☆阪神 v.s. ★ヤクルト(6回戦・阪神甲子園球場)
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ヤクルト
00000 0000 040
阪神
00000 002× 2100
勝利投手:秋山 拓巳(4勝4敗0S)
(セーブ:ドリス(0勝1敗14S))
敗戦投手:中尾 輝(2勝1敗0S)
  DAZN
◆阪神が接戦を制した。阪神は両軍無得点のまま迎えた8回裏、2死一二塁の好機からロサリオの2点適時二塁打が飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・秋山が8回4安打無失点の快投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、先発・ハフが試合をつくるも、打線が振るわなかった。

◆ヤクルトが打線のテコ入れも実らず、今季4度目の無得点負けを喫した。1軍に昇格した畠山和洋内野手を「5番一塁」で即スタメン起用し、クリーンアップは「坂口、バレンティン、畠山」で形成。  青木宣親外野手を今季初の「2番」に据えて得点力アップを狙ったが、阪神先発の秋山に8回まで4安打無得点。8回1死一、三塁の先制機では代打荒木、山田哲と凡退すると、直後の8回裏に中継ぎ陣が2失点し、試合を決められた。  7回までに8安打を打たれながらも無失点と粘りの投球を見せたハフを援護できず、チームは今季3度目の5連敗。借金はワーストの10に膨らんだ。  小川淳司監督は「チャンスはあそこ(8回)で1回あっただけだった。ハフは頑張ったと思う。ここに来て安定した投球をしている。ハフが投げると点を取ってあげられない試合が続いている。得点できていないのが現状。安打も少なくて四球も1つ。0点では勝てない。明日から神宮に帰るので切り替えてやるしかない」と険しい表情で引き揚げた。

◆阪神ウィリン・ロサリオ内野手が一振りで試合を決めた。  両軍スコアレスで迎えた8回。2死一、二塁から近藤の浮いたスライダーを高々と打ち上げる中越え二塁打。2人を生還させ、これが決勝点になった。  4号2ランを放った22日のヤクルト戦(倉敷)に続く、2試合連続(23日は中止)のヒーロー。「いい形で打てたので、気持ちよかった。こうやってみなさんの前でヒットを打てて、チームに貢献できて、本当に最高の気分。秋山投手がすごくいい投球をしていたので、チームと投手を助けられて本当によかった」と会心の笑みを浮かべた。  8回の攻撃。先発秋山が8回無失点ながら援護を受けられず、この回に代打を出されていた。1死から1番植田海が意表を突いて投手、一塁手、二塁手の間に転がすセーフティーバントを成功。金本知憲監督も「見事。やるタイミングもうまい」と絶賛した妙技で出塁すると、2番の糸原は犠打で2死二塁。ヤクルトベンチは福留を申告敬遠し、ロサリオとの勝負を選んだ。ここで投手が左腕中尾から近藤にスイッチしたが、4番打者は右腕の失投を見逃さなかった。前進守備だった中堅青木が全力で背走したが、打球はそのさらに先に落ちた。ロサリオは二塁塁上で阪神ベンチに向かってこん身のガッツポーズを繰り出し、喜びを表した。

◆阪神秋山拓巳投手が8回4安打無失点の好投で今季4勝目を挙げた。  試合後、決勝打を放ったロサリオとお立ち台に上がった右腕は「立ち上がりどうなるかという内容だったけどゼロを並べることができて良かった。何が良かった、という球はなかったけど(良かったのは)負けない気持ちですかね」とはにかんだ。  8回1死一、三塁のピンチでは、ヤクルトの代打荒木、山田哲人を内角直球で仕留めスコアボードにゼロを刻んだ。「いろいろ何か起きる状況でドキドキしていたけど、自分で作ったピンチだったのでゼロで抑えたかった。気持ちで勝った」。  失敗を糧にした。前回17日のDeNA戦は5回4失点で4敗目を喫した。「なるべく不安を減らすようにはしてきた」。前回登板は高めに浮いたボールをたたかれたが、「結局フォームが原因でコントロールができなかったので、そこさえできれば」と修正に自信を持ってあがったマウンドで見事に結果を出した。  金本監督も「何より秋山に勝ちがついたのがうれしい」と目を細めた。

◆ヤクルト先発のデーブ・ハフ投手の好投は、自身2勝目には結びつかなかった。7回までに8安打を浴びたが、丁寧にコースをついて得点は許さない。無四球とテンポのいい投球で打線の援護を待ったが、8回1死一、三塁で打席が回り、代打を送られた。代打荒木が三振、続く山田哲も右飛で得点できず、0-0のままま降板となった。  試合は8回に中継ぎ陣が2失点して、チームは今季3度目の5連敗。田畑投手コーチから「粘ってよく投げてくれた」とねぎらわれたハフだったが、「投球以外でフラストレーションがたまった。(6回無死一塁で失敗した)バントがうまくいっていれば展開も違った。しっかり自分の仕事をしなければいけない」と自身の犠打失敗を反省した。

◆阪神はロサリオが決勝の2点二塁打を放った。0-0の八回、前を打つ福留が敬遠された二死一、二塁で、外角高めのスライダーを「狙っていた」と逃さなかった。前進守備の中堅手の頭を越えるフェンス直撃の当たりで、2試合続けてヒーローとなった。  殊勲打の陰には首脳陣の助言があった。四回は併殺打、六回は絶好機に倒れるなど、3打席で凡退していた大砲に、金本監督は「代打も考えたが、変化球狙いでやらせてみよう」とスライダー一本に絞らせた。チームを救った4番打者は「気持ち良かったし、いいコンタクトができた」と誇らしげだった。

◆ヤクルト先発のハフはテンポのいい投球で7回無失点と好投したが、打線の援護がなく2勝目は持ち越し。「投球に関しては悪いところは特になかった」と冷静に振り返った。  8安打を浴び、走者を背負っても強気に攻め、打たせて取る投球を貫いた。六回一死二、三塁のピンチではロサリオを遊ゴロ、続く糸井を中飛に仕留めて切り抜けた。ただ、打撃で反省点が残ったという。六回無死一塁でバントを失敗して三振し「うまくいっていれば試合の展開は違った」と悔やんだ。

◆打線が沈黙したヤクルトは借金が10に膨らんだ。小川監督は「安打数も少ないし、つながらない」と肩を落とした。下半身のコンディション不良で2軍調整していた畠山を5番に据え、青木を2番に置くなどして打線を組み替えたが、わずか4安打に終わった。  八回一死一、三塁の好機も代打荒木が見逃し三振、山田哲が右飛に倒れて秋山を攻略できなかった。3打数無安打の畠山は秋山について「制球がいい。高いレベルだったが、全部が打てない球ではなかった」と悔しさをにじませた。

◆阪神がロサリオの2点適時二塁打でヤクルトに連勝。阪神・秋山は8回101球5奪三振無失点の好投で、今季4勝目(4敗)を挙げた。以下は、試合後の秋山の一問一答。  --今季4勝目  「立ち上がりからどうなるかなというような内容だった。こうやってゼロを並べられて、ここに立ててうれしい」  --投球内容は  「何がよかったかっていう球はなかった。負けない気持ちじゃないですかね」  --八回にピンチを迎えた  「いろいろ何かが起きる状況ではあったので、本当にドキドキしていた。自分で作ったピンチだったし、ピンチでもこうやってマウンドに立たせてもらっていたので、ゼロに抑えれば絶対いいことが起こると思って、力を出し切った」  --今後に向けても、大きな1勝  「きょうチャンスでことごとくトロ(ロサリオ)が打てていなかったので、返球が元気がなかった。大事なところで、いいところで打ってくれて。また、明日からも元気に頑張ってほしい」  --次回、どんな投球を見せてくれますか  「まだまだ状態は、上がってくると思う。また、1週間しっかり調整して僕が投げる試合は全部勝つつもりで頑張りたい」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
261510.634
(-)
0
(-)
101197
(-)
161
(-)
43
(-)
25
(-)
0.251
(-)
3.57
(-)
2
(-)
巨人
222010.524
(-)
4.5
(-)
100213
(-)
178
(-)
38
(-)
21
(-)
0.275
(-)
3.97
(-)
3
(-)
DeNA
201920.513
(↑0.013)
5
(↑0.5)
102158
(+3)
155
(+2)
49
(+2)
28
(-)
0.249
(↑0.001)
3.33
(↑0.04)
4
(↑1)
阪神
202100.488
(↑0.013)
6
(↑0.5)
102130
(+2)
155
(-)
22
(-)
25
(-)
0.227
(↑0.002)
3.35
(↑0.08)
5
(↓1)
中日
202310.465
(↓0.011)
7
(↓0.5)
99176
(+2)
189
(+3)
30
(+1)
27
(-)
0.26
(↑0.001)
4.04
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
152510.375
(↓0.01)
10.5
(↓0.5)
102170
(-)
206
(+2)
34
(-)
24
(-)
0.25
(↓0.003)
4.43
(↑0.05)