オリックス(★1対2☆)日本ハム =リーグ戦25回戦・大阪ドーム=
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日本ハム
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ORIX
0000000011701
勝利投手:上原 健太(2勝0敗0S)
(セーブ:石川 直也(1勝2敗15S))
敗戦投手:東明 大貴(1勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】T-岡田(12号・9回裏ソロ)

  DAZN
◆日本ハムは0-0で迎えた6回表、大田泰の適時二塁打で先制に成功する。さらに2死二塁の好機から、中田に適時打が飛び出しリードを広げた。投げては、先発・上原が6回途中無失点で今季2勝目。敗れたオリックスは、先発・東明が好投するも、打線が援護できなかった。なお、この試合で日本ハム・宮西がプロ野球新記録となる通算325ホールドポイントを達成した。

◆日本ハム大田泰示外野手が、チームに勢いをつける先制打を放った。 6回、1死二塁の第2打席。オリックス東明の初球、外角高めの変化球を振り抜き、左翼線へ運ぶ適時二塁打を放った。 「(打球が)ずっとラインの上を転がっていきましたね。ラッキーヒットです。勝ちきれるようにやるだけです」とコメント。3連敗中と苦しむチームに活気を与えた。

◆日本ハム中田翔内野手(29)が、6回2死二塁でオリックス東明から左前適時打を放った。 「(打った球種は)フォークかな。(大田)タイシの先制打が大きかったし、その流れで追加点が取れて良かった。とにかく(チームが)勝てるように最後まで頑張ります」と話した。連敗脱出をめざすチームを鼓舞する、主将の貴重な一打だった。

◆序盤はともに無得点。日本ハムは初回1死二塁の得点機をつくるも、後が続かず。オリックスは初回2死一、二塁の好機を逃した。 日本ハムが6回、2点を先制した。先頭・中島の左前打から1死二塁とし、大田、中田の適時打で2点を挙げた。 日本ハムは継投勝ちでオリックス戦勝ち越しを決めた。先発上原が2勝目。オリックスは9回、T-岡田の12号ソロも届かず敗戦。オリックス東明は3敗目。

◆日本ハムは宮西尚生投手(33)のプロ野球最多ホールドポイント達成の記念グッズを発売すると発表した。 宮西は2点リードの7回に登板。打者3人を三者凡退に仕留めて今季36ホールドを記録。巨人山口と並んでいたホールドポイントを325に更新し、単独1位となった。 Tシャツやフェイスタオルなどをオフィシャルオンラインストアで予約販売する。予約期間は、10月6日正午まで。詳細は球団ホームページへ。

◆日本ハムが2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めた。 6回に大田と中田の適時打で2点を先制。先発上原は6回途中まで無失点と好投し、リリーフ陣もリードを守りきった。試合後にロッテが楽天に敗れ、チームはAクラスが確定。リーグ優勝の可能性は消滅しているが、2位浮上の可能性は残している。 栗山英樹監督は「そこ(CS)を目指しているわけじゃない。優勝がなくなった時点で日本一に向かっていく」と、気を引き締めていた。

◆オリックス東明大貴投手が7回2失点と好投した。5回まで1安打無失点。6回に日本ハム打線に4安打を集められて2点を失うも、昨年8月25日の右ひじクリーニング手術後最多となる107球を投げた。 降板後、ベンチ内で東明に右ひじの状態を確認した福良監督は「そこが一番心配でしたが、きょうくらい投げられたら大丈夫。よかったです」と来季に向け、投球内容も含めて合格点を与えた。東明は「来年のことはまだわかりません。投げる1試合1試合、必死です」と語ったが、手応えは感じていた。

◆日本ハム宮西尚生投手(33)が、プロ野球最多記録となる325ホールドポイントの日本新記録を達成した。 2点リードした7回に3番手として登板。打者3人を3者凡退に抑え、今季36ホールドポイント目を記録。これで宮西は、巨人山口の持つ歴代最高記録を塗り替え、単独1位となった。 試合後に宮西は「チームが勝てたことがよかった。その中で自分の記録が付いてくると思う。CSを視野に入れていかないといけないし、最終的には日本シリーズもある。目の前の1戦を大事に」と大記録達成よりも、この先の戦いを見据えていた。

◆日本ハムが日本一に輝いた16年以来、2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。 オリックス25回戦(京セラドーム大阪)は6回、栗山英樹監督(57)が今季主将に指名した中田翔内野手(29)の左前適時打などで2点を先行。投手陣もリードを守りきり、接戦を制した。直後にロッテが楽天に敗れたため、3位以上が確定。リーグ制覇の夢は消えたが、日本一への挑戦権は得た。総力を尽くして10月13日に開幕するCSファーストステージへ向かう。 キャプテン中田の一打が、Aクラス入りを力強く呼び込んだ。大田の先制二塁打の直後の6回2死二塁。「タイシ(大田)が打ってくれて流れが、こっちにあった」。痛烈な打球で三遊間を割った。2点目となる左前適時打。9回に1点差に迫られただけに、4番が生み出した追加点が大きかった。 試合前、尊敬する4番の先輩と顔を合わせ、背筋を伸ばした。この日、現役引退を発表したオリックス小谷野がスーツ姿で日本ハムベンチにあいさつに来ていた。「オレが4番を打つ前に日本ハムで4番を打っていた人。いろいろな相談もしたし、教えてくれた。かわいがってくれたしね。とにかく勝負強かった。本当に、すごかった」。 間近で見ていた4番の仕事ぶりを受け継いで、中田もここまで突っ走ってきた。「成長をさせてくれた。感謝をしている」という兄貴分の節目に立ち会った日でもあり、今季限りで退任する福良監督との最後の対戦でもあった。12年までヘッドコーチとして師事し、打撃のアドバイスを受けてきた恩人の前で、CS切符をたぐり寄せる一打。試合後には相手ベンチへ赴き、同監督と握手を交わした。「この先も、まだまだある。気を抜くことなくやる」と、気持ちは高まった。 2年ぶりにCSの舞台に立つ。栗山監督はAクラスを決めても笑顔はない。「そこ(CS)を目指しているわけじゃない。優勝がなくなった時点で日本一に向かっていく」と、見据えるのは頂点のみ。4試合連続で3得点以下の打線や、疲労が見える投手陣も、もう一踏ん張りが必要だ。「みんなで(調子を)上げていかないといけない。(CSから)急には上がらない」。シーズンは残り9試合。2位浮上=CS本拠地開催の可能性も残す。最後の大勝負へ、チーム全員で立ち向かっていく。【木下大輔】 ▼日本ハムが2年ぶりのクライマックスシリーズ出場を決めた。栗山監督は就任7年で5度目のAクラス入り。リーグ制覇した12年、16年はともに日本シリーズまで進出し、16年は日本一。3位だった14年、2位だった15年はどちらもCSで敗退している。

◆日本ハムの上原は3カ月ぶりの登板で六回途中まで無失点と好投し、6月18日以来の2勝目を挙げた。190センチの長身から内、外角に投げ分け、5安打2四球で粘った。2-0の六回、先頭打者の吉田正に二塁打を許して87球で降板したが試合をつくった。  コンディション不良のために2軍で調整となり、リーグ優勝を争う時期に投げられなかった。「任された六回を投げ切ることができなかった。そこは先発投手として反省」と好投にも浮かれる様子はなかった。 大田(六回に左翼線へ先制二塁打) 「ずっとラインの上を転がっていった。ラッキーヒットです」 中田(六回に適時打) 「タイシ(大田)の先制打が大きかった。その流れで追加点が取れて良かった」

◆日本ハムは27日、オリックス最終戦(京セラ)に2-1で競り勝ち、2年ぶりのクライマックスシリーズ進出が決定。パは出場3チームが出そろった。前日に救援に失敗した宮西尚生投手(33)が2点リードの七回に登板。3者凡退に抑えて今季のホールドポイント(救援勝利+ホールド)を40とし、山口鉄也(巨人)を抜いて通算325ホールドポイントのプロ野球記録をマークした。  「昨日やられていたので、チームが勝つことがすべて。若いリリーフに少しでも目標になるような数字を残したい」  リリーフ一筋で、入団1年目の2008年から11年連続で50試合以上に登板。お立ち台ではこの日、引退を表明した元同僚のオリックス・小谷野の名前を挙げて「助けてもらった。感謝の気持ちしかない」と頭を下げた。 (中田愛沙美) 6月27日以来の先発で六回途中無失点。2勝目を挙げた日本ハム・上原 「任された6回を投げ切ることができなかったので、そこは先発投手として反省です」 六回の決勝二塁打に日本ハム・大田 「ずっとライン(三塁線)の上を転がっていった。ラッキーヒットです」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
83502 0.624
(↑0.003)
M3
(↑2)
8764
(+7)
626
(+5)
189
(+3)
127
(+1)
0.275
(-)
4.31
(-)
2
(-)
ソフトバンク
75561 0.573
(↓0.004)
7
(↓1)
11634
(+5)
541
(+7)
189
(+1)
78
(+1)
0.269
(-)
3.94
(↓0.03)
3
(-)
日本ハム
69623 0.527
(↑0.004)
13
(-)
9559
(+2)
557
(+1)
136
(-)
85
(+1)
0.251
(-)
3.84
(↑0.03)
4
(-)
ORIX
61725 0.459
(↓0.003)
22
(↓1)
5515
(+1)
553
(+2)
100
(+1)
93
(-)
0.242
(-)
3.74
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
56713 0.441
(↓0.003)
24
(↓1)
13495
(-)
562
(+9)
67
(-)
117
(+1)
0.25
(↓0.001)
3.99
(↓0.04)
6
(-)
楽天
55773 0.417
(↑0.005)
27.5
(-)
8495
(+9)
559
(-)
125
(+2)
62
(-)
0.242
(↑0.001)
3.86
(↑0.02)