楽天(☆4対0★)中日 =交流戦3回戦・楽天宮城球場=
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中日
00000 0000 041
楽天
10000 003× 4101
勝利投手:岸 孝之(6勝1敗0S)
敗戦投手:吉見 一起(2勝2敗0S)
  DAZN
◆楽天は初回、4番・ディクソンの適時打で先制する。そのまま迎えた8回裏には、アマダーの2ランと嶋の適時打で貴重な追加点を奪った。投げては、先発・岸が8回無失点の快投で今季6勝目。敗れた中日は、先発・吉見が8回途中まで好投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆最下位楽天だって岸なら確実に勝てる。糸を引くように伸びる直球の最速は147キロ。逆にカーブは最も遅くて106キロ。最大41キロの球速差を生かして今季6勝目、節目の交流戦通算20勝目を挙げた。パ・リーグの借金を丸抱えし、負ければ借金20となる中で登板したが「まだまだ諦めることなく戦います」と力強く宣言した。  同学年の好投に引っ張られた。中日吉見と33歳の先発対決。「吉見がいい投球をしていて、それに乗っかって僕も良くなってきた。個人的にすごく楽しみだったし、勝ててよかった」。ツーシーム系の動く速球で低めを丁寧につく吉見に対し、岸は1分間に2180回転するフォーシームの伸びで勝負した。4回2死から4者連続三振。3試合連続の2桁こそ逃したが、持ち味を存分に出して9三振を奪った。  これで5月から5連勝となり、防御率は12球団トップで1点台に突入した。梨田監督は「安定している。球の切れと速く感じるスピンの利いた直球、カーブ、チェンジアップ。何をとっても一級品」と絶賛。苦しい時、最後のとりでとなってくれる右腕に感謝していた。【斎藤直樹】

◆天敵の前に快音を響かすことはなかった。楽天岸に8回までたった4安打に封じ込まれた。9回もハーマンに3者凡退で、今季4度目の完封負け。岸には通算7勝目を献上した。  反撃へのチャンスはあった。6回1死二塁。京田が左中間前方に安打を放った。「捕球姿勢がアレだ(流れた)から、行けると思った」。奈良原内野守備走塁コーチが腕を回したが、二塁走者大野奨が本塁で憤死。8回には先頭打者モヤの中前打でベンチは盛り上がった。しかし代打・堂上が初球を捕邪飛でバント失敗。「ワンチャンスをミスしたら、勝てない」と、波留打撃コーチも頭を抱えた。その後、敵失で1死一、二塁になったが、後続が続かなかった。  楽天、西武と続くパ本拠地3連戦。アルモンテをDHにまわし、ビシエド、モヤのカリビアントリオを組み込んだ。しかし、楽天3連戦で期待の助っ人たちは、それぞれ1安打ずつと元気がない。7回まで1失点と粘った先発吉見を見殺しにしてしまった。打線が不発と聞かれ、森監督は「だから0なんだよ。1点目が取れないと、2点目もない。点を取れなきゃ仕方がない」とぼやいた。両リーグ最年長指揮官対決、そして最下位対決に負け越し。交流戦勝ち越しも消滅した。【伊東大介】

◆楽天は岸が8回を4安打9奪三振でゼロに抑え、6勝目を挙げた。打線は一回、ディクソンの適時打で先制。八回にアマダーの2ラン、嶋の適時二塁打で加点した。中日は八回途中まで吉見が粘り強く投げたが、打線が振るわなかった。

◆楽天がこのカード2勝1敗とし、今季初めて本拠地3連戦での勝ち越しを決めた。先発した岸孝之投手(33)が8回109球4安打無失点と好投し6勝目(1敗)。節目の交流戦通算20勝をマークした。  「吉見がすごくいいピッチングをしていた。それに乗っかって、だんだんよくなってきた」  岸と吉見は1984年生まれの同い年。戦ってきたリーグこそ違うが、ともに10年以上もプロの第一線で戦ってきた好投手同士だ。年に1度あるかないかの投げ合いを「すごく楽しみにしていた」と岸。八回一死までは1-0と緊迫した投手戦が続き、「あっち(吉見)もよかったので、点をとられたくないと思って投げた」。意地と意地のぶつかり合いが見応えのある試合を作った。  九回は守護神のハーマンにマウンドを譲り、昨年の移籍からは初となる本拠地での完封はおあずけとなったが、これで自身は5連勝。防御率は1・91でリーグトップだ。梨田監督は「安定している。素晴らしいピッチングを披露してくれた」と喜んだ。

◆楽天のディクソンが一回に先制打を放った。2死から島内が安打と盗塁でつくった好機で、吉見のスライダーを左前に運んだ。「走者をかえすことだけを考えていた。自分の仕事ができて良かった」と話した。  9番で出場した13日に来日初本塁打を含む2安打をマークし、この日は一気に4番に昇格。「やることは変わらない。チームを助けられればいい」と、中軸起用にも気負うことなく勝利に貢献し「ここ数日は非常にいい感じでできている。勝ってうれしい」と笑った。

◆今季4度目の零敗。打線が四~五回に4者連続三振など、岸に抑えられた。森監督は「点が取れないと仕方がない。1点取れないと、2点目もない」とぼやいた。七回まで1失点と好投していた吉見は八回、アマダーに2ラン、嶋に適時二塁打を浴び、力尽きた。同学年の投手に投げ負けた右腕は「岸は抑えて、僕は打たれただけ」と悔しさをにじませた。チームはこれで交流戦での勝ち越しがなくなった。

◆岸が8回無失点で自身5連勝となる6勝目(1敗)を挙げ、交流戦通算20勝をマーク。同じ1984年生まれの吉見との投げ合いを制し、「あっち(吉見)もよかったので、点を取られたくなかった」とうなずいた。このカード2勝1敗とし、今季初の本拠地3連戦での勝ち越しを決めた。梨田監督は「よく頑張ってくれた」とエースの力投をたたえた。 前日の9番から4番での起用となり、先制打を含む2安打1打点と活躍した新外国人の楽天・ディクソン 「いい感じで打てた。チームが勝ててうれしい」 八回に7号2ランを放った楽天・アマダー 「追加点がほしい状況で回ってきたので、集中して打席に立った。明日も頑張るよ」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
332510.569
(↓0.01)
0
(-)
84276
(+2)
259
(+8)
60
(+2)
32
(+1)
0.258
(-)
4.08
(↓0.07)
2
(-)
ヤクルト
282910.4912
(↑0.009)
4.5
(↑1)
85249
(+6)
269
(+4)
53
(+1)
34
(+1)
0.251
(↑0.002)
4.16
(↑0.01)
3
(↑1)
DeNA
272820.4909
(↑0.01)
4.5
(↑1)
86228
(+4)
228
(+1)
69
(-)
37
(+3)
0.253
(↑0.002)
3.63
(↑0.08)
4
(↑1)
巨人
293110.483
(↑0.008)
5
(↑1)
82278
(+6)
249
(+4)
59
(+3)
30
(-)
0.268
(-)
3.86
(↑0.01)
5
(↓3)
阪神
273000.474
(↓0.008)
5.5
(-)
86194
(+3)
222
(+11)
30
(+1)
32
(+1)
0.238
(↑0.001)
3.45
(↓0.14)
6
(-)
中日
283310.459
(↓0.008)
6.5
(-)
81246
(-)
281
(+4)
42
(-)
33
(-)
0.263
(↓0.002)
4.31
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
352400.593
(↓0.01)
0
(-)
84338
(+4)
260
(+6)
66
(+1)
74
(+2)
0.276
(-)
4.12
(↓0.03)
2
(-)
日ハム
342700.557
(↑0.007)
2
(↑1)
82260
(+11)
243
(+3)
67
(+1)
48
(+2)
0.241
(↑0.002)
3.76
(↑0.02)
3
(↑1)
ORIX
322910.525
(↑0.008)
4
(↑1)
81232
(+8)
233
(+2)
51
(+1)
35
(-)
0.235
(↑0.001)
3.57
(↑0.03)
4
(↓1)
福岡
312900.517
(↓0.008)
4.5
(-)
83257
(+4)
243
(+6)
77
(+2)
39
(+1)
0.254
(↓0.002)
3.94
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
293000.492
(↓0.008)
6
(-)
84244
(+1)
240
(+4)
29
(-)
60
(+1)
0.258
(↓0.001)
3.65
(↑0.01)
6
(-)
楽天
213910.35
(↑0.011)
14.5
(↑1)
82185
(+4)
260
(-)
49
(+1)
33
(+3)
0.23
(↑0.002)
4.01
(↑0.07)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
11300.786
(↑0.017)
0
(-)
464
(+6)
45
(+4)
14
(+1)
7
(+1)
0.247
(↑0.008)
3
(↓0.08)
2
(↑2)
ORIX
9500.643
(↑0.028)
2
(-)
461
(+8)
50
(+2)
16
(+1)
7
(-)
0.254
(↑0.003)
3.53
(↑0.12)
3
(↓1)
西武
8600.571
(↓0.044)
3
(↓1)
484
(+4)
69
(+6)
20
(+1)
18
(+2)
0.267
(↑0.001)
4.84
(↓0.09)
4
(↓1)
ロッテ
8600.571
(↓0.044)
3
(↓1)
453
(+1)
42
(+4)
7
(-)
12
(+1)
0.285
(↓0.006)
2.57
(↓0.06)
5
(-)
福岡
8600.571
(↓0.044)
3
(↓1)
458
(+4)
58
(+6)
20
(+2)
9
(+1)
0.23
(↓0.008)
3.86
(↓0.17)
6
(-)
日ハム
7700.5
(↑0.038)
4
(-)
484
(+11)
67
(+3)
18
(+1)
14
(+2)
0.258
(↑0.01)
4.49
(↑0.12)
7
(↑1)
巨人
7800.467
(↑0.038)
4.5
(-)
360
(+6)
56
(+4)
19
(+3)
9
(-)
0.252
(↑0.001)
3.52
(↑0.03)
8
(↑2)
DeNA
6700.462
(↑0.045)
4.5
(-)
552
(+4)
58
(+1)
16
(-)
8
(+3)
0.257
(↑0.01)
4.38
(↑0.48)
9
(↓2)
広島
6800.429
(↓0.033)
5
(↓1)
460
(+2)
80
(+8)
14
(+2)
6
(+1)
0.27
(↓0.003)
5.39
(↓0.26)
10
(↓1)
中日
6900.4
(↓0.029)
5.5
(↓1)
352
(-)
73
(+4)
9
(-)
5
(-)
0.263
(↓0.008)
4.91
(↑0.03)
11
(-)
阪神
4900.308
(↓0.025)
6.5
(↓1)
549
(+3)
62
(+11)
6
(+1)
5
(+1)
0.262
(↑0.004)
4.19
(↓0.61)
12
(-)
楽天
41000.286
(↑0.055)
7
(-)
434
(+4)
51
(-)
9
(+1)
10
(+3)
0.234
(↑0.006)
3.48
(↑0.27)