦(ZOZOマリン)に「5番・一塁」で出場。2点を追う五回に右翼席に新設された「ホームランラグーン」に飛び込む3号ソロを放った。  五回先頭で迎えた第2打席。ボルシンガーの初球138キロを捉えた。開幕カード3月30日のオリックス戦(札幌ドーム)以来17戦ぶりの一発も、チームは1-3で敗戦。九回の第4打席は無死1塁で併殺に倒れ「自分のことはどうでもいい」と悔しがった。

◆日本ハムの上沢は7回3失点で今季初黒星を喫した。序盤に球がやや浮き、三回までに6安打を浴びるなど苦しみ「立ち上がりの制球を何とかしたい。慎重に行き過ぎる」と首をひねった。  中田の3号ソロで1-2と追い上げてもらった五回には、簡単に2死を奪いながら藤岡に二塁打を浴び、中村奨に外角高めの147キロを中前打されて3点目を許した。「悪いなりに試合をつくらないといけないのに」と唇をかんだ。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手が20日の日本ハム4回戦(ZOZOマリン)6回3安打1失点で今季初勝利を挙げた。前回登板した敵地での日本ハム戦(13日)は、5回2失点で黒星がついており、「きょうは何とかいい投球をして、最低限の試合を作ろうと心がけていた」と安堵の表情を見せた。  この日は、夫人とともに、昨年6月に誕生した長男・ルークくんが初めて球場に訪れていた。「妻と息子が幸運を持ってきてくれた。その日に勝利を挙げることができて嬉しいよ」とボルシンガー。「(愛息が)マリーンズの熱いファンの雰囲気も感じてくれて良かった」と話し、試合後はルークくんをがっちりと抱きかかえパパの顔で家路についた。  ロッテは昨年6月の交流戦以来となる4連勝で西武とゲーム差なしの4位タイに浮上した。井口監督は「投手陣も踏ん張ってくれて、打つ方もしっかり点が取れた。いい感じで勝てた」と手応えを感じていた。

◆ロッテの救援陣が安定感を見せている。酒居、唐川、益田と3人の右投手で七回以降を無失点でつなぎ、井口監督は「3人の調子がいいし、この流れで勝っている」と4連勝の立役者たちをねぎらった。  主に八回を担う唐川は、打者の手元で動く変化球を巧みに操り、今季7試合に登板して1点も許していない。許した安打も3本だけで、四死球はゼロと抜群の内容ながら「びびって投げている。一個一個アウトを取るたびにほっとしている」と必死の思いを強調した。

◆3盗塁と足を絡めて3得点。先発のボルシンガーは6回1失点と好投するなど、投打がかみ合って昨年6月の交流戦(対広島、中日)以来となる4連勝を飾った。昨年6月に誕生した長男・ルークくんが初観戦に訪れる中、今季初勝利を挙げたボルシンガーは「(愛息が)熱いファンの雰囲気を感じてくれてうれしいよ」とニッコリ。井口監督も「いい感じで勝てた」と笑顔だった。 三回に適時二塁打を放ったロッテ・角中 「1打席目はしっくり来なかったので、バットを変えたら打てそうな気がした」 今季7試合に登板して1点も許していないロッテ・唐川 「一個一個アウトを取るたびにほっとしている」 五回に適時打のロッテ・中村奨 「何とか一本と思っていた」

◆2点を追う五回に中田が、右翼席に新設されたホームランラグーンに飛び込む3号ソロを放った。3月30日のオリックス戦(札幌ドーム)以来、17試合ぶりの一発となったが敗戦に「自分のことはどうでもいい」と唇をかんだ。好機をつくりながら打線がつながらず、栗山監督は「いろんな理由があるけど、誰がということではない。こっちの問題」と自らを責めた。 7回3失点と粘投も今季初黒星を喫した日本ハム・上沢 「もっと長いイニングを投げるため、ストライク先行でいかないといけない」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1161 0.647
(↑0.022)
-
(-)
12585
(+5)
63
(+3)
17
(+2)
7
(-)
0.245
(-)
3.240
(↑0.07)
2
(-)
ソフトバンク
1082 0.556
(↓0.032)
1.5
(↓1)
12372
(+4)
60
(+6)
24
(+2)
13
(-)
0.245
(↑0.001)
2.640
(↓0.19)
3
(-)
日本ハム
892 0.471
(↓0.029)
3
(↓1)
12459
(+1)
80
(+3)
9
(+1)
6
(-)
0.226
(↓0.001)
4.020
(↑0.04)
4
(1↑)
西武
8100 0.444
(↑0.032)
3.5
(-)
12596
(+6)
82
(+4)
17
(+1)
18
(+1)
0.251
(↑0.001)
4.290
(↑0.02)
4
(1↑)
ロッテ
8100 0.444
(↑0.032)
3.5
(-)
12563
(+3)
82
(+1)
23
(-)
15
(+3)
0.223
(↑0.003
4.070
(↑0.19)
6
(2↓)
ORIX
793 0.438
(↓0.029)
3.5
(↓1)
12467
(+3)
75
(+5)
19
(+1)
23
(-)
0.228
(↑0.002)
3.500
(↓0.1)