楽天(★3対4☆)日本ハム =リーグ戦25回戦・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
2001000003740
勝利投手:上原 健太(3勝0敗0S)
(セーブ:石川 直也(1勝2敗18S))
敗戦投手:松井 裕樹(5勝8敗5S)
  DAZN
◆日本ハムが逆転勝ち。日本ハムは2点を追う4回表、太田賢に走者一掃の適時三塁打が飛び出し、試合をひっくり返す。直後に同点とされるも、5回に近藤が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・上原が今季3勝目。敗れた楽天は、先発・松井が試合をつくれなかった。

◆日本ハム近藤健介捕手が、勝ち越し打を放った。 3-3の5回無死一、三塁の絶好機。楽天の先発松井の初球、直球系141キロを打ち上げ左犠飛とした。「初球から積極的に打ちにいって、いい形になって良かったです。最低限の仕事は出来たと思います。さらにリードを広げられるように頑張ります」と気を引き締め直した。

◆日本ハム上原健太投手が自身今季負けなしの3連勝を飾った。 1回に2点の先制を許し、勝ち越した直後の4回には、自らの適時失策で同点とされた。ここで"無敗男"の強運ぶりを発揮。5回に味方打線が、再び勝ち越した。自己最長7回6安打3失点(自責は2)で白星が舞い込んだ。 今季は先発5試合、中継ぎ4試合の計9試合に登板し、負け知らず。「チームに迷惑をかけて、長い間2軍生活でしたが、またチャンスをくれた栗山監督に感謝したいです」と運も味方につけた。

◆日本ハムのドラフト5位、北浦竜次投手がプロデビューを果たした。 1点リードの8回に2番手で登板。2番オコエからの上位打線相手に、直球を軸に強気に攻め3者凡退に抑えた。初ホールドもマークし「緊張しました。良い経験をさせてもらった。0点に抑えたことも、すごく収穫でした」と充実感を漂わせた。

◆日本ハム清宮がCSファーストステージに向けて、鍛錬を積む。 この日は「6番一塁」で2打数無安打2死球。試合後に吉村GMは、出場選手登録を抹消せずにフェニックスリーグに出場させると明言。8日サムスン戦からの第1クールで実戦感覚を養う。

◆18歳の高卒新人左腕が、満点デビューを果たした。日本ハムのドラフト5位ルーキー北浦竜次投手が、楽天25回戦(楽天生命パーク)で1点リードの8回にプロ初登板。「緊張していて腕が振れなかった」という最初の打者、2番オコエはカウント3-1から三ゴロ。3番島内にも2球連続ボールとなったが、捕手石川亮から「自分のペースでやれ」と声をかけられ「そこから自分の投球ができた」。リズミカルなフォームでダイナミックに左腕を振った直球で、島内からは初三振を奪った。 4番ウィーラーも投ゴロに仕留めて3者凡退。全18球中14球が力のあるストレートで押して、初ホールドも記録した。「いい経験をさせてもらいました。三振を取れたこともうれしい。0点で抑えられたことも収穫です」と、振り返った。 2軍で順調に力を伸ばした。大きな故障もなく、イースタン・リーグでは18試合登板で2勝2敗、防御率4・06。最速は5キロ増の152キロに進化した。栗山監督も後半戦になると「北浦が気になる」と、1度は抜てきを決断。9月7日楽天戦(同)でプロ初先発するはずだった。 ただ、その前日に北海道を大地震が襲った。試合は中止となりデビューも流れたが、巡り巡って舞台となった仙台で最高の結果を残せた。試合後には栗山監督から「このまま(取り組みを)継続して、基礎体力も付けて来年頑張ってくれ」と、声をかけられた。 今日5日に出場選手登録は抹消され、宮崎でのフェニックスリーグに参加する。北浦は「基礎体力を付けて、変化球の精度も向上できたら」と、前向きだ。若い芽は確実に伸びてきている。【木下大輔】

◆楽天・松井が4日の日本ハム戦に、先発として今季2度目のマウンドに立つ。前回先発した9月27日のロッテ戦は、5回を83球、無失点で白星を挙げた。「いつも(抑え)だと、20球ほどでフォームがばらつくけど、先発だと安定していた」と好感触。平石監督代行は3日、来季の役割について「まだ決まっていない」と話した。(楽天生命パーク)

◆日本ハムの近藤が9月28日以来、6試合ぶりの打点を挙げた。3-3の五回無死一、三塁で松井から左へ打ち上げ犠飛をマークし「いい形になって良かった。最低限の仕事はできた」と振り返った。  昨季は腰部椎間板ヘルニアの手術を受けたために長期離脱したが、今季はここまで中心として打線をけん引している。

◆楽天の松井は14三振を奪ったが、要所で粘れず、6回4失点で8敗目を喫した。一回から三回にかけて7者連続三振をマークするなど、四回まで奪ったアウトは全て三振。しかし四回二死満塁で太田に走者一掃の三塁打を浴びると、3-3の五回には近藤の犠飛で勝ち越しを許した。  113球と球数がかさばり「力でねじ伏せる形になり、球数も増えてしまった」と反省を口にした。来季の起用法は未定だが、2度の先発登板を終え「来年、抑えに戻るにしても、可能性は広がったと思う」と収穫のある経験となったようだ。 平石監督代行(14三振を奪った松井に) 「三振を奪えるのは松井の魅力。抜け球も多かったのがもったいなかった」 内田(一回に右前へ適時打) 「逆方向は意識していた。追い込まれていたのでコンパクトにいった」

◆先発の上原が自己最長の7回を投げて6安打3失点、7奪三振で3勝目。投げ合った楽天の松井は14三振を奪ったが、勝負には勝ち「すごい投手だなと思って見ていたが、自分にできることを全うしようと思った」と喜んだ。3年目の今季は6月27日の登板後にコンディション不良で2軍落ち。9月27日の1軍復帰後は2戦2勝と存在感を示している。

◆今季2度目の先発となった松井が、一回二死満塁の清宮から球団タイ記録の7者連続三振を奪った。6回14奪三振をマークする一方で、四回二死満塁から3点二塁打、五回は近藤に勝ち越し犠飛を浴びるなど4失点で8敗目を喫した。「ボール自体はよかったけど、初回の入り方がよくなかった。バランスが悪い中でねじ伏せようとした」と反省した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
88522 0.629
(↑0.003)
優勝
(-)
1789
(+6)
645
(+3)
196
(+1)
131
(-)
0.273
(-)
4.21
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
78601 0.565
(↓0.004)
9
(↓1)
4657
(+1)
568
(+2)
195
(-)
80
(-)
0.266
(↓0.001)
3.94
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
72663 0.522
(↑0.004)
15
(-)
2579
(+4)
578
(+3)
138
(-)
95
(+1)
0.25
(↓0.001)
3.78
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
65725 0.474
(↑0.003)
21.5
(-)
1534
(+2)
559
(+1)
106
(+1)
97
(-)
0.244
(-)
3.67
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
58753 0.436
(↓0.003)
26.5
(↓1)
7518
(+3)
591
(+6)
76
(-)
120
(+1)
0.249
(-)
4
(↓0.01)
6
(-)
楽天
56813 0.409
(↓0.003)
30.5
(↓1)
3507
(+3)
579
(+4)
129
(-)
63
(-)
0.24
(↓0.001)
3.84
(↑0.01)