DeNA(☆3対0★)中日 =リーグ戦7回戦(2020.08.04)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:井納 翔一(3勝2敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(0勝1敗3S))
敗戦投手:福谷 浩司(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは1-0で迎えた6回裏、ソトと佐野の連続適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・井納が7回無失点の好投。その後は石田、三嶋の完封リレーで逃げ切り、井納は今季3勝目を挙げた。敗れた中日は、打線が6安打無得点と振るわなかった。

◆今季初めて1軍に昇格した中日根尾昂内野手(18)が発表されたスタメンで「1番右翼」に入った。試合前は「横浜スタジアムは初めてですが、第一印象はとてもきれいな球場だと感じました。いつも通り、チャンスをいただいた場所で全力で頑張ります」と抱負を語った。根尾は昨年9月29日からの阪神2連戦(甲子園)で1軍デビューをしているが、ともに途中出場で2試合2三振に終わっている。

◆中日浜田達郎投手(25)が4日、出場選手登録された。16年3月以来。前日3日にチームとともに横浜入りた左腕は「ファームではゾーンで勝負することと、どんどん攻めて行く投球スタイルでやってきた。ファームでやってきたことを1軍で出します」と抱負を語った。 浜田達は、12年愛工大名電からドラフト2位で入団。14年5月に初先発初完封初勝利を飾るなど頭角を現したが、左肘の故障などで16年オフから育成契約になり、昨オフに支配下に再登録された。

◆中日2年目の根尾昂内野手(18)が「1番右翼」で今季初めて1軍出場し、1回、注目の第1打席はDeNA右腕井納と対戦して見逃し三振だった。1ボールからストレート2球を空振り、4球目インコースへの148キロストレートを見逃した。 試合前は「横浜スタジアムは初めてですが、第一印象はとてもきれいな球場だと感じました。いつも通り、チャンスをいただいた場所で全力で頑張ります」と抱負を語っていた。 根尾は昨年9月29日からの阪神2連戦(甲子園)で1軍デビューをしともに途中出場で2試合2三振に終わっている。

◆DeNA井納、中日福谷が先発。2回に中日が1死一、二塁の好機をつくるも、福田が遊ゴロ併殺に倒れる。両者ともに無得点。 DeNAが4回無死一、三塁から佐野の三ゴロ併殺打の間に1点を先制。6回にソト、佐野の適時打で2点を追加した。 DeNA井納が7回無失点の好投で3勝目を挙げた。9回のマウンドは三嶋が締めて3セーブ目。中日は連勝が2で止まった。中日福谷が1敗目。

◆「ハマの宇宙人」が危機管理能力を習得した。先発井納翔一投手が7回6安打無失点で今季3勝目をマーク。 ストライク先行の無四球投球で82球で中日打線を封じた。プロ初スタメンの根尾を3打数無安打で圧倒。「キャンプ中の2軍戦で初球の直球をきれいなライト前ヒットを打たれている。それだけは避けようと思っていた」と1打席目はスライダーから入り、150キロに迫る3連続直球で見逃し三振に沈めた。 危機を想定して受け入れる思考が安定感につながっている。「どんな試合でもピンチは絶対にくる。それに対してどれだけ準備ができているか。それを自分で考えて、今のところ良い方向にいっている」と窮地で粘りを発揮。今季は5試合の先発はいずれも3失点以内で大崩れがない。この日も3度の得点圏を冷静沈着に対処した。 先発陣は若手が台頭し、唯一の30代。奇想天外な発言を繰り返してきたおとぼけキャラからの脱却しつつある。「もう34歳になりますし、もう若くもない。しっかりと経験を踏まえて、残りのシーズンを最後まで戦っていきたい」と1カ月ぶりの白星も浮かれることなく真顔で言った。【為田聡史】 ▽DeNAラミレス監督(井納について) 今季はすごく安定している。ずっと良い状態をキープしている。今日は今年1番のスタミナもあった。投げる度に良くなっている。

◆中日根尾昂内野手(20)のプロ初スタメンはほろ苦いものになった。今季1軍初昇格で「1番右翼」の切り込み役を指名。連勝中のチームをけん引する重責を担ったが、3打数無安打に終わった。 初回、第1打席はDeNA先発井納の速球に翻弄(ほんろう)された。初球ボールを見送ったが、連続の直球を空振り。最後148キロの内角直球に腰を引きながら見送るしかなかった。3回の第2打席は三飛。5回2死二塁の好機も遊ゴロに打ち取られた。8回の打席は、代打を送られ、プロ初安打は、次戦以降に持ち越された。 「ヒットを打ちたかったですが。次は絶対に打ちたいと思います。次、打てるように準備していきます」。すでに高卒の後輩、今年のドラフト1位石川昂、同5位岡林が初安打をクリアしているだけに悔しさがにじんだ。 それでも守備では自慢の肩をかいま見せた。4回無死一塁。ソトの飛球は右翼線へ飛び、チャージする根尾の前で高いバウンドで落ちた。二塁を狙おうとするソトを視界に捉えると、甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭時代、最速150キロの投手としても注目された強肩を披露。一塁へ素早く送球し、帰塁したソトをビシエドがタッチ。セーフ判定はリプレー検証でも覆らなかった。入団時は遊撃1本を宣言したが、1軍出場機会を増やすため昨秋キャンプから外野守備に挑戦。1軍での初守備をそつなくこなした。 試合後、与田監督は「状態はいいし、先頭打者として長打力もある。相手チームに与える印象も、打席も回るから、いろんなチャンスが回ればいいなという思いがあった」と起用の理由を明かした。ウエスタン・リーグでは22試合、打率2割8分2厘、16打点、2本塁打をマーク。7月29日のオリックス戦(ナゴヤ)で自身初の1試合2本塁打、6打点など、直近5試合は18打数9安打11打点の成績を残したことから、1軍昇格を決めた。「ずいぶんいい動きをしていますから、これからどんどん使っていきながら活躍してほしい」。指揮官はこの先の活躍に期待を寄せた。【伊東大介】 ▽中日福谷(今季2度目の先発も5回途0/33失点で初黒星) 前回より調子が良かったわけではないが、丁寧に低く投げることを意識した。相手より先に降りたことが悔しいです。 ▽中日浜田達(故障での育成期間を経て1588日ぶり登板で1回1安打無失点) ファームで常に1軍の舞台を意識して試合に臨んでいたので、ファームの時と同じ感覚で投げられた。少し力んでしまったかもしれません。

◆中日浜田達郎投手(26)が誕生日に1588日ぶり1軍登板を果たした。8回に3番手でリリーフ。1死から神里に二塁打を許したものの、1回を打者4人、1安打無失点で復帰登板を飾った。 今季ウエスタン・リーグで10試合、防御率1・29の成績を残して1軍切符を手にした。「ファームで常に1軍の舞台を意識して試合に臨んでいたので、ファームの時と同じ感覚で投げられた。少し力んでしまったかもしれません」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。 浜田達は、エンゼルス大谷、阪神藤浪らと「高校ビッグ3」として注目。愛工大名電から12年ドラフト2位で中日に入団した。14年5月に初先発初勝利を完封で飾るなど頭角を現したが、左肘の故障などで16年オフから育成契約。昨オフに支配下に再登録されたばかり。与田監督も「よく抑えた。あと1点を取られるとガクっと来るところでしたから、いいピッチングでした」と、浜田達の復活初戦に合格点を与えた。左腕リリーフとしての復活ロードが今後も注目される。【伊東大介】

◆中日・根尾昂内野手(20)が4日、DeNA7回戦(横浜)に「1番・右翼」でプロ初のスタメン出場。3打数無安打だった。  井納に対し、一回先頭の今季初打席は追い込まれてから内角への148キロに腰を引いて、見逃し三振。三回の第2打席も147キロに押し切られて三飛に倒れた。第3打席は0-1の五回2死二塁での同点機だったが、遊ゴロ。3点ビハインドの八回1死では代打が送られ、プロ初安打はお預けとなった。

◆中日・福谷浩司投手(29)が4日、DeNA4回戦(横浜)に先発。六回途中、7安打3失点で降板した。  「自分らしくテンポよくは投げられたし、粘り強く途中まで投げられたのですが、最後、ああいう形で、途中でリリーフに渡してしまったので申し訳ないです」  五回まで併殺の間の1失点のみ、3安打と好投を披露していた。しかし六回に暗転。先頭の1番・梶谷に中前打を浴びると、続く神里には左翼への二塁打でチャンスを拡大される。ソトに打球が直撃する適時内野安打を打たれ、4番・佐野には中前への適時打を許した。突如浴びた4連打。ここで与田監督がベンチを出て、交代を告げた。  右腕にとって2017年以来、3年ぶりとなる白星はお預けとなった。

◆DeNAが完封リレーで貯金を1とした。先発の井納が7回無失点の好投で3勝目(2敗)。八回は石田、九回は三嶋がそれぞれ3人で締めた。中日は6安打を放ちながら得点を奪えず、連勝は2でストップした。  DeNAは四回無死一、三塁とすると、佐野の三ゴロ併殺打の間に三走・神里が生還し先制。六回には無死二、三塁のチャンスを作り、ソトが中日先発・福谷を強襲する適時打を放つと、続く佐野の中前適時打で2点を追加した。

◆中日は4日、DeNA7回戦(横浜)に0-3で敗れた。  今季初昇格し、「1番・右翼」でプロ初スタメン出場を果たした2年目の根尾は3打数無安打だった。与田監督は起用について「状態もいいし、先頭バッターとして長打力もありますし、相手チームに与える印象もそう。打席も数多く回るでしょうから、いろんなチャンスが回ってくればいいなという思いもありましたけど」と意図を明かした。プロ初となる快音は響かなかったが「ずいぶんいい動きをしていますから、今日はヒットは出ませんでしたけど、これからどんどん使っていきながら、活躍してほしいと思っています」。将来のドラゴンズを背負っていく期待の背番号「7」を今後も積極的に起用していく考えを示した。

◆中日・根尾昂内野手(20)が4日、DeNA7回戦(横浜)に「1番・右翼」でプロ初のスタメン出場。3打数無安打だった。  「ヒット打ちたかったですが...。次は絶対に打ちたいと思います」  井納に対し、一回先頭の今季初打席は追い込まれてから内角への148キロに腰を引いて、見逃し三振。三回の第2打席も147キロに押し切られて三飛に倒れた。第3打席は0-1の五回2死二塁での同点機だったが、遊ゴロ。3点ビハインドの八回1死では代打が送られた。  期待されたプロ初安打もお預け。胸に抱いた悔しさは5日以降の打席でぶつけるつもりだ。

◆DeNAは井納が7回を6安打無失点で3勝目を挙げた。三嶋が3セーブ目。四回に併殺の間に先制し、六回は先頭の梶谷から4連打で2点を追加した。  井納は「素直にうれしい。まっすぐが両コーナーに決まっていた。嶺井がいいリードをしてくれたので、何とか抑えることができた」と笑顔。「もう34歳になるし、若くもない。いままでの経験を踏まえて、丁寧に低めに投げた結果、ピンチでも抑えられる投球になった。先発陣は僕以外全員20代で若いので、最後までローテーションにいられるようにがんばりたい」と奮闘を誓っていた。

◆中日・浜田達郎投手(26)が4日、DeNA7回戦(横浜)の八回に3番手で登板し、1回無失点と好投した。  「ファームで常に1軍の舞台を意識して試合に臨んでいた。ファームの時と同じ感覚で投げられはしたが、少し力んでしまったかもしれない」  0-3のビハインド。1死から2番・神里に右翼への二塁打を浴びてピンチを招いたが、その後は強打者のソトをスライダーで空振り三振。佐野も同じ球種で三ゴロに仕留め、しっかりとスコアボードにゼロを刻んだ。  左ひじの故障や血行障害など度重なるけがで育成も経験し、1軍での登板は2016年3月30日の広島戦(ナゴヤドーム)以来、1588日ぶり。力みもあるなかでの投球に与田監督も「よく抑えましたね。あと1点、4点目を取られるとホントにガクッと来るところでしたから、いいピッチングでした」とたたえた。  この日は自身にとって26歳のバースデー。今後、チームへの貢献度が増せば増すほど、復活を遂げたこの一日は、より思い出深くなる。

◆DeNAの神里が今季2度目の先発出場で4安打と大暴れした。2得点で勝利に貢献し「これまでチャンスをもらいながら、しょうもない結果だった。何とかしたい思いで臨んだ」と晴れやかに言った。  オースティンが欠場する中、巡ってきた出場機会で好結果を残した。「きょう一日で終わったら意味がない。チームとしても僕としても、どんどん上げていけるようにやっていきたい」と貪欲に話した。 ラミレス監督(完封も視野に入った井納の交代に) 「もう少し投げさせる選択もあったが、石田、三嶋と八回、九回にそろっていた。試合前からそのプランでいこうと話していたので決断した」 ソト(六回に適時内野安打) 「貴重な追加点を取ることができて良かった。また、久しぶりに複数安打でうれしい」 佐野(六回に適時打) 「前の打者がつないでくれたので、何としても走者をかえそうと打席に入った」

◆今季2度目の登板だった中日の福谷は六回、先頭の梶谷から4連打を許し、この回2点を失って途中降板した。2017年以来の勝利を狙っていたが、黒星を喫し「粘り強く、途中まで投げられたが、最後にああいう形でリリーフに渡してしまったので、申し訳ない」と悔しがった。  6回無失点だった7月28日の広島戦のようには抑えられず「前回と比べ、調子がよかったわけではないが、丁寧に低く投げることを意識した」と言う。しかし徐々に直球を狙われ、攻略されてしまった。 浜田達(2016年以来の登板で1回無失点) 「少し力んでしまったかもしれないが、2軍の時と同じ感覚で投げられた」

◆DeNAは4日、中日7回戦(横浜)に3-0で勝ち、再び貯金1とした。先発の井納翔一投手(34)が7回6安打無失点の好投で、3勝目(2敗)をマーク。プロ2年目で初先発を果たした相手の1番打者、根尾昂内野手(20)を3打数無安打に抑えて途中交代させるなど、ベテラン右腕が貫禄の投球を披露した。  ベテランの意地だった。井納は中日の先頭打者、2年目の根尾をいきなり力でねじ伏せた。  「ファーム(2軍)のキャンプで初球の真っすぐをきれいにライト前に打たれてしまった。1番打者というのもあったし、(捕手の)嶺井ともそれは避けようと話しました。何とか抑えることを考えて投げました」  昨季鳴り物入りでプロ入りした根尾が初スタメンした記念の試合。井納の脳裏には、2月12日の練習試合(読谷)で対戦した際に「1番・根尾」に初球を痛打された場面が残っていた。そのため初球の入りは慎重に、低めへ落とす133キロのフォークボール。そこから直球を続けて1-2と追い込むと、最後は148キロの直球で見逃し三振。内角へ投げ込み、根尾の腰を引かせた。  三回1死の第2打席は147キロの直球で三飛。五回2死二塁の場面でも147キロの球で遊ゴロに仕留めた。中日の"金の卵"は井納の前に自分のスイングをさせてもらえず、八回の打席で代打を送られた。井納の根尾との3打席の決め球は、いずれも2月に打たれた真っすぐ。"3倍返し"でリズムをつかむと、7回6安打無失点で、自身3試合ぶりの3勝目をマークした。  独特な言動から「宇宙人」の異名を持つ右腕も、今やチームの先発陣最年長の34歳。「ピンチは絶対に来ると心がけて、低めに丁寧に投げました。ピンチでどれだけ自分が準備できているか」。経験とともに投球の幅も広がった。今季は5試合の登板で3失点以上した試合はない。  ラミレス監督も「直球が非常によく、フォークもよかった。スタミナも十分だった」と満足の表情。チームは再び貯金生活に突入した。「先発陣は若いので、負けないようにローテにいられるように頑張ります」と井納。真夏の9連戦初戦に、ベテランが勢いをつけた。 (湯浅大)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
23122 0.657
(↑0.01)
-
(-)
83188
(+7)
121
(+2)
56
(+2)
24
(+1)
0.263
(↓0.001)
3.210
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
17165 0.515
(↓0.016)
5
(↓1)
82169
(+3)
193
(+6)
34
(-)
25
(+3)
0.249
(-)
4.640
(↓0.03)
3
(-)
DeNA
19182 0.514
(↑0.014)
5
(-)
81162
(+3)
141
(-)
44
(-)
6
(+1)
0.270
(↓0.001)
3.560
(↑0.1)
4
(-)
阪神
17182 0.486
(↓0.014)
6
(↓1)
83150
(+2)
153
(+7)
38
(+1)
31
(-)
0.247
(-)
3.730
(↑0.02)
5
(1↑)
広島
14194 0.424
(↑0.018)
8
(-)
83171
(+6)
176
(+3)
41
(+2)
15
(-)
0.282
(↑0.001)
4.420
(↑0.04)
6
(1↓)
中日
15223 0.405
(↓0.012)
9
(↓1)
80120
(-)
176
(+3)
19
(-)
7
(-)
0.243
(↓0.001)
4.060
(↑0.01)