1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 1 | 0 |
楽天 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 4 | 0 |
勝利投手:上原 健太(3勝0敗0S) (セーブ:石川 直也(1勝2敗18S)) 敗戦投手:松井 裕樹(5勝8敗5S) |
◆日本ハムが逆転勝ち。日本ハムは2点を追う4回表、太田賢に走者一掃の適時三塁打が飛び出し、試合をひっくり返す。直後に同点とされるも、5回に近藤が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・上原が今季3勝目。敗れた楽天は、先発・松井が試合をつくれなかった。
◆日本ハム近藤健介捕手が、勝ち越し打を放った。 3-3の5回無死一、三塁の絶好機。楽天の先発松井の初球、直球系141キロを打ち上げ左犠飛とした。「初球から積極的に打ちにいって、いい形になって良かったです。最低限の仕事は出来たと思います。さらにリードを広げられるように頑張ります」と気を引き締め直した。
◆日本ハム上原健太投手が自身今季負けなしの3連勝を飾った。 1回に2点の先制を許し、勝ち越した直後の4回には、自らの適時失策で同点とされた。ここで"無敗男"の強運ぶりを発揮。5回に味方打線が、再び勝ち越した。自己最長7回6安打3失点(自責は2)で白星が舞い込んだ。 今季は先発5試合、中継ぎ4試合の計9試合に登板し、負け知らず。「チームに迷惑をかけて、長い間2軍生活でしたが、またチャンスをくれた栗山監督に感謝したいです」と運も味方につけた。
◆日本ハムのドラフト5位、北浦竜次投手がプロデビューを果たした。 1点リードの8回に2番手で登板。2番オコエからの上位打線相手に、直球を軸に強気に攻め3者凡退に抑えた。初ホールドもマークし「緊張しました。良い経験をさせてもらった。0点に抑えたことも、すごく収穫でした」と充実感を漂わせた。
◆日本ハム清宮がCSファーストステージに向けて、鍛錬を積む。 この日は「6番一塁」で2打数無安打2死球。試合後に吉村GMは、出場選手登録を抹消せずにフェニックスリーグに出場させると明言。8日サムスン戦からの第1クールで実戦感覚を養う。
◆18歳の高卒新人左腕が、満点デビューを果たした。日本ハムのドラフト5位ルーキー北浦竜次投手が、楽天25回戦(楽天生命パーク)で1点リードの8回にプロ初登板。「緊張していて腕が振れなかった」という最初の打者、2番オコエはカウント3-1から三ゴロ。3番島内にも2球連続ボールとなったが、捕手石川亮から「自分のペースでやれ」と声をかけられ「そこから自分の投球ができた」。リズミカルなフォームでダイナミックに左腕を振った直球で、島内からは初三振を奪った。 4番ウィーラーも投ゴロに仕留めて3者凡退。全18球中14球が力のあるストレートで押して、初ホールドも記録した。「いい経験をさせてもらいました。三振を取れたこともうれしい。0点で抑えられたことも収穫です」と、振り返った。 2軍で順調に力を伸ばした。大きな故障もなく、イースタン・リーグでは18試合登板で2勝2敗、防御率4・06。最速は5キロ増の152キロに進化した。栗山監督も後半戦になると「北浦が気になる」と、1度は抜てきを決断。9月7日楽天戦(同)でプロ初先発するはずだった。 ただ、その前日に北海道を大地震が襲った。試合は中止となりデビューも流れたが、巡り巡って舞台となった仙台で最高の結果を残せた。試合後には栗山監督から「このまま(取り組みを)継続して、基礎体力も付けて来年頑張ってくれ」と、声をかけられた。 今日5日に出場選手登録は抹消され、宮崎でのフェニックスリーグに参加する。北浦は「基礎体力を付けて、変化球の精度も向上できたら」と、前向きだ。若い芽は確実に伸びてきている。【木下大輔】
◆楽天・松井が4日の日本ハム戦に、先発として今季2度目のマウンドに立つ。前回先発した9月27日のロッテ戦は、5回を83球、無失点で白星を挙げた。「いつも(抑え)だと、20球ほどでフォームがばらつくけど、先発だと安定していた」と好感触。平石監督代行は3日、来季の役割について「まだ決まっていない」と話した。(楽天生命パーク)
◆日本ハムの近藤が9月28日以来、6試合ぶりの打点を挙げた。3-3の五回無死一、三塁で松井から左へ打ち上げ犠飛をマークし「いい形になって良かった。最低限の仕事はできた」と振り返った。 昨季は腰部椎間板ヘルニアの手術を受けたために長期離脱したが、今季はここまで中心として打線をけん引している。
◆楽天の松井は14三振を奪ったが、要所で粘れず、6回4失点で8敗目を喫した。一回から三回にかけて7者連続三振をマークするなど、四回まで奪ったアウトは全て三振。しかし四回二死満塁で太田に走者一掃の三塁打を浴びると、3-3の五回には近藤の犠飛で勝ち越しを許した。 113球と球数がかさばり「力でねじ伏せる形になり、球数も増えてしまった」と反省を口にした。来季の起用法は未定だが、2度の先発登板を終え「来年、抑えに戻るにしても、可能性は広がったと思う」と収穫のある経験となったようだ。 平石監督代行(14三振を奪った松井に) 「三振を奪えるのは松井の魅力。抜け球も多かったのがもったいなかった」 内田(一回に右前へ適時打) 「逆方向は意識していた。追い込まれていたのでコンパクトにいった」
◆先発の上原が自己最長の7回を投げて6安打3失点、7奪三振で3勝目。投げ合った楽天の松井は14三振を奪ったが、勝負には勝ち「すごい投手だなと思って見ていたが、自分にできることを全うしようと思った」と喜んだ。3年目の今季は6月27日の登板後にコンディション不良で2軍落ち。9月27日の1軍復帰後は2戦2勝と存在感を示している。
◆今季2度目の先発となった松井が、一回二死満塁の清宮から球団タイ記録の7者連続三振を奪った。6回14奪三振をマークする一方で、四回二死満塁から3点二塁打、五回は近藤に勝ち越し犠飛を浴びるなど4失点で8敗目を喫した。「ボール自体はよかったけど、初回の入り方がよくなかった。バランスが悪い中でねじ伏せようとした」と反省した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
88 | 52 | 2 | 0.629 (↑0.003) | 優勝 (-) |
1 | 789 (+6) | 645 (+3) | 196 (+1) | 131 (-) |
0.273 (-) | 4.21 (↑0.01) |
2 (-) |
ソフトバンク |
78 | 60 | 1 | 0.565 (↓0.004) | 9 (↓1) |
4 | 657 (+1) | 568 (+2) | 195 (-) | 80 (-) |
0.266 (↓0.001) | 3.94 (↑0.01) |
3 (-) |
日本ハム |
72 | 66 | 3 | 0.522 (↑0.004) | 15 (-) |
2 | 579 (+4) | 578 (+3) | 138 (-) | 95 (+1) |
0.25 (↓0.001) | 3.78 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX |
65 | 72 | 5 | 0.474 (↑0.003) | 21.5 (-) |
1 | 534 (+2) | 559 (+1) | 106 (+1) | 97 (-) |
0.244 (-) | 3.67 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
58 | 75 | 3 | 0.436 (↓0.003) | 26.5 (↓1) |
7 | 518 (+3) | 591 (+6) | 76 (-) | 120 (+1) |
0.249 (-) | 4 (↓0.01) |
6 (-) |
楽天 |
56 | 81 | 3 | 0.409 (↓0.003) | 30.5 (↓1) |
3 | 507 (+3) | 579 (+4) | 129 (-) | 63 (-) |
0.24 (↓0.001) | 3.84 (↑0.01) |
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