西武(★2対7☆)楽天 =リーグ戦15回戦・メットライフ=
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楽天
00002 4001 791
西武
00000 0002 270
勝利投手:塩見 貴洋(2勝1敗0S)
敗戦投手:菊池 雄星(8勝2敗0S)
  DAZN
◆楽天は5回表、今江のソロとペゲーロの適時打で2点を先制する。続く6回には、今江の適時打と渡辺直の適時三塁打で一挙4点を追加した。投げては、先発・塩見が9回2失点の好投。自身6年ぶりの完投で今季2勝目を挙げた。敗れた西武は、エース・菊池が中盤に崩れた。

◆楽天カルロス・ペゲーロ外野手(31)は今季16本塁打のうち、ビジターで14本を放っている。  ビジターで14本塁打は、24本塁打で本塁打王争いのトップを走る山川穂高内野手(26=西武)の13本を抑えてリーグ最多だ。最後の1発は6月30日のメットライフドームだが、同球場で久しぶりのアーチが出るか。

◆西武元監督の森祗晶氏(81=日刊スポーツ評論家)が球場を訪れた。  「ライオンズフェスティバル」初日のゲストとして来場。始球式を務め、試合後はグラウンドでトークショーを行う。  試合前練習中のグラウンドに降り立ち、辻監督、田辺チームアドバイザー、楽天森山投手コーチら、かつての教え子たちと談笑した。辻監督は「ピッチャーが大変だなあと言われたよ」と苦笑いで明かした。  森氏は86年から94年まで監督を務めた。9シーズンで8度のリーグ優勝、6度の日本一を達成。「黄金時代」の指揮官として、一時代を築いた。

◆86年から94年まで西武の監督を務めた森祗晶氏(81=日刊スポーツ評論家)が始球式を行った。  当時のユニホームで登場。マウンド手前から、捕手を務めた辻監督へ投じた。ワンバウンドとなったが、それることなく届いた。  「気持ちと体が一致しないよね。でも、暴投や横にそれなかったから、よしとしてよ」と笑顔で話した。  この日は「ライオンズフェスティバル」初日。始球式の前にはマイクの前であいさつを行い、「懐かしいユニホーム、数々の思い出を作ってくれたグラウンドに立ち、正直、感無量です。多くのファンの方々に心よりお礼申し上げます。これからが正念場。多くのファンのご声援を、よろしくお願いします。また、楽天球団、監督、コーチ、選手の皆さん、試合前の貴重な時間をいただき、感謝申し上げます」と話した。  始球式の後は、グラウンドで西武ナインと記念撮影を行った。

◆試合前、西武辻発彦監督、榎田大樹投手、十亀剣投手、今井達也投手、楽天平石洋介監督代行、則本昂大投手が球場外野後方ステージで「平成30年7月豪雨」で被害を受けた人たちへの募金を呼び掛けた。  約10分間、ステージに立った。十亀は「多くの募金、ありがとうございます。被災地に送り、役立てていただきます」と感謝した。

◆西武の秋山翔吾外野手が535試合連続フルイニング出場としてパ・リーグ記録の愛甲(ロッテ)に並んだ。プロ野球記録は阪神の金本監督が現役時代にマークした1492試合。  秋山は2014年9月6日のソフトバンク戦から、フルイニング出場を継続している。

◆西武のドラフト1位ルーキー、斉藤大将投手が1軍デビューを果たした。  中継ぎ要員として、この日、初昇格。先発菊池が6回で降板した後、0-6の7回に2番手で登板した。先頭田中を遊ゴロ。次の茂木には右前打を打たれたが、島内を左飛、今江を空振り三振で後続を断った。1回1安打無失点だった。  「初めてだったので緊張しました。現状で出せるものは出しましたが、もっといいものを出さないと通用しない。今日は運良く抑えられたけど、相手が打ち損じでなくても抑えられる投手になりたい。今日が、その第1歩です」と話した。  辻監督は「良かったんじゃない。ああいう投手が、これから徐々に結果を出してね。低めに投げていたし、あれぐらい投げられたら」と評価した。

◆西武菊池雄星投手は6回7安打6失点で、今季2敗目を喫した。  4回までは1安打無失点に抑えていたが、5回先頭の今江に先制ソロを打たれてから崩れた。5回2死からペゲーロに2点目の適時二塁打。6回には、先頭からの3連打を含む4安打1四球で4点を追加された。  今季2敗は、いずれも楽天戦。昨季までは得意としていたが、今季はやられるケースが増えている。その点について聞かれると「向こうどうこうより、自分のボールが何球投げられたか。対自分です。自分の球が全く今シーズンは投げられていない」と答えた。  体調面は問題ないという。「映像、データを見て、考えていかないといけない」と、次回登板までの修正を誓った。

◆西武打線が、またも楽天塩見にやられた。  8回まで4安打無得点。9回に先頭からの3連打などで2点を返し、完封を阻止するのがやっとだった。  塩見には今季4試合で2勝を献上。防御率2・17に抑えられている。辻発彦監督は「カモになっちゃった。ストライク率がすごい。9割ぐらいあるんじゃないか。甘いところを打たないといけないが、打ち損じている。投げっぷりなのか、自信をもって投げられている」と話した。

◆西武秋山翔吾外野手が連続フルイニング出場を535試合に伸ばし、88~92年のロッテ愛甲に並ぶパ・リーグ記録に達した。  1番中堅で先発。6回には先頭で右翼線二塁打を放ったが、得点にはつながらず、試合も敗れた。  感想を求められると「どれだけ評価してもらえるのか、難しい記録だと思います。勝っても、負けても、打っても、打たなくても、1つずつ増えていく。終わってみて、じゃないでしょうか」と話した。

◆楽天塩見貴洋投手が6年ぶりの完投勝利で今季2勝目を挙げた。  走者を出しながらも粘りの投球。3試合連続で首位西武相手の先発となったが、7回1失点→8回1失点→9回2失点の安定感をみせた。2勝はいずれも西武戦。「コントロールよく、丁寧に投げられたのがよかったと思う。しっかりコーナーで勝負出来ている。嶋さんのリードのおかげです」と感謝した。  4回に左手首に打球が直撃したが、「痛いですけど降りるわけにはいかなかった。力も入りましたし、動かせたので大丈夫だった。気合を入れて投げました」と続投。言葉通り、内角も臆せずに攻めて西武の強力打線を封じ「内に勇気を持って投げないと抑えられない」とうなずいた。  9回に2点を失い、12年4月3日ソフトバンク戦以来の完封はならず。先頭打者の出塁を許した遊撃内野安打は、自身のグラブをかすめており「(9回を)投げきれたのはいいですが...。あのピッチャーゴロを捕れないと話にならない」と悔しさをにじませた。  チームは今季2度目の4連勝。平石監督代行は「塩見は真っすぐとシュートの使い分けもよかった。最後(9回)だけもったいない。ピッチャーゴロを捕っていればね。でも(内角に)ぶっ込むところはぶっ込んで。外一辺倒では西武打線は抑えられない。内もうまく使っていた」と力投をたたえた。

◆西武が球団を所有して40年となることを記念し、チームを日本シリーズで2度の3連覇に導いた森祇晶元監督が始球式を務めた。マウンドと本塁の中間から、かつての教え子でもある辻監督に向けて投げ込んだ。  米ハワイに住んで18年になるというが、西武の試合は映像でチェックしているそうだ。「今の西武は投手が不足している。後半戦はどうつないでいくかが大事」と話した。

◆西武・菊池雄星投手(27)が楽天戦で後半戦初先発。6回7安打6失点で降板し、9勝目はならなかった。菊池は四回まで安打と四球1つずつと快投していたが、0-0の五回、楽天の先頭・今江に先制の左中間ソロを被弾。さらに、二死二塁からペゲーロに中越え適時二塁打を浴び、この回2点を奪われた。  六回にも連打で無死一、三塁のピンチに陥ると今江に右中間適時打を浴びて0-3に...。さらに一死満塁から渡辺直に走者一掃の3点三塁打を浴び、大量リードを許した。七回からは菊池とともにこの日登録されたドラフト1位・斉藤大=明大=がマウンドに上がった。

◆楽天の今江が西武のエース菊池から本塁打を含む2安打2打点をマークした。0-0の五回、内角に食い込んでくるスライダーを前でさばき、左越えに先制の7号ソロ。「投手戦で来ていた。連打は難しい中で、本塁打でチームに流れを持ってこられて良かった」と笑顔だった。  2-0の六回無死一、三塁では高めの速球を右前に運ぶ適時打を放った。六回に菊池から3点三塁打を放った渡辺直の助言を参考にしたそうで「直人さんのおかげで打てました」と上機嫌だった。 平石監督代行(西武に相性のいい塩見に) 「西武戦は嫌だと思う。でも、相手も嫌がっている」 渡辺直(六回に3点三塁打) 「チャンスだったので、甘い球を待っていた。うまく打てた」

◆楽天が4連勝した。五回に今江のソロとペゲーロの二塁打で2点を先行し、六回に今江の適時打、渡辺直の3点三塁打で4点を加点。塩見は無四球の7安打2失点で6年ぶりの完投勝利。西武は菊池が6回6失点と崩れ2敗目を喫した。

◆西武の秋山翔吾外野手が20日、メットライフドームで行われた楽天15回戦で535試合連続フルイニング出場としてパ・リーグ記録の愛甲(ロッテ)に並んだ。プロ野球記録は阪神の金本監督が現役時代にマークした1492試合。  秋山は2014年9月6日のソフトバンク戦から、フルイニング出場を継続している。

◆西武は苦手の塩見に手を焼いた。八回まで無得点が続き、九回に2点を返すのがやっとだった。辻監督は「かもになっちゃった。甘いところを打たないといけないけど、打ち損じたりしている。自信を持って投げられている」と嘆いた。  この試合から、青を基調とした今夏限定のユニホームを着用。ファンにもユニホームが配布されたため球場の大半が青に染まったが、白星を届けることはできなかった。 斉藤大(ドラフト1位新人でプロ初登板し1回無失点) 「初めてだったので緊張した。現状で出せるものは出せた」 秋山(連続試合フルイニング出場でパ・リーグ記録に並び) 「試合に出て活躍したい、チームに貢献したいという思いが気持ちの張りになる」

◆球団創設40周年を記念し、チームを8度のリーグ優勝、6度の日本一に導いた元監督の森祇晶氏(81)が始球式に登場。マウンドと本塁の中間から、かつての教え子の辻監督に向けて投げ込んだ。米ハワイ州に住んで18年になるが、西武の試合は映像でチェックしており、「今の西武は投手が不足している。七~九回をどうつないでいくかが大事」と鋭く指摘した。

◆塩見が2失点完投で2勝目を挙げ、チームの4連勝に貢献した。九回に先頭・浅村の打球が自身の横へ飛んだが取れず(記録は遊撃内野安打)、これをきっかけに2失点。6年ぶりの完投勝利にも「完封したかった。あのゴロを取らないと話にならい」と悔やんだ。チームの天敵だった菊池と3試合連続で投げ合い、2勝。平石監督代行は「球も走っていたし、内角も攻めた」と絶賛した。 五回、左翼席に7号先制ソロを放った楽天・今江 「(菊池と)相性がいい直人さん(渡辺)に(攻略法を)教えてもらった。渡辺直人打法です」 六回一死満塁で、右中間へ走者一掃の3点三塁打を放った楽天・渡辺直 「打ったのはストレート。チャンスだったので、甘い球を積極的にいこうと思った」

◆敗れて、2位の日本ハムに1・5ゲーム差に迫られた。後半戦初先発の菊池は、6回7安打6失点で2敗目(8勝)。「先制点を与えて粘りきれなかった。全くいいボールが投げられずにもどかしい」とうなだれた。これで今季の楽天戦の対戦防御率は5・31となり、「映像やデータを見て、いろいろ原因を探りたい」と話した。 七回にプロ初登板し、1回を1安打無失点に抑えた西武D1位・斉藤大(明大) 「結果的にゼロに抑えられたのはよかった。もっといいものを出さないと通用しない」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
473410.58
(↓0.008)
0
(-)
61455
(+2)
396
(+7)
103
(-)
90
(-)
0.274
(↓0.001)
4.51
(↓0.03)
2
(-)
日ハム
463610.561
(↑0.005)
1.5
(↑1)
60356
(+6)
322
(+5)
94
(+3)
56
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.51
(↓0.01)
3
(-)
福岡
413900.513
(↓0.006)
5.5
(-)
63352
(+5)
344
(+6)
117
(+1)
49
(+2)
0.253
(-)
4.12
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
413940.513
(↓0.006)
5.5
(-)
59324
(+7)
316
(+8)
64
(+1)
55
(+2)
0.243
(↑0.002)
3.54
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
414120.5
(↑0.006)
6.5
(↑1)
59334
(+8)
338
(+7)
43
(-)
86
(+2)
0.257
(↑0.003)
3.68
(↓0.02)
6
(-)
楽天
334910.402
(↑0.007)
14.5
(↑1)
60293
(+7)
334
(+2)
76
(+1)
43
(-)
0.241
(↑0.001)
3.81
(↑0.02)