ロッテ(☆6対5★)ORIX =リーグ戦22回戦・マリンスタジアム=
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ORIX
00100 0400 5101
ロッテ
00320 000 6120
勝利投手:内 竜也(3勝3敗24S)
敗戦投手:増井 浩俊(1勝4敗30S)
  DAZN
◆ロッテは2点リードで迎えた4回裏、平沢の2点適時打で追加点を挙げる。その後は同点を許すも、9回に2死一二塁の好機から井上の適時打でサヨナラ勝利を収めた。6番手・内が今季3勝目。敗れたオリックスは、7回に4点ビハインドを追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆オリックスのドン・ローチ投手(28)が4回5失点で早々と降板した。 1、2回と走者を出しながらも無失点で切り抜けたが、1-0の3回1死からロッテ打線に4連打を浴びて3点を失い、逆転を許した。4回1死一塁からも3連打を打たれて2失点。この回が最後になった。 シュート、スライダー、カーブなど多彩な変化球で空振りを奪っていただけに「調子自体は悪くなかった。アンラッキーなヒットが多かったけど、なんとか粘って投げたかった」と悔しがった。

◆オリックスのクリス・マレーロ内野手(30)が7回、同点の適時二塁打を放った。 1-5で迎えたこの回、代打・中島、福田の適時打で2点を奪取。なおも2死一、二塁でマレーロが左翼フェンスを直撃する適時打で、2人をかえした。「チャンスだったし、甘いボールを積極的に打とうと思っていた。高めに浮いたストレートをしっかりと打ち返すことができたね。なんとか追いつくことができてよかったよ」と喜んだ。

◆前日24日の試合で3打数無安打、2失策と散々だった「9番右翼」平沢大河内野手が、7月20日オリックス戦以来となる今季2度目の猛打賞で借りを返した。 4回1死二、三塁の第2打席で、ローチの139キロカットボールを右翼線へ2点適時二塁打。 6回の第3打席では左腕大山の141キロ直球を左前へ。 そして同点で迎えた9回の第4打席。先頭打者として打席に立つと、オリックス守護神・増井の148キロ直球を中前へはじき返して出塁。岡の犠打で二進し、井上の左前打でサヨナラのホームを踏んだ。 この日は守っても5回の若月の右中間への飛球をフェンス際で好捕する活躍ぶり。井口監督も「そういう意地を見せてくれて、これからもどんどん成長すると思う。明日も期待したい」。1日で立ち直り、素晴らしい活躍を見せた平沢の精神力をたたえた。 平沢は試合後のお立ち台で「昨日は眠れたか?」と聞かれると「ぐっすりです」とにっこり。この日からファンによって披露された平沢のオリジナル応援歌について「格好良いですね。もっと歌ってもらえるようにがんばりたい」とうれしそうに話した。

◆オリックス山本の最年少記録も実らず、サヨナラ負けを喫した。 5-5の8回裏に登板した山本は、三塁・大城の落球による1死二塁のピンチも無失点で切り抜け、20歳シーズンで30ホールドという最年少記録を樹立。「試合に備えて早く寝たり、朝からストレッチしたりという準備が実った結果。これからも1つ1つ積み重ねていきたいです」とあくなき姿勢を見せた。だが9回裏に守護神・増井が井上にサヨナラ打を浴び、ロッテ戦勝ち越しは持ち越しになった。

◆打線が低迷しているロッテが0-1の三回に3、4番の適時打で3点を奪い、逆転した。1死一、三塁から中村が左翼線に二塁打を放って同点とし、なお二、三塁で井上が中前打して2点を勝ち越した。  1点しか奪えず、3連敗を喫した前夜は2人で計1安打に終わっていた。中村が「何とかしたいと思っていたので、3、4番でかえせて良かった」と言えば、井上は「奨吾(中村)が打った流れで続くことができて良かった」と喜んだ。

◆ロッテがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。5-5の九回、平沢の中前打などで二死一、二塁から、井上が左越え安打で試合を決めた。九回を抑えた内が3勝目。オリックスは七回に4点を奪って追い付いたが、抑えの増井が打たれた。

◆オリックスは1-5の七回に代打中島の適時打、マレーロの2点二塁打などで4点を奪って追い付いたものの、勝ち越せずにサヨナラ負けを喫した。福良監督は「追い付いたけど、先攻だから追い越さないと」と淡々と話した。  八、九回の攻撃はいずれも三者凡退で、最後は抑えの増井が打たれた。増井は「思ったところより高めに入ってしまった。疲れもあるので、休めるときにしっかり休んで次に頑張りたい」と前を見据えた。

◆24日の試合で失点につながる2失策を犯したロッテの平沢が、3安打2打点の活躍で汚名返上、守備でも好捕があった。「悔しさを晴らすようにしっかりやりました」と笑顔だった。  前夜の試合後もみっちりと日課の特打を行い、気持ちを切り替えて臨んだ。四回に2点二塁打、九回は先頭で中前打を放って出塁し、サヨナラのホームを踏んだ。ファンがオリジナルの応援歌を作成し、この日から打席に立つたびに流れた。「多く歌ってもらえるように頑張りたい」と気を良くしていた。

◆平沢が3安打2打点。四回に右翼線へ2点二塁打を放ち、九回には先頭で増井から中前打。井上の安打でサヨナラのホームを踏んだ。前日24日は右翼守備で八回に2つの失策を犯して逆転負けにつながっただけに、汚名返上の活躍。この日からオリジナルの応援歌がファンによって歌われ、「かっこいい。多く歌っていただけるようにもっと頑張る」と決意を新たにしていた。

◆高卒2年目の山本が5-5の八回をゼロに抑え、今季30ホールド(H)目をマーク。20歳での30H到達はプロ野球史上初となった。「30ホールドできたからこれでいいや、じゃなくて、これからも1つ1つ積み重ねていく」。今季はセットアッパーとして起用され、48試合で4勝1敗、防御率2・27と大活躍。チームは九回に守護神の増井が打たれサヨナラ負けを喫したが、パ・リーグの新人王最有力候補の右腕の存在は頼もしい。

◆ロッテは25日、オリックス22回戦(ZOZOマリン)に6-5でサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。九回二死一、二塁で4番の井上晴哉内野手(29)が左中間にサヨナラ安打を放った。  「(3番の中村)奨吾が粘って(四球で)歩いたので『今日の主役は俺』と思って打席に入った。感触は最高でした」  カウント1-0から増井が投じた149キロの直球を仕留めた。三回には中前2点打を放つなど、3安打3打点。井口監督も「晴哉が4番の仕事をしてくれた」と頬を緩めた。  最近は打線が機能せずに3連敗。試合前には中村、井上、角中の中軸3人で話し合ったという。「クリーンアップが初回からしっかりやろうという話をした。何とか挽回できてよかった」。重責を任される和製大砲は、ホッと胸をなでおろした。 (片倉尚文)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
654420.596
(↓0.006)
0
(-)
32613
(+1)
515
(+5)
156
(-)
105
(-)
0.271
(↓0.001)
4.31
(↓0.01)
2
(-)
福岡
584910.542
(↑0.004)
6
(↑1)
35503
(+5)
456
(+1)
157
(+3)
66
(-)
0.263
(-)
4.04
(↑0.03)
3
(-)
日ハム
585130.532
(-)
7
(↑0.5)
31485
(+3)
465
(+3)
123
(+1)
74
(+2)
0.252
(↑0.001)
3.8
(↑0.01)
4
(-)
ロッテ
515530.481
(↑0.005)
12.5
(↑1)
34423
(+6)
449
(+5)
52
(-)
100
(-)
0.254
(↑0.001)
3.79
(↓0.01)
5
(-)
ORIX
515850.468
(↓0.004)
14
(-)
29422
(+5)
456
(+6)
83
(-)
72
(-)
0.239
(-)
3.71
(↓0.02)
6
(-)
楽天
476230.431
(-)
18
(↑0.5)
31401
(+3)
442
(+3)
102
(+1)
54
(+1)
0.241
(↓0.001)
3.66
(↑0.02)