日本ハム(☆9対4★)楽天 =リーグ戦7回戦(2020.08.18)・札幌ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
10000003041011
日本ハム
42010200X91512
勝利投手:上沢 直之(3勝2敗0S)
敗戦投手:弓削 隼人(3勝2敗0S)

本塁打
【楽天】田中 和基(1号・8回表2ラン)
【日本ハム】中田 翔(18号・1回裏2ラン),大田 泰示(6号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆日本ハムは1点を先制された直後の1回裏、中田の2ランなどで4点を奪い、逆転に成功する。その後は4回に大田のソロが飛び出すなど、終わってみれば15安打で9得点を挙げた。投げては、先発・上沢が7回1失点の好投で今季3勝目。敗れた楽天は、先発・弓削が乱調だった。

◆日本ハム近藤健介外野手(27)が1点を先制された直後の1回1死二塁、楽天先発弓削から左中間を破る同点適時二塁打を放った。 「前のバッターがいいリズムでチャンスをつくってくれたので、積極的にいきました。(同期の)上沢が投げているので、もっと援護できるようにしたいです」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が3試合連続となる18号2ランを放った。 同点に追いついた直後の1回1死二塁。カウント1-1から弓削の変化球をすくい上げ左翼スタンドへと運ぶ1発。「コン(近藤)が目の前で同点にしてくれたので、楽な気持ちで打席に入れた。難しいカーブだったけど、うまく打てて勝ち越すことができてよかった」とコメントした。 これで15日ロッテ戦での16号、16日同戦での17号に続いて3試合連続の本塁打となった。

◆日本ハム中島卓也内野手(29)が、1回2死満塁で4点目の適時打を放った。 楽天先発弓削の3球目、三遊間をしぶとく破り左前に運ぶ適時打。「もう1点、追加点が欲しい場面だったので、チャンスで打つことができてよかったです。久しぶりにヒットが打ててホッとしました」と話した。 15日ロッテ戦以来2試合ぶりの安打、7月10日オリックス戦以来となる打点をマークした。

◆楽天鈴木大地内野手が、31歳の誕生日を先制適時打で祝った。 1回、楽天先頭の小深田がセーフティバントと日本ハム上沢の悪送球で二塁へ到達。鈴木大は2ボールから146キロ高め直球を右前へはじき返した。先制点を挙げ、一塁上で手をたたき喜んだ。 8月の月間打率が4割1分8厘と絶好調。勢いそのままに結果を出した。「打ったのはストレートです。31歳の誕生日にタイムリーが打てて、両親、家族に感謝です。頑張ります」とコメントした。

◆日本ハム渡辺諒内野手(25)が、3試合連続安打となるタイムリーを放った。 2回2死満塁で、弓削の3球目を中前へはじき返す適時打。楽天の中堅手辰己が捕球をミスする失策も絡んで、二塁走者もホームへかえり2点を追加した。「みんなでリズムよく攻撃できていたので、いい流れに乗って打つことができました。まだまだ試合は序盤なので、この後も集中してプレーしたいです」と気を引き締めた。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)が6号ソロをかっ飛ばした。 4回先頭の第3打席で、弓削の5球目を右翼席へと運ぶ1発。「先頭バッターとしてチャンスをリメークしたい場面で、しっかりジャストミートしていきたいという気持ちでした。その中で角度がついてくれて、ホームランになってくれました」と話した。 1回第1打席で左翼線への二塁打、2回の第2打席では遊撃内野安打を放つ活躍で、今季5度目の猛打賞を記録。「北海道シリーズ 2020 WE LOVE HOKKAIDO」期間中で、北海道白老町にオープンしたアイヌ文化復興・創造の拠点「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を記念してアイヌ文様がデザインされた限定ユニホームを着用しており「ウポポイユニフォーム、すごいです」と笑った。

◆日本ハムキラーの楽天弓削隼人投手(26)が7回途中106球、15安打9失点と崩れた。被安打、失点はともに自己ワースト。 1点を先制してもらった直後の1回1死二塁、近藤に同点適時二塁打を許すと、続く中田に2ランを浴びた。その後も打ち込まれ、この回打者一巡で6安打4失点といきなりつかまった。 2回には渡辺に2点適時打、4回には大田にソロを浴びた。5回は3者凡退に抑えたが、6回に大田に適時打を許すなど、1死満塁としたところで森原へ交代を告げられた。 日本ハム相手には、試合前時点で4試合に登板し3勝0敗、防御率1・04。札幌ドームでは1年目の昨季、初完封初勝利を上げた。相性にいい相手、マウンドだったが、結果を残せなかった。 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(弓削に)「状態が悪く体も重そうでコントロールも悪くキレがなかった。今日の投球をしっかり反省して、次に生かしてほしい」

◆楽天弓削隼人投手が7回途中、ともに自己ワーストの15安打9失点で2敗目を喫した。初回に中田の2ランなど打者一巡6安打4失点と崩れた。 試合前時点で4戦3勝0敗と好相性の相手に「立ち上がりから良くなかった。試合を作れず申し訳ないです」と悔やんだ。被安打15は07年一場の18に次ぎ13年田中と並び、球団ワースト2位タイ。チームは引き分けを挟み今季3度目の3連敗。ロッテに抜かれ今季初の3位に転落した。 ▽楽天三木監督(6回途中9失点の弓削に)「いろんな判断の中であそこまで投げてもらった。ゲームで放ることによって、いろいろ感じることがあると思う。本人ともいろんなことを話しながら、先へ進めたい」 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(弓削に)「状態が悪く体も重そうでコントロールも悪くキレがなかった。今日の投球をしっかり反省して、次に生かしてほしい」

◆楽天は1回、鈴木大の適時打で先制。日本ハムはその裏、近藤の同点打、中田の2ランなどで、序盤3回までに5点をリード。 日本ハムは4回、大田が6号ソロ。6回には大田の適時打、清水の犠飛でリードを8点に広げた。先発上沢は6回まで1失点投球。 日本ハムが今季最多タイの15安打を重ね、9得点で快勝。先発上沢は3勝目。楽天は引き分けを挟んで3連敗。弓削は2敗目。

◆楽天が引き分けを挟み今季3度目の3連敗で、ロッテに抜かれ今季初の3位に転落した。 1回に小深田のセーフティーバントに日本ハム上沢の悪送球が絡み無死二塁とし、31歳の誕生日を迎えた鈴木大が右前適時打で先制。だがその裏、先発弓削が打者一巡6安打4失点と崩れ、流れを渡した。2回以降も続投したが、自己ワーストの被安打15、9失点で6回途中でマウンドを降りた。 三木監督は「いろんなことをしっかり準備した中でチームとしてマウンドに上がってもらいましたが、力が出せなかった。コントロールが定まらず、甘いところにボールが集まったところをファイターズの打線に打ち返された」と課題を挙げた。2回までに6失点ながら6回途中まで続投したことに「もちろん勝つためにやっている。いろんな継投の考えもありますが、今日はいろんな判断の中であそこまで投げてもらった。いろんな見解はあると思いますけど、ゲームで放ることによって弓削もいろいろ感じることがあると思う。また本人ともいろんなことを話しながら、これからの先に向けていろいろ整理して進めていきたい」と考えを口にした。 引き分けを挟み3連敗。「僕も含めてチームとして反省して、そのことに向かってまた取り組んでいかないといけない。選手は力を出そうと思ってやっているわけだから、選手だけがもちろん悪いわけじゃない。僕たちもそういうところでいろいろ助けられるようにならなきゃと思う。チーム全体として、しっかり振り返らないといけないゲーム。しっかり進めたい」と振り返った。 今季初の3位転落には「試合をしていると数字はついて回ってくるもの。意識するな、という方が難しいですけど、そんなことよりも毎試合毎試合戦うために最善を尽くして、1試合1試合やっていくところが全てだと思う。しっかり明日も戦いたい」と話し、次戦を見据えた。

◆専大松戸出身の日本ハム上沢直之投手が7回を7安打1失点で、今季3勝目。リーグトップの打率を誇る楽天打線相手に、今季自身初の2桁となる10三振を奪った。 立ち上がりの1回、先頭の小深田に意表を突かれるセーフティーバントを決められると、続く鈴木大に右前適時打を許し、試合開始早々に失点。だが「最少失点なら」と、気にしなかった。1回1死一塁で、浅村を内角シュートで空振り三振。2死一、二塁では、苦手のロメロを内角高めのシュートで詰まらせた。最後の同一カード6連戦で、内角を果敢に突いて「明日以降に投げる投手の指針になれたら」と、連勝への手応え十分だ。 この日、母校が高校野球の千葉大会決勝で惜敗。「これからまた、新しい目標に向けて頑張って欲しい。いい投手だなと思って見てましたよ」と、後輩球児の姿に刺激を受けていた。

◆日本ハム中田翔内野手が、キング独走の3試合連続アーチを放った。同点とした直後の1回1死二塁。荒れ気味の楽天弓削のカーブ116キロを捉えた。 左中間席の深いところで弾む、決勝18号2ラン。「難しいカーブだった。しっかり引き付けて打てた」。打った瞬間、スタンドインを確信した観衆が拍手で盛り上がった。18本塁打、59打点でリーグトップをひた走る。楽天浅村の前でハッスルしたが「意識したらダメ。順位は意識せずにやっていきたい。まだまだバットを振っていて状態がいいとは思わない」。12日ロッテ戦では自己最多の1試合6打点など量産中だが、満足していない。今月5度目の勝利打点を挙げた。「僕にとって、すごく大きなもの。打点はみんなの協力あってのことなので1打点、1打点に価値がある。大事な試合が続くので、最後まで諦めない姿勢を見せたい」と思いは強い。栗山監督は「(決勝弾は)大きいよね、先っぽでしょ、あれ」と称賛した。上位進出へ、主砲の一振りが起点になる。【田中彩友美】

◆日本ハム近藤健介外野手が2安打1打点で、打率を3割4分9厘に上げた。 先制された直後の1回1死二塁、楽天弓削から左中間を破る同点の適時二塁打を放ち、「前のバッターがいいリズムでチャンスをつくってくれたので、積極的に行きました」。先発し3勝目を挙げた同期・上沢をバットで援護した。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が、キングの貫禄を示した。18日楽天7回戦(札幌ドーム)の1回、3戦連発となる決勝の18号2ランを放った。18本塁打、59打点でリーグトップを快走、2位との差をさらに広げた。チームも主砲の1発を含め、打者一巡の4得点であっさりと逆転。プロ初勝利初完封を献上するなど、苦戦を強いられてきた楽天先発の弓削を攻略した。勢いは初回、爆発した。1-1の同点とした直後の1死二塁。中田が荒れ気味の楽天弓削の116キロカーブを、無駄のないスイングで捉えた。「しっかり引き付けて打てた」。打った瞬間に観衆が拍手で盛り上がるほどの確信ある一撃。打球は左中間席の深いところで弾んだ。決勝アーチとなる18号2ラン。主砲の3試合連発で、すぐさま主導権を奪い返した。 この一振りで勢いに乗ると打者一巡の猛攻で、一挙4得点。6回途中までに9点を奪い、これまで1度も勝てなかった天敵をKOした。弓削には昨季、札幌ドームでプロ初勝利を初完封で飾られるなど、登板4試合で3勝0敗、防御率1・04と苦杯を飲まされてきた。小笠原ヘッド兼打撃コーチは「選手個人個人の攻める気持ちが、うまくハマった」。苦い記憶を、爽快に拭い去った。 チームに勢いを付けた中田は18本塁打、59打点で2つの打撃部門で独走態勢だ。だが「意識したらダメ」とタイトルには無関心を貫く。今季5度目の決勝打には「僕にとって、すごく大きなもの」と満足げだった。12日ロッテ戦では自己最多1試合6打点など打点は量産中。「打点はみんなの協力があってこそ。1打点1打点に価値がある」と思いは強い。栗山監督は「(決勝弾に)大きいよね、(バットの)先っぽでしょ、あれ。よくあそこまで持っていけたし」と称賛した。 異例の開幕となり、組まれた同一カード6連戦は、今カードで最後になる。上位進出へ、主砲の一振りが強い意味を増していく。中田は「大事な試合が続くので、最後まで諦めない姿勢は見せていきたい。まだまだバットを振っていて、状態が良いとは思わない。まだまだ打てると思っている」。飽くなき向上心を抱き、勝利へ導く一打を重ねていく。【田中彩友美】

◆7月15日に出場選手登録を抹消され、再昇格後、初スタメンマスクの日本ハム清水優心捕手が好リードを見せた。 フル出場を果たし、先発上沢を7回1失点に導いた。「『(調子は)ちょっと良くなかった』と話していたけど、いつも以上に良い球がきていた」とうなずいた。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)が今季初の4安打と大暴れした。圧巻は4回。楽天弓削の外角直球を、反対方向の右翼席に運んだ。「良い感じで良い角度でボールも伸びてくれたので、自分でもびっくりな感じ。久々にあっちの方向に本塁打を打ったので」。今季初めての右方向へのアーチだった。 1回は左翼線へ二塁打、2、6回には単打で、三塁打が出ればサイクル安打達成という状況。8回、中堅後方を襲う大飛球は辰己の好捕にあったが、抜ければ"あわや"の一打だった。「自分の中ではそこは意識してなかったけど、(ベンチで)こんちゃん(近藤)だったりが意識させてくる」と笑いを誘ったが、「シンプルに甘い球をしっかり打つ。あれもこれも考えたら手も出なくなってしまうし、そこに自分が集中してしっかりとらえられたのは今日は大きかった」。今季最多タイ15安打を放った打線を引っ張ったのは確かだった。 固め打ちをみせた大田に、栗山監督は「もっと良くなると思うけどな」とさらなる期待をかける。大田は「上位のチームとの6連戦を勝ち越して、また明日も勝てるように」と前を向いた。【山崎純一】

◆日本ハム・中田翔内野手が18日、本拠地で行われた楽天戦の一回、3戦連発となる18号2ランを放った。1点を追いついた直後。一死二塁から、相手先発の左腕・弓削の変化球を捉え、左中間席に豪快なアーチをかけた。  生還後、ベンチで同僚と"エアタッチ"をすると、最後はカメラに視線を送った。中田の勢いが止まらない。

◆楽天・弓削(ゆげ)隼人投手(26)が18日、日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し、5回1/3を今季ワーストの15安打&9失点(自責点8)で降板した。  味方打線が一回に先制も、その裏に中田の左中間18号2ランなどで逆転された。二回までに6失点。球団広報を通じて「立ち上がりから良くなかったですし、リズムも悪くなってしまいました」とコメントした。  1点を失った六回1死満塁のピンチを招いてベンチへ下がった。計106球、3四球。左腕は「試合を作れず申し訳ないです」と悔やんだ。

◆日本ハムが15安打9得点で快勝した。0-1の一回に近藤の適時二塁打、中田の3試合連続本塁打となる18号2ランなどで4点を挙げて逆転した。上沢が7回1失点、10三振の力投で3勝目を挙げた。楽天は3連敗。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29211 0.580
(↓0.012)
-
(-)
69224
(+4)
191
(+6)
56
(+2)
33
(+1)
0.241
(↓0.002)
3.470
(↓0.05)
2
(1↑)
ロッテ
28221 0.560
(↑0.009)
1
(↑1)
69228
(+6)
236
(+4)
45
(-)
44
(-)
0.247
(↑0.002)
4.480
(↑0.05)
3
(1↓)
楽天
27222 0.551
(↓0.012)
1.5
(-)
69277
(+4)
232
(+9)
57
(+1)
36
(-)
0.274
(-)
4.300
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
25242 0.510
(↑0.01)
3.5
(↑1)
69223
(+9)
224
(+4)
45
(+2)
26
(-)
0.247
(↑0.003
4.000
(↑0.02)
5
(-)
西武
21262 0.447
(↑0.012)
6.5
(↑1)
71218
(+3)
231
(+1)
49
(-)
28
(-)
0.245
(-)
4.550
(↑0.08)
6
(-)
ORIX
16314 0.340
(↓0.008)
11.5
(-)
69180
(+1)
236
(+3)
34
(-)
39
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.400
(↑0.05)