123456789
楽天
0000000000330
ORIX
00020000X2300
勝利投手:山岡 泰輔(1勝0敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(0勝0敗1S))
敗戦投手:安樂 智大(0勝1敗0S)
◆オリックスは0-0で迎えた4回裏、頓宮の適時打と小田の犠飛で2点を先制する。投げては、先発・山岡が8回無失点の快投。最後は守護神・増井が3人で締め、山岡は今季初勝利をマークした。敗れた楽天は、先発・安樂が好投するも打線が援護できず、連勝は5で止まった。

◆楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手が自慢の強肩を発動した。 オリックスに29イニングぶりの得点となる2点の先制を許した4回。 1死二、三塁から定位置より少し前に出てマレーロの右飛をつかむと、本塁へ矢のようなワンバウンド返球。タッチアップを狙った三塁走者の吉田正の生還を阻止し、プロ初補殺を記録した。同学年の先発安楽も何度もグラブをたたいて感謝するビッグプレーだった。 公式戦では、プロに入って初めてとなる生まれ育った関西での試合。試合前練習では球場全体に流れるBGMに耳を澄ませて「関西の選曲、いいですね」とニヤリ。気分よく入ったフリー打撃でもバックスクリーン中段まで運ぶ場面があった。 守備での好プレーから、打席でも存在感を示していく。

◆開幕から6戦未勝利のオリックスが29イニングぶりに得点を挙げた。4回無死満塁でドラフト2位の頓宮裕真内野手(22=亜大)が安楽から先制の左前打を放った。 「打ったのはフォークだと思います。満塁のチャンスでしたし、昨日から投手陣の方たちが頑張ってくれていたので、どんな形でもいいから1点を取ろうと打ちました。タイムリーになってくれて良かったです」 オリックスはこの試合で引き分け以下に終わると、開幕10連敗を喫した阪急時代の61年に次ぎ、球団ワースト2位の7戦未勝利となるだけに、今季初勝利を挙げられるか。この回は2点を挙げた。

◆開幕から6戦未勝利のオリックスが29イニングぶりに得点を挙げた。 4回無死満塁でドラフト2位の頓宮裕真内野手(22=亜大)が先制の左前打を放った。 オリックスはこの試合で引き分け以下に終わると、開幕10連敗を喫した阪急時代の61年に次ぎ、球団ワースト2位の7戦未勝利となるだけに、今季初勝利を挙げられるか。

◆楽天安楽智大投手は7回3安打2失点(自責1)の好投も、打線の援護なく黒星を喫した。 左太もも裏を痛めた岸の代役として今季初先発。オリックスのエース山岡と堂々の投げ合いを展開した。1回に1死一、三塁のピンチを遊ゴロ併殺で切り抜けると、テンポのいい投球に磨きがかかった。直球は球速140キロ前後ながら打者を差し込み、変化球の制球も安定。「スピードにこだわらず、質のいい真っすぐを投げることを心掛けた。先発に求められるのは試合をつくること。最低限はできた」とうなずいた。 悔やまれるのは4回。味方の失策も絡んで満塁となり、同学年のオリックスドラフト2位頓宮に0-1からの変化球を左前へ運ばれて先制を許した。「満塁で勝負を焦りすぎた。(ボールゾーンに落としてカウントを)1-1にもっていっても良かった」。犠飛で2点目も失い「最少失点で踏ん張らないといけなかった」と唇をかんだ。 平石監督は「かなり内容は良かった。リラックスしたフォームから、ガン表示以上のキレがあった」と評価。伊藤1軍投手チーフコーチも「安心して見ていられた。勝たせてやりたかったですね」と残念がる投球だった。平石監督は「ローテーションの兼ね合いでどこで投げるかは分からない」とした上で次回先発のチャンスも巡ってくることを明言。登録抹消はせず、1軍に同行させる見込みだ。

◆楽天茂木栄五郎内野手(25)が2失策を猛省した。 4回無死一塁からオリックス・メネセスの打球をトンネル。ピンチを広げ、このイニング2失点につながった。5回にも三遊間の打球を前へ出ながら回り込むようにして捕りにいったが、ボールはグラブの横を抜けた。「練習が足りない。打者の打ち方や打球の切れ方を考えて足を運んでいれば、捕るところまではできたはず」と自らを責めた。 先頭で打席に入った4回には中前打でチャンスメークも、続く浅村の打席でけん制タッチアウト。チームの連勝も5で止まり、攻守に悔しさいっぱいの1日となった。

◆オリックスが開幕7戦目にして今季初勝利を挙げた。4試合にまたがり28イニング続いた無得点を止めたのは、ドラフト2位の頓宮裕真内野手(22=亜大)だった。 敵失と死球が絡んだ4回無死満塁の好機で楽天安楽から左前へ先制適時打。「思わず出た」と右腕で作ったガッツポーズを一塁ベンチへ突き上げ、走った。風穴をあけた一打がそのまま決勝打に。開幕から7戦勝ち星なしならば、阪急時代以来58年ぶりという苦しいチーム状況を救った。 「初めてのシーズンで、勝つことがどれだけ難しいかと分かった」 開幕から全試合に「5番三塁」で先発出場。開幕戦で適時打を放ったが、その後はチャンスでの1本が遠かった。長打力を生かすため、プロ入りを機に捕手からコンバートされた三塁守備でも「悩んでいた」と言い、2日ソフトバンク戦では2者連続の失策が失点につながった。 「眠れない」とこぼすルーキーを心配した西村監督は6戦未勝利の中、練習中に「失敗してもいい。守備も失敗していい」と語りかけ、起用を続けた。「吹っ切れました」という頓宮の一打に小田が犠飛で続き、ベンチに明るさが宿った。 5連勝だった楽天の勢いを止め、オリックスでの監督初勝利を挙げた西村監督は、ズボンの右後ろにウイニングボールをしまった。「勝ちはなかったが、気持ちを落とすことなく、元気よくやっていた。そのうち勝てると選手を信じていました」。4年連続Bクラスからの巻き返しはここから始まる。【押谷謙爾】

◆楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手(22)が自慢の強肩を発動した。 オリックスに29イニングぶりの得点となる2点の先制を許した4回。 1死二、三塁から定位置より少し前に出てマレーロの右飛をつかむと、本塁へ矢のようなワンバウンド返球。タッチアップを狙った三塁走者の吉田正の生還を阻止し、プロ初補殺を記録した。同学年の先発安楽も何度もグラブをたたいて感謝するビッグプレーだった。 それでも試合後は「ラインだけは外さないようにしましたけど、球も浮いていたし、(自分としては)全然です」。表情が硬いままだった何よりの理由は、自身もオリックス山岡の前に3打数無安打と沈黙した打撃面にある。チームの連勝も5で止まり「(好返球の)流れに乗って打ちたかった。いい投手を、身をもって感じることができた。1つ(打つべき相手の)目標ができた。打てなかったこと、チームが勝てなかったことが本当に悔しい」。エース級との対戦を糧とすることを誓い、試合後も居残りでバットを握った。

◆オリックスの開幕投手の山岡泰輔投手が8回3安打無失点で今季初勝利を挙げた。6戦4発と好調だったウィーラーにも「打たれたことがないので」と自信を持って臨み、2回は内角直球で腰を引かせて見逃し三振。 その後も過去2年で適時打ゼロのデータ通り封じた。「右打者のインコースにいいボールがいってましたね」。4回無死一塁では一塁走者の茂木を「僕の判断」で3度目のけん制でアウトにし、直後に打席の浅村も内角直球で見逃し三振。長くボールを持つなど機転の利いた投球術を随所にまぶし、8回103球で料理した。「投手も助けられることがある。そこを我慢しないとAクラスはない」。投打がかみ合う試合をつくった。

◆オリックス・若月健矢捕手(23)が5日、楽天戦(京セラ)で"若月アロー"を放った。  0-0に三回2死一塁。楽天の田中が二盗を試みた際、矢のような送球を披露。タイミングは完全にアウトだったが、二塁塁審はセーフの判定。しかし、西村監督のリクエストによるリプレー検証の結果、アウトとなった。  4日時点の盗塁阻止率は"甲斐キャノン"で有名なソフトバンク・甲斐と日本ハム・石川亮に並び、リーグ1位の・500。その強肩ぶりは健矢の名前にちなみ、"若月アロー"とも呼ばれている。

◆オリックスが5日、楽天戦(京セラ)の四回に29イニングぶりの得点を奪った。無死満塁からドラフト2位・頓宮裕真内野手(亜大)が左前へ先制打を放った。  2日のソフトバンク戦(京セラ)の五回以来となる得点を挙げると、小田も中犠飛で続き、2-0とリードを広げた。  オリックスはこの日の試合前までで12球団で唯一、勝利がなく、開幕から2引き分けを挟み、4連敗中。25イニング連続無得点だった。

◆西村オリックスがうれしい初勝利だ。試合前まで開幕から12球団で唯一勝利がなし。25イニング連続無得点という悲惨さだった。チームに漂う重たい空気を、ルーキーのバットが振り払った。D2位・頓宮裕真内野手(亜大)が、先制打だ。  0-0の四回無死一塁から相手の失策、死球が絡み、満塁ともらった好機。楽天先発・安楽の変化球をとらえ、左前へ弾き返した。三走が生還し、2日のソフトバンク戦(京セラ)の五回以来、29イニングぶりに得点。小田も中犠飛で続き、2点を奪った。  開幕から7戦勝ち星なしとなれば、開幕10連敗を喫した阪急時代の1961年以来58年ぶり(同年は戸倉監督の下、53勝84敗3分けで5位)の事態。西村監督も打線の組み替えを行った。2軍で調整中だった西野を昇格させ、「9番・二塁」で先発起用。開幕から6試合、「1番・二塁」で出場していた福田が、今季初の「1番・遊撃」でスタメン。打力のある西野を加え、下位打線から上位につないでいく布陣を組んだ。狙い通りとはいかなかったが、打線が奮起した。  野手が苦しい時期は、投手が救う。今季自身初の開幕投手を務め、副主将にも任命された山岡は登板前、「勝っていないのが悔しいので、それをぶつけたい。流れに乗れば一気にいけると思う。勝つことが大事。1勝目できればチームも一気に変わると思うので」と意気込んでいた。  山岡は球威で押し、言葉通りスコアボードに「0」を並べた。スライダーも低めに集めて8回3安打無失点。開幕7試合目にして、ようやく白星をつかんだ。

◆楽天の安楽は今季初登板で黒星を喫したが、7回3安打2失点と粘った。昨季は右肩痛で出遅れた影響もあり、4年目で初めて0勝に終わった。今季は復活を期している。「最低限の仕事はできた。こういう投球を続ければ、勝ちにつながると思う」と手応えをつかんだ様子だった。  かつてのように剛速球を投げ込む姿はなく、140キロ前後の速球と変化球を制球良く投げ分けた。テンポも良く打たせて取り「スピードにこだわらず、質のいい直球を投げることを意識してやってきた」と納得の投球だった。

◆楽天は打線がつながらず、零敗を喫して連勝が5で止まった。直球とスライダーを投げ込む山岡に手玉に取られ、平石監督は「なかなか絞り切れなかった」と首を振った。  四回無死一塁の守備では鋭い打球を茂木が後逸してピンチを広げ、2失点につながった。拙攻、拙守と内容の薄い試合となったが「こういうときもある。ずるずると引きずっても仕方ない」と気持ちを切り替えた。

◆守護神の増井が今季3試合目の登板で初セーブ。3月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)では4-2の九回に登板するも2失点。延長十二回引き分けを招いた。「開幕2戦目でリリーフ失敗して、あれで流れが変わってしまったのかなとも思った。次は絶対、リードを守らないと、と思っていました」。通算150Sまで、残り「4」とした。

◆決勝打を放ち、プロ入り後初のお立ち台に上がった頓宮は「今年から入りました、亜細亜大学から来ました、パンチで~す!」と、トレードマークのパンチパーマを披露する爆笑あいさつ。安打を放った楽天の安楽とは同級生で岡山理大付高1年春に愛媛・済美高との練習試合で対戦。「球、速かったですね。三振でした」と振り返った。それ以降対戦はなかったが、プロの舞台で、今度は「H」ランプを灯してみせた。

◆先発した山岡がエースの働きを見せた。8回を3安打無失点で今季初勝利。チームの連敗を「4」で止め、1勝目をもたらした。「チームが流れに乗っていけるように早い段階で止めたかった」。今季は自身初の開幕投手を務め、副主将も任されている。自覚も芽生え「打線がダメなときは投手が踏ん張って助けたい」とさらに気合を入れた。

◆安楽は今季初登板で黒星を喫したが、7回2失点と粘った。四回に味方の失策が絡んで2失点。「2点じゃなくて1点。最少失点に抑えなくては」。昨季は4年目で初めて0勝。今回は左太もも裏痛で離脱した岸の代役で役目を果たした。チームの連勝は5でストップ。それでも平石監督は安楽について「ローテーションの兼ね合いもあるが、次(の登板機会)もある」と評価した。

◆やっと、心の底から笑顔になれた。開幕から1週間後、ついに今季初勝利をもぎ取った。待望の"新監督1勝目"。山岡から受け取ったウイニングボールを右ポケットにしまったオリックス・西村監督は、選手への信頼を口にした。  「勝ちはなかったんですけど、みんな、気持ち落ちすることなく、元気よくやってくれていた。そのうち勝てると、選手たちを信じていました」  開幕投手、副主将に任命した山岡が8回無失点と好投し、四回にD2位・頓宮裕真内野手(亜大)が無死満塁から左前へ決勝打。自らが開幕スタメンに抜擢した"秘蔵っ子"のひと振りが29イニングぶりに得点をもたらし、「素晴らしい安打。あれでチームが明るくなった」とたたえた。  苦しい船出だった。3月29日、開幕日の全体ミーティング。宿舎の食堂で語りかけた。「いいときもあれば、悪いときもある。そんなときこそ仲間を信じてやっていこう」-。選手、コーチ、裏方、全員で輪になり、手を取り合った。だが、壁は開幕直後から来た。  勝ちゲームを勝ちきれない。若手主体のチーム。当然、ミスも出た。それでも選手を信じ、明るく元気に鼓舞してきた。この日の練習中、指揮官は頓宮の下に歩み寄った。球団新人では62年ぶりとなる開幕戦でクリーンアップを務めた大砲だが、厳しい勝負の世界に眠れない日々が続いていたという。そんな空気を察し、将は「失敗していいから。守備もどんどん失敗していこう」と語りかけた。  大学まで捕手一本もプロ入り後から三塁手に転向。2日のソフトバンク戦(京セラ)では2失策を犯し、どちらも失点につながっただけに、頓宮は「守備の方で悩んでいたので、その言葉で吹っ切れました」と感謝。悩みがなくなったバットで恩返しした。  2012年のロッテ監督時代以来、7年ぶりに監督勝利を挙げた指揮官。「ウイニングボールは何年ぶりかな。監督室に飾ります」と笑った。快進撃はこれから。シーズンはまだ始まったばかりだ。 (西垣戸理大)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
511 0.833
(↓0.167)
-
(-)
136
(-1)
31
(+3)
21
(+7)
10
(+2)
4.000
(↑1)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
520 0.714
(↓0.119)
0.5
(-)
136
(-1)
39
(-)
19
(+2)
8
(-)
2.000
(-)
0.000
(-)
3
(1↑)
日本ハム
331 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
136
(-1)
24
(+5)
27
(+2)
4
(+1)
2.000
(↑1)
0.000
(-)
4
(1↓)
西武
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(-)
136
(-1)
36
(+2)
32
(+5)
6
(+1)
8.000
(-)
0.000
(-)
5
(-)
ロッテ
250 0.286
(↑0.119)
3.5
(↑1)
136
(-1)
32
(+7)
49
(+3)
14
(+3)
6.000
(-)
0.000
(-)
6
(-)
ORIX
142 0.200
(↑0.2)
3.5
(↑1)
136
(-1)
14
(+2)
28
(-)
1
(-)
8.000
(-)
0.000
(-)